2013 沢田研二 音楽劇 探偵~哀しきチェイサー2 雨だれの挽歌 長崎編 

沢田研二 ・・・・・・花山新太郎/ Barのマスター・私立探偵
南野陽子 ・・・・・・三沢百合子
瀬川 亮 ・・・・・・議員秘書 雨宮
若杉宏二 ・・・・・・鉄夫
すわ親治 ・・・・・・滝本
野田晋市 ・・・・・・吾郎
有馬自由 ・・・・・・中川警部補
山崎イサオ・・・・・国会議員 三田村
小椋あずき・・・・・ママ
小飯塚貴世江・・少年探偵 木戸アキラ
東風万智子 ・・・・直子


演奏:久保祐子

<東京公演 3.14~3.26>
<広島公演 4.9~4.10>
<大阪公演 4.12~4.14>
<栃木公演 4.20~4.21>
<福岡公演 4.27~4.28>
<名古屋公演 5.9~5.11>

<長崎公演 5.5>


5月5日(日・祝)晴れ   長崎市公会堂  昼の部1回公演-1
14:00~16:25ごろ  S席

音楽劇の遠い街シリーズ 今回は札幌、大阪、福岡公演もパスして思い出の地、長崎公演を楽しみに
昨年の10月の申込みのさいには、そんなテンションだったのに
2013年になってお正月のお髭のJulieになにやらテンションが下がったひともいれば上がったひともいて
大阪のLIVE終了後には 大阪の探偵さんやっぱり観たくなり日帰り2回鑑賞にしたり
節分過ぎたころには栃木の探偵さん日帰りを泊まりにして急遽1枚追加したり
三日前に急遽決断した福岡の探偵さんだったり、初日を観る前だったり、ぎりぎり間際だったり
追加鑑賞ばっかりで、何か月前に届くチケットより、急遽で当日券のほうがわくわくドキドキ感が増して
44年ぶりの長崎公演の前に急遽の福岡のたびをして、長崎の下調べもすることなく向かえた当日

一番の目的は雨だれの挽歌を聴くこと
二番目はその地域でマティーニ味わうこと
三番目はその地域のさんぽ

きっちり計画たてることなくいきあたりばったりでもいいかなと
誰かのおかげ、主治医のセンセイのおかげで 楽に生きるにはあばうとな性格になることらしいので
最近は、せっかかちな性格から、のんびりモードな性格へと移行して、でおくれぎみになったり

ゴールデンウィークのスタートには福岡1泊2日のたび
ゴールデンウィークの締めには長崎日帰りたびなど思いもしなく2泊3日のたび
44年ぶりのひともいれば何度目かの長崎、親戚に会えるいい機会なひともいたり

ゴールデンウィーク後半の羽田、混雑することもなく 大きな飛行機もパラパラな乗客
どっしりなひともいなく、軽々すいすいと15分も早めに長崎空港到着
旅の道連れとリムジンバスに乗って、目的地で下車
下車してから宿泊先まで路面電車でもすぐ、歩いても10分ぐらいってことだったので、てくてく
信号がなくてあたふたしたり、やっとみつけた信号は路面電車の信号で、
いつも信号で管理されている歩道も 慣れない地域で道路渡るのもたいへんなんてココロの中で

そんなこんな立夏の日、夏のような陽射しに、ちょっぴりくじけそうなふたり
通りからほどなくの宿泊先、まだチェックイン前なので荷物預けて、近場で食事してから会場入りの計画

お酒飲むところはあっても 食事処が少ないことにおどろいたり、飲食店のビルがシャッタービルになっていたり
観光地から外れたところは なんだか時間が止まっている気配だったり
ようやくみつけた食事どころは 昭和の香りがしたり
長崎市公会堂へ行く前に、横浜のみなとみらいじゃない野毛界隈のような香りも感じたり
44年ぶりの長崎に ずいぶん変わったではなく、あのころのつづきの長崎を感じたり

路面電車で公会堂前駅で下車、夏のような陽射しに地元長崎のひとたち、日傘を差して
1922人収容の長崎市公会堂、探偵さんの遠い街シリーズで一番大きな会場
ゴールデンウィークの子供の日、みんなどこかでかけて集まってくれるかなぁって
心配もよそに、いっぱい集ってくれて

入場して、まずはお互いの座席チェックなどして、近くてよかったねってして
舞台の高さがずいぶん高いねってしながら、いつもの初めての会場チェック、2階席の探検に
どっから行く?この手すりに沿って行けば2階席ってことで、てすりの支えも借りながら
客席の端っこ壁側の階段、ひとつひとつ確認しながら2階席までたどりついて
2階席から舞台の眺めは?緞帳が下りているから感じとれないけれど
段々が高めの2階席からは舞台がすごく見やすそうって

いつものように行列に並んで、たったひとつにほっとして
旅の道連れとお互いに早めにつかなくてもいい座席に座って
周辺は知ってる方々、パラパラの搭乗客仲間たちだったり、開演まであれこれ
大きい会場だけど2階席から観えるかしらねって

後ろを振り返ったら、
さっき上って行った周辺まで立ち見のひとがいっぱい

テレビにでていないJulieだから、久々に観るひとたち、Julieってわかってくれるかなぁ
そのために、
くまモンみたいにどっしりと、舞台にで~んとだから

きっとあれがって、
歌声聴いたら やっぱりあれが沢田研二かなって
きっと実感してくれるわよ

そんなこんな福岡より2倍も大きな会場に
立ち見のひとまでいっぱいの会場に
あれこれ思う私たち


段々になってるから見やすそうねぇとかしているうちに、開演時間ちょっと過ぎて
客席の壁にある時計が2時2分過ぎたころ
ピアノの軽快なメロディーで、檻の中にいる虎さん模様の緞帳が上がった

上手方向、舞台のカーテン方向からサの文字を持ったトークショーから4日ぶりのJulie登場
舞台の高さがずいぶん高く感じたけれど、段々になってる席からは足元まで確認できて
帝国ホテル富士の間では後方端っこからせなかがたくさんの人の背中越しで、
Julieのほっそりなおみ足拝見できなかったから


音楽劇
探偵
哀しきチェイサー2
 
定位置に文字を置いて、そろったところで フラッシュみたいな点滅する照明の中、
サの文字を定位置に置いて 記念のパチリ
毎回思うけれど、どこをみつめているJulieかしら、Julieから真中で観てねってチケットが届かないから
ちっとも確認できやしない


帝国ホテルでは遠くておまけに端っこだから、4日ぶりのJulieのお顔どんな?なんて気にしていたのに
ついつい並んだ文字をみつめてしまいJulieの表情を見逃して残念
足を運んでるわりに ちっともJulieをみつめていなく あぁ もったいない
瞳がすいよせられないってことは、素敵!なんて思える表情じゃないのかなぁ

それからみんなで移動しながら
昭和34年 秋 神戸元町?

Julieはいつものように舞台の真中で 大道具の監督さんもしているのに
左手はBarフエアウエルの舞台セットを誘導し、右手は舞台天井から赤いカーテンを誘導して
両方が程よくな位置になったところでJulieのOKサイン、両手で〇文字をして

暗転の中、壁に寄り添って、タバコに火を灯しているところ
火が灯ったところでイントロ
遠くをみつめるJulieだった? あれJulieを観ていない?
誰をみつめていた?

♪哀しきチェイサー♪
タバコの煙燻らせながら歌っているJulieに合わせて
吾郎ちゃんと直ちゃんがゆっくりなマイムして
少年探偵アキラ君は櫛でリーゼントをなでつけるマイムだったり
他の役者さんに目がいって
Julieが移動しながら歌っているのみつめていなかったのかなぁ
あぁ なんてもったいないことを

最終日は S席だけどJulieがどこみつめてるの?なんてぼ~な席だから
そんな日の前夜は 程よい距離から じっくりみつめよう
Julieを
コンタクトの調子がいいことを祈って


雨降りの夜
Barフエアウエルのドアを初めて開けたナンノちゃん
ナンノちゃんの表情が いろんな地域の余韻が重なって回を重ねるたびに色濃くなったみたい



う~んとドライなマルチニを注文するナンノちゃん
丁寧に注文を受けるJulie

ナンノちゃん好みのマルチニ
ベルモット1滴にあとはジン

平成の長崎
思案橋のBarで飲んだマティーニを思い出しながら

昭和の神戸
元町のBarでJulieがつくるマルチニに想いを馳せて


お髭のマスターがつくるマティーニは
ジンとベルモットが6対1の割合で普通バージョン


キンキンに冷やしたステンレスのグラスとミキシンググラスに
アイスピックで砕いた氷を入れ


キンキンに冷やしたベルモットは ノイリープラット
思案橋のBarはジンもグリーンボトル 
キンキンに冷やしたタンカレーのロンドンドライジン アルコール度数は47.3%
 

グリーンボトルのドライジンをメジャーカップの大の方で3回測り
ミキシンググラスに注ぎ

ドライベルモットの蓋を開け Julieはミキシンググラスにほんの一滴

お髭のマスターは メジャーカップで1回測って
ミキシンググラスに注ぐ



長崎のJulie
ミキシンググラスに左手添えてステアする指先もイキイキ 音もいい響きだったけれど
そんなJulieの指先をまじかでみつめてみたかったけれど

Julieと同じようなレジメンのネクタイにペンシルストライプのベスト
おまけに LIVEのときのJulieのようにシャツの袖口くるっと捲って
そんなマスターの指先 まじかにみつめ
ミキシンググラスに添える指先 ステアする指先 
数時間前にみつめたばかりのJulieの指先の余韻を重ね合わせながら ステアする音を楽しんで

  

マウター加減でステアしたら
ステンレス製のカクテルグラスに入れた氷を捨てる

そして カクテルピンにさしたオリーブではなく
誰かみたいに まるまるとした大きなオリーブをカクテルグラスの縁に飾って

まるまるとした大きなオリーブは
クレスポ クィーングリーンオリーブ
  


テーブル席じゃないので すぐ目の前で
ミキシンググラスを高い位置に持ってカクテルグラスに注ぐ


そして仕上げは
Julieと同じように レモンピールをグラスから離れたところでぎゅっとして
カクテルグラスの縁に ぐるっとして香りづけ

一瞬だったので パチリする間もなく ただただ みつめて


バーテンダーの手の動きに 拍手したくなるほど
職人さんの指先が気になっちゃう性質だから 

舞台でマルチニつくるJulieの指先も じっくりみつめたいけれど
なんせ マルチニに近い場所での鑑賞の機会もなくなので




レモンの皮をナイフで削ぎ切りするところから
マスターが再現してくれた瞬間をパチリ
そして レモンピールの油分がでる瞬間もお水を入れたグラスに再現してくれたり
マティーニ作る講習会もしてくれた優しいマスターでした

  


カクテルグラスの下に指先添えて ナンノちゃんにどうぞってするJulieみたいに

Barの照明に照らされキラっと光るステンレスのカクテルグラス  
  

 キンキンに冷えたベルモットはノイリプラット
 キンキンに冷えたジンはタンカレーのロンドンドライジン
 まるまるとした大きなオリーブはクレスポ クィーングリーンオリーブ
 

グリーンづくしのドライマティーニ
  


 冷たいうちに 3口でだけど
 一口飲んでは大きなオリーブをちょっとかじって
 二口飲んでは 
  
  

  博多で飲んだ ベルモットはスプレーで香りづけ
  ほぼジンを経験したので
  大きなオリーブ食べながらだから
  なんだか飲みやすいマティーニだったかなぁ
  


思案橋のマティーニの味を思い出しながら 
長崎のJulieのこと


滝本さん騒動のとき
ナンノちゃんに 頭を下げる場面
自分が悪くないけれど お客様に頭をさげるバーのマスター
4日前の帝国ホテルでのトークショーのとき
かつみに謝ったときのことを話していたけれど
昨年は そんな報告をしてくれたJulieに ほろっとして ついついえらかったねぇって

自分が悪くなくても 相手に頭をさげられる勇気 ココロが大きくないとね
そうすることで 前に進めるものね
そんな場面のJulieの立ち位置が少し変わっっていたけれど
いつからだったっけ?
以前は もっとカウンターよりだったけれど 客席寄りになって
まぁるいカーブもイキイキだけど 演技とはいえ、深々と頭をさげるJulieは必見
見た目のカッコ良さじゃない部分のカッコ良さ 
ちょっと切ないJulieの横顔も見どころ

Julieの嬉しい表情も 悲しい表情も 楽しい表情も 哀しい表情も
少女のころから今までに いろんな表情のJulieをみつめてきたけれど
お芝居はそんなJulieの、今までの表情の積み重ね

演じているJulieの表情にさえ あのときは こんな表情だったのかなぁって


ナンノちゃん、バーにやってきた本来の目的を告げると
探偵の仕事が入ったJulieの表情

いろんな地域の積み重ね 更にパワーアップ?
ネクタイをきりりとする表情が凄く嬉しそうだったり
奥の部屋で 二人きりで話したそうにするJulieの表情
ナンノちゃんのつれない言葉に、しょぼんとする表情まで
大昔のでんすけ劇場みたいな喜劇を観てるようで
笑いの中に ちょっぴり切なさも混ざって

自分の演技に反応する客席  客席の反応がJulieの身体に染み込んで更に進化して 
一方通行な映像の世界では味わえない客席の反応、生のステージ、舞台に拘るJulieの理由


嘘でもいいから恋人同士な気分で
長崎市公会堂 照明はどっからだったのかなぁ
いつもなら ふたりの歌とダンスの場面、明るい照明があたるのに ちょっぴり暗め

立夏の日の長崎は、街の中では半そで来てるひともいて
日傘とサングラスがほしいくらいの眩しい陽射し
そんなわけで さんぽの途中に水たまりもないので Julieの横跳びジャンプは晴れの日バージョン

躓き加減のちょっぴり横跳びじゃんぷは栃木の雨降り限定バージョンだったのね
晴れの日だってすってんころりんするんだから
いくら長靴もどきのブーツを履いても 足元は弾まないようにねって
ふたつめの雰囲気だけのじゃんぷは意味があったのね


♪酒場の夜に♪
Julieがつくるハイボール、飲みたい気分にさせてくれて
Julieが砕いた氷がグラスの中で 音をたてて
ナンノちゃんのようにハイボールのみほすたびに Julieの指先がおまけでついて




ワルな政治家なのにダンディーで
もっと拍手をが定番になって、
そういえばトークショーのJulie 久々にもっと拍手してと言ったり
そこは拍手するところじゃないでしょだったり
Julieと同じ考えのパラパラの拍手に
Julieの計算だと、ひとりの拍手が10万人ぐらいのパワーだったようで

ダンディーな人差し指、いつ以来だったかなぁ
少女のころに出逢った生フォーメイツだから 感慨深い人差し指にドキ!
44年ぶりの長崎に おまけもらえた気分
帽子は遠くに無事に飛んで


政治家を訪ねてくる探偵さん
挨拶のときの帽子のマイムは普通に戻って
福岡最終日だけの限定バージョンだったのかな

ソファーにで~んと腰掛けてのJulie 帽子を目深にかぶっているけれど
帽子のつばの向こうにいる 瞳の奥は じぃーーーっと客席方向向いているのね
見逃したらもったいない場面
政治家の机に 軽く腰掛けるたびに雨降りの栃木の夜を思い出して
ほんとJulieって思い出を作ってくれるのね
  


Julieの右耳に挟んだタバコ
福岡で発見したけれど 前からだったの?
観るたびに 新たな発見だけれど 東京でもやったのに、みつけられなかったのかなぁ

Julie演じる花山新太郎さん
バーのマスターから探偵さんモードのとき
政治家の秘書の話を聴くとき
右の耳たぶじゃなく 耳輪(helix)の部分を触るクセ
探偵さんの妙なクセは 途中からだったかなぁ




撃たれたマイムで 舞台に倒れ込むJulie
撃たれた瞬間に 今日はどっちに向いて倒れようかなぁって
瞬間のJulieの表情も必見
そして あらそっち向きなのねって
  
右足を高く上げながら45度の方向に まぁるいカーブがキレイなラインで
そのラインに右手を添えて ここを打たれたのってマイム
床に流れる前髪のラインもキレイ



この状態で起きあがるので 身体は斜めな感じで 前髪も少しハラリとして
立ちあがった瞬間にズボンの汚れをはらうようなマイムもあったかなぁ


Julieがバーの常連さんに まかしとけって自慢した企み
無事に成功して ほっとする瞬間の表情も必見
長崎市公会堂の 1階席と2階席 そして2階席の立ち見のひとたち
よかった!と安堵の拍手いっぱいだったかな

福岡も拍手多かったけれど 倍の収容人数だから
拍手の音も 大きかった


Julieはテーブル席に移動して
割るな政治家から 百合子さんのために無事に?だましとったオカネ
確認するまえに
倒れ込んで乱れた前髪を まずは後ろへかきあげて
このタイミングで髪をかきあげる仕草は あるときとないときと
Julieの右手が髪に触れた瞬間 待ってました!と 拍手したい気分のひとは
あら 今日は そんな気分なのねってココロの中で 密かに喜んで


吾郎ちゃんと直ちゃんののど自慢
下手に歌うのも大変そう
エースの4番がいるから3番なのね
そして 鐘ひとつの前に 突然滝本さんが登場し
名前がわからない楽器と可笑しな表情

歌舞伎でも 上手袖に 拍子木だけのひともいて
いいタイミングで登場するから ついつい滝本さんにも注目
直ちゃんの足首 もうテーピングだか包帯していなかった
完治したみたいでよかった


探偵さんの途中で雨に降られたJulie
ジャケットの雨粒はらうマイムは 地域が違っても変化なく
帽子はそのときどきで さらっとだったり
手に持って丁寧に雨粒をはらう指先のときも


おでこや頭を指差しして性分やっていうとき
「道楽」も いつからだっけ?



鉄兄ぃと吾郎ちゃんの最後の場面
福岡では ほろっとしたけれど
長崎では
鉄兄ぃの生まれ故郷だものその ほろっとする場面に
鉄兄ぃの長崎弁に、客席から いっぱいの拍手
福岡の会場の倍もある大きな会場だから 拍手も いっぱいで
あまりの拍手に ほろっとなるより よかったね!の気分

鉄兄ぃのセリフも吾郎ちゃんのセリフも 聴こえないくらいの大盛り上がりの客席

いつもと違う お芝居の雰囲気になって
笑ったり ほろっとなったり
なんだか レトロな
でんすけ劇場観ている気分にもなったり


それだけじゃ終わらないのがJulieの音楽劇
笑いだけじゃなく 切ない場面も


2度目のマルチニ
福岡初日には Julieの涙も香りづけされたけれど
最後のマルチニつくるJulie
心惹かれたひとの嘘を暴きながら マルチニつくるときの気持ちが、
心の動きがセリフの間になって、福岡初日のようなJulieだった

マルチニを嘘をついた百合子さんにどうぞってして、さっさとカウンターにもどるJulie
心惹かれたひとに嘘を暴かれて マルチニ飲みたい気分じゃなくなって

でも やっぱり 嘘を見抜いたひとに また逢いたい気持ちで
ずぅっと先のマルチニを注文する百合子さん

ナンノちゃんがドアをあけてバーを去ったあとのJulie

いっぱい哀しくて いっぱい切なくて 深いため息は表情だけで

ぽつんといるマルチニ
鑑賞する場所によって照明の当たり方も違って見えるのかなぁ
キラッっとしてなくて なんだかよけいに切なく感じて
名古屋で同じ場所から再確認しよう




くまモンみたいに
で~んとしているけど 、くまモンにはだせない
うっとり 、耳に 心に 響く歌声に

あ! 沢田研二だ!って、感じてくれるわよ

隣にぽつんと真っ赤な座席 、遅れて来るのかなぁ
それとも
2幕めから
それとも
雨だれの挽歌だけ
聴きに来るかなぁ

なんて幕が上がる前におしゃべりしていたけれど


最後まで真っ赤な座席と並んで


♪雨だれの挽歌♪
Barフエアウエルのガラスのドアがちょっぴり斜めに見えて
Julieが店内の電気消して、

あら! 広島、福岡以来の三度目のパープルを発見 
Julieの後ろがパープル色に染まって

それだけでテンションが上がるひともいて
そして 椅子に座って歌い、そのまままっすぐな方向で客席をみつめて歌うJulie

あんまりJulieの瞳の奥のパワーが強いものだから
瞳にすいよせられるひともいて


最後に
まぁるいカーブを駆使して
身体を横にむけて どうだーーーーー
って
   涙の雫ふきふきしたパープルの薔薇添えて

くまモンみたいなまぁるいカーブを見せつけておきながら
女子みたいな言葉使いも上手だけど

女子みたいな妖しい身のこなしも上手なJulieだから
斜めな感じて楚々として
な雰囲気を感じさせてくれたりしながら
メトロまでの道のり ゆっくり歩いて


♪灰色につつまれて行く~


ゅ・く・ぅーーーーーーーー

「く」が 凄く 印象に残った歌い方だったかなぁ



程よい距離の段々の座席だったから
ほっそりなJulieの足元を包み込むように
環になった花柄?みたいな模様の照明、ちゃんと見えたはずなのに
足元チェックしそこなって残念

なんど聴いたって
なんども聴くから Julieの歌声 歌う表情がいっぱい重なって
暗転の中、パープルの薔薇模様で涙の雫ふきふき 

幕があがったら、
ぽっけに何かしまってるJulieだったかなぁ
涙?
ハナミズ?
ふきふきしたの、ぽっけにしまってた?
帝国ホテルのトークショーのときみたいに、ちっちゃく折りたたんだものだったのかなぁ

カーテンコールの曲
嘘でもいいから恋人気分な曲
ついつい身体が弾む気分で一緒に歌って

そのとき早々のスタンディングしている方々もいたけれど
まだ全部終わっていないから 座って舞台のひとたちと一緒に口ずさんで


スタンディングオベーションのタイミングにも拘るひとは
ちょっと。。。

私の座席後方は地元の方々らしいひとが多かったから
ちゃんとJulieを観てもらいたぃなぁなって
感じたり

再び幕が開かなくても
44年ぶりに訪れた長崎で
会場いっぱいのお客さんに今のJulieを感じてもらえて

長崎ならではの限定バージョンのセリフに
セリフが聴こえなくなるほどの われんばかりの拍手だったり
そんな長崎のひとたちに囲まれて Julieの演技を歌声を鑑賞できて

味わい深い長崎の探偵さん

長崎日帰り組なひとたちにじゃあねして
旅の道連れと長崎駅までてくてく
スィーツも織り交ぜた夕食会で 長崎市公会堂の思い出語って

長崎の夜は宿泊先の近くのBarで
バーのマスターの講習会つきマティーニを味わって


翌日は 長崎さんぽして
探偵さんチームは 当日お帰りだったようなのに

さんぽの途中で
花山新太郎氏の助手の木戸アキラ君にばったり!
44年ぶりの長崎のたびにおまけがついて 

2泊3日の旅を終えて帰宅したら
ビロード草のつぼみが少し開いて咲かずに待っていてくれて
翌日にぱぁっと咲いて
5月5日に長崎市公会堂で聴いたビロードのようなJulieの雨だれの挽歌を思い出させてくれて

5月10日
そろそろ名古屋に行く時間


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