製作開始:2006年12月
公試開始:2007年1月
就 役 :2007年8月
 「不知火」製作に於いては、簡単に扱える小型ラジコンの製作をテーマにしています。ラジコンとしての機能はできるだけ最小限として、走行性を重視することとしています。

 製作方法やコツ等も紹介させていただきますので、これからラジコン艦船を始められる方等はご参考にして頂ければチョットうれしいです。
 2回目の試験走行の時の写真です。1回目の試験走行ではギアの調子が悪く、バックしかできませんでした。
 2回目はスクリューをモーター直結にしてギアを廃した点と、バッテリーを単四型のニッケル水素電池に変更して軽量化を図りました。

 結果は、
 走る走る・・・。早いものでデジカメのシャッターが追いつかない。旋回性能も上々でした。
 しかしながら、速度で艦首が上がりぎみになって、逆に艦尾が沈みそうに見えます。怖くてフルスロットルにはできませんでしたが、防水対策はしっかり行った方が良さそうです。
 艦首方向より、ラジコン機器が一通り搭載完了した状態です。
 船体の左右舷に6個ほど見える四角い白い箱状のものは船体を固定するネジの固定箇所です。

 1/200スケールですので、船体自体はそれほど小さくないにもかかわらず、駆逐艦は幅が狭いため、ご覧のとおり内部はギチギチです。
 艦橋内部の写真です。艦橋周囲の窓は透明プラ板で自作しましたので、天井をセットした後でも、覗きこめば何とか艦橋内部を見ることはできるのですが、写真でお見せできるのは、このタイミングしかありません。
 (いつもながら、こういったどうでも良いところに力入れすぎるから1隻作るのに時間かかるんだよなー)
 艦橋と第一煙突周りのディテールが大体完成したところです。塗装前なのでディテールアップの状態がわかり易くなっています。
 右の写真は同じく第二煙突周りです。煙突は中に仕切りの板を追加した後、防水布用の支柱を真鍮で作成しました。(この辺りの作り方は大和と同様です)
煙突前の機銃台座はもの寂しかったので防弾の覆いをつけました。
 探照灯や機銃などの搭載品は最後につけることにします。先につけてしまうと塗装しづらくなってしまいますので。
 5月に横浜市民プールにて行われた「第3回 横浜レガッタ」に参加した時の状態です。
 まだ、魚雷発射管は未完成で乗っけただけの状態です。
 スキッドビームは写真の様にくり抜いていますが、ただ穴を黒く塗っただけと比べるとかなり格好良くなりますのでお奨めの加工ポイントです。。

 舷側の手摺りを付けると、なかなか様になって見えます。
 上の写真同様のタイミングで後部のショットです。こちらも主砲は仮組状態です。
 救命浮輪は良いアクセントになりますので、丁寧に仕上げています。
 主砲の完成状態を撮影。
 手摺はお裁縫用の糸を使用してみました。船体上の手摺のように直線部が多い場合は、真鍮線などを使用した方が簡単です。
 しかしながら、砲塔上の手摺などのように小さいところでカーブが多い時は、糸というのも意外と使いやすかったと思います。
 1番主砲の横に立っているのは、甲板員のお兄さんですが、帽子を被っていないうえに、手を腰にえばっています。

 正確な1/200スケールの人形なので、全体の大きさが想像し易くなるかと思って載せてみました。
 駆逐艦とはいえ、かなりの大きさだったことが分かります。
 08年秋の横浜レガッタに向けて、バランスの調整と軽量化のために、電池の変更を実施しました。
 去年の秋の横浜レガッタでは、喫水オーバーだし、傾くしで、いつ沈してもおかしくない状態でしたから。

 これで今年は大丈夫!