船体の重量はギリギリのため、少しでも軽量化を図る必要があります。そのため、不要な部分は切り抜いて重量を軽減することにしました。
 左の写真は魚雷格納庫(後部キャビン)下の甲板をくり抜いているところです。
 くり抜く部分をピンバイスで根気良く抜いていきます。
 煙突下の前部キャビンは既にくり抜きが完了しています。
 このおかげで、甲板全部を外さなくても電池などのメンテナンスが可能になって(実はそれを意図していたわけでは無く、全くの偶然でしたが)非常に便利になりました。
 船体内部の空きスペースには発泡スチロールを詰めて万が一にも沈することが無いようにします。
 試験走行では足回りからの浸水はほとんど無かったのですが、やっぱり手間隙かけてますから念には念を入れて。
 上の写真のスクリュー軸の上に置いた発泡スチロールの形状はこんな感じです。
 前方向から見るとT字型になっていて、軸と干渉しないようになっています。
 (ちなみに発泡スチロール同士の接合には両面テープを使っています。)
 船体内部の発泡スチロールの配置。写真では判りづらいのですが、艦首部分にも発泡スチロールが詰められています。