舵の防水は写真の様になっています。プラモデルキットの舵穴の上部を切り落として舵の軸穴を出して、プラパイプで外回りを嵩上げして防水のためのグリスを入れるスペースを作ります。更にプラパイプの周辺はエポキシパテ等でしっかり防水しておきます。
 左上の写真は舵のパーツ1式です。下から舵本体、グリススペースのフタ、ホーン、ホーン固定ピン。舵の軸は写真の様に真鍮パイプで長さを増しています。
 舵やスクリューには想像以上の水圧がかかりますので、ちゃちな作りだとホーンと舵の固定が緩んでしまい、思ったように操舵が利かなくなってしまいます。そのようなことを防ぐため、舵の軸にはホーン固定ピン用の穴が開けてあり、右上写真の様にセットした後、上部をエポパテ等で固定します。
 右上写真の様に組み立てる前にグリスの注入はお忘れなく。このように作った場合は、舵部分からの浸水はおそらくないと思いますので、後からグリスを付け足すことは作例では考慮していません。
 操舵用サーボの固定状態です。私の場合、後からのサーボの交換や万が一の場合を考慮して、できるだけ左上写真の様に船体にビス穴を作り、ビスでサーボを固定するようにしています。(上の写真はそれぞれ艦首方向が逆になっていますのでご注意)
 私は癖ですぐに舵のホーンを左舷側に出してしまうのですが、上の写真のような配置だとサーボの動きと舵の動作が逆になってしまい、操作するときに意図した方向と逆に曲がってしまいます。後から気付いて直したい場合は、送信機の設定でこのチャンネルの動作設定を逆方向(リバース設定)にすることで簡単に直せます。
 最後に舵の形状変更。(本当は取り付ける前にしておくと作業し易かったのですが・・・。)
 キット状態では舵が小さくて効きが悪いので外見のイメージを損なわない程度で大型化します。作例ではオリジナルの1.5倍程度でしょうか。
 写真の様にプラ版で追加した後はパテで整形して仕上げます。