2015 沢田研二 音楽劇 お嬢さんお手上げだ 明治編
りゅーとぴあ新潟市民芸術劇場 3/20 初日
鹿児島市民文化ホール 3/24
熊本県立劇場 演劇ホール 3/27
紀伊國屋サザンシアター 4/1~4/13
大阪 シアタードラマシティ 4/16~4/19
名古屋ウィンクあいち 4/24~4/26
北九州芸術劇場 4/28~4/30
広島 はつかいち文化ホールさくらぴあ 5/2~5/3
栃木市栃木文化会館 5/9~5/10
札幌サンプラザホール 5/16~5/17
日立システムズホール仙台 シアターホール 5/20~5/22
静岡 グランシップ 5/27
高知県立県民文化ホール・グリーン 5/30~5/31 大千穐楽 /全41公演
追加公演
渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール 6/5~6/7 3公演
<2015年> ◆5月20日(水)晴れ 日立システムズホール仙台 シアターホール 観劇12回目(仙台初日) 夜の部18:00~21:00ごろ 札幌2公演終えて、大阪、小倉、札幌を観劇しているたび仲間から、一番楽しかったと報告受けて 栃木から10日ぶりの観劇、どう進化しているだろうと 2011年に仙台初の音楽劇、震災で中止になって2枚のチケットは幻に、他の地域の振り替えが可能だったので、東京の観劇2回追加したりあれから4年経って、ようやく仙台公演が実現したというのに、最終日1回のみ申込 観劇を重ねているうちに、自分にとってあれこれ意味のある公演ってことで、日帰りを2泊3日に変更して 宿泊先のチェックインに合わせて、新幹線でお弁当食べて、いつものひとりたびの定番して 青い空と階下の和風な庭園ながめてまったりの時間終えて宿泊先周辺の仙台市場や壱弐参横丁など散歩して 市場で買ったイチゴなど味わっていたら、旅仲間たちも到着して一緒に初めてのホールへ 仙台追加観劇ひとつめは2階席の観劇 観劇を重ねて、見る方向や距離によって照明の見え方も違ったり、今回のお芝居で気になったあれこれ 高台からの眺めはどんなだろってことでB席を選んで そのあと、追加公演S席を申込みしたけれどS席希望が多かったためB席に 1階後方のB席じゃなく2階のB席は想定外?筋書き通り? 何はともあれ2階席はどんなだろってつぶやきが通じちゃったみたいで。。。。。 それはそれとして、自分がここで観たいって選んだ席 2階席は2列しかないけれど、危険防止のてすりで観にくいかしらなどと心配もしつつ開演待ち 隣の方と4年前の震災のことあれこれおしゃべりしていたら、最後列の後ろの補助席にずらっと並んで座って 平日の夜だというのに、いっぱい集ってくれて、同郷出身として嬉しい限りで緞帳が開くのを待つことになって 客電が消え暗転になって、緞帳の向こうに神経を注いで un(アン) deux(ドゥ) trois(トロア)のカウントが舞台の花道方向のスピーカーから いつもより大きく聴こえて、スピーカーの横にいるのは照明?明日の確認事項にして ★オープニング /M1 絵描きと王女様 パリの場面で登場する人物がそれぞれの衣裳で ♪絵描きと王女様♪を歌って踊って、舞台中央を遠く斜め方向から見おろして センターブロック鑑賞じゃなくだから、距離以上に遠く感じられた舞台真中 沢田研二が演じる絵描きさん(小説家 安楽満裕士) 那海ちゃん演じる王女様(井上さな子) すわ親治さん演じる公爵(牟田) 野田晋市さん演じるカフェの店主(蕎麦屋つる吉の店主) 森下じんせいさん演じる新聞売り・カフェの客(警察官・写真屋・雑誌の編集長) 千田訓子さん演じるばあや(蕎麦屋の店主の妻) 山崎イサオさん演じる老人(立花亭酔嬌) 毎回、パリを懐かしんで歌と踊りを楽しい気分で、ココロの中で一緒に歌うのに 目に映るいろんなものに目が行って、 いつもはJulieや役者さんたちをみつめているので みんなが歌い踊る舞台の背景の照明に初めて気がついて ちっちゃく見えるJulie観察はあきらめて、照明観察 十数年前に行ったモンマルトルの丘、 その途中にあったメリーゴーランドのような図柄の照明が斜めな感じで回転して 足元にも 模様の照明が映っていたかなぁ こんなキレイな照明を12回目の観劇で初めて目に映ったなんて 今回は連続していろんな街の観劇しなかったせいで 間隔開いての観劇だったせい?、Julieや役者さんをみつめることにせいいっぱいだから ちっとも目がいかず、いつもの観劇方法ができずにいて 1階席を選んでいたら、気がつかないまま終わるところだった 追加公演も、くじ運のなさで2階席に変更になったから あと1回同じ風景を見られることになってよかった? 王女様をお姫様だっこする逞しい絵描きさんの腕を見逃すことなくみつめ 栃木のときより、絵描きさんと王女様の立ち位置が離れたように感じて 勢いつけるには助走の距離が必要? 66歳のJulieが抱き上げるのは困難だから 若い王女様がJulieの腕にじゃんぷするって感じに見えた2階席から 重低音でオペラふうに歌う絵描きさん、バリトン?の歌声を遠くに感じて ティアラを投げ捨てるマイムしながら歌う王女様は階下のまっすぐ方向にみつめて そんな瞬間は、舞台が真っ赤な照明に包まれて この照明も初めてみつけて なんだか同じお芝居なのに12回目だというのに 初めて観るような新鮮な気持ちで わくわく感も味わえて ♪恋に乾杯 恋こそが そう 人生さ・・・って、つい同じくにして オープニング終えて、チェロの響きに いろんなマイムしながら各自つぎの出番のスタンバイ ★プロローグ パリの街角 絵描きさん、自分の書いた絵を緑色だったかのイーゼルに立てかけて 今日も絵のモデルさん待ち J'avais faim J'avais faim フランス語でお腹が空いたよって毎回消え入りそうな声で 三日も 何にも食べてないから骨と皮だけになっちゃったって これは定番になったみたいだけど2階席からはほっそり見えた? 周辺はまあるいカーブに笑いを添えてあげるひと いなかったから ひとりぼっちで笑いを添えたけど Julieのセリフが見た目と違うじゃんて、はっきり思えるのはJulie贔屓だけ? 階下の1階席からは、どっと笑いが起こっていたっけ 絵が売れないとパンにありつけないから、 よしって勇気をだした瞬間は?栃木のように手をぎゅっとしていた? パンが食べたいから、ありったけの美声で66歳とは思えない素敵な声だけは感じ取れた いろんなフランス語交えて道行く女子にパリ土産に絵はいかが?って お金を持ったことがない女子だったから残念 今日も何にも食べられないと フランス語で嘆きの声を発して しょぼんとする哀れな絵描きさん、嘆きの声が 栃木より更に大きくなって 札幌で進化したのかな 絵描きさんがあんまり嘆いてしょぼんとするから お金を稼ぐことにめざめて、また会いにくると約束する王女様 絵描きさんも、絵の具で汚れた仕事着の裾をつまんで女子みたいに、ごきげんようって 右脚も可愛く後ろにひいて そのあとパリで王女様が行方不明になった号外を読む絵描きさん、 さっき声をかけた女子が王女様だと気がつき大慌ての足元は 少年ボクの弾む足元と背中 (第一幕) ★明治の終わりの東京の下町の蕎麦屋 *明治元年(1868)~45年(1912) 蝉のコーラスが聴こえたりヒヤを飲みたいくらいの夏のころ 安楽満先生宅前で、ずっと立ってる女子の噂話 いつだったか探偵さんJulieもシャツの片方の襟がカーディガンから飛び出していたけど 縄暖簾くぐって店にはいってきた牟田さん、Yシャツの左襟が飛び出ていたのは、初日だったかなぁ きっちりな性格の牟田さんだけど、2階席からすわさんの遊び心感じられて 弟子志願のさなちゃんに歳を訊くゆうじさん 24歳と偽るさなちゃんに 50半ばのゆうじさんボクは独身なのって 男なんてケダモノって 師匠のことを指差すゆうじさんだけど つるちゃんが先生だってね・・・・ 白魚指先も活躍させケダモノを演じるJulie オオカミにへんしんしたつもり? このマイムは、私はお初 実の娘だからそんな心配しなくてもって 自分の娘なんて。。。そんなことは信じられないゆうじさん、頭から湯気がでそうな勢い 扇子であおぐ髪、ふあふあさせつつ、おこりんぼな表情 オサイフをだすときは足元がクロスぎみになって気になっちゃうけど ああ、あそこになんて栃木のときを思い描き、2階席だから観察不能なのに。。。。 ★公園 /M2 お嬢さんお手上げだ 栃木のときとは立ち位置が違ってセンター寄りになった? 扇子の動きも緩やかになって、見慣れたせい?2階席のせい? 公園のベンチでおまわりさんといるさなちゃんを遠くからみつめるゆうじさん 嘆いてみたって、ここはお父さんの気持ちになって連れて帰るしかなくって がっかりのゆうじさんと、嬉しいさなちゃんの歩き方の意味合いも違って ★二時間後 安楽満の家 天井から吊るされたエア電気のスィッチを捻るゆうじさんに 12回目の訪問しても、相変わらず散らかってる一人暮らしの居間 電気をつけて部屋が明るくなったら、活動を観に出かける前のまま 脱ぎ散らかして見られたら恥ずかしい紐がついてる下着もあるものだから 誰が散らかしたの?って誰かのせいにして ここは毎回違うバージョンが楽しめて ホールの音響のせい? 広島のときみたいに、セリフにエコーがかかって、2階席だからかなぁ 下着や羽織などかたづけながらも ライスカレーは精養軒が一番と 自慢げなゆうじお父さん テーブルに置きっぱなしの豆絞りの手ぬぐいを片付ける指先に どてら姿に似合うのになんて毎回みつめて さなちゃん、憧れのお父さんの散らかった部屋に唖然としながらも だんだんと、暮らしぶりがみえてきて スコッチウイスキーのボトル、2階席だから凄くちっちゃく見えて ボトルからは遠いけど、蓋を開けた音、エコーがかかって ポン!っていい響き 栃木の最終日は、ボトルに近い席だったのに いい響きは聴こえず マイクを通さない音が微かに、それはそれでいい感じだったり スコッチウィスキーのボトルの蓋が開く音に いろいろ文字を綴れるのも、いろんな距離のおかげさま? それはそれとして、 ショットグラスにウイスキーを注ぎ、口に運んだあとの表情は? 栃木でみつめた記憶を呼び戻し想像の表情 さなちゃんの疑問に包み隠さずに答えるゆうじさん 博打で負けてお金が足りないからビールだけにして 娘と初めて会った夜だから、ついつい奮発してライスカレーご馳走して 書きたい題材がなくって注文も減ったお父さんだから、かまわないでって グラスを口元に ウイスキーを一気にあおる スコッチウイスキーのストレートな味わいは 渋い声のみで感じ取って ゆうじさんの本棚から さなちゃんが記念にもらったのは少女小説「王女と絵描き」 春号と夏号 謹呈さな子の場面 Julieは思い出のパリだけど ゆうじさんは想像の中のパリ 表情より文字を書くマイムの白魚指先は? たぶんイキイキの白魚♪ さなちゃんが部屋にもどったら、またボトルの蓋を開けて ポン!っと響いて スコッチウイスキーのボトルの蓋が開く音 音の違いにあれこれ思うのも、日々お酒と仲良しのひとだけだろうけど
M3 フォトグラフ 水浴びって言葉にあれこれ想像しちゃうそんなお父さんを、 もっとドキドキさせてあげようと、春に撮ったばかりのお母さんの写真を ゆうじさんが座ってるテーブルの前に置いていくさなちゃん 2階席から、写真の小春さんがちっちゃく見えたっけ すぐにも見たい写真なのにカンカン帽で隠して、その上に扇子をのせて封をして、見るもんかのフリ スコッチウィスキーの酔いもいい感じで、ふぅ~ってしつつ、羽織の紐をほどき きちんと袖畳みにしてソファーの背もたれに置いて それから、さな子の様子をうかがう斜めな感じの後ろ姿が笑える このとき、くるっと回転したのは二日目だった? さなちゃんが水浴びしている間に 写真を独り占め気分で、小春さんをみつめて油断するゆうじさん さなちゃんに、そんな後ろ姿を見られちゃって驚くゆうじさんが可愛い お母さんは今も独身と言葉も添えて、明日までみつめてあげてと いろんな複雑な気持ちのまま、再び春に撮ったばかりの小春さんの写真みつめて 広島初日、写真に照明があたって客席からも小春さんの影が見えて ゆうじさんと一緒にみつめてる気分になったけど 2階席観賞のおかげさまで、小春さんの写真を表からも見られて 元恋人の写真をみつめてるうちに、過ぎ去りし青春の日を想い浮かべて歌うゆうじさん 元恋人の小春さんを思うゆうじさんだから素敵な歌声 こっちのソフアーに移動して歌うゆうじさん 手をぎゅっとしながら小春さんの手を離してしまった後悔の念 2階席からはJulieの表情はみつめられなかったけれど 歌声は2階席によく響いて ゆうじさん、小春さんとの過ぎ去りし日の余韻に浸っていたのに、乾杯仲間たちが訪問 あわてて左袖の袂に写真を隠す
つるちゃんの息子はけん坊だったっけ つるちゃんのおかみさん、ダンナさまには早口でまくしたてるのに ゆうじさんには ゆっくりな口調で優しくって やっぱり気があるみたいなそぶりだから ゆうじさんも優しく応えて 斗酒をグビグビいっぱいしたから、酔いがまわって ふぅ~も何度か お酒に酔ってふらつくマイムも実に上手くって、 部屋の段差を踏み外す細かな演技に 毎回おっと危ないってなりそうだけど ライティングデスクの椅子の背もたれにつかまる技もふえて 一安心 さなちゃんにドア越しに 言いたいこと伝えたあと ふらつく足取りで 自分の部屋に行こうとするゆうじさん さなちゃん、部屋から飛び出してきて 原稿をさしだす ゆうじさんが、さなちゃんをしばらく家にあずかろることにしたら さなちゃんは内弟子になったつもりに。。。。 ★M4 HANAHUDA BOOGIE (昭和編のまーじゃんから花札へ) おじさんたちの視線から外れた高さにあるパープル照明は高台だというのに感じられず そのかわりに足元はパープル色でキレイ、 新潟初日に目がいった後方の師匠の家の神棚のしでもパープル色に染まって 下手から登場したおじさんたち、イントロで指パッチンしつつ、 ゆうじさんのイエーもついて ハ!ナフダになったり、ハ!な歌になったりは 広島では手拍子で客席も参加したけれど、反応が少なくてだから?シンプルバージョン 栃木最終日のような鼻ぴくぴくはやっていた? どっちにしても2階席だから観察不能 白魚人差指でツイストもどきのとき着物姿で下駄の垂直ジャンプ♪ ジャンプは外したらつまんないから定番で そのときによって 脚の角度も違う? 師匠が毎回わかんねぇだろうなぁっていう人文字 1と7 2と7 8と9(オイチョとカブ) 花札しながら歌うとき、手拍子もなくだからエンディングもシンプルだった ★酔嬌の家 夜も更けて、花札していても、さな子の帰りを心配するゆうじさん てぬぐいで額の汗をぬぐいながら家からもどったゆうじさん 縁側の角っこにこしかけて、水玉模様の襦袢の裾からのぞく足元はどうだっけ クロスしていたのかまっすぐのばしていたのか、観察忘れちゃって てぬぐいで身体の汗もぬぐっていたけれど 栃木のときみたいに首にタオルじゃなく首にてぬぐいはしなくって 広げたり、きちんと折り畳んだりして左袖の袂にしまって さな子が雑誌社の編集長を連れてきて スランプ続行でココロがドキドキしていないゆうじさんだから ページを与えられても書けないものは書けない 膝の上に置いた白魚指先もココロを映して、編集長に頭を下げる ゆうじさんの気持ちがまだ読み取れないさなちゃんに ココロの針が大きく揺れ始めるまで もう少し 内弟子になったつもりのさなちゃん よかれと思ってお父さんに仕事を持ってきたのに 余計なことをして、ゆうじさんに人差指つきで叱られる 左手も人差し指マイムだったかなか 普段でも声量があるのに、怒るとヴォリュームマックスになって ホールの音響のせい?さらにエコーまでついていたから 最後に、Julieな気分で歌わなくちゃだから、くれぐれも喉を大切にして 何も書くことが思い浮かばず、行き止まりのゆうじさん 読者から そっぽを向かれることがコワイゆうじさん 自分をさらけだすゆうじさんに、牟田さんもココロの扉を開ける 牟田さんの話を聴くとき俯くバージョンから宙をあおぐバージョンになったかな ほろっとしたり大泣きしたりのおじさんたち、花札で憂さ晴らし ゆうじさんが帰ったあと、さなちゃんがゆうじさんの子供じゃないことを知った花札仲間たち 黙っておこうと決めた師匠だから、腕組みもできなくなっちゃって ★M5 絵描きと王女様 チェロの響きのイントロ、さなちゃんの声に寄り添うグロッケンの微かな響き ちょっとハスキーな声で歌うさなちゃんをまっすぐみつめ、グロッケンもみつめ 椅子に座る瞬間の遠いJulieは、どうだったっけ、やっぱり見逃して 表情が見えない分、歌声が2階席にせまってくるような感じ 優しく微かにゆれるビロードのような歌声にココロもいっぱい揺れて 世界でたったひとつのビロードの声は身もココロも包んでくれて 優しいのに逞しい歌声を全身で感じて Julieの歌声にハモるさなちゃんをみつめて ハモるって難しく 、そして羨ましいな さなちゃんの歌声なんだか切ない心に響く歌声 声の好みそれぞれだけど、女子のちょっと低い声がココロにじゃすとふぃっとかも ビロードの声の持ち主、聴かせるだけでもいいのに 身体を使って魅せてもくれる 歌い始めは足を組んで両腕を頭の後ろに、歌い終わるときは前屈みで両手を前にして 栃木と違い腕組みはなくなって二段階バージョンだったっけ さなちゃんにみとれて、よく観察していなかった、明日じっくり観察しよ 椅子に座るJulieと一緒に遠くの流れ星も重ね合わせて一幕終了 (第二幕) ★幕間狂言 うらぶれた酒場 幕が開いたら、客席から拍手があって、初めての経験 老人とつけがたまってる客とアブサン飲みながら絵描きさんの噂話 まあるいテーブルを真上からみつめてグラスの中のアブサンの色がキレイだったっけ かんばんまじかの店に、哀しげな表情の若き絵描きさんが入ってきて お願いだから、1杯飲ませてと、白魚人差し指も哀しげに 老人に座れと言われた絵描きさん、もうすでに酔っているから 足元がおぼつかなくって、椅子になかなか座れないマイムが可笑しかった 恋に破れたボクの気持ちなんて誰にもわからないさって表情、66歳なのに 栃木は距離の魔法で 2階席は距離の魔法はかからないけど 遠くからでもボクに思えちゃうから不思議、透き通るようなつるつる美肌のJulieだからね、きっと そんな切なそうなボクに ワカイノって話しかける老人 66歳の銀色の髪した絵描きさんが どこがワカイノ? って思う人だけ爆笑だけど 老人が、話を聴いてくれると言うのに、哀し過ぎて話せないって お酒の力を借りなくちゃって、そんなときは少年から青年になって 老人の手の中にあるアブサンのグラスを手にとって お腹も空かしているのに、一気飲みするものだから。。。。。 飲んだあとの表情、回を重ねることに進化して いっぱい強いお酒だよ~って、胃のあたりをおさえて表現していたっけ 何度も何度も 緑色のお酒が強いお酒だってこと、客席に教えてくれて 酔いつぶれて椅子の背もたれに仰向けにのけぞる絵描きさん 老人が絵描きさんの胸ポチつついて死んじゃったの?って 絵描きさん、ぴくって反応して、生きてるよって意思表示 たび仲間によると札幌からのバージョンみたい M6 アブサン 酔いつぶれてる絵描きさんの襟首つかむ老人 全身の力が抜けちゃって操り人形みたいな 足元もおぼつかないほどの酔いどれになった絵描きさん おぼつかない足取りで 向こうにカニさん移動して 両手は 途中からやめちゃった例の動きして、ちっともボクじゃなくって 酔いどれおじさんになって、老人を指差すのに、あれ向こうだったと さらに指差して 老人に向かって爺さんには、わからないさって ボクが恋したのは 地上に降りてきた天使みたいなんだからと 白魚指先がマイムして 跪いて歌う絵描きさん、2階席からちっちゃく見える 老人が笑うから 笑わないで信じてよって 相当な酔いっぷりの歌声だった 跪いて、 天使に恋した哀れなボクの嘆きを聴いてよ この先の人生は闇夜と同じなんだから 生きる価値もなくってさ 見上げる空は格子越し、牢獄の中で月も見えないしさ こんなときの舞台には格子柄の照明だったかなぁ 這いつくばって ひとり地上に残されたボクは どうしたらいいのって嘆く絵描きさん 酔いつぶれながら 解決策をみつけて 人生なんてそんなもの もう意味がないさ そんな夜は飲むしかないさって 白魚指先が乾杯マイム 更に嘆くボク 恋を信じたボクがバカだったの って 頭をコツンとして 足取りはさらにおぼつかない新しいバージョン そんな夜は飲むしかないさ アブサン もう一杯って 乾杯マイム 酔いどれて 足も更におぼつかない絵描きさん 歌声も ゆれにゆれて 声もお酒に酔って ボクの歌い方だったり老人の歌い方にも似たりして、 いろんな声で歌って聴かせてくれて 老人とようやく意気投合して、ふたりで肩を組んで楽しそうに歌って アブサン シルブプレしたあと ジュテームよっつでたっぷり♪魅せられて♪してくれて 絵描きさんはフランス語で魅せられてしてくれてるのに 老人が わけのわからない言葉を叫んで これでようやく店主の言葉、ジジイ何語?がじゃすとふぃっと この場面、絵描きさんはジジイじゃなくってボクだから そんなボク、そんなコワイ店主めがけて。。。。。 ★幕間狂言 某国大使館 M7(曲名は?)
★一週間ほど後の雨降りの深夜 じわじわとほっかむりなこなきジジイ登場に客席も気がついたひとから、クスクスの笑い 仙台の客席、初めてのほっかむりと蓑のお姿に爆笑 興奮気味に帝大生のことを語る親ばかとうさんのゆうじさん つるちゃんに落ち着いてと促されて、深呼吸などして ワイパーの指先は、明日1階におりて確認しよう 蓑のブルブルは横向きで、2階席はあんまり反応なかったかなぁ ★六時間後 安楽満の家 蓑の親ばか父さんから帰りの遅い娘を寝ずに待つおこりんぼ父さんにへんしん 椅子の肘置きにいる左手は、相変わらず透き通る白魚指先、2階から眺めてもボク、Julieの手 右脚はオットマン(足置き台)に乗せて、新聞を顔に伏せ ソフアーでうたた寝してたら朝帰りの娘が帰宅 おこりんぼ父さん、さなちゃんにあれこれ自分の心配してることを訊ねる いい加減に応えるさなちゃんに、ヴォリュームマックスな声で叱る 親子の会話に、客席の反応が面白かった テーブルをトントンの右手の痛み、左手を添えて声で報告するゆうじさん それから、さなちゃんの原稿を読み始めて 栃木最終日のような細かなマイムはなしだったかな さな子の熱意に、自分の若い頃と重ね合わせて 小説家を廃業する気になる ゆうじさんが使っていた万年筆も原稿用紙も使っていいという場面 さなちゃんの手、ちっちゃなガッツボーズしていた? M8 あたしの嘘と誰かの夢 誰かの夢は 大事な誰かを傷つけて それなのに、ひとはどうして 夢ばかり見てしまうの?って 神様に訊ねるゆうじお父さん 中年になったって未だにわからないみたい 蕎麦屋のおかみさんにたたき起こされて メガネもかけずボサボサのみだれ髪で寝起きのゆうじさん おかみさんの話を聴きながら、髪を整えメガネをかけて それなら、すぐ行かなくちゃと、2階席から見たらJulieの瞬発力が凄い ★数時間後 酔嬌の家 庭のお花に水をやる師匠の指先をみつめ、師匠がお花好き? それとも亡くなった奥さんが育てていたお花かしら? さな子が、先生の娘だと嘘をついていたことを告白 びっくり仰天のゆうじさん、すぐには信じられず回を重ねるたびマイムが進化して 部屋をとびだすさなちゃんをおいかけるゆうじさん 一大事のゆうじさんなのに、花札仲間のおじさんたち、お気楽にかけの結果のこと バンド演奏 チェロとバンドネオン、それにドラムの音も重なって ♪酔いどれ関係♪を演奏する奏者よりもっと高い2階席 いつも見上げていて手すりで見切れている部分も見えて 2階席よりちょっと低いところで演奏しているので 奏者の顔も1階席で見上げるより、まっすぐなので、近く感じられて パーカッションの熊谷さん、顎鬚の横顔? チェロの古川さんは ちょっと奥まって バンドネオンの川波さん、いつもはかけていない黒縁のメガネだったような 身体に染み込んだメロディーを聴きながら、見送りスーツに着替えて 気持ちをJulieモードへと、その前に ちょっとお父さんモードで銀座へ寄り道 暗転の中、自働電話が配置されるのをまっすぐみつめて ★銀座の写真館 ゆうじさんが動くから写真屋さん、動いちゃだめだすって言ってっぺ 写真を撮らると魂をぬかれちゃうと帽子を口元にあてていた? あんだら いつの時代の話してんだが んだら 撮っぺ はい!鳩がでっから!の合図に 顎にLの字だった? 宮城弁に拍手と Julieの決めポーズに拍手 ツーショットのときにも、さなちゃんに話しかけながらも どんなポーズでもいけまっせみたいに、足も手も おちつかなくて モデルさんがおちつきなく動くから写真屋さんのお尻も一緒に動いて 客席は大爆笑だからJulieも足や手を動かしながらセリフが笑っていたっけ ほれほれ 鳩がでっから!合図に、ゆうじさんなりの決めポーズ 毎回いろんな決めポーズに客席から拍手 んだば 2枚で50銭でがす めんこい娘っ子 だんなとは なじょな仲なのっしゃ 銀座の写真屋さん、ふたりの間柄に興味津々だから ゆうじさんも吹き出しそうになりつつ、おさえつつセリフ言うことになって 写真屋さん、目玉のまっちゃんの表情で、喜んでもらいたかったのっしゃ 2階席、広島のさくらあぴあみたいに セリフにエコーがかかっちゃって ちょっと聴きづらかったけど、こんな感じに聴こえて 大きな拍手にJulieも目玉のまっちゃんをみつめていたっけ 仙台の客席 宮城のひとが多い?自分が観た中で一番大きな拍手に感じて 補助席がずらっと並んだ2階席で宮城のひとと並んで観賞して 私も懐かしい言葉に嬉しい拍手いっぱい 舞台の銀座の写真館に 宮城の写真館で撮ったセピア色した思い出も連れて行ったせい? 一番心に沁みたご当地バージョンになって ★公園のベンチ
元恋人に再び思いをよせる感情が芽生えたら、小説を書きたい気持ちもじわじわとわいてきたゆうじさん さなちゃんにも、絶対小説家をやめないでと念を押され、ココロの中が一気に慌ただしくなって
ゆうじさんが小説を書く気持ちになってくれて、さなちゃんの気持ちは日傘の中で 2階席から見おろしたらゆうじさんの後頭部が見えて帽子がゆっくり落下して さなちゃんにからかわれて、おこりんぼになったりしながら ベンチに座るゆうじさん 本当の娘だったらよかったのにってゆうじさんの声がふるえていたっけ そんな瞬間、ふたたびJulieとさなちゃんが滲んで見えて M9 パパだったらよかったのに 帽子をかぶって、手は広島バージョンみたいに、ぽっけに親指 歌いだしのカウント、そんな瞬間、歌わないのに毎回客席で深呼吸したり ♪昨日はハロー ♪明日は グッバイ ♪二度とは会えない ♪世界で一番素敵な あなた・・・・ ♪いつまでも 忘れられない人がいる・・・ 久々の涙の雫で聴いたふたりの素敵なハーモーニー、心にいっぱい沁みて 距離が遠い分、いろんな力が活発に働いたのかしら
幕間のチェロの響きがゆうじさんのココロの余韻を残して それなのにチェロの演奏聴きながら、お相撲さんの予感なお姿にへんしんしているJulie ★二ヶ月後 十月の終わりの夕刻 蕎麦屋 夏のベンチの場面から、季節は移ろい、秋の気配 店内では飲み仲間たちが、ゆうじさんの短編小説にあれこれの感想 大きな会社をやめて辻占いの格好で登場の牟田さん さなちゃんちの玄海桜を味わって、味の違いがわかるのは牟田さんだけ? 牟田さん、さなちゃんが元気にしているのが見えるそうで 左手を客席方向に揚げて 新しいバージョン? 噂のゆうじさんが、仕事着?部屋着のまま?縄暖簾くぐって入店 心がときめく感情が復活して、万年筆の運びもスピードアップしちゃったから オシャレな気持ちは一休みさせて どてらにボサボサな髪に手ぬぐいを、結んでヘヤーバンドみたいにして 袖からのぞく両手はラッコみたいにして 100年どころか40数年の恋もさめるお姿で 「目の下にクマ」、師匠の言葉に、なめた指先を目の下に添えたり 回を重ねるたびに、Julieの笑いの秘策もつぎつぎ重なって
ゆうじさんの家の前で帰りを待つひと 暗くって誰だかわからないので、とりあえず見にいってきたらと仲間たち それじゃあ見てくるよってなんだか嬉しそうな後ろ姿は、いっぱいでんすけして見に行ったのに 途中で引き返してきて まあるいカーブしっかり包み隠す指先と、下駄のツーステップな足取りで 横移動するゆうじさん、白魚指先でダメダメしたって地団太したってみんなに通じない 踊ってちゃわからいとつるちゃん ゆうじさん、こんな格好じゃって、どてらの前をオープンして ラクダ色の肌着と腹巻とブルーのステテコ? 師匠が着物貸してくれないから、頭の手ぬぐいをはずして 牟田さんの辻占いの帽子も斜めにかぶって 足元はついついポージングなどして まあるいカーブつきだして、されるがまま仁王立ちのゆうじさん つるちゃんが蕎麦屋のまえかけをはずして、まあるいカーブにしめてあげて そしたらすぐにお相撲さんになったつもりだから土俵入りなどして 客席はそんなお姿に手をはたいて喜ぶものだから そんなに似合ってるのって勘違い? すごーくヘンじゃない? ってみんなに聴いても ヘンじゃないって反応 つるちゃんのいっちょらいも着せられて 客席の鏡を見ながら へんじゃない? すごーーーーーく へんじゃない?と同意を求めたいゆうじさん みんながへんじゃないってそぶりだから じゃあって行ってこよって身体を斜めな感じにして、下駄の音を弾ませてスキップして 縄暖簾くぐって、小春さんが待っているだろう自宅まで帰るゆうじさん 十数年ぶりだから 暗闇で、ゆうじさんとわかる決め手はなんだろう やっぱり、あの声かなぁ 師匠ったら ゆうじさんの姿が 本当はヘンだよって 縄暖簾越しに見えるふたりのシルエット 蕎麦屋の店内は待ち焦がれたふたりのシルエットにあれこれして大騒ぎで シルエットの女性がさなちゃんのお母さんだと思う人?って 客席からちっちゃくハーイってしたけど (二幕)の幕がおりて 緞帳の向こう側では、見送りスーツにへんしんしたJulieがスタンバイ ★カーテンコール/M10 お嬢さんお手上げだ(リプライズ)
★カーテンコール /M11絵描きと王女様 みっつの方向にお辞儀して 高台の奏者にも拍手して 歌いだす前に、Julieの脚がロケンロールにゆれていて、ああ嬉し♪ 歌って踊って、恋こそが そう人生さ! ついつい一緒にマイム みんなの歌声合わせて 歓声の中、幕が下りて カーテンコール2 客席の拍手で ふたつ目の幕が上がって コールも添えてスタンディングオベーション みんなの歌声合わせて 幕が下りて カーテンコール3 まだまだ余韻の手拍子の客席だから 栃木のように帰り支度もしていないから もうひとつ幕が上がって Julieの言葉はなくっても みんなの歌声合わせて さなちゃんのお手振りも添えられて お手振りに 手を振って応えて 初日の幕がおりて 2011年の音楽劇 探偵~哀しきチェイサー 3月10日佐野公演 初日は無事に幕がおりて 3月11日 昼の部を観劇して幕が開いて2時48分が来て幕がおりることなく中止になって 夜の部も幕が上がることなく中止 当日は会館の壁が被災したりしたけれど 1ヶ月後の4月14日、15日に同じ会館で振替公演が無事開催 4月15日~17日 仙台公演 ホールや宿泊先、交通機関他 被災のため公演中止 2枚の観劇チケットは幻になって その後仙台公演は開催されないまま 4年経って、ようやく仙台でJulieのお芝居を観ることができて 仙台初の音楽劇 トリプルカーテンコールで 大盛況の客席で初日の幕が無事におりて お芝居の幕が無事におりることがあたりまえじゃないことを 経験したからこその嬉しいトリプルカーテンコール 2階席から見おろしたら 1階後方までのスタンディングオベーションの光景が嬉しかった 2階席でのおっきな涙の雫 自分にとっていろんな意味がこめられていたのかな 4年ぶりに 改めて感じて 仙台初日に並んで観劇したひとは内陸部に住んで津波は経験しなかったそうだけど 長い間、停電を経験して情報がラジオだけって、そんなことを思い出しながら 仙台初日のことを綴って、一休みしていたら 震度4のゆれで あの日の恐怖を久々に思い出して 心配しても、どうにもならないことだから、気持ちを切り替えて仙台二日目の楽しかったこと思い出そう 5月25日 記 ◆5月21日(木)晴れ 日立システムズホール仙台 シアターホール 観劇13回目(仙台二日目) 昼の部13:30~16:38ごろ たび仲間たちと朝食ミィーティングして、仙台初日の余韻など語り合って、朝さんぽなどもして ホールにちょっぴり早めに到着してケーキとお茶などして開演を待って 追加観劇ふたつめは1階通路より後方 自分の世界にひたるより周辺はどんなひとだろってちょっとおしゃべり 昨日の2階席と同じく多分同じくな年代かしら、同郷かしらという思いがそうさせた? ひとに誘われて生Julieを初めて観る方、海沿いの住まいが津波で流されて、身内の方も津波で亡くされたそう 現在は海沿いから離れている場所で暮らしているとかで、4年経ってようやく前向きに生きなくちゃと 最近は、自然のいろんな出来事も多いので、元気なうちにいろんなものを観て楽しもうと思っているそう 誘ったJulie世代らしき方も元気で明るくて、しばしあれこれな話題で開演待ち 客電が消え暗転になって、緞帳の向こうに神経を注いで 昨夜は花道方向のスピーカーがまっすぐだったせい?2階席のせい? スピーカーを通して聴こえたけれど un(アン) deux(ドゥ) trois(トロア)のカウントが舞台の緞帳の向こうから 微かに 客席が横に広いので両サイドにあるスピーカーもちょっと遠く スピーカーの横にいるのは舞台の前面を照らす?照明スタンドだった ★オープニング /M1 絵描きと王女様 2回目のひとたちも多いのか緞帳が上がったら拍手と手拍子で始まった 昨日は感じ取れなかったJulieや役者さんの表情も感じ取れて パリの場面で登場する人物がそれぞれの衣裳で ♪絵描きと王女様♪を歌って踊って 沢田研二が演じる絵描きさん(小説家 安楽満裕士) 昨夜は感じ取れなかった栃木のつづきのようなベレー帽の絵描きさんの笑顔だった 那海ちゃん演じる王女様(井上さな子) すわ親治さん演じる公爵(牟田) 野田晋市さん演じるカフェの店主(蕎麦屋つる吉の店主) 森下じんせいさん演じる新聞売り・カフェの客(警察官・写真屋・雑誌の編集長) 千田訓子さん演じるばあや(蕎麦屋の店主の妻) 山崎イサオさん演じる老人(立花亭酔嬌) 毎回、パリを懐かしんで歌と踊りを楽しい気分で、ココロの中で一緒に歌いつつ 昨夜、発見したみんなが歌い踊る舞台の背景の照明 Julie越しに舞台の後方に映る斜めな感じのメリーゴーランド風の回転している照明みつめ 2階席ではくっきり見えたけれど薄っすら 足元の照明は、ながらひとの背中越しでみつめられずに残念 王女様をお姫様だっこする逞しい絵描きさんの腕 絵描きさんと王女様の距離が離れたせい? 若い王女様がJulieの腕にダイヴするって感じが自然に見えて 重低音(バリトン?)な歌声でオペラふうに歌う絵描きさん斜めにみつめ ティアラを投げ捨てるマイムしながら歌う王女様はむこうにみつめ そんな瞬間は、舞台が真っ赤な照明に包まれて入るはずが、 Julieのライヴも足元の照明はやっぱり2階席がキレイってこと改めて感じて ♪恋に乾杯 恋こそが そう 人生さ・・・って、つい同じくにして オープニング終えて、チェロの響きに いろんなマイムしながら各自つぎの出番のスタンバイ ★プロローグ パリの街角 絵描きさん、自分の書いた絵をグレイシュな緑色したイーゼルに立てかけて 今日も絵のモデルさん待ち J'avais faim J'avais faim フランス語でお腹が空いたよって毎回消え入りそうな声で 三日も 何にも食べてないから骨と皮だけになっちゃったって これは定番になったみたいだけど周辺はまあるいカーブに笑いを添えて 絵が売れないとパンにありつけないから、 よしって勇気をだした瞬間は手をぎゅっとしていた? パンが食べたいから、ありったけの美声で66歳とは思えない素敵な声だけは感じ取れた いろんなフランス語交えて道行く女子にパリ土産に絵はいかが?って お金を持ったことがない女子だったから残念 たまった家賃も払わなくちゃってフランス語で嘆きの声を発して しょぼんとする哀れな絵描きさん、なにやらわからない嘆きの声 昨夜はセリフにエコーがかかっていたけれど、やっぱり場所によるみたい 普通に聴こえてよかった 絵描きさんがあんまり嘆いてしょぼんとするから お金を稼ぐことにめざめて、また会いにくると約束する王女様 絵描きさんも、絵の具で汚れた仕事着の裾をつまんで女子みたいに、ごきげんようって 右脚も可愛く後ろにひいて そのあとパリで王女様が行方不明になった号外を読む絵描きさん、 さっき声をかけた女子が王女様だと気がつき大慌ての足元は 少年ボクの弾む足元と背中 後ろ姿に絵の具の汚れの模様 ペタっとした手形はJulieの手かなぁ? (第一幕) ★明治の終わりの東京の下町の蕎麦屋 *明治元年(1868)~45年(1912) 蝉のコーラスが聴こえたりヒヤを飲みたいくらいの夏のころ 安楽満先生宅前で、ずっと立ってる女子の噂話 店にはいってきた牟田さん、昨日みたいにYシャツの左襟が飛び出ていなかった?
注文したお酒ものまずに、おこりんぼな下駄の音でさなちゃんを探しに行くゆうじさん ★公園 /M2 お嬢さんお手上げだ
★二時間後 安楽満の家 初日12回目のお宅訪問は 「誰が散らかしたの?」ってひとのせいにして 13回目のお宅訪問は 「おーーーー カオスだ」って表現したゆうじさん ★<Chaos>混沌とか無秩序とか雑然とした様子 グチャグチャ 最終日14回目のお宅訪問 「おーーーー不覚であった」 紐のついた下着や羽織などかたづけながらも ライスカレーは精養軒が一番と 自慢げなゆうじお父さん テーブルに置きっぱなしの豆絞りの手ぬぐいを片付ける指先に どてら姿や蓑に似合うのになんて毎回みつめて スコッチウイスキーのボトルの蓋 微かな響き 書きたい題材がなくって注文も減ったお父さんだから、かまわないでって グラスを口元に ウイスキーを一気にあおる スコッチウイスキーのストレートな味わいの声と渋い表情 さらにボトルの蓋を開け ショットグラスにウイスキーを注ぎ、口に運んだあとの表情と味わいの声 ゆうじさんの本棚から さなちゃんが記念にもらったのは少女小説「王女と絵描き」 春号と夏号 謹呈さな子の場面 Julieは思い出のパリだけど ゆうじさんは想像の中のパリ サインをするとき、昨日は本を手に持って文字を書くマイムしていたけれど テーブルの上でペンを握る指先、小指がイキイキしていたっけ
M3 フォトグラフ いろんな複雑な気持ちのまま、再び春に撮ったばかりの小春さんの写真みつめて 元恋人との過ぎ去りし青春の日を想い浮かべて歌うゆうじさんの素敵な歌声 ♪君の知らない長い時間を 君はどんなふうに生きたのか・・・ そんなとき、写真は左手に持って歌っていたっけ いつもと違うバージョン? ソファーの方に移動して ♪どうして あの日その手を離してしまったのか・・・・ 右手はさしだすことなく ♪どうして あの日君から去ってしまったのか・・・・ 右手をぎゅっとしながら小春さんと別れてしまった後悔の念 この場面、お気に入りだけど、毎回違った? ゆうじさんも、小春さんとの過ぎ去りし日の余韻に浸っていたのに、乾杯仲間たちが訪問 あわてて左袖の袂に写真を隠す お酒もつまみもいっぱい持ってきたから宴会しようよって ゆうじさん、なみなみと注いでもらったから斗からこぼれたお酒、斗の底を手でふいたり、その指をなめたりと、さなちゃんの言葉に口にふくんだお酒をふきだしそうになって、ごっくんしたり、斗の底を手ぬぐいでふいたりしたのは さなちゃんと親子?の言い合いしたあと、4人で夜明かしで飲もうってゆうじさん
つるちゃんの息子はけん坊だったっけ つるちゃんのおかみさん、ダンナさまには早口でまくしたてるのに やっぱり気があるみたいなそぶりだから ゆうじさんも優しく応えて 斗酒をグビグビいっぱいしたから、酔いがまわって ふぅ~も何度か お酒に酔ってふらつくマイムも実に上手くって、 部屋の段差を踏み外す細かな演技に 毎回おっと危ないってなりそうだけど ライティングデスクの椅子の背もたれにつかまる技もふえて 一安心 ふらついた足取りで、さなちゃんにドア越しに お父さんになりきって言いたいこと伝えたあと おやすみマイムが、飲んだくれな足取りでおとっと さなちゃん、部屋から飛び出してきて 原稿をさしだす ゆうじさんが、さなちゃんをしばらく家にあずかろることにしたら さなちゃんは内弟子になったつもりに。。。。 おやすみマイムでまたもや笑わせてくれるゆうじさん ★M4 HANAHUDA BOOGIE (昭和編のまーじゃんから花札へ) おじさんたちの足元はパープル色でキレイ 師匠の家の神棚のしでもパープル色に染まって 白魚人差指でツイストもどきのとき着物姿で下駄の垂直ジャンプ♪ その瞬間、水玉模様の襦袢がチラっと 師匠が毎回わかんねぇだろうなぁっていう人文字 1と7 2と7 8と9(オイチョとカブ) 花札しながら歌うとき、手拍子もなくだからエンディングもシンプルだった? ★酔嬌の家 夜も更けて、花札していても、さな子の帰りを心配するゆうじさん 探しに行くとき、メガネをはずしてレンズをてぬぐいで拭いていたっけ てぬぐいで額の汗をぬぐいながら家からもどったゆうじさん 縁側の角っこにこしかけて、水玉模様の襦袢の裾からのぞく足元はまっすぐだったっけ てぬぐいで身体の汗もぬぐっていたけれど 広げたり、きちんと折り畳んだりして左袖の袂にしまって てぬぐいの柄もいろんなバージョン、文字が書いてあるみたいだったっけ お初のてぬぐい? さな子が雑誌社の編集長を連れてきて スランプ続行でココロがドキドキしていないゆうじさんだから ページを与えられても書けないものは書けない 膝の上に置いた白魚指先もココロを映して、編集長に頭を下げる ゆうじさんの気持ちがまだ読み取れないさなちゃんに ココロの針が大きく揺れ始めるまで もう少し 内弟子になったつもりのさなちゃん よかれと思ってお父さんに仕事を持ってきたのに 余計なことをして、ゆうじさんに右人差指つきで叱られる 左手も人差し指マイムだったかなか 普段でも声量があるのに、怒るとヴォリュームマックスになって 最後に、Julieな気分で歌わなくちゃだから、くれぐれも喉を大切にして 何も書くことが思い浮かばず、行き止まりのゆうじさん 読者から そっぽを向かれることがコワイゆうじさん 自分をさらけだすゆうじさんに、牟田さんもココロの扉を開ける 牟田さんの話を聴くとき俯くバージョンから宙をあおぐバージョンになったかな ほろっとしたり大泣きしたりのおじさんたち、花札で憂さ晴らし ゆうじさんが帰ったあと、さなちゃんがゆうじさんの子供じゃないことを知った花札仲間たち 黙っておこうと決めた師匠だから、腕組みもできなくなっちゃって ★M5 絵描きと王女様 チェロの響きのイントロ、さなちゃんの声に寄り添うグロッケンの微かな響き ちょっとハスキーな声で歌うさなちゃんをみつめ 椅子に座る瞬間の暗闇の中のJulieは、どうだったっけ、昨夜につづき見逃して 歌声が聴こえた瞬間は 腕組みと足を組むバージョン 歌いながら腕を頭の後ろへ、着物の袖から白い腕がのぞき そして、ちょっと前屈みになって両手を前に このみっつの組み合わせ、そのつど順番も違って 昨日は表情が見えない分、歌声が2階席にせまってくるような感じだったけれど 表情もみつめつつ優しく微かにゆれるビロードのような歌声にココロもいっぱい揺れて 世界でたったひとつのビロードの声は身もココロも包んでくれて 優しいのに逞しい歌声を全身で感じて、ひとの背中越しじゃもったいないから ゆうじさんのように斜めな感じで全てを感じて Julieの歌声に、アカペラでハモったり ほんと難易度高いさなちゃんの歌声 座って歌ってあの声量のJulieだけど、スタンディングで歌うのも聴いてみたいM5 椅子に座るJulieと一緒に遠くの流れ星も重ね合わせて一幕終了 スタンディングだと流れ星と一緒にJulieをみつめるのは難易度高い? (第二幕) ★幕間狂言 うらぶれた酒場 老人とつけがたまってる客とアブサン飲みながら絵描きさんの噂話 王女様と出会って一生分の運を使い果たしてしまった噂の男子 かんばんまじかの店に、哀しげな表情で入ってきて お願いだから、1杯飲ませてと、白魚人差し指も哀しげに 老人にワカイノ座れと言われたのに もうすでに酔っているから足元がおぼつかなくって、椅子になかなか座れないから いいから座んなよと何度も言われて、そんなマイムに私の周辺は爆笑だった 恋に破れたボクの気持ちなんて誰にもわからないさって表情、66歳なのに 昨夜は2階席の遠くからでもボクに思えちゃったけれど 透き通るようなつるつる美肌の絵描きさんを昨日のぶんもみつめて 老人が、話を聴いてくれると言うのに、哀し過ぎて話せないって お酒の力を借りなくちゃって、そんなときは少年から青年になって 老人の手の中にあるアブサンのグラスを手にとって お腹も空かしているのに、一気飲みするものだから。。。。。 飲んだあとの表情、回を重ねることに進化して いっぱい強いお酒だよ~って、何度も喉がうったえていたっけ 周辺は大爆笑 緑色のお酒が強いお酒だってこと、客席に教えてくれて 酔いつぶれて椅子の背もたれに仰向けにのけぞる絵描きさん 絵描きさんの胸ポチつついて死んじゃったの?って心配したら 絵描きさん、ううん、生きてるよってマイムで意思表示 札幌から追加になったバージョン ピクだったりううんだったり 生きてるマイムもいろいろ M6 アブサン 酔いつぶれてる絵描きさんの襟首つかむ老人 全身の力が抜けちゃって操り人形みたいな 帽子からのぞく銀色の前髪がふあっとしていい感じ 足元もおぼつかないほどの酔いどれになった絵描きさん おぼつかない足取りで 向こうにカニさん移動して 両手は 途中からやめちゃった例の動きして、ちっともボクじゃなくって 酔いどれおじさんになって、老人を指差すのに、あれ向こうだったと さらに指差して 老人に向かって爺さんには、わからないさって ボクが恋したのは 地上に降りてきた天使みたいなんだからと 白魚指先がマイムして 跪いて歌う絵描きさん、背中越しで残念 老人が笑うから 笑わないで信じてよって 相当な酔いっぷりの歌声だった 跪いて、 天使に恋した哀れなボクの嘆きを聴いてよ この先の人生は闇夜と同じなんだから 生きる価値もなくってさ 見上げる空は格子越し、牢獄の中で月も見えないしさ こんなときの舞台には格子柄の照明だったかなぁ 這いつくばってるのも背中越しだから白魚指先かくれんぼ ひとり地上に残されたボクは どうしたらいいのって嘆く絵描きさん 酔いつぶれながら 解決策をみつけて 人生なんてそんなもの もう意味がないさ そんな夜は飲むしかないさって 白魚指先が乾杯マイム 更に嘆くボク 恋を信じたボクがバカだったの って 頭をコツンとして 足取りはさらにおぼつかない新しいバージョン そんな夜は飲むしかないさ アブサン もう一杯って 乾杯マイム 酔いどれて 足も更におぼつかない絵描きさん 歌声も ゆれにゆれて 声もお酒に酔って ボクの歌い方だったり老人の歌い方にも似たりして、 いろんな声で歌って聴かせてくれて 老人とようやく意気投合して、ふたりで肩を組んで楽しそうに歌って アブサン シルブプレしたあと 昨夜はジュテームよっつでたっぷり♪魅せられて♪してくれたけど 2日目は、もひとつおまけでジュテーム×5だったっけ ボクボクな絵描きさんはフランス語で魅せられてしてくれてるのに 老人が わけのわからない言葉を叫んでるから店主のジジイ何語?がじゃすとふぃっと そんなボク、そんな店主めがけて。。。。。 ★幕間狂言 某国大使館 M7(曲名は?)
★一週間ほど後の雨降りの深夜 じわじわとほっかむりなこなきジジイ登場に客席も気がついたひとから、クスクスの笑い 周辺の客席、ほっかむりと蓑のお姿に爆笑 興奮気味に帝大生のことを語る親ばかとうさんのゆうじさん つるちゃんに落ち着いてと促されて、深呼吸などして ワイパーの指先は、反応が少なくなってちょっぴり? 眉毛の雫のくるんの指先もあったっけ、どうだったろ 横向きのブルブルは反応ちょっぴりだから 蓑の背中を見せてブルブル おまわりさん、腰にさげた手ぬぐいで濡れた顔をぬぐっていたのは最終日? ★六時間後 安楽満の家 蓑の親ばか父さんから帰りの遅い娘を寝ずに待つおこりんぼ父さんにへんしん 椅子の肘置きにいる左手、ボクJulieの手は、背中越しで見えたような見えないような 右脚はオットマン(足置き台)に乗せて、新聞を顔に伏せ ソフアーでうたた寝してたら朝帰りの娘が帰宅 おこりんぼ父さん、さなちゃんにあれこれ自分の心配してることを訊ねる いい加減に応えるさなちゃんに、人差指添えてヴォリュームマックスな声で叱るゆうじさん お父さんとして訊きにくいけど知りたいから ちっちゃく どこまで行った? さなちゃん、どこ?って ああそっちのどこ? 更に訊ねるゆうじさん どこまで行った? どこにでもある親子の会話に、周辺も爆笑していたっけ 帝大生の部屋にいて朝帰りだから さなちゃんが何をしていたか、もっと知りたいゆうじさん いきなり宙を飛んで ビックリ!! ひとの背中越しだったのでスツールがかくれんぼだったから スツールからおりた足元もひとの背中越しでかくれんぼ 私の席からはいきなり ふぁっと飛んで 下手ソファーに着地したように 見えて ビックリしたからテーブルをトントンする指先も見逃して テーブルをトントンの右手の痛み、左手を添えて声で報告するゆうじさん 隙間からみつめたら、 着物の裾もはだけ 白いすててこ?がしばし はだけたまま 今、跳びあがった逞しく白い脚もあらわになって 途中で はたと気がつき、裾の乱れを女子みたいに気にしてたゆうじさん それにしても踏み外したら?スツールが転がったら テーブルに ぶつかって 本当に痛たたたになっちゃうのに。。。 いつまでも 危険な香りのJulieなのね、 危険な? 驚きの?沢田座長の演技に さなちゃんのおっきな瞳がまんまるだった 私にはどこまで行った?なんて訊くのに 沢田座長どこまで行くの? ついて行かなくちゃだったかしら それから、さなちゃんの原稿を読み始めて 3枚の原稿、2枚目がめくれないから指をなめなめ 3枚目も指をなめなめしてめくって さな子の熱意に、自分の若い頃と重ね合わせて 小説家を廃業する気になる ゆうじさんの夢、さなちゃんに託して ゆうじさんが使っていた万年筆と原稿用紙はさなちゃんへ M8 あたしの嘘と誰かの夢 誰かの夢は 大事な誰かを傷つけて それなのに、ひとはどうして 夢ばかり見てしまうの?って 神様に訊ねるゆうじお父さん 中年になったって未だにわからないみたい 蕎麦屋のおかみさんにたたき起こされて メガネもかけずボサボサのみだれ髪で寝起きのゆうじさん おかみさんの話を聴きながら、髪を整えメガネをかけて 初日から回を重ねて、この場面も 進化して ドアの向こうで髪をボサボザに乱す仕草が目に浮かんだり ★数時間後 酔嬌の家 師匠の庭のお花、ゆうじさんはいつも縁側から出入りしてるから 何のお花が咲いてるか、いつも見ているのかしらね 部屋を散らかしているひとでも、お花にはココロ動かしたりして 豆絞りのてぬぐい、周辺のビバノンノン世代は爆笑 さな子が、先生の娘だと嘘をついていたことを告白 びっくり仰天のゆうじさん、すぐには信じられず回を重ねるたびマイムが進化して 部屋をとびだすさなちゃんをおいかけるゆうじさん 一大事のゆうじさんなのに、湯上りの牟田さんは、お気楽にかけの結果のこと バンド演奏 チェロとバンドネオン、それにドラムの音も重なって ♪酔いどれ関係♪ 昨夜、2階席の高台で発見した高台の黒縁のメガネ バンドネオンの川波さん、2日目はいつもと同じくメガネなしだった あれは幻? ビバノンノンの豆絞りな宴では黒縁メガネだったような記憶 それはそれとして 身体に染み込んだメロディーを聴きながら、見送りスーツに着替えているゆうじさん 気持ちをJulieモードへと、その前に ちょっとお父さんモードで銀座へ寄り道 暗転の中、椅子に座るゆうじさんをみつめて ★銀座の写真館 ゆうじさんが動くから写真屋さん、動いちゃだめだって言ってっぺ 写真を撮らると魂をぬかれちゃうと帽子はかぶって指先を口元にあてていた? あんだ いつの時代の話してんだが んだら 撮っぺ はい!鳩がでっから!の合図に 顎に人差し指 宮城弁に拍手と Julieの決めポーズに拍手 ツーショットのときにも、さなちゃんに話しかけながらも 椅子の背もたれに手を添えたりしながら どんなポーズでもいけまっせみたいに、足も手も おちつかなくて モデルさんがおちつきなく動くから写真屋さんのお尻も一緒に動いて そんなJulieに周辺の客席 大爆笑 客席は大爆笑だからJulieも足や手を動かしながらセリフが笑っていたっけ ほれほれ 鳩がでっから!合図に、ゆうじさんなりの決めポーズ 毎回いろんな決めポーズに客席から拍手 んだば 2枚で50銭でがす めんこい娘っ子 だんなとは なじょな仲なのっしゃ 銀座の写真屋さん、ふたりの間柄に興味津々だから ゆうじさんも吹き出しそうになりつつ、おさえつつセリフ言うことになって
★公園のベンチ
元恋人に再び思いをよせる感情が芽生えたら、小説を書きたい気持ちもじわじわとわいてきたゆうじさん さなちゃんにも、絶対小説家をやめないでと念を押され、ココロの中が一気に慌ただしくなって
ゆうじさんが小説を書く気持ちになってくれて、さなちゃんの気持ちは日傘の中で ゆっくり落下する帽子、動揺したゆうじさん、白い靴も動揺して帽子を弾いて さなちゃんにからかわれて、おこりんぼになったりしながら ベンチに座るゆうじさん 本当の娘だったらよかったのにってゆうじさんの声が沁みて M9 パパだったらよかったのに 帽子をかぶって、ぽっけに親指で歌いだしのカウント そんな瞬間、歌わないのに毎回客席で深呼吸したり 帽子をとって ♪昨日はハロー ♪明日は グッバイ ♪二度とは会えない ♪いつまでも 忘れられない人がいる・・・ ♪昔の面影 今もこの胸 苦しめるのをやめない・・・ 2日目は、ほろっとしつつ、ふたりの素敵なハーモーニー、心にいっぱい沁みて
幕間のチェロの響きがゆうじさんのココロの余韻を残して それなのにチェロの演奏聴きながら、お相撲さんの予感なお姿にへんしんしているJulie ★二ヶ月後 十月の終わりの夕刻 蕎麦屋 夏のベンチの場面から、季節は移ろい、秋の気配 店内では飲み仲間たちが、ゆうじさんの短編小説にあれこれの感想 辻占いになった牟田さん、さなちゃんが元気にしているのが見えるそうで 左手を客席方向に揚げては定番になったよう 噂のゆうじさんが、部屋着のまま?縄暖簾くぐって入店 心がときめく感情が復活して、万年筆の運びもスピードアップしちゃったから どてらにボサボサな髪に手ぬぐいを、結んでヘヤーバンドみたいにして 袖からのぞく両手はラッコみたいにして ラッコの指先だけはクロスして可愛い♪ 100年どころか40数年の恋もさめるお姿で 「目の下にクマ」、師匠の言葉に、なめた指先を目の下に添えたり 回を重ねるたびに、Julieの笑いの秘策もつぎつぎ重なって明日はどんなだろ
ゆうじさんの家の前で帰りを待つひと 暗くって誰だかわからないので、とりあえず見にいってきたらと仲間たち それじゃあ見てくるよってなんだか嬉しそうな後ろ姿は、いっぱいでんすけして見に行ったのに 途中で引き返してきて まあるいカーブしっかり包み隠す指先と、下駄のツーステップな足取りで 横移動するゆうじさん、白魚指先でダメダメしたって地団太したってみんなに通じない 手をダメダメして何をしてるのとつるちゃん ゆうじさん、こんな格好じゃ会えないって、どてらの前をオープンして 客席は大爆笑 ラクダ色の肌着と腹巻とブルーのステテコ? ラクダ色の下に白い肌着も重ね着してるから胸ポチは感じ取れず 師匠に今だけだから着物貸してって 師匠が着物貸してくれないから、頭の手ぬぐいをはずして 牟田さんの辻占いの帽子も斜めにかぶって 足元はついついポージングなどして まあるいカーブつきだして、されるがまま仁王立ちのゆうじさん つるちゃんが蕎麦屋のまえかけをはずして、まあるいカーブにしめてあげて 逞しいまあるいカーブだから師匠がついついポチ!って そしたらすぐにお相撲さんになったつもりだから土俵入りなどして おかみさんが、つるちゃんのいっちょらいも着せて 客席はそんなお姿に手をはたいて喜ぶものだから そんなに似合ってるのって勘違い? すごーくヘンじゃない? ってみんなに聴いても ヘンじゃないって反応 すごーーーーーく へんじゃない?と同意を求めたいゆうじさん みんながへんじゃないってそぶりだから じゃあって行ってこよって身体を斜めな感じにして、下駄の音を弾ませて 後ろ姿がなんともいえなくって。。。。 周辺のひと イメージ壊れるわって嘆いていたっけ 昔のまんまのイメージを壊すことに喜びをみつけちゃったJulieだからと 伝えておいたけど 師匠ったら ゆうじさんの姿が 本当はヘンだよって 客席も同感の拍手して 縄暖簾越しに見えるふたりのシルエットは想像もつかないけれど 蕎麦屋の店内は待ち焦がれたふたりのシルエットにあれこれして大騒ぎで シルエットの女性がさなちゃんのお母さんだと思う人?って 客席からちっちゃくハーイってしたけど (二幕)の幕がおりて 緞帳の向こう側では、見送りスーツにへんしんしたJulieがスタンバイ ★カーテンコール/M10 お嬢さんお手上げだ(リプライズ)
★カーテンコール /M11絵描きと王女様 みっつの方向にお辞儀して 高台の奏者にも拍手して 歌いだす前に、Julieの脚がロケンロールにゆれていた初日だったけど 2日目はなしだったかな 歌って踊って、恋こそが そう人生さ! ついつい一緒にマイム みんなの歌声合わせて 歓声の中、幕が下りて カーテンコール2 客席の拍手で ふたつ目の幕が上がって コールも添えてスタンディングオベーション みんなの歌声合わせて 幕が下りて カーテンコール3 まだまだ余韻の手拍子の客席だから Julieの言葉はなくっても みんなの歌声合わせて トリプルカーテンコールで2日目終えて、一足早く帰るたび仲間を駅で見送って 明日のため、休養をとって横町へくりだすのはやめて仙台の夜景ながめつつ、ほどほどの乾杯♪ 5月26日 記 ◆5月22日(金)晴れ 日立システムズホール仙台 シアターホール 観劇14回目(仙台最終日目) 昼の部13:30~16:35ごろ 朝食ミィーティング仲間もいないのに昨日と同じ時間に、庭の白いハナミズをながめつつゆっくり朝食を美味しくいただき、鍵を忘れたりしつつ、フロント経由で部屋に戻って、数日前に薔薇さんぽした場所などTVでながめ、部屋でまったりの午前中を過ごして朝刊一面の数字に昨日、客席で偶然並んで観賞したひとのことなど思い出したり 観劇前に、旭ヶ丘駅の前にある公園で森林浴などしてベンチにレンゲの花飾りなどみつけて これからJulieが座る舞台のベンチなど思い浮かべてついついパチリ 初日と二日目と違い、追加観劇ではないので周辺と会話することもなく、山の風景の緞帳をみつめ開演待ち こっちの方向からは栃木の初日いらい2度目の観劇 客電が消え暗転になって、緞帳の向こうに神経を注いで un(アン) deux(ドゥ) trois(トロア)のカウントがくっきりスピーカーから聴こえて ★オープニング /M1 絵描きと王女様 緞帳が上がったら栃木初日のような方向からのながめ 拍手と手拍子で始まった パリの場面で登場する人物がそれぞれの衣裳で ♪絵描きと王女様♪を歌って踊って 沢田研二が演じる絵描きさん(小説家 安楽満裕士) 昨日の表情を思い描きながらベレー帽の絵描きさんの横顔をみつめて 那海ちゃん演じる王女様(井上さな子) すわ親治さん演じる公爵(牟田) 野田晋市さん演じるカフェの店主(蕎麦屋つる吉の店主) 森下じんせいさん演じる新聞売り・カフェの客(警察官・写真屋・雑誌の編集長) 千田訓子さん演じるばあや(蕎麦屋の店主の妻) 山崎イサオさん演じる老人(立花亭酔嬌) 毎回、パリを懐かしんで歌と踊りを楽しい気分で、ココロの中で一緒に歌いつつ 役者さん越しに舞台の後方に映る斜めな感じのメリーゴーランド風の回転している照明みつめ 初日に2階席でみつめた記憶が重なって足元の照明は、見えたような見えなかったような 老人とカフェの店主と新聞売りと公爵とが並んで踊っていたのも新たな発見 王女様をお姫様だっこする逞しい絵描きさんの腕 若い王女様がJulieの腕にダイヴするって感じを昨日と違う角度でみつめ 重低音(バリトン?)な歌声でオペラふうに歌う絵描きさん斜めにみつめ ティアラを投げ捨てるマイムしながら歌う王女様は、まじかにみつめ そんな瞬間は、舞台が真っ赤な照明に包まれていたような ♪恋に乾杯 恋こそが そう 人生さ・・・って、つい同じくにして オープニング終えて、チェロの響きに いろんなマイムしながら各自つぎの出番のスタンバイ 王女様が絵描きさんに出会う前に公爵にあっかんべぇ~をしているのも発見 絵描きさんとの距離が遠い分、いろんな場面をみつめてオープニングを楽しんで ★プロローグ パリの街角 絵描きさん、自分の書いた絵をグレイシュな緑色したイーゼルに立てかけて 今日も絵のモデルさん待ち J'avais faim J'avais faim フランス語でお腹が空いたよって毎回消え入りそうな声で 三日も 何にも食べてないから骨と皮だけになっちゃったって これは定番になったみたいだけど周辺はまあるいカーブに笑いを添えて 4日目も絵が売れないとパンにありつけないから、 よしって勇気をだした瞬間は手をぎゅっとしていた? さなちゃんのおこりんぼ父さんの声とは全く違って ありったけの美声で66歳とは思えない素敵な声 いろんなフランス語交えて道行く女子にパリ土産に絵はいかが?って お金を持ったことがない女子だったから残念 メルシーボクボクは若い絵描きさんなのに この辺では安いほうというときには、急変しておじさんチックに たまった家賃も払わなくちゃってフランス語で嘆きの声を発して しょぼんとする哀れな絵描きさん、なにやらわからない嘆きの声 a bientot(またね)したのに 絵描きさんがあんまり嘆いてしょぼんとするから お金を稼ぐことにめざめて、また会いにくると約束する王女様 絵描きさんも、絵の具で汚れた仕事着の裾をつまんで女子みたいに、ごきげんようって 右脚も可愛く後ろにひいて 号外を読む絵描きさん、読みながら、おじさんチックになったりしながら さっき声をかけた女子が王女様だと気がつき大慌ての足元は 少年ボクの弾む足元と背中 (第一幕) ★明治の終わりの東京の下町の蕎麦屋 *明治元年(1868)~45年(1912) 蝉のコーラスが聴こえたりヒヤを飲みたいくらいの夏のころ
★公園 /M2 お嬢さんお手上げだ
★二時間後 安楽満の家 初日の12回目のお宅訪問は初めて天井から?2階席から部屋全体を上から目線で見下ろしたら ゆうじさんがエア電気のスィッチを捻ったら 「誰が散らかしたの?」ってひとのせいにしたけど 昨日、13回目のお宅訪問は1階席から 脱ぎ散らかして見られたら恥ずかしい紐がついてる下着もあったり豆絞りの手ぬぐいも そんな部屋を「おーーーー カオスだ」って表現したゆうじさん ★<Chaos>混沌とか無秩序とか雑然とした様子 グチャグチャ 3日目、14回目の訪問は「おー 不覚であった」 洋間に住んでるハイカラな暮らしぶりなのに、なんでひもつき下着なんだろうね 毎回不思議だけど ライスカレーは精養軒が一番と 自慢げなゆうじお父さん テーブルに置きっぱなしの豆絞りの手ぬぐい、いつどんなときに使っているんだろ どてら姿や蓑に似合うのになんて毎回みつめて さなちゃん、憧れのお父さんの散らかった部屋に唖然としながらも お母さんが好きになったひとの暮らしぶりがまだ想像できないでいる スコッチウイスキーのボトル、遠くちっちゃく見えて 蓋を開ける音が昨夜のように響かなかった 書きたい題材がなくって注文も減ったお父さんだから、かまわないでって グラスを口元に ウイスキーを一気にあおる スコッチウイスキーのストレートな味わいの声と表情 さらにボトルの蓋を開け、やっぱりポン!って響きは聴こえず ショットグラスにウイスキーを注ぎ、口に運んだあとの表情と味わいの声 ゆうじさんの本棚から さなちゃんが記念にもらったのは少女小説「王女と絵描き」 春号と夏号 謹呈さな子の場面 Julieは思い出のパリだけど ゆうじさんは想像の中のパリ サインをするとき、昨日はテーブルの上でなく、本を手に持って文字を書くマイムしていたっけ ひとの背中越しだったけれど白魚指先がイキイキしているのが見えてよかった 今日は普通バージョンに戻ってペンを握る指先、いつも小指がイキイキしていたっけ
水浴びって言葉にあれこれ想像しちゃうそんなお父さんを、もっとドキドキさせてあげようと 春に撮ったばかりのお母さんの写真をゆうじさんが座ってるテーブルの前に置いていくさなちゃん
M3 フォトグラフ いろんな複雑な気持ちのまま、再び春に撮ったばかりの小春さんの写真みつめて 元恋人との過ぎ去りし青春の日を想い浮かべて歌うゆうじさんの素敵な歌声 センターで歌うゆうじさん、斜めな感じに向いて ♪君の知らない長い時間を たたいたずらに僕は生きてきた ♪君の知らない長い時間を 君はどんなふうに生きたのか 写真を持つ手が左バージョンだった? ♪どうして あの日その手を離してしまったのか・・・・ ♪どうして あの日君から去ってしまったのか・・・・ さしだした右手をぎゅっとしながら小春さんと別れてしまった後悔の念 いつもと向きが違ったような初めてバージョン 左手に持った写真がこっちを向いていたっけ 小春さんが見えたような見えないようなだったけど 眼鏡越しじゃないと、更にいいのになぁなんてココロの中でして ゆうじさんも、小春さんとの過ぎ去りし日の余韻に浸っていたのに、乾杯仲間たちが訪問 あわてて左袖の袂に写真を隠す
乾杯仲間たちも笑ってしまい、進行が止まっちゃって、Julieはみんなにすまんすまんって手で謝ったり 師匠は扇子で、先生の頭をコツンってしていたかなぁ、牟田さんが、先に進めてもいいかなぁって頑張って進めて 牟田さんが帰ったあと、つるちゃんのおかみさん、おきんさんが登場 つるちゃんのおかみさん、ダンナさまには早口でまくしたてるのに やっぱり気があるみたいなそぶりで、スツールに座ってゆうじさんに優しく話しかける ゆうじさん、話してる最中に、また枝豆に手を出しちゃって、またもや莢をピュっとしたら豆が跳んで おきんさん床に転がった豆を拾って食べちゃった! 豆を跳ばしたJulieも大笑いだからセリフが。。。 おきんさんたら戻って行くとき、つるちゃんに、「 拾って食べちゃったの」ってマイムつきで報告して <仙台枝豆シリーズ> ひとつめ 2階からお重の中にいる枝豆をみつめて ふたつめ いつもつるちゃんだけが食べるのに、師匠も食べて みっつめ ついにJulieが枝豆に手を出して、枝豆ふたつも跳んで、おきんさんが食べちゃった 斗酒をグビグビいっぱいしたから、酔いがまわって ふぅ~も何度か お酒に酔ってふらつくマイムも実に上手くって、 部屋の段差を踏み外す細かな演技に 毎回おっと危ないってなりそうだけど ライティングデスクの椅子の背もたれにつかまる技もふえて 一安心 さなちゃんにドア越しに お父さんになりきって言いたいこと伝えたあと おやすみマイムが、飲んだくれな足取りでおとっと さなちゃん、部屋から飛び出してきて 原稿をさしだす ゆうじさんが、さなちゃんをしばらく家にあずかろることにしたら さなちゃんは内弟子になったつもりに。。。。 おやすみマイムでまたもや笑わせてくれるゆうじさん ★M4 HANAHUDA BOOGIE (昭和編のまーじゃんから花札へ) おじさんたちの頭上にあるパープル照明は高台だというのに感じられず 2階席で確認した足元のパープル色はどうだったろ 師匠の家の神棚のしではパープル色に染まって 下手から無表情なおじさんたち、イントロで指パッチンしつつ、 妖しげなため息?「ハー」を発していたJulieだったけ 昨夜はゆうじさんの「イエー」2日目は「シー」もついて ハ!ナフダになったり、ハ!な歌になったりは 白魚人差指でツイストもどきのとき着物姿で下駄の垂直ジャンプ♪ その瞬間、水玉模様の襦袢がチラっと 下駄ジャンプ2回は外したらつまんないから定番になって 師匠が毎回わかんねぇだろうなぁっていう人文字 1と7 2と7 8と9(オイチョとカブ) 花札しながら歌うとき、手拍子もなくだからエンディングもシンプルに 客席の反応で、ずいぶんと変化させるJulie、生の舞台はそんなもの ★酔嬌の家 夜も更けて、花札していても、さな子の帰りを心配するゆうじさん 探しに行くとき、メガネをはずしてレンズをてぬぐいで拭いていたのは昨日だったっけ てぬぐいで額の汗をぬぐいながら家からもどったゆうじさん 縁側の角っこにこしかけて、水玉模様の襦袢の裾からのぞく足元は まっすぐだったり、ななめだったり、クロスだったり 残念ながら、こっち側からは 点がかくれんぼ 内弟子になったつもりのさなちゃん よかれと思ってお父さんに仕事を持ってきたのに 余計なことをして、ゆうじさんに叱られる 左手も右手も人差し指マイムだったか記憶が曖昧 普段でも声量があるのに、怒るとヴォリュームマックスになって 怒りの演技は、さらっとのほうがいいなぁって思うのは私だけ? ココロが止まったまま何も書くことが思い浮かばず、行き止まりのゆうじさん 読者から そっぽを向かれることがコワイゆうじさん 自分をさらけだすゆうじさんに、牟田さんもココロの扉を開ける 牟田さんの話を聴くとき俯くバージョンだったり宙をあおぐバージョンだったり ゆうじさんが 声をしぼりだすように 夏目漱石の「草枕」の一節を 智に働けば角が立ち 情に棹さしゃ流されて 意地を通せば窮屈で とかくこの世は住みにくい ほろっとしたり大泣きしたりのおじさんたちも一緒に歌って、花札で憂さ晴らし ゆうじさんが帰ったあと、さなちゃんがゆうじさんの子供じゃないことを知った花札仲間たち 黙っておこうと決めた師匠だから、腕組みもできなくなっちゃって ★M5 絵描きと王女様 チェロの響きのイントロ、さなちゃんの声に寄り添うグロッケンの微かな響き ちょっとハスキーな声で歌うさなちゃんをまっすぐみつめ 椅子に座る瞬間の暗闇の中のJulieは、どうだったっけ、昨夜につづき見逃して 歌声が聴こえた瞬間は 腕組みと足を組むバージョン 歌いながら腕を頭の後ろへ、着物の袖から白い腕がのぞき そして、ちょっと前屈みになって両手を前に このみっつの組み合わせ、そのつど順番も違って 最終日は どんな順番だったろ 遠い横顔のJulieなのに、スピーカーのせいで、優しいあったかい歌声が耳元に届いたっけ 流れ星の瞬間もみつめ緞帳のおりる瞬間までJulieの横顔を目で追って (第二幕) ★幕間狂言 うらぶれた酒場 老人とつけがたまってる客とアブサン飲みながら絵描きさんの噂話 王女様と出会って一生分の運を使い果たしてしまった噂の男子 いつもドアベルと当時に哀しげな表情で入ってくる絵描きさん 端っこの席だから、ドアのところ?壁にへばりついてスタンバイしているJulieが見えちゃった スタンバイしてるときに 哀しげな気持ちをためてためてしているのね 1杯飲ませてと、白魚人差し指も哀しげに、店主にお願いする絵描きさん さなちゃんのおこりんぼ父さんより、哀しげな絵描きさんがじゃすとふぃっとなJulie 老人にワカイノ座れと言われたのに もうすでに酔っているから足元がおぼつかなくって、椅子になかなか座れない絵描きさん 昨日より、マイムがちょっぴりだった 恋に破れたボクの気持ちなんて誰にもわからないさって表情、66歳なのに 透き通るようなつるつる美肌の絵描きさんを斜めな感じでみつめて 老人が、話を聴いてくれると言うのに、哀し過ぎて話せないって お酒の力を借りなくちゃって 老人の手の中にあるアブサンのグラスを お腹も空かしているのに、一気飲みするものだから。。。。。 飲んだあとの表情、回を重ねることに進化して いっぱい強いお酒だよ~って、何度も喉がうったえていたっけ ゴジラみたいな声だして、緑色のお酒が強いお酒だってこと、客席に教えてくれて 酔いつぶれて椅子の背もたれに仰向けにのけぞる絵描きさん 絵描きさんの胸ポチつついて死んじゃったの?ってマイムはどうだったっけ 絵描きさんの生きてるよってマイムもあれこれ ピクだったりううんだったり M6 アブサン 酔いつぶれてる絵描きさんの襟首つかむ老人 全身の力が抜けちゃって操り人形みたいな 帽子からのぞく銀色の前髪がふあっとしていい感じ 足元もおぼつかないほどの酔いどれになった絵描きさん おぼつかない足取りで こっちにカニさん移動して 両手は 途中からやめちゃった例の動きして、ちっともボクじゃなくって 酔いどれおじさんになって、老人を指差すのに、あれ向こうだったと さらに指差して 老人に向かって爺さんには、わからないさって ボクが恋したのは 地上に降りてきた天使みたいなんだからと 白魚指先がマイムして 跪いて歌う絵描きさん、昨日は背中越しでかくれんぼだったけれど、足元も確認できて 老人が笑うから 笑わないで信じてよって 相当な酔いっぷりの歌声だった 跪いて、 天使に恋した哀れなボクの嘆きを聴いてよ この先の人生は闇夜と同じなんだから 生きる価値もなくってさ 見上げる空は格子越し、牢獄の中で月も見えないしさ 両手をかざしたり 指先をからませたり 指先からのぞく表情が なんとも可愛く 這いつくばってる白魚指先もみつめ ひとり地上に残されたボクは どうしたらいいのって嘆く絵描きさん 酔いつぶれながら 解決策をみつけて 人生なんてそんなもの もう意味がないさ そんな夜は飲むしかないさって 白魚指先が乾杯マイム 更に嘆くボク 恋を信じたボクがバカだったの って 頭をコツンとして 足取りはさらにおぼつかない新しいバージョン 屈伸運動と横移動バージョン、あれこれいろんなマイム生み出すJulie そんな夜は飲むしかないさ アブサン もう一杯って 乾杯マイム 酔いどれて 足も更におぼつかない絵描きさん 歌声も ゆれにゆれて 声もお酒に酔って ボクの歌い方だったり老人の歌い方にも似たりして いろんな声で歌って聴かせてくれて 老人とようやく意気投合して、ふたりで肩を組んで楽しそうに歌って アブサン シルブプレしたあと 1日目はジュテームよっつでたっぷり♪魅せられて♪してくれたけど 2日目は、もひとつおまけでジュテーム×5だったっけ 最終日はジュテーム無しだった ★幕間狂言 某国大使館 M7(曲名は?)
★一週間ほど後の雨降りの深夜 じわじわとほっかむりなこなきジジイ登場に客席も気がついたひとから、クスクスの笑い 周辺の客席、ほっかむりと蓑のお姿に爆笑 興奮気味に帝大生のことを語る親ばかとうさんのゆうじさん つるちゃんに落ち着いてと促されて、深呼吸などして ワイパーの指先は、反応が少なくなってちょっぴり? 眉毛の雫のくるんの指先もあったっけ、どうだったろ おまわりさん、腰にさげた手ぬぐいで濡れた顔をぬぐっていたのは最終日? 一日目の横向きのブルブルは反応ちょっぴりだから 二日目は蓑の背中を見せてブルブル 最終日も、背中のブルブル、まめしぼりのほっかむりだったらもっと可笑しかったかもね 冷静にみつめたら、洋室でハイカラな暮らしなのに、なんで蓑を持っているんだろうだけど ★六時間後 安楽満の家 蓑の親ばか父さんから帰りの遅い娘を寝ずに待つおこりんぼ父さんにへんしん 椅子の肘置きにいる左手、ボクJulieの手、右手もJulieしていたっけ 右脚はオットマン(足置き台)に乗せて、新聞を顔に伏せ ソフアーでうたた寝してたら朝帰りの娘が帰宅 帝大生の部屋にいて朝帰りだから さなちゃんが何をしていたか、もっと知りたいゆうじさん 昨日は、怒りのあまり宙に跳んだおこりんぼ父さんだったけれど 最終日はシンプルバージョン テーブルとんとんは、痛い!の言葉も添えて 相変わらず指先がソファーに訴えていたっけ さな子の熱意に、小説を書くことが好きだった自分の若い頃と重ね合わせて 小説家を廃業する気になる ゆうじさんの夢、さなちゃんに託して ゆうじさんが使っていた万年筆と原稿用紙はさなちゃんへ M8 あたしの嘘と誰かの夢 誰かの夢は 大事な誰かを傷つけて それなのに、ひとはどうして 夢ばかり見てしまうの?って 神様に訊ねるゆうじお父さん 中年になったって未だにわからないみたい 蕎麦屋のおかみさんにたたき起こされて メガネもかけずボサボサのみだれ髪で寝起きのゆうじさん ドアの向こうで髪をボサボザに乱す仕草が目に浮かんだり ★数時間後 酔嬌の家 師匠の庭のお花、ゆうじさんはいつも縁側から出入りしてるから 何のお花が咲いてるか、知ってる? さな子が、先生の娘だと嘘をついていたことを告白 さなちゃんの土下座の足元、2段階ギア入っていたっけ さなちゃんの足の裏までみつめてマニアック鑑賞して びっくり仰天のゆうじさん、すぐには信じられず回を重ねるたびマイムが進化して 部屋をとびだすさなちゃんをおいかけるゆうじさん 一大事のゆうじさんなのに、湯上りの牟田さんは、お気楽にかけの結果のこと バンド演奏 チェロとバンドネオン、それにドラムの音も重なって ♪酔いどれ関係♪ 身体に染み込んだメロディーを聴きながら、見送りスーツに着替えているゆうじさん 気持ちをJulieモードへと、その前に ちょっとお父さんモードで銀座へ寄り道 暗転の中、椅子に座るゆうじさんをみつめて ★銀座の写真館 写真屋さんの方向に座ってるから、暗転の中、椅子に座るJulieをみつめて 椅子に座るとき、その日の気分で 斜めだったり真っ直ぐだったり 写真を撮られると魂をぬかれちゃうと帽子は口元だったか、指先が口元だったか あんだ いつの時代の話してんだが んだら 撮っぺ はい!鳩がでっから!の合図に 顎に人差し指だったりLの字だったり 宮城弁に拍手と Julieの決めポーズに拍手 さなちゃんとツーショットでは 宮城弁の写真屋さんに あれこれ言われちゃうゆうじさん 1枚撮られたら、魂ぬかれることなく モデルさんになったつもりで落ち着きなく動くから 動いちゃだめだって言ってっぺ なんて言われつつ 椅子の背もたれに手を添えてほれほれ 鳩がでっから!合図に 人差指が客席に向かったバージョンが最高だったけど Julieのあの手この手マイムで毎回楽しい銀座の写真館 めんこい娘っ子 だんなとは なじょな仲なのっしゃ ご当地シリーズ やっぱり生まれ故郷の言葉が一番に染みて
★公園のベンチ
元恋人に再び思いをよせる感情が芽生えたら、小説を書きたい気持ちもじわじわとわいてきたゆうじさん さなちゃんにも、絶対小説家をやめないでと念を押され、ココロの中が一気に慌ただしくなって
ゆうじさんが小説を書く気持ちになってくれて、さなちゃんの気持ちは日傘の中で ゆっくり落下する帽子、動揺したゆうじさん、白い靴も動揺して帽子を弾いて さなちゃんにからかわれて、おこりんぼになったりしながら ベンチに座るゆうじさん 元恋人の娘の登場で、50半ばの停滞していたココロが復活して 本当の娘だったらよかったのにってゆうじさんの声が沁みて M9 パパだったらよかったのに さなちゃんの背中越しに、向こうのJulieの表情をみつめ 帽子をかぶって、ぽっけに親指で歌いだしのカウントに ついつい深呼吸して ほろっとしつつ、ふたりの素敵なハーモーニー、心にいっぱい沁みて 帽子をとって ♪昨日はハロー ♪明日は グッバイ ♪二度とは会えない ♪いつまでも 忘れられない人がいる・・・ ♪昔の面影 今もこの胸 苦しめるのをやめない・・・
幕間のチェロの響きがゆうじさんのココロの余韻を残して それなのにチェロの演奏聴きながら、お相撲さんの予感なお姿にへんしんしているJulie ★二ヶ月後 十月の終わりの夕刻 蕎麦屋 夏のベンチの場面から、季節は移ろい、秋の気配 店内では飲み仲間たちが、ゆうじさんの短編小説にあれこれの感想 辻占いになった牟田さん、さなちゃんが元気にしているのが見えるそうで 左手を客席方向に揚げては定番になったよう 噂のゆうじさんが、部屋着のまま?縄暖簾くぐって入店 心がときめく感情が復活して、万年筆の運びもスピードアップしちゃったから どてらにボサボサな髪に手ぬぐいを結んでヘヤーバンドみたいにして 袖からのぞく両手はラッコみたいにして ラッコの指先がクロスして可愛い♪バージョンは昨日だけ 100年どころか40数年の恋もさめるお姿で 「目の下にクマ」、師匠の言葉に、 頭に巻いたてぬぐいを外して、なめて目の下をごしごしするものだから客席は手をはたいて大爆笑 回を重ねるたびに、Julieの笑いの秘策もつぎつぎ重なって
プライベートなJulie、お酒の時間は、すんごく楽しい時間なんだろうね なんて、同じくなひとは、毎回喉がごっくん 空っぽの斗酒なのに、ほんとに酔っちゃってるのみたいな言い方だったっけ そんなゆうじさんに、家の前で帰りを待つひと、とりあえず見にいってきたらと仲間たち それじゃあ見てくるよってなんだか嬉しそうな後ろ姿に エア斗酒でだいぶ酔っちゃってるゆうじさんだから、師匠が大丈夫かなって心配して 途中で引き返してきて まあるいカーブしっかり包み隠す指先と、下駄のツーステップな足取りで 横移動するゆうじさん、白魚指先でダメダメしたって地団太したってみんなに通じない 手をダメダメしてどうしたの?とつるちゃん ゆうじさん、こんな格好じゃ会えないって、どてらの前をオープンして 客席は大爆笑 ラクダ色の下に白い肌着も重ね着してるから胸ポチは感じ取れず 師匠に今だけだから着物貸してって 師匠が着物貸してくれないから、頭の手ぬぐいをはずして 牟田さんの辻占いの帽子も斜めにかぶって 足元はついついポージングなどして まあるいカーブつきだして、されるがまま仁王立ちのゆうじさん つるちゃんが蕎麦屋のまえかけをはずして、まあるいカーブにしめてあげたら もうその気?よし!って気合い入れ充分 さっきJulieが跳ばした枝豆食べちゃったおきんさんに 気が急いちゃってるから、早くしてと急かすJulie つるちゃんのいっちょらいも着せてもらって 色白つるつる美肌の顔にまで気合い入れなどして自分で掛け声もかけて よ~し!って待ったなしのJulieだから客席も手をはたいて大爆笑 昨夜は すごーーーーーく へんじゃない?と同意を求めたいゆうじさんだったのに 定番のへんじゃない?って仲間に同意を求めることなく ろぼこっぷJulie、顔に気合い入れしたものだから 自ら決まってるね!ってお初バージョン 斜めからまっすぐみつめたら、嬉しそうなJulieの表情だったっけ なんどもなんども 掛け声かけて気合い入れして 自信たっぷりな表情で よーーーーーー~し!行ってくるよって スキップじゃなく のしのしって下駄の音響かせて縄暖簾くぐって 師匠ったら 酔っぱらってるから大丈夫か?って 仙台3日目のゆうじさん、エア斗酒どんだけ飲んだかなぁ 師匠が心配するほどたくさん飲んじゃったのも こんな姿じゃ、しらふじゃ元恋人に会えないじゃんって お酒の力を借りたゆうじさんだった!! 最終日のゆうじさんの姿が 本当はヘンだよって 客席も同感の拍手して 縄暖簾越しに見えるふたりのシルエットは想像もつかないけれど 蕎麦屋の店内は待ち焦がれたふたりのシルエットにあれこれして大騒ぎで シルエットの女性がさなちゃんのお母さんだと思う人?って 客席からちっちゃくハーイってして (二幕)の幕がおりて 緞帳の向こう側では、見送りスーツにへんしんしたJulieがスタンバイ ★カーテンコール/M10 お嬢さんお手上げだ(リプライズ)
★カーテンコール /M11絵描きと王女様 みっつの方向にお辞儀して 高台の奏者にも拍手して 歌いだす前に、Julieの脚がロケンロールにゆれていた初日だったけど 初日よりも多めなロケンロールな足元だった♪ 白い靴が不言実行のJulieの気持ちを代弁してくれたのね 歌って踊って、恋こそが そう人生さ! 一緒にマイム みんなの歌声合わせて 歓声の中、幕が下りて カーテンコール2 客席の拍手で ふたつ目の幕が上がって コールも添えてスタンディングオベーション みんなの歌声合わせて 幕がおりて カーテンコール3 まだまだ余韻の手拍子の客席だから Julieの言葉はなくっても みんなの歌声合わせて 幕がおりて 最後の緞帳がおりる寸前に、さなちゃんのお手振り Julieの指先も意思表示していたっけ 客席はまだまだ名残惜しんでいたけれど、公演終了のアナウンス 気持ちを帰り支度にきりかえて 客席も一緒に参加しての カーテンコール 普段は手拍子が 歌声の邪魔をするのが嫌派だけれど 熱い熱い気持ちの大盛り上がりの客席 客席の熱い熱い気持ちが Julieの嬉しい表情に、歌声に、パフォーマンスに映り込んで お嬢さんお手上げだ・明治編 自分がみつめたどこの街よりも 一番 熱い雰囲気の 仙台の千穐楽だった 熱い雰囲気のなかみ 個人個人、いろんな想いが込められていたのかな、自分もそうだけれど 初日は宮城の内陸のひとと並んで観劇 2日目は海沿いで家族を津波で亡くしたひとと並んで観劇 3日目は澤會席だったから周辺の誰とも会話しなかったけれど Julieの余韻でホールをあとにするとき 富士の間のまあるいテーブルで、たった1度しかおしゃべりしたことないのに 名前交換もしてないのに、ふたたび生まれ故郷の文字に繋がったり 自分をアピールするため自ら名刺を配るなんて噂も風の便りで届いたり 自らなのることしなくっても、足を運んで繋がった縁は 自然に再会させてくれるのかな神様が 震災で 公演中止になった幻の仙台公演 4年経ってやっと実現できて、3公演目の、千穐楽の緞帳が無事におりて 追加観劇の初日、2日目、一般売りだったからこそ 生のJulieを生まれて初めて観たひとの感想も聴けて いろんな意味で、心に残る観劇になって 帰りの新幹線でみつめた移りゆく車窓、眩しいお日さま、沈む夕陽、青い空に白い尖った三日月 夜空の三日月も、思い出に彩りを添えてくれて 6月18日 記 TOP |