2015 沢田研二 音楽劇 お嬢さんお手上げだ 明治編 


りゅーとぴあ新潟市民芸術劇場 3/20  初日
鹿児島市民文化ホール 3/24
熊本県立劇場 演劇ホール 3/27
紀伊國屋サザンシアター 4/1~4/13
大阪 シアタードラマシティ 4/16~4/19
名古屋ウィンクあいち 4/24~4/26
北九州芸術劇場 4/28~4/30
広島 はつかいち文化ホールさくらぴあ 5/2~5/3
栃木市栃木文化会館 5/9~5/10
札幌サンプラザホール 5/16~5/17
日立システムズホール仙台 シアターホール 5/20~5/22
静岡 グランシップ 5/27
高知県立県民文化ホール・グリーン 5/30~5/31 大千穐楽  /全41公演

追加公演
渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール 6/5~6/7 3公演


<2015年>

◆5月10日(日)晴れ             栃木市栃木文化会館  観劇11回目(栃木最終日) 
昼の部13:35~16:38ごろ

一年ぶりの蔵の街さんぽしてからの昨日の観劇は、散歩の余韻も重なって実に楽しい観劇になって
その余韻の宴も楽しく終えて、二つ目の宴は午前三時を過ぎたというのに、爽やかな栃木の朝をむかえて
ぶらんちミィーティングしている間に、会館に移動する時間になって
昨夜の雨も上がって、青い空に歩道の鯉のぼりも気持ちよさそうに泳いで
昨日もみつめた歩道のハナミズキ色のお花は何だろう?ってしてたらお嬢さん明治編のポスターが貼ってある駐車場のおじさんが
栃の木(トチノキ)って、昨日、巴波川遊覧船の船頭さんが教えてくれた木と同じく
フランス語ではマロニエ、パリの絵描きさんを栃木で演じるのが5月でよかった

帰りの待ち合わせ場所など決めて各自の席へ
緞帳などみつめながら、広島とは舞台の幅も、客席の配置も違うので
ゆうじさんが演じる位置はどこだろうなんて思い描きながら緞帳が上がるのを待って
周辺にはおしゃべりするひともいなかったので、ひたすら自分の世界にひたって
時計を確認することなくだったけれど、開演時間は少し遅れていたみたい

客電が消え暗転になって、緞帳の向こうに神経を注いで
un(アン) deux(ドゥ) trois(トロア)のカウントが緞帳の向こうから聴こえて

★オープニング /M1 絵描きと王女様
緞帳があがったら昨日は新聞売りの方向から
翌日は、ばあやの方向、絵描きさんのひらひら指先をちょっと斜めからみつめて

パリの場面で登場する人物がそれぞれの衣裳で
♪絵描きと王女様♪を歌って踊って

沢田研二が演じる絵描きさん(小説家 安楽満裕士) 

那海ちゃん演じる王女様(井上さな子)
すわ親治さん演じる公爵(牟田)
野田晋市さん演じるカフェの店主(蕎麦屋つる吉の店主)
森下じんせいさん演じる新聞売り・カフェの客(警察官・写真屋・雑誌の編集長)
千田訓子さん演じるばあや(蕎麦屋の店主の妻)
山崎イサオさん演じる老人(立花亭酔嬌)

毎回、パリを懐かしんで歌と踊りを楽しい気分で、ココロの中で一緒に歌って
広島ではどこかをみつめていて見逃したので
王女様をお姫様だっこする逞しい絵描きさんの腕を見逃すことなくみつめ

重低音でオペラふうに歌う絵描きさん、バリトン?の歌声ちょっと向こうにいて
老人のパートはバス? 真正面にみつめて

♪恋に乾杯 恋こそが そう 人生さ・・・って、つい同じくにして

オープニングの絵描きさん、いつも銀色の前髪はグレーのベレーの中にしまって
二部の酔いどれ絵描きさんのときに前髪ふあっとさせるんだっけ

栃木の舞台高いけれど、役者さんたちが立つ位置が奥の方で
客席との距離もあるから見上げなくっても自然な目線でみつめて

オープニング終えて 各自つぎの出番のスタンバイ

絵描きさんから離れた位置で観劇した乾杯仲間
見ちゃったわって、王女様ったら公爵に あっかんべぇ~したらしい
そういえば、昨年、栃木の悪名で、初日のときあっかんべぇ~の朝やんみつめたんだっけ

★プロローグ パリの街角
絵描きさん、自分の書いた絵を緑色だったかのイーゼルに立てかけて
今日も絵のモデルさん待ち
J'avais faim J'avais faim
フランス語でお腹が空いたよって毎回消え入りそうな声で

三日も 何にも食べてないから骨と皮だけになっちゃったって
周辺はまあるいカーブに笑いを添えてあげるひと いっぱい

絵が売れないとパンにありつけないから、

よしって勇気をだした瞬間は?
目をぱちぱちして瞳を輝かせていたのは広島だけ?

パンが食べたいから、ありったけの美声で66歳とは思えない素敵な声で
いろんなフランス語交えて道行く女子にパリ土産に絵はいかが?って
お金を持ったことがない女子だったから残念
今日も何にも食べられないと フランス語で嘆きの声を発して、しょぼんとする哀れな絵描きさん

絵描きさんがあんまり嘆いてしょぼんとするから
お金を稼ぐことにめざめて、また会いにくると約束する王女様
絵描きさんも、絵の具で汚れた仕事着の裾をつまんで女子みたいに、ごきげんようって
そのあとに椅子に座るとき、後ろ向きだから椅子の位置が。。。
とりあえず座れたけど、もうちょっとずれたら危なかった
表情みつめるよりもう少しそっちよって合図したくなっちゃった

そのあとパリで王女様が行方不明になった号外を読む絵描きさん、
お腹が空いてるから?読み方がちょっとおじさんチックだけど
さっき声をかけた女子が王女様だと気がつき大慌ての足元は 少年ボクの弾む足元

若き日のJulie、パリにいったりきたりだったから
フランス語の歌も発売したり、言葉の壁をいっぱい経験したから
40年近く経ってもフランス語がこぼれ落ちそうなくらい自然にでちゃうのね
フランス語といい加減な言葉も混ざってるところが面白いけど

(第一幕) 
★明治の終わりの東京の下町の蕎麦屋 *明治元年(1868)~45年(1912)
ヒヤを飲みたいくらいの夏のころ、蝉のコーラスに初めて気がついて
安楽満先生の前で、ずっと立ってる女子の噂話と
50半ばの安楽満先生の噂話で盛り上がる店内に、さなちゃんとおまわりさん登場

蕎麦屋のおかみさん、
目玉のまっちゃん似のおまわりさんとさなちゃんに麦湯をふるまう

<麦湯>
江戸時代からの飲み物で麦湯店でだされていたよう
明治時代にはカフェができて違う飲み物が親しまれるようになって
麦湯は家庭で飲まれるようになったそう(現在の麦茶)

ネズミ年と辰年の話題で盛り上がったりしていたら
楽しそうな安楽満先生、喜びの声をあげて走って縄暖簾くぐって登場

活動で目玉のまっちゃん(尾上松之助)を観てきたから
ゆうじさんの喜びの声、いっぱいビブラートついて
活動の余韻のまま店内でチャンバラごっこするのに
つるちゃん、もうあきたみたいで、あっさり

弟子志願のさなちゃんが書いた手紙
読まずに捨てちゃうゆうじさん
(昔、ファンレターは読まないって言ってたJulieだっけ
いいこともそうでないことも読んでいたらやってられないものね)

ゆうじさんとさなちゃんの関係がバレて頭から湯気がでそうな勢いのゆうじさん
扇子で仰ぐ髪をふあふあさせつつおこりんぼな表情みつめ
オサイフをだすときは足元がクロスぎみになって気になっちゃうけど
ああ、あそこになんて

楽しい日のはずが、さなちゃん登場で、ふんだりけったり嘆きの声
扇子を口元にあてたりしながら、元恋人の井上小春とのことを語るゆうじさん
囁くようなちっちゃな声だから、師匠たち、聴き取ろうとしたものの
あんまりちっちゃくて、聴こえないって
扇子を閉じたり開いたりしながら別れた経緯を語ってるうちに
ふたたび怒りがこみあげたゆうじさん、目の前にあるお酒も口にすることなく
ため息つき、下駄の音がゆうじさんの怒りのココロを表すはずが。。。。
昨夜はついつい下駄でスキップなんてしちゃって
ココロと白いおみ足の気持ちは一緒じゃなかったみたいだけど
最終日は、スキップどころじゃなかったみたい下駄の気持ちも

★公園 /M2 お嬢さんお手上げだ
蕎麦屋を出て行くときの下駄の足音の気持ちのまま歌うゆうじさん
昨夜はスキップしちゃったせい?扇子の動きが少し緩やかになったような気がして
月亭可朝さんのように見えた表情も、少し薄らいだ気がしたけれど
扇子を動かしながら歌う横顔は やっぱり似てる月亭可朝さんに

公園のベンチでおまわりさんといるさなちゃんを遠くからみつめるゆうじさん
嘆いてみたって、ここはお父さんの気持ちになって連れて帰るしかなくって

★二時間後 安楽満の家 
天井から吊るされたエア電気のスィッチを捻るゆうじさんに
11回目の訪問しても、相変わらず散らかってる一人暮らしの居間
電気をつけて部屋が明るくなったら、活動を観に出かける前のまま

脱ぎ散らかして見られたら恥ずかしい紐がついてる下着もあるものだから
いくら娘とはいえ、お~~っと驚きのシャウトもして

下着や羽織などかたづけながらも
ライスカレーは精養軒が一番と 自慢げなゆうじお父さん
テーブルに置きっぱなしの豆絞りの手ぬぐい、どてら姿に似合うのになんて毎回みつめて

さなちゃん、憧れのお父さんの散らかった部屋に唖然としながらも
だんだんと、暮らしぶりがみえてきて

スコッチウイスキーのボトル、真正面にいるけど、距離があるから文字は判読できず
蓋を開けた音、広島ではエコーがかかってポン!て耳に響いたけど
昨夜もエコーはないけど、いい音ポン!って響いたのに
最終日は、音が微かに、広島と昨夜は効果音だった?
それはそれとして、
ショットグラスにウイスキーを注ぎ、口に運んだあとの表情がいい感じ
飲むペースがゆっくりになって、それに量も減ったようでよかった

さなちゃんの疑問に包み隠さずに答えるゆうじさん
博打で負けてお金が足りないからビールだけにして
娘と初めて会った夜だから、ついつい奮発してライスカレーご馳走して

書きたい題材がなくって注文も減ったお父さんだから、かまわないでって
グラスを口元に ウイスキーを一気にあおる
 
スコッチウイスキーのストレートな味わいは 渋い表情と渋い声で
そんなあとに、ゆうじさんの白魚指先みつめ
ふたたび、ボトルをつかみ蓋を開ける微かな音さえもたまらない
マイクに音が入らないくらいの音だった
猫マークラベルのついたボトルを傾けショットグラスに注ぎ 口に運ぶ
お酒が好きなひとにしか わからない表情のゆうじさんだから
ついつい、自分も一緒に飲んでる気分になったりして

ゆうじさんの本棚から
さなちゃんが記念にもらったのは少女小説「王女と絵描き」 春号と夏号

謹呈さな子の場面
Julieは思い出のパリだけど ゆうじさんは想像の中のパリ
表情よりついつい文字を書くマイムの白魚指先に目がいっちゃって イキイキの白魚♪
「王女と絵描き」を書いたころの気持ちを 娘に言い当てられて照れるお父さん


さなちゃんが部屋にもどったら、またボトルの蓋を開けて
さっきは微かにしか聴こえなかったのに ポン!っと響いて
ゆうじさんのマイクが音をひろってるからなの?
さっきの音とずいぶん違う響き

スコッチウイスキーのボトルの蓋が開く音
音の違いにあれこれ思うのも、お酒と仲良しのひとだけだろうけど

ほろ酔いお父さんに、さなちゃんが、寝る前に水を浴びたいと、
お父さんのくせに、ゆうじさんは何かを想像してドキドキ?目がパチパチしちゃって
いかんいかんと気をとりなおし、喉の調子も整えて、ゆうじお父さんに戻って
裏に井戸があるからと

昨日の蔵の街さんぽで、栃木の船頭さんが造った庭で緑色の井戸をパチリしたのも
そんなゆうじさんを思い描いて



M3 フォトグラフ
そんなお父さんをもっとドキドキさせてあげようと、春に撮ったばかりのお母さんの写真を
ゆうじさんが座ってるテーブルの前に置いていく

すぐにも見たい写真なのにカンカン帽で隠して、その上に扇子をのせて封をして、見るもんかのフリ
スコッチウィスキーの酔いもいい感じで、ふぅ~ってしつつ、羽織の紐をほどき
きちんと袖畳みにしてソファーの背もたれに置いて
それから、さな子の様子をうかがう斜めな感じの後ろ姿が笑える

さなちゃんが水浴びしている間に
写真を独り占め気分で、小春さんをみつめて油断するゆうじさん
さなちゃんに、そんな姿を見られちゃって驚くゆうじさんが可愛い
写真の感想を訊かれ、今も独身と言葉も添えられて、明日までみつめてあげてと

いろんな複雑な気持ちのまま、再び春に撮ったばかりの小春さんの写真みつめて
広島初日、写真に照明があたって客席からも小春さんの影が見えて
ゆうじさんと一緒にみつめてる気分になったっけ
元恋人の写真をみつめてるうちに、過ぎ去りし青春の日を想い浮かべて歌うゆうじさん

元恋人の小春さんを思うゆうじさんだから素敵な歌声
向こうのソフアーに移動して歌うゆうじさん
手をぎゅっとしながら小春さんの手を離してしまった後悔の念

ゆうじさん、小春さんとの過ぎ去りし日の余韻に浸っていたのに、乾杯仲間たちが訪問


三年目の栃木公演記念に我が家のボトルと斗をパチリ
作治さんて居酒屋の店主、ザ・タイガース世代だからシローのことも心配していたっけ

着物の左袖の袂にしまった小春さんの写真、仲間たちに隠そうとする仕草がかわいい
ゆうじさん、なみなみと注いでもらったから斗からこぼれたお酒、斗の底を手でふいたり、
その指をなめたりと、さなちゃんの言葉に口にふくんだお酒をふきだしそうになったりは昨夜だったっけ?
斗の底を手ぬぐいでふいたりテーブルを手ぬぐいでふいたりしたのはどこの街だった?
つるちゃんが、枝豆食べてるのを確認したのは、どこの街だった?
最初は乾杯なんてだったのに、自分でボトルの蓋を開け、何度も斗に注いで美味しそうに飲んでいたゆうじさんだったから
一緒に喉がごくんってなったりして


つるちゃんの息子はけん坊だったっけ
早く帰って銭湯に連れて行かなくちゃだったのに、ゆうじさんと乾杯などしてるから
おかみさん、すごい勢いで叱るのに、ゆうじさんには 優しくって

栃木最終日、斗酒をグビグビいっぱいしたから、酔いがまわった ふぅ~も何度か
お酒に酔ってふらつくマイムも実に上手くって、
部屋の段差を踏み外す細かな演技に おっと危ないってなりそう

さなちゃんにドア越しに 言いたいこと伝えたあと
ふらつく足取りで 鼻歌まじりで実に気持ちよさそうに、自分の部屋に行こうとするゆうじさん

さなちゃん、部屋から飛び出してきて 原稿をさしだす
さっき、原稿はテーブルの上に置いておくように伝えたのに
目の前で渡そうとするから、人差指が、そっちに置くようにってマイムして

ゆうじさんが、さなちゃんをしばらく家にあずかろることにしたら
さなちゃんは内弟子になったつもりに。。。。


★M4 HANAHUDA BOOGIE (昭和編のまーじゃんから花札へ)
おじさんたちの視線から外れた高さにあるパープル照明は高台じゃないと感じられず
下手から登場したおじさんたち、イントロで指パッチンしつつ、ゆうじさんのハーもついて
花札の歌い方が、広島のとき進化して ハ!ナフダになったり、ハ!な歌になったり

途中から客席のみんなが手拍子で参加、手拍子がついたら、ゆうじさんのハ!がいっぱい強調されて
師匠の下駄、ずいぶん遠くで脱げちゃうから その間が可笑しくって

ゆうじさん、あの日以来の鼻ぴくぴくだったから
おやつの子豚ちゃん思い出したりして更に可笑しくって

白魚人差指でツイストもどきのとき、昨夜に続き、着物姿で下駄のジャンプ けっこう高く跳んだ♪
何はともあれ足が弾むのはJulieが嬉しいときだから

師匠が毎回わかんねぇだろうなぁっていう人文字
1と7?  2と7?  8?と9?(オイチョとカブ) 

花札が始まったら手拍子がなくなって
昨夜のエンディングでついた「イェー」のおまけは無しだった
最後まで手拍子で参加してもよかったみたいね


★酔嬌の家
夜も更けて、花札していても、さな子の帰りを心配するゆうじさん

てぬぐいで額の汗をぬぐいながら家からもどったゆうじさん
縁側の角っこにこしかけて、水玉模様の襦袢の裾からのぞく足元が可愛い
そういえば、着物の裾をめくって水玉模様の襦袢を惜しげもなく披露してくれたのは
追加観劇のときだった?あれ以来、水玉模様のお披露目なくって

広島では、てぬぐいで身体の汗もぬぐっていたけれど
首にタオルじゃなく首にてぬぐい(金曜日のりゅっくと首にタオルのページみたいに)お初
てぬぐいの端っこはきっちり着物の襟に挟んで
そして、その手ぬぐいを首から外して広げたり、きちんと折り畳んだりして
几帳面なのはゆうじさんじゃなくJulieがちらっと


さな子が雑誌社の編集長を連れてきて
スランプ続行でココロがドキドキしていないゆうじさんだから
ページを与えられても書けないものは書けない
膝の上に置いた白魚指先もココロを映して、編集長に頭を下げる
ゆうじさんの気持ちがまだ読み取れないさなちゃんに
ココロの針が大きく揺れ始めるまで もう少し

内弟子になったつもりのさなちゃん
よかれと思ってお父さんに仕事を持ってきたのに
余計なことをして、ゆうじさんに叱られる
さっききっちり折り畳んだてぬぐいを持ったまま人差指しも活躍させて叱るゆうじさん
普段でも声量があるのに、怒るとヴォリュームマックスになって
最後に、Julieな気分で歌わなくちゃだから、くれぐれも喉を大切にして

何も書くことが思い浮かばず、行き止まりのゆうじさん
読者から そっぽを向かれることがコワイゆうじさん
自分をさらけだすゆうじさんに、牟田さんもココロの扉を開ける
ほろっとしたり大泣きしたりのおじさんたち、花札で憂さ晴らし

朝帰りのゆうじさん、ため息つきながら帰っていった
ゆうじさんが帰ったあと、さなちゃんがゆうじさんの子供じゃないことを知った花札仲間たち
黙っておこうと決めた師匠だから、腕組みもできなくなっちゃって


★M5 絵描きと王女様
チェロの響きのイントロ、さなちゃんの声に寄り添うグロッケンの微かな響き
ちょっとハスキーな声で歌うさなちゃんの横顔をみつめ
椅子に座る瞬間のJulieは、どうだったっけ、やっぱり見逃して
優しく微かにゆれるビロードのような歌声にココロもいっぱい揺れて
優しいのに逞しい歌声を全身で感じて
ばあやふうに言うなら ハンサムじゃお腹はふくれないけど
世界でたったひとつのビロードの声は身もココロも包んでくれて お腹がふくれそう

そんな声の持ち主、聴かせるだけでもいいのに 身体を使って魅せてもくれる
前屈みで両手を前にして歌い始め、腕組みにかわり、両腕を頭の後ろに
着物の袖からのぞく白い腕をみつめ、その瞬間、脚を組んで
敢えて歌いずらい姿勢をとりながら歌うJulie、それなのに凄い声量で
まあるいカーブの中に、どれだけ響き渡って共鳴しているのかしら
そんなJulieの歌声に重なる那海ちゃんのハーモーニーも素晴らしい

Julieの表情にドキっとしたり流れ星も重ね合わせて一幕終了


(第二幕)
★幕間狂言 うらぶれた酒場
幕が開いたら、老人がそっちの方にいて、いつもテーブル席じゃなかったこと昨夜気がついて
つけがたまってる客と絵描きさんの噂話
かんばんまじかの店に、哀しげな表情の若き絵描きさんが入ってきて
お願いだから、1杯飲ませてと、白魚人差し指も哀しげに

恋に破れたボクの気持ちなんて誰にもわからないさって表情、66歳なのに
ボクに思えちゃうから不思議、透き通るようなつるつる美肌のJulieだからね、きっと
昨年、ちらっとそんな瞬間を花道ジュリーが魅せてくれたような、汚れを知らない少年のボク
プロローグのパリの街角で ボクボクボクって言うのも Julieの中ではきっと少年のボク!

そんな切なそうなボクに ワカイノって話しかける老人
新潟初日の客席、66歳の銀色の髪した絵描きさんが どこがワカイノ?
って爆笑の客席だったけど
栃木最終日の周辺、初めて観るひとも多かったのか 「ワカイノ」に反応して面白かった!

老人が、話を聴いてくれると言うのに、哀し過ぎて話せないって
お酒の力を借りなくちゃって、そんなときは少年から青年になって

老人の手の中にあるアブサンのグラスを手にとって
お腹も空かしているのに、一気飲みするものだから。。。。。
飲んだあとの表情、回を重ねることに進化して
声がいっぱい強いお酒だよ~って表現していたっけ 何度も何度も
緑色のお酒が強いお酒だってこと、スィーツ派に教えてくれて

いつもなら酔いつぶれて椅子の背もたれに仰向けになるのに。。。。

パリの街角の場面でも
椅子に座るとき 椅子がない部分に腰掛けようとして もうちょっとそっちよ
なんて合図したかったけど、とりあえず椅子に視線送って

お腹空かしてアブサン一気飲みしちゃったものだから
足元がおぼつかなくって、最終日は特にだった
椅子の背もたれによりかかろうとしたのにずれちゃったから 寄りかかれない
仰向けの身体を支えていたのは、背もたれじゃなく 白魚指先 右手が踏ん張っていたんだっけ
酔いつぶれているものだから 身体がぐらついて 
俯いて 椅子の角に 両手を添えてぐらつく身体を支えて

踏ん張ってる片方の手が椅子からずり落ちちゃったのは広島だったかなぁ
ほんとに酔いつぶれてるマイムがお見事なJulie

M6 アブサン
酔いつぶれてる絵描きさんの襟首つかむ老人
全身の力が抜けちゃって操り人形みたいな絵描きさん
お酒が好きなJulieだからこそのマイムに、
透き通るような白いつるつるお肌の絵描きさんの中にJulieがいっぱいいて
足元もおぼつかないほどの酔いどれになった絵描きさん

おぼつかない足取りで 向こうにカニさん移動して
両手は 途中からやめちゃった例の動きして、ちっともボクじゃなくって
酔いどれおじさんになって、老人に向かって爺さんには、わからないさって

ボクが恋したのは
地上に降りてきた天使みたいなんだからと 白魚指先がマイムして
跪いて歌う絵描きさん、ついついハートな気持ちでみつめて


老人が笑うから
笑わないで信じてよって 相当な酔いっぷりの歌声だった

跪いて、
天使に恋した哀れなボクの嘆きを聴いてよ

この先の人生は闇夜と同じなんだから
生きる価値もなくってさ

見上げる空は格子越し、牢獄の中で月も見えないしさ

這いつくばって
ひとり地上に残されたボクは どうしたらいいのって嘆く絵描きさん

酔いつぶれながら 解決策をみつけて
人生なんてそんなもの もう意味がないさ 
そんな夜は飲むしかないさって 白魚指先が乾杯マイム

更に嘆くボク
恋を信じたボクがバカだったの
って 頭をコツンとして 足取りはさらにおぼつかなくなって

そんな夜は飲むしかないさ アブサン もう一杯って 乾杯マイム
酔いどれて 足も更におぼつかない絵描きさん

歌声も ゆれにゆれて 声もお酒に酔って 
ボクの歌い方だったり老人の歌い方にも似たりして、
いろんな声で歌って聴かせてくれて

老人とようやく意気投合して、ふたりで肩を組んで楽しそうに歌って
絵描きさんの「ハモった!」って嬉しそうな言葉が添えられたのは広島最終日だったっけ
あのとき、ボクの気持ちわかってくれた?って嬉しそうな絵描きさんだったっけ

アブサン シルブプレしたあと
広島初日には ジュテームみっつ
栃木最終日、広島のつづきしてくれた絵描きさん
ジュテームみっつと もうひとつジュテーム、
たっぷり♪魅せられて♪してくれて

絵描きさんはフランス語で魅せられてしてくれてるのに
老人が わけのわからない言葉を叫んで
これでようやく店主の言葉、ジジイ何語?がじゃすとふぃっと
この場面、絵描きさんはジジイじゃなくってボクだから 
そんなボク、そんなコワイ店主めがけて。。。。。


観劇11回目の酔いどれ絵描きさん
今まで観た中で、酔いどれ方も 歌い方も最高だった!天下一品!
Julieの中では、まだまだ秘策があるのかしら
広島での胸をなぞる酔いどれ方も味わい深かったけれど

栃木最終日の酒場
ちょっと離れたテーブル席から 酔いどれて歌うJulieのお姿を肴に
美味しいエア乾杯ができて

お酒も飲まずに あんな歌 こんな歌、酔いどれJulieの歌声で聴きたいな
って、あれこれ曲が浮んじゃって
酔いどれながら歌う♪捨てぜりふ♪を聴いてみたい
飲んだくれて歌う♪ヘヴィーだね♪も聴きたい

こんなに文字が綴れるほど素敵なアブサンの場面
午前三時過ぎの宴のあと、栃木最終日の酒場にかけつけたから
♪酔いどれ女なら~の気分で 
absinthe s'il vous plait 


★幕間狂言 某国大使館 M7(曲名は?)
オープニングの場面終わって舞台袖にひきあげる王女様、公爵に「あっかんべぇ~」したらしい
昨年、栃木の悪名であけみちゃんと手を繋いでるときあっかんべぇ~の朝やんだったっけ

貧しい絵描きさんに恋した王女様が公爵と結婚するぐらいならティアラを投げ捨てたい気持ち
この場面の予告編をオープニングでした王女様、遊び心満載のJulieの影響かしらね
王女様がティアラを捨てたら私の役はどうなるのって、ちょっと待った!をかけるばあや
ドレスの裾をあけみちゃんして、人生経験あるばあやだから、大胆にめくるけど
我が家の人形も、ばあやみたいに大胆にあけみちゃんして記念のパチリ
千田さんの透き通る歌声とちょっとハスキーな那海ちゃんとのハーモニーもいい感じ



★一週間ほど後の雨降りの深夜
じわじわとほっかむりなこなきジジイ登場に客席も気がついたひとから、クスクスの笑い
広島での浅いかぶりのほっかむりじゃなく定番のほっかむりにして
あいかわらず、雨に濡れたような前髪しっかりおろして
手動式ワイパーは、こなきジジイの気持ちと天気の加減?
開演前は、青空だったから白魚指先のワイパーの動きは少な目
ワイパーの指先は眉毛にたまった雨粒の雫も振り払って
眉毛の雫をはらうのに睫毛くるんのマイムしたり
これくらいじゃ物足りないのか昨日と同じく
雨粒はらってもメガネが曇っちゃうので、メガネをはずしてレンズをなめて曇り止めしたり

広島最終日で初めて観たねじれた祈りバージョンのブルブル
役者さんしかほっかむりの表情みられないのなんて、ココロの中でしてたら
昨夜、ブルブルと表情も見せてくれてたので、最終日は?
どんなバージョンかしらとちょっぴり期待したら、昨夜と同じバージョンで

新潟の初日には、あんなに大爆笑して、頭にずぅっと記憶され、夢にも蓑が登場したのに
蓑をはおって娘を探す親ばか父さんが、普通の光景になっちゃって
見た目の可笑しさは 観慣れちゃうと。。。。
他のことがプラスされないと可笑しくなくなっちゃう
親ばか父さん演じるJulieも、つぎの秘策を練ってるのかしら
お芝居は客席の反応で言い回しや演技も進化していくものだと思う


★六時間後 安楽満の家
蓑の親ばか父さんから帰りの遅い娘を寝ずに待つおこりんぼ父さんにへんしん
椅子の肘置きにいる左手は、相変わらず透き通る白魚指先、ボク、Julieの手
右脚はオットマン(足置き台)に乗せて、新聞を顔に伏せ
ソフアーでうたた寝してたら朝帰りの娘が帰宅

いつもは、きちんと折り畳む新聞を、折り畳まないままオットマンの上に置く

おこりんぼ父さん、さなちゃんにあれこれ自分の心配してることを訊ねる
いい加減に応えるさなちゃんに、ヴォリュームマックスな声で叱る
テーブルをトントンの右手の痛み、左手を添えて声で報告するゆうじさん
痛みが継続して、ずいぶんソファーに痛みを訴えていた白魚指先

さなちゃんが書いた筋書きを読むため、向こうのソフアーに移動するゆうじさん
オットマンの上にある無造作に置いた新聞が気になっちゃったゆうじさん
きちんと折り畳んでオットマンの上に置く 几帳面なJulieがちらっと

それから、さなちゃんの原稿を読み始めて、1枚目を読み終えたら
一番下に重ねるはずが、一枚目をきちんと表折りにして二枚目を読み始める
二枚目を読み終えたら、きちんと表折にして一枚目に重ねて
三枚目を読んで、最後はきっちり表折に重なったさなちゃんの筋書き
セリフがない場面、どう見せるかJulieならではの細やかな演技

ゆうじさん、まだまだと褒めることなくだから
それならと、よし!って、手にいっぱい気合い入れるさなちゃん

さなちゃんが真剣に答えているとき、オットマンに躓きそうになるゆうじさん
そのあとだったか、さなちゃんがオットマンに座るとき、
腰をおろす位置がずれちゃって、おっとっとな場面も
お父さんの躓きは遊び心の演技だと思うけど、さなちゃんも遊び心だった?
オープニングのすぐあと、あっかんべぇ~したさなちゃんだから、きっとそうかもね
Julieとたび公演重ねるうちに、いっぱい学習したのかしら
客席に集うひとを楽しませる技


さな子の熱意に、自分の若い頃と重ね合わせて
小説家を廃業する気になる


M8 あたしの嘘と誰かの夢
誰かの夢は 大事な誰かを傷つけて
それなのに、ひとはどうして 夢ばかり見てしまうの?って
神様に訊ねるゆうじお父さん
中年になったって未だにわからないみたい

蕎麦屋のおかみさんにたたき起こされて
メガネもかけずボサボサのみだれ髪で寝起きのゆうじさん
おかみさんの話を聴きながら、髪を整えメガネをかけて
それなら、すぐ行かなくちゃと


★数時間後 酔嬌の家
庭のお花に水をやる師匠の指先をみつめ、亡くなった奥さんが育てていたお花かしら
お花に水をやりながら、いなくなってからの方が愛しいひとになったと感じているのね

さな子が、先生の娘だと嘘をついていたことを告白
びっくり仰天のゆうじさん、すぐには信じられずだけれど
部屋をとびだすさな子をおいかけるゆうじさん、
気持ちが急いて下駄がちゃんと履けずに、下駄を持って、走って
一大事のゆうじさんなのに、花札仲間のおじさんたち、お気楽にかけの結果のこと


バンド演奏
チェロとバンドネオン、それにドラムの音も重なって
♪酔いどれ関係♪
身体に染み込んだメロディーを聴きながら、見送りスーツに着替えて
気持ちをJulieモードへと、その前に ちょっとお父さんモードで銀座へ寄り道

暗転の中、自動電話が配置されるのを昨夜初めて確認
最終日は見送りスーツのゆうじさんの方が近いのに自動電話みつめて


★銀座の写真館
ゆうじさんが動くから写真屋さん、動いちゃだめだっぺと栃木弁  
写真を撮らると魂をぬかれちゃうと口元に手をあて不安そうなゆうじさん
いつの時代の話、しとるんだべって
鳩がでるど!の合図に 自分だけの記念写真は、毎回いろんなポーズで
昨日は人差し指、最終日はLの字だったっけ
写真館の後ろの壁に、ゆうじさんの影と帽子と指先の影も なんだか嬉しそう

ツーショットのときにも、さなちゃんに話しかけながらも
どんなポーズでもいけまっせみたいに、足も手も おちつかなくて
モデルさんがおちつきなく動くから写真屋さんのお尻も一緒に動いて
鳩がでるど!の合図に、ゆうじさんなりの決めポーズ
毎回いろんな決めポーズに拍手を添えて
広島のとき、椅子の背もたれに添えた指先が鳩がでた瞬間に客席に向いたのが傑作だった

銀座の写真屋さん、ふたりの間柄に興味津々だから
ゆうじさんも吹き出しそうな表情でセリフ言うことになって
栃木弁の理由は?
目玉のまっちゃんの表情で、おめぇーらに喜んでもらいたかったんだって
栃木のひとたち、ご当地バージョンならではの嬉しい拍手


★公園のベンチ
ジャケットの中のベストは細かな格子柄グレンチェックで襟付きでぽっけもあったり
ジャケットの胸ポケットにはさなちゃんの袴と同色の柄入りのポケットチーフ

観劇を重ねるたびに衣裳の細かな部分も解明されて
白魚指先の動きは見逃さない性質だからゆうじさんがネクタイに手を添えた瞬間があって
観劇11回目で初めてネクタイに目が向いて、濃い紫色だったような、次回の確認事項にして

さなちゃんにお母さんと話す?って訊かれ、小春さんと別れたときのことを思い出して
、お母さんのココロを傷つけたままだからって電話にでることを拒むゆうじさん
それなのに電話の向こうに元恋人がいるって思うだけでドキドキ?してきたり
気にしていない素振りで新聞を読むのに新聞の位置も上にしたり下にしたり落ち着かない


栃木最終日のベンチの場面までたどり着いたのに、綴った文字が保存されず振り出しに戻った14日
朝刊(神奈川新聞)をめくったら、ベンチの場面が

朝刊の記事のおかげさまで栃木のベンチの場面あれこれ思い浮かんで
東京日日新聞のページをめくったときだったか、右手の指先が気になっちゃってまじまじみつめるゆうじさん
小説家は文字を書くだけなのに、その瞬間は指先マイムがお得意のJulieになっていたのかも

ライヴのときも舞台のときも、いつでもJulieの指先が気になっちゃうひとは
Julieと同じくにじぃーーーーーっと白魚指先をみつめて至福のとき♪



<東京日日新聞>
明治5年(1872年)東京で最初に創刊された日刊紙、現在の毎日新聞に繋がる現存する最古の日刊新聞

電話には絶対でないと意地をはってるくせして、もしやと自動電話の方に歩をすすめて気持ちの準備していたって
やめておくわって電話の向こうで、一瞬ワクワクした気持ちをどこに置けばいいのって、
新聞で宙に空振りなどして気をとりなおしたりのゆうじさん、小春さんが落ち着いたら手紙をくれると聴いた瞬間
高々と足を挙げ、脚を組んで、足元まで嬉しそうなゆうじさんだった、見えないココロの中は、もっと嬉しくて高鳴っていたのかしらね

がっかりさせられたり喜んだりもしながら、停滞していた感情が芽生えていく瞬間の表情が伝わって
元恋人に再び思いをよせる感情が芽生えたら、小説を書きたい気持ちもじわじわとわいてきたゆうじさん
さなちゃんにも、絶対小説家をやめないでと念を押され、ココロの中が一気に慌ただしくなって



ゆうじさんが小説を書く気持ちになってくれて、さなちゃんの気持ちは日傘の中で
さなちゃんにからかわれて、おこりんぼになったりしながら
ベンチに座るゆうじさん

本当の娘だったらよかったのにってゆうじさんの表情みつめて

M9 パパだったらよかったのに
帽子を手に持って、歌いだしのカウント、そんな瞬間、歌わないのに毎回客席で深呼吸したり
昨夜は、あっちの方向から、Julieの表情をみつめて
翌日は、横顔のJulieをみつめて
そして帽子を持って歌うJulieを まっすぐみつめて

♪昨日はハロー
♪明日は グッバイ
♪二度とは会えない

♪世界で一番素敵な あなた・・・・
♪いつまでも 忘れられない人がいる・・・

さなちゃんと同じくらいのときには、父と娘の関係を経験できずじまいだったから
叱られたこともなければ、相談したこともなくって、記憶の中は優しい父親だけ
そんなわけで、お芝居に感情移入はできずだけど、ふたりの素敵なハーモーニーが心地よく響いて

また訪ねてこいよって、横顔のゆうじさん、いっぱい気持ちがはいってた!
ライスカレーをご馳走してもらう楽しみができたゆうじさん

さなちゃんを見送ったあと、涙がかわくまで顔に帽子をのせて

左の写真みたいに足を投げ出して、しばしの時間が経って、伸びをしたりして、そのあと足元をクロスするゆうじさん
まっすぐ見つめたのは表情じゃなく交差している脚と白い靴だったけど


涙もかわいたから、そろそろ帰ろうかなってしたときに誰もいない公園の自動電話のベルが鳴って
ゆうじさんの気持ちが公園の自動電話に通じた?

小春さんがさなちゃんが帰ったころを見計らって、元恋人の声を聴きたくなって
十数年ぶりの電話の向こうの声に、若き日の純粋だったココロが蘇って
元恋人の小春さんの声を聴いた瞬間に、ゆうじさんの声も変化して

さっきじっとみつめた白い靴、すっかりゆうじさんの気持ちが映し出されて



幕間のチェロの響きがゆうじさんのココロの余韻を残して
それなのにチェロの演奏聴きながら、お相撲さんの予感なお姿にへんしんしているJulie


★二ヶ月後 十月の終わりの夕刻 蕎麦屋
夏のベンチの場面から、季節は移ろい、秋の気配
店内では飲み仲間たちが、ゆうじさんの短編小説にあれこれの感想
さなちゃんちの玄海桜を味わって、味の違いがわかるのは牟田さんだけ?

噂のゆうじさんが、仕事着?部屋着のまま?縄暖簾くぐって入店
心がときめく感情が復活して、ペンの運びもスピードアップしちゃったから
オシャレな気持ちは一休みさせて
どてらにボサボサな髪に手ぬぐいを、結んでヘヤーバンドみたいにして
襟からのぞくのはラクダ色の肌着? 袖からのぞく両手はラッコみたいにして
100年どころか40数年の恋もさめるお姿で
「目の下にクマ」、師匠の言葉に、目の下をなめた指先を添えたり


注文した玄海桜、なみなみと注がれた斗酒を口元でむかえに行くとき全身が嬉しそう
いつだったか真正面からみつめた口元を思い描き横からみつめ、嬉しそうに美味しそうに飲む表情まっすぐみつめて

美味しそうに飲みきったと思ったのに、飲んでも飲んでも、減らない不思議な斗酒
Julieのお酒飲むマイムだけでも、お芝居ができそうなんて頭の中で筋書き書いたり
口に含んでるときに話しかけられ、ゴクンしながら返事する表情もみつめ
玄海桜味わいながら、さなちゃんの近況を嬉しそうに語るゆうじさん
蕎麦屋のおかみさん、昨夜は笑っちゃったけれど「子は鎹(かすがい)」って
ゆうじさんが、何のこと? 



つるちゃんが、おとぼけなゆうじさんに「子は鎹(かすがい)」の解説して
下駄を弾ませ、そんなことあるわけないじゃんって

ゆうじさんの家の前で帰りを待つひと
暗くって誰だかわからないので、とりあえず見にいってきたらと仲間たち
なんだか嬉しそうな表情で目パチパチして後ろ姿は、いっぱいでんすけして見に行ったのに

途中で引き返してきて
まあるいカーブしっかり包み隠す指先と、下駄のツーステップな足取りで
横移動してきたゆうじさん、白魚指先でダメダメしたって地団太したってみんなに通じない

つるちゃんが、これじゃ先に進まないじゃんってじれちゃって
ゆうじさん、こんな格好じゃって、どてらの前をオープンして

ラクダ色の肌着と腹巻とブルーのステテコ?
いきなり全部が目にとびこんで胸ポチ見る余裕なくて残念
師匠に着物貸してって、いいよって言ったのに

まあるいカーブつきだして、されるがまま仁王立ちのゆうじさん
つるちゃんが蕎麦屋のエプロンはずして、まあるいカーブにつけてあげて
牟田さんの辻占いの帽子も斜めにかぶって
手にツバ?
その手がブルーのステテコの太ももあたりをパンパンと はたいて気合い入れ
つぎに透き通るようなつるつる美肌のほっぺにも パンパンと気合い入れ
両手は ぎゅっと握りしめ腕に力も注ぎ 気合い入れ

元高見盛になったつもりのロボコップジュリーになって
ぐるっとした綱がないのに、見えたような気がした?
今にも取り組みが始まりそう
まあるいカーブ自慢げな気合い入れしたお相撲さんが
すぐそばにいるなんて
ああ、ここは砂かぶり席なの?

元恋人の小春さんに会いにいくのに
お相撲さんの気合い入れしたゆうじさんだった

そんなころ、つるちゃんのいっちょらいも着せられて
客席の鏡を見ながら へんじゃない?
すごーーーーーく へんじゃない?と同意を求めたいゆうじさん
みんながへんじゃないって
おかみさんは似合ってるって言うし
じゃあって行ってこよって身体を斜めな感じにして、下駄の音を弾ませて店をでて
十数年ぶりだから 暗闇で、ゆうじさんとわかるの決め手はなんだろう
やっぱり、あの声かなぁ


真正面からの姿は自分で確認するまもないJulieだろうけど
たくさん身につけてるから、脱いでいくのもたいへん
ラクダ色とかブルーとか脱いで白いシャツ着てズボンはいてネクタイしめてベスト着て
白い靴下と靴をはいて。。。
見送りスーツに着替えるまで、忙しそうだけど
客席が速めの手拍子することもなくだから
ズボンはくとき、ケンケンすることもなく、自分のペースで

そんなころ
蕎麦屋の店内は待ち焦がれたふたりのシルエットにあれこれして大騒ぎで
シルエットの女性がさなちゃんのお母さんだと思う人?って
昨夜は、そんな場面がすぐだったから、客席からハーイってしたけど
翌日は、高台の奏者のひとたちも参加して、広島の最終日も、そんな光景だったっけ

(二幕)の幕がおりて
緞帳の向こう側では、見送りスーツにへんしんしたJulieがスタンバイ


★カーテンコール/M10 お嬢さんお手上げだ(リプライズ)

頭はロボコップジュリーのままだけど、幕が上がるまでに歌うJulieにへんかんして
手拍子しながら頭の中に見送りスーツのJulieを呼び戻して
その切り替えは見た目より歌声かしら?♪よそいきの帽子そろそろとれよ・・・・
手拍子は、どっちでも好きにすればいいのかな
♪酔いどれ女なら・・・って歌いながら、そっちへあっちへ横跳びじゃんぷして
飛ぶたびに客席から拍手、みんな待ってました!だった私も

ひとつめの「まごころハート」の指先もみつめたり、ふたつめの「まごころハート」も♪酔いどれ女なら・・・
って歌いながらジャケットの胸元に白魚指先を隠して
僕はドキドキしちゃうぜ!って夏のピエロの代弁して
エンディング、のびyかな歌声がいっぱい弾んでゆれていたっけ


広島では感じとれなかったパープル照明、Julieの髪が薄っすらパープル色に包まれて

フェイントの帽子投げだったり、定番の天井に放り投げたりを楽しんだりしたあと
客席に飛ばしてくれるの?って思わせ振りな帽子投げだったり
最後の帽子投げは、熊本バージョン?帽子は足元にいたけど、お尻で受け止めるマイムちょっと変わったバージョンでエンディング


★カーテンコール /M11絵描きと王女様
みっつの方向にお辞儀して 
歌って踊って、恋こそが そう人生さ! ついつい一緒にマイム
みんなの声合わせて 
幕が下りて

客席も拍手、コールも添えてスタンディングオベーションしたのに
昨夜は、ふたつめの幕が開かなかったけれど 誰かが早く帰りたかったの?

カーテンコール2
それはそれとして、まだおひさまのいる時間だから
コールも添えてスタンディングオベーション
客席の拍手で ふたつ目の幕が上がって
みんなの声合わせて 
幕が下りて

カーテンコール3
昨夜、二つ目が上がらなかったから
それがトラウマ?手拍子もなくなり、客席は帰り支度して
舞台に背を向けてバックをとろうとしゃがんだりしてたら

沢田座長だか誰かのキューで三つ目の幕が勝手に上がって
客席はあきらめたあとのサプライズだから大歓声
あっちの方向に 沢田座長のありがとだっぺ
こっちにも ありがとだっぺ
最後に もうひとつ ありがとだっぺ

時間は大丈夫マイムしたかなぁ
舟漕ぐマイムに籠かつぐマイムして 
船頭さんになったり、駕籠かきさんになったりで 栃木最終日の幕が下りて


宿泊先に立ち寄りフロントの女子に挨拶をして
名物のお団子は、観劇あとの女子たちで行列だったので、来年に繋げて
小山で乗り換えた列車の車窓から夕陽をみつめながら、ロボコップジュリーの余韻のまま帰路に
蔵の街遊覧船にも乗って船頭さんの歌声も聴き、蔵の街の歴史も学習して、お相撲さんJulieも楽しんで
記憶に残る栃木三年目の音楽劇になって

5月15日 記


◆5月9日(土)曇りのち雨           栃木市栃木文化会館  観劇10回目(栃木初日) 
夜の部18:00~21:00ごろ

たび公演の観劇は、その街を散歩すると楽しさも倍増して
三度目の巴波川沿い散歩はすげ笠かぶって遊覧船に乗って、空に泳ぐ鯉のぼりも10日までだったので
ぎりぎり間に合って、栃木は戦争で焼け野原にはならなかったので明治時代の写真館も残っているそう
船頭さんから栃木のあれこれ歴史も学んだあと、船頭さんが造った小江戸号に乗って、みだれ髪なちょんまげ
かぶったり、すげ笠かぶったり船漕ぐマイムで記念のパチリ、カメラマンは栃木の船頭さん
蔵の家具やさんで、お宅訪問みたいに、スリッパにはき替えてソファーでくつろいで、おもしろおじさんのこだわり話も楽しんだりして、そろそろ小説家のお宅訪問する時間ってことで、蔵の街さんぽ閉めて

蔵の街大通り、お嬢さん明治編のポスターは駐車場の入口でみつけたけれど
音楽劇の日程と同じに蔵の街かど映画祭も二日間開催されていたので
2階席もある1200人収容の大きなホール、赤い座席全部うまるといいなぁなんてしながら早めに着席して
広島のさくらぴあは前方席の端っこの席いくつか黒い幕で使用せずだったけれど
舞台と客席の距離が離れているせい?きっちり端っこまで座って

歴史上の人物とお花の図柄な緞帳をみつめるのも3年続いて
栃木初日は、お嬢さん明治編で初めての方向からの観劇、舞台がどんなふうに観えるかななんて想像したり

観劇10回目の幕が開くまで、広島の余韻など伝えたりしているうちに
客電が消え暗転になって、緞帳の向こうに神経を注いで
un(アン) deux(ドゥ) trois(トロア)のカウントが
そばのスピーカーから? 緞帳の向こうから?聴こえて


★オープニング /M1 絵描きと王女様
緞帳があがって歌が始まったら広島最終日は手拍子で、楽しいオープニングだったけれど
広島のつづきのひともいたり、新宿のつづきのひともいたり初めてのひともいたり
栃木のひとは初めてだからシンプルバージョン

Julieの白魚指先のひらひらを斜めからみつめて
毎回、パリを懐かしんで楽しい気分で、ココロの中で一緒に歌って
広島で見逃した王女様をお姫様だっこする逞しい絵描きさんの腕を遠くにみつめ
向こう端にいる絵描きさんの横顔みつめ
♪恋こそが そう 人生さ・・・って、つい同じくにして

オープニングの絵描きさん、帽子の中に銀色の前髪をしまっていた?


★プロローグ パリの街角
J'avais faim J'avais faimと消え入りそうな声で
貧しくってお腹を空かしてる若き絵描きさん、椅子に座って絵のモデルさん待ち

三日も 何にも食べてないから骨と皮だけになっちゃったって
周辺はまあるいカーブに笑いを添えてあげるひと いっぱい

絵が売れないとパンにありつけないから、よしって勇気をだした瞬間は?
広島では確認したけれど、どうだったかな
目をぱちぱちして瞳を輝かせていたのは広島だけ?

66歳とは思えない素敵な声で
いろんなフランス語交えて道行く女子にパリ土産に絵はいかが?って
お金を持ったことがない女子だったから残念
今日も何にも食べられないと 嘆きの声を発して、しょぼんとする哀れな絵描きさん

絵描きさんがあんまり嘆いてしょぼんとするから
お金を稼ぐことにめざめて、また会いにくると約束する王女様
絵描きさんも、絵の具で汚れた仕事着の裾をつまんで女子みたいに、ごきげんようって
パリで王女様が行方不明になった号外を読む絵描きさん、ちょっとおじさんチックだけど
さっき声をかけた女子が王女様だと気がつき大慌ての足元が可愛い


(第一幕) 
★明治の終わりの東京の下町の蕎麦屋 *明治元年(1868)~45年(1912)
ヒヤを飲みたいくらいの夏のころ、蝉のコーラスに初めて気がついて
50半ばの安楽満先生の噂話で盛り上がる店内にさなちゃんとおまわりさん登場
ネズミ年と辰年の話題で盛り上がったりしていたら
楽しそうな安楽満先生、喜びの声をあげて走って縄暖簾くぐって登場

広島では、ホールの音響のせい?でエコーもかかってビブラートもついてた喜びの声
ゆうじさんの嬉しそうな声もビブラートのみで、役者さんのセリフも普通に聴こえて一安心

活動で目玉のまっちゃん(尾上松之助)を観てきたから
店内でチャンバラごっこするのにつるちゃん、もうあきたみたいで、あっさり

ゆうじさんとさなちゃんの関係がバレて頭から湯気がでそうな勢いのゆうじさん
扇子で仰ぐ髪がふあふあさせつつおこりんぼな表情より
足元が気になっちゃうけど、距離のせいで確認できずなのに
場所を知ってるひとは想像力で、普通のひとは表情みつめてるのに。。。

楽しい日のはずが、さなちゃん登場で、ふんだりけったり嘆きの声
扇子を口元にあてたりしながら、元恋人の井上小春とのいきさつを語るゆうじさん
語ってるうちに、ふたたび怒りがこみあげたゆうじさん、目の前にあるお酒も口にすることなく
ため息つき、下駄の音がゆうじさんの怒りのココロを表すはずが。。。。
ついつい下駄でスキップなんてしちゃって
ココロと白いおみ足の気持ちは一緒じゃなかったみたい
そういえば昨年、悪名で雪駄のスキップも栃木初日だったっけ

★公園 /M2 お嬢さんお手上げだ
蕎麦屋を出て行くときの下駄の足音の気持ちのまま歌うゆうじさん
スキップしちゃったせい?扇子の動きが少し緩やかになったような気がして
この場面方向での観劇初めてだったけれど、
月亭可朝さんのように見えた表情も、少し薄らいだ?
苛立つ気持ちで扇子を忙しなく動かしていたときには
ちっとも歌声がココロに届かなかったけれど
夏のピエロになりそうって歌声が、ようやく響いた気がした
スキップの下駄と、扇子のおかげかしら、お芝居の小物も、一役も二役もして

公園のベンチでおまわりさんといるさなちゃんを遠くからみつめるゆうじさん
あ~あって嘆いてみたって、ここはお父さんの気持ちになって
娘と出会った初めての夜だから、なけなしのお金で 精養軒のライスカレーをご馳走しなくちゃって


★二時間後 安楽満の家 
天井から吊るされたエア電気のスィッチを捻るゆうじさんに
時間を空けて10回目の訪問しても、相変わらず散らかってる一人暮らしの居間
電気をつけて部屋が明るくなったら、活動を観に出かける前のまま

脱ぎ散らかして見られたら恥ずかしい紐がついてる下着もあるものだから
いくら娘とはいえ、おーっとシャウトもして、失敬 失敬とつぶやく ゆうじお父さん

下着や羽織などかたづけながらも
ライスカレーは精養軒に限ると 自慢げなゆうじお父さん
テーブルに置きっぱなしの豆絞りの手ぬぐい、どてら姿に似合うのになんて毎回みつめて

さなちゃんは、憧れのお父さんの散らかった部屋に唖然としながらも
だんだんと、暮らしぶりがみえてきて

スコッチウイスキーのボトルは遥か遠くにだけど
蓋を開けた音、広島ではエコーがかかってポン!て耳に響いたけど
エコーはないけど、いい音ポン!って
ショットグラスにウイスキーを注ぎ、口に運んだあとの表情が遠くからもいい感じ
飲むペースがゆっくりになって、それに量も減ったようでよかった
いらついてガブガブ飲むのは見ていてもいい感じがしなかったから

書きたい題材がなくって注文も減ったお父さんだから、かまわないでって

謹呈さな子の場面
王女と絵描き 春号と夏号
Julieは思い出のパリだけど ゆうじさんは想像の中のパリ
遠くからみつめても、文字を書くマイムの白魚指先 イキイキして

王女と絵描きを書いたころの気持ちを 娘に言い当てられて照れるお父さん
そんな娘に、寝る前に水を浴びたいと、
お父さんのくせに、ゆうじさんは何かを想像してドキドキ?目がパチパチしちゃって
気をとりなおし喉の調子も整えて、ゆうじお父さんに戻って、裏に井戸があるからと

観劇前に、栃木の船頭さんが造った庭で緑色の井戸をパチリしたのも
そんなゆうじさんを思い描いてだったかなぁ

M3 フォトグラフ
そんなお父さんをもっとドキドキさせてあげようと、春に撮ったばかりのお母さんの写真を
ゆうじさんが座ってるテーブルの前に置いていく

すぐにも見たい写真なのにカンカン帽で隠して、その上に扇子をのせて封をして、見るもんかのフリ
スコッチウィスキーの酔いもいい感じで、ふぅ~ってしつつ、羽織の紐をほどき
きちんと袖畳みにしてソファーの背もたれに置いて
それから、さな子の様子をうかがう斜めな感じの後ろ姿が笑える

写真を見る前に、メガネの位置を整える細やかな仕草をしたのは広島だったっけ
写真を独り占め気分で、小春さんをみつめて油断するゆうじさん
さなちゃんに、そんな姿を見られちゃって驚くゆうじさんが可愛い
写真の感想を訊かれ、今も独身と言葉も添えられて、明日までみつめてあげてと

いろんな複雑な気持ちのまま、再び春に撮ったばかりの小春さんの写真みつめて
元恋人の写真をみつめてるうちに、過ぎ去りし青春の日を想い浮かべて歌うゆうじさん

元恋人の小春さんを思うゆうじさんだから素敵な歌声
こっちに移動して歌うゆうじさん、手をぎゅっとしながら小春さんの手を離してしまった後悔の念

ゆうじさん、歌の余韻に浸っていたのに、賑やかな仲間たちが訪問
着物の左袖の袂にしまった小春さんの写真、仲間たちに隠そうとする仕草がかわいい
ゆうじさん、なみなみと注いでもらったから斗からこぼれたお酒、
斗の底を手でふいたり、その指をなめたりと
さなちゃんのことばに、口にふくんだお酒をふきだしそうになったりは翌日だった?
お酒に酔ってふらつくマイムも実に上手くって、部屋の段差を踏み外す細かな演技も

さなちゃんに、原稿はテーブルの上に置いておくように伝えたのに
目の前で渡そうとするから、人差指が、そっちに置くようにってマイムして

ゆうじさんが、さなちゃんをしばらく家にあずかろることにしたら
さなちゃんは内弟子になったつもりに。。。。


★M4 HANAHUDA BOOGIE (昭和編のまーじゃんから花札へ)
斜め鑑賞だとおじさんたちの視線から外れた高さにあるパープル照明は感じられず
師匠の下駄、ずいぶん遠くで脱げちゃうから その間が可笑しくって
花札の歌い方が、広島のとき進化して ハ!ナフダになったり、ハ!な歌になったり
広島ではパラパラだった手拍子だけれど途中からみんなが手拍子で参加
手拍子がついたら、ゆうじさんのハ!がいっぱい強調されて
ツイストもどきのとき、広島続きの着物姿で下駄のジャンプ 定番になったみたい
何はともあれ足が弾むのはゆうじさんの嬉しいときだから

師匠が毎回わかんねぇだろうなぁっていう人文字
1と7?  2と7?  8?と9?(オイチョとカブ) 

花札が始まっても客席は一緒に手拍子で参加してたら、エンディングに イェーのおまけつき
舞台にたつひとは、舞台と客席の息があったときが一番嬉しい瞬間なんだろうな


★酔嬌の家
夜も更けて、さな子の帰りを心配するゆうじさん
自宅から帰ってくるとき、手ぬぐいで額をぬぐって

家からもどったゆうじさん
縁側の角っこにこしかけて、水玉模様の襦袢の裾をちらっとさせて足元が可愛い

さな子が雑誌社の編集長を連れてきて
スランプ続行でココロがドキドキしていないゆうじさん
ページを与えられても書けないものは書けない、膝の上に置いた白魚指先もココロを映して
ゆうじさんのココロの針が揺れ始めるまで もう少し

さな子を叱るゆうじさん
てぬぐいを持ったまま人差指しも活躍して
最後に、Julieな気分で歌わなくちゃだから、くれぐれも喉を大切に

何も書くことが思い浮かばず、行き止まりのゆうじさん
読者から そっぽを向かれることがコワイゆうじさん
自分をさらけだすゆうじさんに、牟田さんもココロの扉を開ける
そんなおじさんたち、花札で憂さ晴らし

朝帰りのゆうじさん、ため息つきながら帰っていった
師匠、なかなか腕組みできないで笑わせてくれて


★M5 絵描きと王女様
チェロの響きのイントロ、さなちゃんの声に寄り添うグロッケンの微かな響き
さなちゃんをまっすぐみつめて、ちょっとハスキーな声が耳に心地いいから
向こうの椅子に座る瞬間のJulieは見逃して
全身が包み込まれるような優しいのに力強い歌声を感じて
前屈みで両手を前に、腕組みにかわり、両腕を頭の後ろに
着物の袖からのぞく白い腕をみつめ、その瞬間、脚を組んで
敢えて歌いずらい格好をしながら歌うJulie、それなのに凄い声量で
まあるいカーブの中に、どれだけ響き渡って共鳴しているのかしら
そんなJulieの歌声に重なる那海ちゃんのハーモーニーも素晴らしい

斜めのJulieの横顔にドキっとしたり流れ星も重ね合わせて一幕終了


(第二幕)
★幕間狂言 うらぶれた酒場
幕が開いたら、老人がこっち方向にいて、いつもテーブル席じゃなかった?
つけがたまってる客と絵描きさんの噂話
かんばんまじかの店に、哀しげな表情の恋に破れた若き絵描きさんが入ってきて
お願いだから、1杯飲ませてと、人差し指も哀しげに
老人が、話を聴いてくれると言うのに、哀し過ぎて話せないって
老人の手の中にあるアブサンのグラスを
お腹も空かしているのに、一気飲みするものだから。。。。。
飲んだあとの表情、回を重ねることに進化して 
椅子の背もたれに仰向けになったと思ったら
ヤケ酒飲んで酔いつぶれちゃって老人が歌ってる間にも姿勢が崩れちゃって
斜めに座って、椅子の角に両手で踏ん張って

M6 アブサン
酔いつぶれてる絵描きさんの襟首つかむ老人
全身の力が抜けちゃって操り人形みたいな絵描きさん
お酒が好きなJulieだからこそのマイムに、
透き通る白いお肌の絵描きさんの中にJulieがいっぱいいて
足元もおぼつかないほどの酔いどれになった絵描きさん

神様お願いマイムして跪いて歌う絵描きさんを ついついハートな気持ちでみつめて
地上に舞い降りた天使みたいな王女様に恋をしてしまった絵描きさん
天使のことを歌うときは優しい歌声なのに、老人に訴えるときは酔いどれてる歌声
声の色までかえて、強いお酒アブサンの力を借りて歌う場面ならではの、Julie独自の細やかな技

人生なんて そんなものさって そんな夜は飲むしかないさって
ハイテンションな酔いどれ絵描きさん、老人と肩を組んで最後にハモって歌って
絵描きさんの「ハモった!」って嬉しそうな言葉が添えられたのは広島最終日だったっけ
絵描きさんはフランス語で叫んでるのに老人が わけのわからい言葉を叫んで
これでようやく店主の言葉、ジジイ何語?がじゃすとふぃっと 
絵描きさんたら、そんな店主めがけて。。。。。


★幕間狂言 某国大使館 M7(曲名は?)
千田さんの透き通る歌声とちょっとハスキーな那海ちゃんとのハーモニーもいい感じ


★一週間ほど後の雨降りの深夜
じわじわとほっかむりなこなきジジイ登場に客席も気がついたひとから、クスクスの笑い
広島では、ほっかむりの手ぬぐいを浅くしたものだから、ずれるたびになおしていたけれど
普通のほっかむりにして、あいかわらず、雨に濡れたような前髪しっかりおろして
手動式ワイパーは、こなきジジイの気持ちと天気の加減
終演後は大粒の雨だったからワイパーも活躍して
ワイパーの指先は眉毛にたまった雨粒の雫も振り払って
眉毛の雫をはらうのに睫毛くるんのマイムしたり
雨粒はらってもメガネが曇っちゃうので、メガネをはずしてレンズをなめて曇り止めしたり

蓑のブルブルは、けっこうイケてるから続行かしら
後ろ姿もイケてるけど、ほっかむりでフリフリの表情は役者さんしか見られないの?
客席にも見せてくれると楽しさが2倍、笑いも2倍になりそうだけどって広島の感想だったけど

ブルブルな背中とお尻を横から魅せてくれて、ほっかむな横顔も客席に
Julie好きの気持ちが通じたのかしら蓑とほっかむりに
役者さんのセリフの合間に 見せ場をつくるJulie 長年の舞台経験から
 

★六時間後 安楽満の家
蓑のブルブルからおこりんぼ父さんにへんしん
椅子の肘置きにいる左手は、相変わらず透き通る白魚指先、ボク、Julieの手

テーブルをトントンの右手の痛み、左手を添えて声で報告するゆうじさん
痛みが継続して、ずいぶんソファーに訴えていたっけ

さな子の熱意に、自分の若い頃と重ね合わせて
小説家を廃業する気になる


M8 あたしの嘘と誰かの夢
♪神様・・・の歌い方にプリンスジジイを感じながら


★数時間後 酔嬌の家
庭のお花に水をやる師匠の指先をみつめたりしつつ牟田さんの帰りを待って
さな子が、先生の娘だと嘘をついていたことを告白
びっくり仰天のゆうじさん、すぐには信じられずだけれど
部屋をとびだすさな子をおいかけるゆうじさん、
気持ちが急いて下駄がちゃんと履けずに、下駄を持って走って


バンド演奏
チェロとバンドネオン、それにドラムの音も重なって
♪酔いどれ関係♪
身体に染み込んだメロディーを聴きながら、見送りスーツに着替えて
気持ちをJulieモードへと、その前に ちょっとお父さんモードで銀座へ寄り道
暗転の中、自動電話が配置されるのを初めて確認


★銀座の写真館
ゆうじさんが動くから写真屋さん、動いちゃだめだっぺと栃木弁  
写真を撮ると魂をぬかれちゃうと口元に手をあて不安そうなゆうじさん
鳩がでるど!の合図に 自分だけの記念写真は、毎回いろんなポーズで
胸元の指先は人差し指
写真館の後ろの壁に、ゆうじさんの影と帽子と指先の影みつけて なんだか嬉し

ツーショットのときにも、さなちゃんに話しかけながらも
どんなポーズでもいけまっせみたいに、足も手も おちつかなくて
モデルさんがおちつきなく動くから写真屋さんのお尻も一緒に動いて
鳩がでるど!の合図に、ゆうじさんなりの決めポーズして
Julie、遠い街シリーズで、毎回あれこれ秘策練っているのね

銀座の写真館なのに栃木弁の理由は、おめぇーらに喜んでもらいたいからだって
栃木のひとたち、ご当地バージョンならではの嬉しい拍手


★公園のベンチ
観劇を重ねるたびに衣裳の細かな部分も解明されて
ジャケットの中のベストは細かな格子柄グレンチェックで襟付きでぽっけもあったり
電話の向こうに元恋人がいるって思うだけでドキドキ?なのに、気にしていない素振りで新聞を読む
新聞の位置も上にしたり下にしたり
電話には絶対でないと意地をはってるくせして、もしやと自動電話の方に歩をすすめて気持ちの準備していたって
やめておくわって電話の向こうで、ワクワクしたり、がっかりもさせられたりしながら停滞していた感情が芽生えていく瞬間のマイムを楽しんで

元恋人に再び思いをよせる感情が芽生えたら、小説を書きたい気持ちもじわじわとわいてきて

さなちゃんと別れる寸前にゆうじさんの気持ちが、よしって決断した瞬間
逸る気持ちが声になって、足に伝わって足早に自動電話に歩を進めて

電話をかける場面、黒い手帳は普通バージョン、番号が書いてあるページを開いて左手に持って
ズボンの右ぽっけからコインを取り出し、ハンドルを回して交換手を呼び出しコインを入れて
Julieが声にする数字、4でもなく3でもなく みんなが好きな625ではなく、ゆうじさんが読み上げる数字は4番の623番 

編集長に ありがとうする瞬間。。。。


ゆうじさんが小説を書く気持ちになってくれて、さなちゃんの気持ちは日傘の中で
端っこ鑑賞だと傘の中が見えそうだったり、ゆうじさんの頭が見えちゃったっけ
さなちゃんにからかわれたり、おこりんぼになったりしながら
本当の娘だったらよかったのにってゆうじさん

M9 パパだったらよかったのに
広島では、帽子をかぶったまま、指先はベストのぽっけだったけれど
帽子を手に持って、歌いだしのカウント、そんなふたりの呼吸で、そんな瞬間、毎回客席で深呼吸したり
新宿では、Julieの背中越しに、さなちゃんみつめたこともあったけれど
こっち側の鑑賞は、Julieの表情がみつめられる位置だったのね

♪昨日はハロー
♪明日は グッバイ
♪二度とは会えない

♪世界で一番素敵な あなた・・・・
♪いつまでも 忘れられない人がいる・・・

ふたりのハーモーニーに 歌詞を噛みしめていたら  ほろっと

また訪ねてこいよって、ゆうじさん、いっぱい気持ちがはいってた!
この場面、初めての方向
ライスカレーをご馳走してもらう楽しみができたゆうじさん
さなちゃんを見送ったあと、涙がかわくまで顔に帽子をのせて
左の写真みたいに足を投げ出して、しばしの時間が経って、伸びをしたりして、足元はクロスしていたかは不明だけれど
靴のつま先があっち向いたりそっち向いたり、つぎは?なんて期待をさせておいて何もせず

帰ろうかなってしたときにグッドタイミングで誰もいない公園の自動電話のベルが鳴って
ゆうじさんの気持ちが公園の自動電話に通じた?

小春さんがさなちゃんが帰ったころを見計らって、元恋人の声を聴きたくなって
十数年ぶりの電話の向こうの声に、若き日の純粋だったココロが蘇った瞬間
元恋人の小春さんの声を聴きながら、ゆうじさんは写真の感想など伝えて
足元も、すっかりゆうじさんの気持ちが映し出されて


幕間のチェロの響きがゆうじさんのココロの余韻を残して
それなのにチェロの演奏聴きながら、お相撲さんの予感なお姿にへんしんしているJulie


★二ヶ月後 十月の終わりの夕刻 蕎麦屋
夏のベンチの場面から、季節は移ろい、秋の気配
店内では飲み仲間たちが、ゆうじさんの小説にあれこれの感想
師匠と牟田さん、さなちゃんちの玄海桜を味わって、味の違いがわかるのは牟田さんだけ?

心がときめく感情が復活して、ペンの運びもスピードあげてのゆうじさん
どてらにボサボサな髪に手ぬぐいを、きっちり結んでヘヤーバンドみたいにして
ラクダ色のシャツがちらっとしていた? そでからのぞく両手はラッコみたいにして
「目の下にクマ」、師匠の言葉に、メガネの奥の目の下をなめた指先を添えたり

なみなみと注がれた斗酒を口元でむかえに行くとき腰を浮かせて
そんな口元は横からみつめ、嬉しそうに美味しそうに飲む表情もみつめて

美味しそうに飲みきったと思ったのに、飲んでも飲んでも、減らない不思議な斗酒
Julieのお酒飲むマイムだけでも、お芝居ができそうなんて頭の中で筋書き書いたり

玄海桜味わいながら、さなちゃんの近況を嬉しそうに語るゆうじさん
蕎麦屋のおかみさん、なぜか笑いだし、子は鎹(かすがい)がでてこなくって
ゆうじさんが、俺の何?子は がすがす?


ゆうじさんの家の前で帰りを待つひと
暗くって誰だかわからないので、とりあえずどてら姿で様子見に行くとき
いっぱいでんすけして、縄暖簾くぐって、途中まで行ったのに、
この格好じゃダメダメの指先と、まあるいカーブしっかり包み隠す指先、足元はツーステップ

着替えて出直そうと、どてらを脱いだら
ラクダのシャツ、広島では胸ポチがくっきりだったのに、遠いから見えなかった?

師匠に着物は借りられなくって、恥ずかしいだろうから、つるちゃんが蕎麦屋のエプロンつけてあげて
まあるいカーブに化粧まわしだから、お相撲さんになって横綱の土俵入り?
しっかり足元もお相撲さんして、そんなとき、師匠がまあるいカーブ 触ったんだっけ

みんなにいいねって褒められちゃうと、ついその気になっちゃう性質だから
辻占いのちっちゃな帽子かぶったら、足元はポージングしてJulieしちゃうし
蕎麦屋のつるちゃんのいっちょらいじゃ、まぁるいカーブは隠しきれないし。。。。

みんながへんじゃないって、すごーくおだてるものだから
よしって覚悟を決めるゆうじさん
下駄の音がゆうじさんの胸の鼓動になって、縄暖簾くぐる後ろ姿が。。。。

真正面からの姿は自分で確認するまもないJulieだろうけど
たくさん身につけてるから、脱いでいくのもたいへん
白いシャツ着てズボンはいてネクタイしめてベスト着て、白い靴下と靴をはいて。。。
見送りスーツに着替えるまで、忙しい

そんなころ
蕎麦屋の店内は待ち焦がれたふたりのシルエットにあれこれして大騒ぎで
(二幕)の幕がおりて


★カーテンコール/M10 お嬢さんお手上げだ(リプライズ)
緞帳の向こうには見送りスーツのJulieがいると思うだけでわくわくだから
イントロに手拍子で、♪よそいきの帽子そろそろとれよ・・・・
Julieの歌声聴いたら手拍子がピタっと止んで
♪酔いどれ女なら・・・って歌いながら、そっちへあっちへ横跳びじゃんぷして
飛ぶたびに客席から拍手、みんな待ってました!だった私も

ひとつめの「まごころハート」の指先もみつめたり、ふたつめの「まごころハート」も♪酔いどれ女なら・・・って
歌いながらジャケットの胸元に白魚指先を隠して
僕はドキドキしちゃうぜ!って夏のピエロの代弁してエンディングの歌声がいっぱい弾んでゆれていたっけ

広島では感じとれなかったパープル、Julieの髪が薄っすらパープル色に包まれて

フェイントの帽子投げだったり、定番の天井に放り投げたりを楽しんだりしたあと
客席に飛ばしてくれるの?って思わせ振りな帽子投げだったり
天井に高く舞い上がった帽子、シンプルに受け止めて


★カーテンコール /M11絵描きと王女様
みっつの方向にお辞儀して 
歌って踊って、恋こそが そう人生さ!
みんなの声合わせて 
幕が下りて

スタンディングオベーションしてコールも添えてたけど
早く帰りたいひとが多かった?場内アナウンスが空しく響いて
Julieも早く帰りたかったの?
2階席、いつも栃木の若い人たちが集ってくれたけど映画祭と重なっちゃった影響かなぁ
楽しく観劇できたのにカーテンコールないと、やっぱり寂しいな

それはそれとして、会場をでたら大粒の雨
もらったポスター濡れないように、傘さしててくてく

一年ぶりのBarの扉開けたら、カウンター席は常連さんで賑わって
予約をしていたので、窓際に席をL字に用意してくれて、栃木の夜の風景感じながら
JulieのまごころハートとJハートに、色とりどりのグラス重ねたり、マスター特製のカクテルも味わったり
三年目の栃木の夜は楽しく美味しく、あっという間に更けて

5月12日 記


◆5月3日(日)雨           はつかいち文化ホールさくらぴあ  観劇9回目(広島最終日) 
昼の部13:30~16:35ごろ

広島初日の昨夜はJulieの余韻がながびいて二次会もして、気がつけばどうして朝?
今日からフラワーフェスティバルなので、朝さんぽする予定だったけれど、寝坊もして窓の外はあいにくの雨
出発前に調べた予報いつ変更になったんだろ、雨天兼用の傘は持参したけれど。。。。
あれこれしつつ出発時間まで、宿泊先でまったり

市電に乗って駅まで、今まで見たことのない広島駅の混雑、やっぱりGWを実感して
ロッカー探しも大変で、なんとかみんなの荷物もおさまって、観劇前のランチもして
少し早目の列車に乗って廿日市からタクシーでさくらぴあへ

階段にグレーの桜の花びらもいて猫ちゃんが準備体操してたり、細かなところに気を使ってるさくらぴあ
早めに席について昨日もみつめた緞帳の図柄、今日は瀬戸内の海と島々をみつめて


観劇9回目の幕が開くまで、昨日の余韻など語り合って
客電が消え暗転になったら、緞帳の向こうに神経を注いで
緞帳の向こうからun(アン) deux(ドゥ) trois(トロア)のカウントが聴こえて

★オープニング /M1 絵描きと王女様
昨日に続いて2回目の観劇のひとも多くいるみたいで緞帳があがって歌が始まったら
客席は手拍子で参加したくなっちゃったようで、楽しいオープニング
Julieの白魚指先、眩しいくらいのひらひら、新潟初日のときみたいに
毎回、パリを懐かしんで楽しい気分で、ココロの中で一緒に歌ってるからみんなも一緒でよかった♪
昨日も王女様をお姫様だっこしたのいつ?見逃しちゃったけど、今日も
どこをみつめていたんだろ
♪恋こそが そう 人生さ・・・って、つい同じくにして、歌う絵描きさんをななめにみつめて

昨夜につづき、衣裳の観察はあきらめて
絵描きさん、帽子のかぶり方が違う?昨夜と違って前髪はベレーの中に
昨日のベレーからのぞく前髪がふぁふぁが可愛かったのになぁ


★プロローグ パリの街角
J'avais faim J'avais faimと消え入りそうな声で
貧しくってお腹を空かしてる若き絵描きさん、椅子に座って絵のモデルさん待ち

三日も食べてないから骨と皮だけになっちゃったって
周辺はまあるいカーブに笑いを添えてあげるひと いっぱい

絵が売れないとパンにありつけないから、右手をぎゅっとして、よしって勇気をだして
目をぱちぱちして瞳を輝かせて66歳とは思えない素敵な声で
いろんなフランス語交えて道行く女子にパリ土産に絵はいかが?って話しかけるのに
今日も何にも食べられないと しょぼんとする哀れな絵描きさん

絵描きさんがあんまりしょぼんとするから
お金を稼ぐことにめざめて、また会いにくると約束する王女様
絵描きさんも、絵の具で汚れた仕事着の裾をつまんで女子みたいに、ごきげんようって
それなのに王女様の第一印象は へんなヤツでしかなかったのね
パリで王女様が行方不明になった号外を読む絵描きさん
さっき声をかけた女子が王女様だと気がつき大慌て、後ろ姿の足元が可愛い


(第一幕) 
★明治の終わりの東京の下町の蕎麦屋 *明治元年(1868)~45年(1912)
ヒヤを飲みたいくらいの夏のころ
店内では、ネズミ年と辰年の話題で盛り上がったりしていたら
ほんとに楽しそうに嬉しそうな安楽満先生、縄暖簾くぐって登場

活動で目玉のまっちゃん(尾上松之助)を観てきたから
そんな余韻で蕎麦屋の店内でチャンバラごっこしたあと 

ゆうじさんとさな子の関係がバレたあと
頭から湯気がでそうな勢いのゆうじさん、扇子で仰ぐ髪がふあふあさせつつ
おこりんぼな表情は苦手だけど
オサイフからお金を出す瞬間だったかに、下駄を履いた足元がちょっとクロスぎみ
左足がこっちを向いて 位置的に見えそうなのに
舞台前面に照明が届かないのか、暗くって、せっかくのホクロがぼ~
場所を知ってるひとは想像力で、普通のひとは表情みつめてるのにね

楽しい日のはずが、さなちゃん登場で、ふんだりけったり嘆きの声
昨日も感じたけれどセリフが遠くから聴こえてくるような気がして
嘆いたあと、日本酒をヒヤを飲みたい気分のゆうじさん

扇子を口元にあてたりしながら、元恋人の井上小春とのいきさつを語るゆうじさん
開いたり閉じたりする扇子の図柄が気になるけれど、ブルーに金色の柄
語ってるうちに、ふたたび怒りがこみあげたゆうじさん、注文したお酒も飲まずにさなちゃんのあとを追う


★公園 /M2 お嬢さんお手上げだ
蕎麦屋を出て行くときのふんだりけったりな下駄の足音の気持ちのまま歌うゆうじさん
扇子の動きが少し緩やかになったような気がしたのは気のせい?

見た目はやっぱり新潟初日に感じた月亭可朝さんのまま
この場面方向での観劇まで観慣れておかなくちゃ


★二時間後 安楽満の家 
天井から吊るされたエア電気のスィッチを捻るゆうじさんに
時間を空けて8回目の訪問しても、相変わらず散らかってる一人暮らしの居間
電気をつけて部屋が明るくなったら、出かける前のままだから
脱ぎ散らかして見られたら恥ずかしいものがあるものだから
昨日はシャウトしたけど お!不覚とつぶやくゆうじさん

テーブルに置きっぱなしの豆絞りの手ぬぐい、どてら姿に似合うのになんて毎回みつめて

スコッチウイスキーのボトルは遥か遠くにだけど
蓋を開けた音はエコーがかかってポン!て耳に響いて
ショットグラスにウイスキーを注ぎ、口に運んだあとの表情がいい感じ
飲むペースがゆっくりになったかな、それに量も減ったように感じたのは気のせい?

謹呈さな子の場面
王女と絵描き 春号と夏号
Julieは思い出のパリだけど ゆうじさんは想像の中のパリ
サインをするゆうじさんの指先に文字を読み取って


M3 フォトグラフ
羽織を脱いで、きちんと袖畳して、脱ぎ散らかすのに几帳面さもあるゆうじさん
すぐにも見たい写真なのにカンカン帽で隠して、その上に扇子をのせて封をして
それから、さな子の様子をうかがう後ろ姿が笑える

写真を見る前に、メガネの位置を整える細やかな仕草もするのに
それなのに、すきをみせちゃったりもするゆうじさん
春に撮ったばかりの小春さんの写真、上から照明があたって影が映って
元恋人の写真をみつめ、過ぎ去りし青春の日を想い浮かべて歌うゆうじさん

元恋人の小春さんを思うゆうじさんだから素敵な歌声
こんな気持ちをいつまでも持ち続けて、歌にこめてほしいなぁと切に願って
向こうに移動して歌うゆうじさん、手をぎゅっとしながら小春さんの手を離してしまった後悔の念

ゆうじさん、歌の余韻に浸っていたのに、賑やかな仲間たちが訪問
着物の左袖の袂にしまった小春さんの写真、仲間たちに隠そうとする仕草がかわいい
ゆうじさん、自分でなみなみと注いでマスからこぼれたお酒、てぬぐいでテーブルふいたり
斗の底をふいたり細かな演技して
お酒に酔ってふらつくマイムも実に上手くって、部屋の段差を踏み外す細かな演技も
さなちゃんに、原稿はテーブルの上に置いておくように伝えたのに
目の前で渡そうとするから、人差指が、そっちに置くようにってマイムして


★M4 HANAHUDA BOOGIE (昭和編のまーじゃんから花札へ)
おじさんたちの視線から外れた高さにあるパープル照明見逃して
師匠の下駄、ずいぶん遠くで脱げちゃうから その間が可笑しくって
花札の歌い方がちょっと進化して ハ!ナフダになったり、
ツイストもどきのとき、昨日に続きジャンプもして着物姿で下駄のジャンプ 定番なら嬉しいけど
何はともあれ足が弾むのはゆうじさんの嬉しいときだから
歌の途中から手拍子していたり拍手するひともいて客席も一緒に楽しんで

師匠が毎回わかんねぇだろうなぁっていう人文字
1と7?  2と7?  8?と9?(オイチョとカブ) 


★酔嬌の家
夜も更けて、さな子の帰りを心配するゆうじさん、
自宅に向かうとき、手ぬぐいで額をぬぐって

家からもどったゆうじさん、角っこにこしかけて、水玉模様の襦袢の裾がちらっと
袖のたもとから手ぬぐいをとりだし、汗をぬぐったり着物の中まで演技も細やかに

さな子が雑誌社の編集長を連れてきて
スランプ続行でココロがドキドキしていないゆうじさん
ページを与えられても書けないものは書けない、膝の上に置いた白魚指先もココロを映して
ゆうじさんのココロの針が揺れ始めるまで もう少し

さな子を叱るゆうじさん
てぬぐいバージョンから人差指しに戻って
最後に、Julieな気分で歌わなくちゃだから、くれぐれも喉を大切に

朝帰りのゆうじさん、あくびしながら帰っていった
舞台幅が広いから袖に見えなくなるまで横顔と後ろ姿のお楽しみの距離


★M5 絵描きと王女様
チェロの響きのイントロ、さなちゃんの声に寄り添うグロッケンの微かな響き
さなちゃんを遠く斜めにみつめていたら、やっぱりJulieが椅子に座る瞬間は見逃して
いきなり全身が包み込まれるような優しいのに力強い歌声を感じて
腕を頭の上にして、腕組みにかわって前屈みになり両手を前に
東京ではなかったみっつバージョン昨日と逆バージョン、あれこれ魅せる工夫するJulie
着物の袖からのぞく白い腕をみつめ、足元はみつめる余裕なし

斜めのJulieにドキっとしたり流れ星も重ね合わせて一幕終了


(第二幕)
★幕間狂言 うらぶれた酒場
かんばんまじかの店に、哀しげな表情の恋に破れた若き絵描きさんが入ってきて
お願いだから、1杯飲ませてと、人差し指も哀しげに
老人が、話を聴いてくれると言うのに、哀し過ぎて話せないって