2014 沢田研二 音楽劇 悪名~The Badboys Return ! 栃木編

東京~札幌 全34公演日程

<東京公演3.27~4.8>
<小倉公演4.11~4.13>
<広島公演4.23~4.24>
<栃木公演4.26~4.27>

4月27日(日)晴れ              栃木市栃木文化会館  二日目 -10
13:30~16:15

栃木の音楽劇二年目の昨日、乗る予定の列車が事故の影響で運休なんて、そんなたびのスタートで
それでも、お天気に恵まれ日傘さして鯉の欄干で、川下りの船頭さんのいい声を聴いて
その数時間後のJulieが歌う河内音頭は、格別な味わいだった
せっかくの席だったのに千鳥配置じゃなくで、視界が遮られ、Julieが観えないじゃんな部分もあったけれど
隣のひとと、いっぱい笑って、いっぱい楽しんで、舞台からいっぱい感動もらったのに

カーテンコールの反応が、あれどうしたの?ぼっちにさせないでよだったから
みっつの腕輪を重ねた乾杯のあと夜明けの討論会もしたりして
明日もあるからじゃなく 少し眠らないとねみたいな時間までになって
討論会のつづきは 同じ日付のちょっと早めのランチミィーティング
窓越しにパープルの鯉のぼりとふれあいバスをパチリしたら
あらって昨日も観たけれど日帰り組なひともランチミィーティングに参加して
みんな世代が似たり寄ったりだから、日常のあれこれ職場のあれこれ
介護のあるひとは急遽来れなくなったりもあったりいろいろ、それぞれ思うところも似たりもあったり
違う思いもあったり、そろそろ開場の時間ってことで会館へ急いで

二年目の栃木音劇二日目、そんなこんなで、ぼっちで過ごすことなく、いつもと違い慌ただしく会場へ
会館に着いたらもう開場が始まって、いつものところも渋滞だったので、立ち寄らずに
段々降りて、帰りの待ち合わせ場所決めて、じゃあねして、座席について
列がひとつないから舞台までは、そんなに近くなく程よくて、昨日目にした舞台の下にあるスピーカーは
昨日より近くにいて、ここの位置からは、舞台がどんなふうに観えるのかなぁなんて開演前、ただただ山車の図柄の緞帳が上がるのを待つのみ

ほどなく客電も消え、耳慣れた和の響きも、回を重ねて10回目
昨年の予定では、広島のつぎが札幌だったのに、そんなこんなの追加観劇だから気持ちも違って
小倉の急遽の追加観劇にも似た気分で昨日の余韻のつづきの朝やん観劇の緞帳が上がって

一幕
<お絹との再会>
幕が上がったら、昨日よりちょっぴりずれた方向から舞台をみつめて
客席から舞台までの距離があるので、見上げることなく、
踏切のそばで 復員兵の朝吉とお絹の再会の場面
回を重ねたおかげで、羽織ったコートの中のまぁるいカーブも、すっかり風景に馴染んでいるけれど
今日、初めて観劇の地元のひとは、帽子をかぶった復員兵に
Julieとわかってくれた?声でかなぁ それともまぁるいカーブでかなぁ
あれこれ昨日とは違う周辺のひとの反応も、新鮮に感じながら

戦争で帰らぬひとと思い込んでいたお絹がびっくりしている様子に、幽霊じゃないと朝吉の笑い声
昨年も感じたけれど、会館の音響のせいか、セリフが天井からふってくるように聴こえて
高笑いが自然なJulieだけど、そばにスピーカーがあるせい?
歌声のようにいい響きで耳に届いて
お絹がひとの妻になって子供もいることをしる朝吉、倒れ込むほどのショック
倒れ方の表情も、毎回違っているように感じて
Julieの表情に、周辺のひとも、それはかわいそうにと同情のような反応
このふたりは、その後どうなるの?って野次馬たちが集まって
再会の喜びと自分を待っていると信じていた女房がひとの妻になっていたショック
上がったり下がったりな朝吉のココロの状態なのに
お騒がせして、すんまへんみたいに軽く頭を下げて、集まってきたひとへの気も配りつつ
どうにもおさまらないココロの沸騰を、しろくまさんモードで あっちへこっちへうろうろ
どすんどすんと、靴の音が朝吉のココロの響きみたい
ふたりの絆のような証文も、空襲で焼けたと、元女房に嘘をつかれ、またもや落ち込み
この日の朝やん、ふんだりけったりな日だったようで、
それでもひとの女房になったお絹が幸せにしてるなら、もう会わへんと
ふんぎりをつけたはずが。。。。

客席の大方のひと、哀れな朝やんに同情するのは当然?


<Badboyな歌とダンス>
昨日、前列で死角になったBadboy達のケンカする円陣な風景も見晴らし良く
カズさんのかき鳴らすギターの響き、そこへさっそうと登場する八尾の朝吉
カズさんの足元にいる照明、頭上をかすめていくようで眩しさはそんなに感じることなく
観る位置や方向によっていろんなふうに届く照明
昨日、死角になって観えなかったせい?
朝やんがずんずん歩を進めてくる背中から後光がさしているような照明
初めて観るひとは、照明の眩しさに気をとられ、Julieがどこにいるのか
わからないまま、そして、Julieが歌いだした、そのとき、角刈りJulieにびっくり
なんて周辺の雰囲気だったかなぁ
そんなサザンの初日に感じたことなど重ね合わせて、10回目の朝やんだから
雑念もなく、まじまじみつめてJulieの歌声が直球で耳に届いて
神奈川新聞のJulieの写真と兵児帯の結び方、まぁるいカーブ周辺
同じだったかどうかちっとも観察できていない?
まっすぐにいる役者さん観察もしてるから、ついついJulieチェック怠ったり、あぁもったいない
朝やんのテーマソングも 回を重ねるたびに 身体に染み込んで

♪あいつ ごっつい ええ男・・・
地上一の男やで・・・
悪名さらして 生きてけつかんねぇ・・・


<びっくりぜんざい屋>
朝やん、登場して店内を見回してから、お照に祝儀を渡す
昨日につづき正面向いて座って足を組む時、脚の組み方がいつもと逆になって右脚を組んで
左脚の足元のちっちゃなホクロまっすぐに
テーブルに向かうときは、着物の裾、はだけちゃったら恥ずかしみたいに
包み隠したかと思えば、真正面に向くときは、あら無造作な朝やんだからパッチの風景で

ぜんざいを注文するときは、
浪花節でも歌いそうな広沢虎造みたいな渋い声なのに
子分の清次に堅気になるように説経をするときは朝やんの声で
名前が売れても、ただの悪名だから 情けないって親分だけど

怒りん坊の親分も スィーツがでてきたら、 しばしおとなしく
栃木のぜんざいは、昨日につづき シンプルバージョンで
左手でお箸を上手に使いながらお餅も美味しそうに食べて

ぜんざい屋から帰るお客さんに 
広沢虎造バージョンの「またぞうぞ」って言ったり
女子になったつもりの「またど~うぞ」って、可愛い朝やんでした
色白の角刈りな親分に、ふたつも言ってもらったから
きっとまじめそうなお客さん、リピートしてくれそう

すず子とオカマのお銀登場
雇い仲居の女子だったり18歳の女子だったり
襟の広いブラウスにカーディガンにフレアースカート、髪をふたつに束ねて靴下は三つ折りにして
すず子の装いに、三つ折り派じゃなくの遠い昔の学生時代を思い出したり
気がつけば、ずず子と似たようなブラウスにカーディガンにフレアースカート、
昭和の女子の定番の格好に、おかしいやら
お銀さんの朝やんをみつめる眼差しがおかしいやら

福原一家の子分たち Badboyトリオが登場
トリオの兄貴分、すず子をリリーとして働かせていたのは
「リリーは髪の先まで金で買われた「か・だ・ら」なんやって
朝やんは、もうリピートあきちゃったみたいで反応なしだけど、ついついクスって

トリオの兄貴分が、引き下がらないから、
懐の中に隠したエアーピストルでBadboyトリオを威嚇して
ドスをとりあげる朝やん、ドスを返すときのトリオそれぞれの表情が面白い
懐に包み隠した朝やんの指先、はしっぱなBadboyには威力を発揮して
すず子のことは、なんなくクリアして

朝吉親分の活躍ぶりに、更にのお銀だから
お銀の手を気色悪いと冷たくはらいのける朝やんの真っ白い指先やつめたい眼差し
じっくりみつめ つれなくされるお銀さんもみつめ
色白の朝やん、いろんなタイプから慕われちゃって
お銀さんの時代に合わないピカピカのルージュが更におかしく 

困ってる女子がいたらほおっておけない性分の朝やん
昔、お世話になった女親分のいる因島へすず子を送っていく

<因島の浜辺>
場面かわって浜辺を歩く朝やんと女親分の麻生イト
セットがない舞台に ときおり波の音だけが聴こえて、女親分に、すず子のことをお願いする朝やん
そんなお姿真横からみつめ 頭を下げるお姿が絵になるのもJulieならでは

ざぶんと打ち寄せる波に おとっとと、あとずさりして波と戯れる朝やんと女親分
女親分をまっすぐみつめていたから
朝やんが着物の裾が濡れないように裾をめくったか曖昧だけど
つぎに静かに打ち寄せた波、朝やん
かた足で波をなぞるように波の泡と戯れる朝やんの雪駄
波乗りする雪駄は初めての光景だったかな
Julieの細やかな足技がきらっと光って
朝やんの波の上をなぞる雪駄に、鳴門の光る海を思い出したり

麻生イトから長崎のたつぞう探しを頼まれる朝吉
琴糸の写真をみてお絹と知り 朝やんのココロの中は。。。

<波に問う朝吉の歌>
アコースティックギターの響きで歌う朝やんは優しい歌声
♪寄せては返す瀬戸内の 波に問うてはみたものの・・・

かもめも 貨物船も なんにも 答えてくれなくて

幻のお絹に問う朝やん
♪ひたすらに まっすぐに 見つめあったあの夜のこと・・・
お絹~って叫ぶ朝やんをまっすぐみつめたときのことを思い出しながら
横顔の朝やんみつめ

<お絹さんの歌>
アコースティックギターと鉄琴(グロッケン)の音で歌うお絹さんをまっすぐ見上げ
お絹さんの髪をいじる癖があった青年の朝やんなど思い描き
行き場のない思い出ばかり


<お絹とたつぞうの部屋>


場面転換の演奏

<エアータクシー>
朝やんの白魚指先がイキイキするお気に入りの場面
フラットな席ではみつけられないタクシーの色とカタチ
小倉に続き広島の段々の席で確認した緑のタクシー、今夜も想像のタクシーのカタチだけど
暗闇にスタンバイする運転手さんをみつめエアー椅子に座る瞬間をみつめ
エアー椅子に座りながら新聞を読む運転手さん
そこへ上手から登場する朝やん、タクシーの窓ガラスをとんとんとノックする
Badboyが遊ぶところに連れてってよと着物の袖から紙幣をとりだしチップを渡そうと
指をなめなめお金を数える朝やん、照明に照らされ新鮮な白魚指先
六甲まで連れていってくれる運転手さん
朝やん、これはどう乗るの?って表情して、運転手さん、このへんの事情を察してと
色白の角刈り 、短い髪の先も緑色に染まってる朝やん

緑の照明があたって車のカタチができているであろう周辺をぐるっとして
あぁ、ここから乗るのねってドアを開け、よいしょと後部座席のエアー椅子に座って
「ドアは自分で閉めて」「シートベルトは大事やで」とカチっとする両手の白魚指先にゾクっとして
この時代シートベルトはないからと、運転手さん
「ほんまかいなって」、しゅるしゅるの擬音は無しで、指先をひらひらさせて
シートベルトが外される瞬間を表現する朝やん
ひらひらさせた指先に緑の照明があたって白魚指先、ほんとイキイキして
しゅうへんの地元のひとらしきひとたち、そんな光景に 大笑いして楽しんで

ひとり遊びが好きなお客さんに、もうエアー椅子が限界だからマキでお願いしますって
朝やん、自分で準備OKサインだしたのに おいてけぼり
エアー椅子のまま、片足でとんとん進む後ろ姿も、しっかりみつめ
暗転の中のJulieの足音、左足だけなのに、すんごく重いよな、ドンドン
舞台の端っこに設置してるマイクが音を拾うから?
スピーカーが客席近くにいたせい?まぁるいカーブの重さのいい響きだった
暗転の中、Julieの背中に周辺みんな大笑い

エアー椅子、1日1回やると、脚とか腹筋とか鍛えられそうって思ったのに
まさか あの場面で。。。。


<お照と清次&Badboyトリオ>
トリオの兄貴分のモノマネが何故だか毎回可笑しく、骨折した右足もなんだか可愛くて
お照と清次が歌う「朝吉&清次の歌」


<因島の賭場>
薄暗い豆電球の下、盆茣蓙に群がるBadboyたちをみつめ
昨日は前列の背中で視界不良だった光景
今日は、視界良好でみつめ、盆茣蓙の上に置かれた紙幣もまじかに感じ
ついつい盆茣蓙の周辺にいるようなつもりでみつめて
河内の朝吉親分とは知らずに、朝やんに向かっていく中盆
朝やんに、簡単にやられちゃう有馬さんが可愛くて可笑しくて
赤いポケットチーフで睨みを効かすひととはまるで別人のよう
何役もするので、駅員がでてきたり、ぜんざい屋のお客さんだったり


<朝吉とたつぞう>
河内弁と長崎弁の会話 お絹さんの夫とわかっての朝やんの心配に
ついついJulieの喉を心配したり
長崎弁で、「そがんしたか」って、客席方向みつめてのたつぞうさん
そうしたいけどさって、しゃがんで客席みつめるから、まじまじみつめ
半年ぼっちの残されたイノチのたつぞうさんに ほろっとし
お絹のために危険な仕事をしようとする哀れなたつぞうさんを本気で叱る熱い思いの朝やんに
さらにほろっとし、好きな場面
たつぞうに持っているお金全部あげて、立ち去ろうとする朝やん
名前を聴かれ、モートルの貞と嘘をつく
朝吉の噂を語るたつぞうに嬉しい表情の朝やん
昨夜は、褒められてスキップなんてした朝やんだけど、
最終日は基本バージョンで、琴糸を大事にしてとその場を去る


<シルクハットの親分と福原の元締登場>


<朝吉と雇仲居(ヤトナ)のあけみ>
舞台袖にあるいくつもの黒いカーテン
上手の一番奥のカーテンから 舞台を斜めにすすむ朝やん
下手側で歌う朝やん、立ち止まる位置が会場によって違って
客席の遠くをみつめる視線で歌う朝やん
あれこれ会場の違いなど思い出しつつ、横顔の朝やんをみつめ
カズさんのうねるギターにからむ朝やんの力強い歌声

・・・・
♪どうやら このへんが ええしおどきやで
思いきらなあかん・・・
忘れなあかん・・・


向きをかえ斜め方向に向かって歌う朝やん 
そのときだけは、ふところに大切に包み隠していた白魚な指をちらっと見せ
顎にLの字の指先添えて魅せつけてくれたり

♪二度と 逢われへん ふたりやさかい
瞼の裏を遠ざかる・・・
お前の背中にGoodbye・・・


そしたらぷぃっと向きをかえ舞台奥に歩を進め、
そこから斜め方向にむかってずんずん歌いながらそっち方向へ
上手方向のすみっこのひとは そんな瞬間ドキドキ?

♪20歳の俺には できすぎた女やった・・・
どうにも こみあげる涙をこらえて


横向きの朝やん 
♪思いきらなあかん・・・
って腰に力をこめて 声に力こめて
ライヴだったら 右手に力が入ってるだろうに
両手は着流しの懐に大切に包み隠して

つぎは こっち向きで
♪思いきらなあかん 忘れなあかん・・・ah

スピーカーが足元付近にあるから
ライヴみたいな直球の歌声だから  この瞬間は朝やんじゃなくJulie。。。
だけど 角刈りに あぁ やっぱり朝やんじゃん

♪二度と 戻らへん 旅路やさかい
眠ったふりで泣いている
ふるえる背中に Goodbye・・・


ライヴだと手をさしだす仕草で歌いそうだけど
白魚指先、やっこさんみたいに着物の懐に包み隠し、めいっぱいの気持ちで
ついついココロの中で スタンディングな気分になったりしながら
Julie似の朝やんと一緒にココロの中で♪ふるえる背中にGoodbye・・・

お絹を忘れなあかんてって気持ちの朝やん、てくてくしてたら
笑顔が可愛い雇い仲居のあけみに遭遇し、お金もないのに遊ぼってして
あけみの同情をかおうと恋しい男にでもふられたの?って
あんさんも?ってあけみが問うから、ココロの中で嘘だよなんて舌をペロっと
じゃなく、あっかんべぇ~の表情して、なんとも可愛い朝吉親分
そんな子供っぽい朝やんをまっすぐみつめていたら、ついついこっちも
「あっかんべぇ~」ってしたくなっちゃった昨夜だったけれど
そんな翌日の朝やん、昨夜みたいにあけみに見えない方向に向いて
まぁるいカーブはこんな方向で「あっかんべぇ~」の表情したから
ついついココロの中で同じくにして、栃木最終日は客席でペコちゃんな気分になったりして、

お酒はダメな朝やんだけど、あけみが着物の裾をちらっとしたら
ふたりの気持ちが一致して、じゃぁ 行こって時に、またもや神様が朝やんに試練を与えて
お絹を忘れなあかんって朝やんだったのに。。。。
いろんな思いの複雑な涙があふれる朝やん、可愛いねって思ったり、切ないねって思ったり 
朝やんに毎回感情移入したところで一幕終了

いつも朝やんの重みで、揺れてるフェンスだから、フェンスを確認しながら
あんまり全体重をかけないように力を加減して泣き崩れる朝やん


休憩15分


二幕
<福原の元締めの部屋>
昨日は、前列が死角だったせいで、センターで歌うシルクハットの親分の足元が見えずじまい
おかげで舞台の上を見上げていたら傘のついていない豆電球が、歌に合わせて、チカチカ点滅して
ひとの背中で見えない部分があったおかげで、電球にたいする裏方さんの気持ちが読み取れて
新しい発見があると、回を重ねた甲斐もあって、そんな気分で豆電球のチカチカみつめて
その下で歌い踊るシルクハットの親分みつめて

福原の元締めが そっと触れる手も、反応するシルクハットの親分も毎回面白い
元締めのアイラインひいた切れ長の冷たそうな瞳もみつめ、
どの場面だかで摺り足で登場するのも見どころ


<サンドイッチマンの歌とダンス>
栃木一日目は、真正面にハートの名刺、最終日は、ちょっぴりだけ斜めに見上げ
万年筆とか、便箋とか看板がいっぱい並ぶ人通りの多い繁華街
真っ赤なハートの下でサンドイッチマンの歌とダンスする朝吉親分と子分の清次
ハートは、ちょっとずれてる周波数だけど、まぁるいカーブにのせた看板が
すぐそこじゃん
朝やんだけ、まぁるいカーブだから看板の前が、首の近くまで上がっちゃって
だからよけいに看板が斜めになって、真横からみつめるとAの文字みたい
そんな朝やんのお姿、じぃっとみつめられるのも、目の前の席ならではだから めいっぱいの眼差しで

歌いながら、手袋で包み隠した白魚指先が看板の上をいったりきたりして
やっぱり色白のハマのしょうちゃん似の朝やん愛くるしいじゃん
下手側で歌とダンスのエンディング、こっちからは朝やんの背中の看板と
わいだけが子分やで~の意味合いの右の人差し指

ヤトナのあけみと遊んだ朝吉親分、お金がないと清次に電話する
そのときの親分の口調を渋い声で再現する清次、朝やん隣で口マネして腹話術のお人形になって
角刈りのお人形ちょっとコワ、それなのに、まっすぐみつめたりして笑わせてもらって
子分とお照にお金を工面してもらった親分、
そのつみほろぼしに、びっくりぜんざいのサンドイッチマンすることに

<さんばかトリオじゃなくBadboyトリオの登場>
子分の清次、親分の情けないお姿をBadboyトリオに見せたくないので、顔をかくしてと
タクシー乗ろうよって、座ったままで移動したいなら
エアータクシーにしたらいいのに、なんて毎回言いたくなっちゃうけど

子分に情けないお姿と言われながらも、
堅気でまっとうに働く大切さを子分に教える親分なのに
街角での宣伝の方法知らないから、街角に集うお客さんに
ガンとばし睨みをきかせる朝やんだから、そんなコワイ顔じゃダメって
じゃあニコニコしたらいいのと親分、よけいコワイと子分
わいもやらんかいと朝吉親分
清次、朝やんの指導どおりにニコニコして宣伝するけれど
笑っちゃってイマイチだから、そんなんじゃお客さんが集まらないと
こうやるんじゃいって
そんな時だったか、朝やんの看板の下の左手が、こんな感じに
まぁるいカーブのところに添えられて なでなでしていたり
朝やん、アラフォーのくせして、ついつい実年齢がでちゃうのね

昨日は、清次にニコニコするように指導された朝やん
客席にびっくりぜんざいって笑顔いっぱいふりまいて宣伝の方法習得したみたいで
びっくりぜんざいって言いながら、着物の裾を肌蹴ながら、後ろへそっちへあっちへじゃんぷして
周辺も、いっぱい楽しませてもらってるようで、あちこちから笑いの渦と拍手拍手

朝やん、街角のお客さんがいっぱい集まってくれて宣伝効果てきめんだったから
昨日の清次は 親分のようにできなくて「あ~」とかため息ついて終わっちゃったので
最終日の親分、宣伝はこうやるんじゃいって親分のとっておきの方法、お手本みせて
朝やん、「おら」って掛け声も添えて 
「びっくりぜんざいでおまっせ」って言いながら勢いよく じゃんぷ
あっちへもじゃんぷ そっちへもじゃんぷする親分に 周辺のひと大爆笑
昨夜よりも 高く跳んだ朝やんだったかなぁ
そんな個人の感想は、じゃんぷ愛好家だけかも

視界良好だったから、白いパッチも、白いおみ脚も じっくりみつめて大爆笑して
朝やんも 楽しくなってきたところにお絹さん登場だから
「おまえか・・・」と残念そうな朝やん


<びっくりぜんざい屋>
お絹が 身の上を告白する、そんなときの朝やん、
知らなかったと感情移入の表情まじかにみつめ


<岡林静香の選挙演説>


<福原の元締めの部屋>
暗転の中、虎さんがセッティングされるのを確認して
印に虎さんの顎を置くのは、この場面では黒子の裏方さん
福原一家にさぐりを入れにきた朝やん
部屋に入ってすぐに足元にいる虎さんを二度観するようなそぶりして
そのあと客席の方へ向く視線は、ほう~っていうそぶり
訪問先の豪華な敷物に目をやり、庭の手入れされた植木などにも
目を向け主を心地よくさせたところで、元締めに目的を告げる

朝やん、福原の元締めにJulie色で甘えながら
頭をなでなでしながら極道やめても河内へ帰っても・・・
末っ子だし、小間物屋をやりたくても資金がないし・・・
元締めに 頭を下げるお姿 色白の横顔 手をちょっと前で合わせたり
まぁるいカーブを包む兵児帯がちょっぴり甘えん坊な朝やんなのに 
やさしい言葉で脅かす術を持つ、色白のごっつい ええ男には元締めもかなわない 

<街角の朝やんと清次>
お絹さんのことを心配するあまり、はよ言わんかと、じゃんぷしながら
子分の頭をこつんとする朝やん、すぐにかっと燃えちゃう朝やん
子分の清次、毎回かなんわ~


<福原一家の歌とダンス>
ストライプのスーツに胸のぽっけに赤いチーフで 睨みを効かす有馬さん
踊ってる姿が妙に可笑しく、ときどき駅員が思い浮かんじゃったり
ホームで列車を見送りながら 手元がだんだん手拍子にいくところが可笑しくて

福原一家のBadboyダンサーたち、いろんな方向から回を重ねて研究し
Badboyダンサーたちの指先、親指と人差し指、やっぱりLの字
小倉で、福原組の先頭に立ってダンスしたとき、
隅っこの席で、まっすぐみつめた元締めの角帯の柄
魚にも見えたけれど、ようやく判明
栃木の帰りに、元締めの日記に写真が載ってるって教えてもらって、
折り込まれている図柄はカッパ それからちらっとのぞく裾除けのグレーは薄鼠色  


<お絹の部屋>
この場面のときだったか、舞台天井から吊るされてるセットが ゆら~り ゆら~り
揺れていて、なんだか船酔いしそうな感じだった
きっと舞台でセリフを言ってるひとだけをみつめていたら気がつかない?
ついつい舞台セットも含めてみつめる性質だから 凄く気になったり

タバコをすう場面、今回はいくつかあるけれど
小倉や広島は煙が舞台の向こうにすこまれるみたいだったので
煙とにおいをあまり気にすることなくだったけれど、
会館の造りのせい?
煙が客席のほうに向かって、周辺のひと、咳するひとが多かった
ネオシーダーとわかっても、煙が喉に届けばむせちゃって咳がでるし・・・・・
臭いもダメなひとは二重苦だから、禁煙派は喫煙な場所での観劇は、ちょっとつらい
タバコが当然の時代背景だけどネオシーダーくわえるだけで、演技でなんとかならないの?
演じてるひとも 客席が コホンコホンしてたら 演じにくいと思うけどなぁ
演出するとき、そういうことは想定しないの?
今だったら、具合悪くて寝ている患者さんの前でタバコをすうお医者さんなんて
考えられないけれどタバコで頼もしい女医さんを表現?
煙やにおいが届かない映像の世界なら、どんな表現でもいいけれど

それはそれとして、頼もしい女医さんが作ってくれたおかゆ
朝やんがふぅふぅしてまぜまぜするけど、いつも、力が入って
納豆まぜまぜしてるみたい

朝やんがタバコすう場面
禁煙派だから どうでもいいけど、タバコの箱が 緑と白が見えたけれど 銘柄は?
 

引き出しをあける後ろ姿の朝やん、左足の裏をみせて毎回 可愛い♪  
空襲で焼けたと嘘をついた朝吉が書いた『証文』を見せるお絹に
怒りがおさまらない朝やん
お絹さんのこと、可愛い顔して嘘ついて・・・嘘つくな・・・
アラフォーの朝やん、すぐに沸騰しちゃうのね、やっさんがのりうつったみたい 
そんな朝やんに客席は大爆笑だけど、つぎに優しい歌声で歌わなくちゃだから
喉が心配だったり血圧上がっちゃいそうだったり

朝吉とお絹の歌
おかゆを食べさせるときとは違って 優しい歌声の朝やん
♪いつの間に すれちごうた・・・・ 
それが人生 きっと そうや・・・
Julieの歌声聴きながらお絹さんをまっすぐみつめて
朝やんの優しさに お絹さん毎回涙きらり


場面転換の演奏
熊谷さんの弾むドラムも、カズさんのリズム刻む足元にもついつい誘われて
エンディングの弦をかき鳴らす指先が 超カッコいい
Julieのライヴ、お着替えタイムに鉄人バンドの演奏がなくなって寂しい限りだから
Julieがいない時間のカズさんの演奏 じっくり楽しんで足元もついつい弾んで
暗転の中、舞台袖で、つぎの出番を待つ朝やん、
ついつい足元でリズム刻んでいそうって思うのは私だけ?


<朝吉とたつぞう>
場面転換の演奏でたっぷり身体の中にロック魂を刻んだ朝やん
そんなノリで河内弁をまくしたて、長崎弁のたつぞうと迫力ある会話して
朝やんのお絹を想う気持ちがめいっぱいで、たつぞうを死なせるわけにはいかなくて
朝やん、沸騰しちゃってるから、たつぞうさん なんでそんなにお絹のことを?って

清次が登場しないとらちがあかなくて、たつぞうさんに事情を説明する清次
自分が朝吉だということがバレた朝やんの表情、こどもみたいに可愛いのに
たつぞうさんには 虎造の声で すごんでみせて
たつぞうさんが親しみをこめて 貞やんから朝やんって呼ぶ瞬間が切ない
朝やんの腕の中で イノチ終えるたつぞうさん
しゃがんだ瞬間の朝やんの足元、重心になってる脚がぐらっとゆれて
ほろっとした瞬間だったのに、思わずココロの中で大丈夫?って
ロックジェットのページの朝やんの写真、こんな切ない表情の朝やんの横顔
まっすぐにいるから、朝やんの気持ちになったり、たつぞうさんの気持ちになったり、一番好きな場面に、ゆれる足元のおまけつけてくれた朝やんでした

エアータクシーだったり、宮島さんぽの階段だったり、脚を鍛えた朝やんだったのに
アラフォーを演じつつ、ついつい実年齢が、ちらっとのぞいちゃったのね

<福原一家に殴り込み>
長崎のたつぞうを殺されたおとしまえをつける朝吉親分と清次 
兵児帯の結び目もかた結びにして、あれこれ思いをたっぷり滲ませてる朝やんの背中
まじまじみつめ

小倉では角刈り男子の背中越しだったり、広島と回を重ねて、
その地域の言葉も染み込んだりしつつ、殺陣の場面の研究を積み重ねて
朝やんのグーパンチ 寸止めのひとつひとつ観察
朝やんにやられた福原一家の子分たちの倒れ方もみつめて
すっかり舞台にいるみたいな感覚だから
ついつい福原一家の子分の攻撃に身をかわしそうになったり


<大阪駅のホーム>
福原一家のBadboy、駅員に変身して、有馬さん、この役が一番似合って
朝やんの書いた証文、お絹さんに渡して
お絹さん、朝やんの河内音頭が聴きたいって
みんなが見てる前で歌うの?って表情の朝やん
お絹さんのお願い 歌って!
客席の拍手もあったけど、お絹さんの2回目のお願いで
じゃあ 歌うよって表情の朝やん

ホームで見送りながら窓越しに河内音頭を歌う朝やん
列車の速度に合わせてホームを歩きながら歌う朝やん
横顔の朝やんを目で追って、まっすぐ見上げて、
金糸が入って細かくラメのように光った兵児帯しめてお絹さんのお見送り
横顔みつめながら、朝やんの気持ちとは違うことでほろっとして
♪聴けば 心も ちょいと うきうき・・・ 
聴けばぁ~のところ 昨夜と同じくに リピートする朝やん
もう列車が見えなくなってるのに
それほど栃木は 心もうきうきだったのかなぁ
ホームの見送りのひとと一緒に、「さのよいや~ さっさ」って掛け声で締めて

お見送り終えた朝やん、こっちを振り向いて、なんともいい表情して
涙している清次に、ぽつり一言、お絹自慢
懐手しながらやっこさんのように、脚を後ろに蹴り上げ
足取りも軽やかに舞台をあとにする朝やんを拍手で見送って


<Badboysのダンスと歌>
ロックな朝吉のテーマソングを歌い踊る朝吉とBadboyたち
朝やん、どんだけのばすの?なエンディング

<カーテンコール>
昨夜はぼっちだったけれど、周辺スタンディングで
朝やんから Julieに戻ったお言葉
ハナミズキも咲いております。こんなに天気がいいのに 悪名だっか
本日は おおきに ありがとさんでした・・・・」
客席からの ジュリーコールに、着物のたもとに左手を添え
角刈りなのに 上品なJulieさまのお手ふりもあり
それなのに、最後は 角刈り なでなでしてガンとばす朝やんでした
清次さん、そんな親分の顔をかくす仕草などして
栃木の最終日、無事に幕がおりて

昨夜は夜明けの討論会もし、今日はランチミィーティングもしたり
そんな仲間たちと、たっぷりな余韻でおしゃべりしながら駅に向かって
ホームのベンチでお団子など食べながら、列車の待ち時間30分もあっという間
車窓は夕陽の時間、夕陽を背にあび、朝やんの余韻など語りつつ帰路に
行きは列車のアクシデントもあったひとり旅、帰りはJulieの余韻と楽しい3人たびになって
昨年のJとハートのBarで、真っ赤なハートの余韻で、黄色い腕輪も重ねて

5月14日


4月26日(土)晴れ               栃木市栃木文化会館 一日目 -9
18:00~20:45

広島のBadboyの余韻のつづきのまま、1年ぶりの栃木へ向かって
地元の地下鉄はスムーズだったのに、たまにしか利用しない湘南新宿ラインなのに
改札通過した直後に乗る予定の列車が、またもや事故の影響で運休になって、小山まで直通で
連れて行ってくれないみたい。新宿じゃ混雑するから大宮まで、ってことでひとつめのアクシデント
これくらいでよかったと列車待ち、隣に並んだ短髪男子に、Julieの角刈りはライヴまで、どれほどに?
なんて思い描いて、大宮までは着席で、大宮からは混雑でスタンディングで
駅をひとつ過ぎたころ、パープルな靴の男子が席を譲ってくれて、うとうとしてたら、「起きて!」の声
車内で夢を見るなんて、次は小山だから起きてなんて「いい声」がして1年ぶりの小山到着
乗車しているより待ってる時間の方がながくて、列車の中でぼ~っと発車待ち
ほどなく栃木駅に到着、学生がいっぱい下車したので、ドアを手動で開けて締めてしなくてよかった
1年ぶりの栃木、春のコートがいらないくらいあっぢ
1年ぶりの路傍の石、1年ぶりのハナミズキと鯉のぼりをパチリして、1年ぶりの宿泊先へ
部屋の準備ができてるようで、早めにチェックインできて、一休み
そんな頃に、「私の乗ってる列車は途中待たされたけれど小山まで連れていってくれます」
なんてメール届き、ディナーの約束したり
音楽劇の時間まで1年ぶりの栃木さんぽ
昨年は手袋して雨降りさんぽ、今年は青空で、日傘さしてあっぢな蔵の街さんぽ
終演後、暗い道迷ったりしないように会館の場所チェックなどもして悪名ポスター確認して
舗道てくてくして山車会館のこいの泉みつめ巴波川の川沿いてくてく
川面に船頭さんのいい歌声響いて、島根の堀川めぐりなど思い出し私だけの♪ダーリング♪
カクテルの味を懐かしみ、河内音頭を歌うJulieを想ったり、ハナミズキとまぁるいツツジもいたり
噴水の風圧に黄金色の落ち葉が舞って

歩き疲れたので一休みもして1年ぶりの栃木市栃木文化会館へ
昨年は、雨仕様のブーツに手袋にウールな冬の装いだったのに、今年は初夏のような装いで
昨年の予定では、広島と1日しか開いていないので移動で疲れるかなぁと予定に入れずだったのに
今年になって追加観劇することになって、段々じゃなくフラットな座席に着いて
この位置だと千鳥配置になっていないので前列と重なって死角になっちゃうかもなんて開演待ち
周辺は地元のひとも多く、知ったひともいたりでおしゃべりなどしつつ幕が上がるのを待って
さんぽしていて山車会館もあったけれど、山車の図柄の緞帳
広島より舞台の幅は狭いようだけれど奥行きがあるみたいで、緞帳が舞台の少し奥の位置に
舞台の高さはそんなに高くないし、センターは列がひとつないので、前列に重ならなければ
舞台が見やすそう

朝やんの観劇環境チェックも終えたころ、二日前に聴いた響き
和の音楽、そして踏み切りの音で緞帳が上がって

一幕
<お絹との再会>
幕が上がったら、広島でみつけた、カズさんの足元の下あたりに、ちっちゃい赤いランプみつめ
やっぱり奥行きがあるので二日ぶりのJulieの立ち位置がちょっぴり遠い感じ
踏切のそばで 復員兵の朝吉とお絹の再会
羽織ったコートの中のまぁるいカーブも、すっかり風景に馴染んで
戦争で死んだものと思い込んでいた朝吉と遭遇したお絹
お絹がびっくりしている様子に、幽霊じゃないと朝吉の笑い声
Julieのいろんな笑い方、うふふって笑いも好きだけど、高笑いが自然なJulie
腰に下げたタオルじゃなく手ぬぐいに、終戦後を感じあれこれ想いをめぐらせたり
お絹がひとの妻になって子供もいることをしる朝吉、倒れ込むほどのショック
倒れ方が、毎回違って、まぁるいカーブは気にせずなのに、
女子に謝らせているのが、とっても気になる朝やんなのね
野次馬に、お騒がせして、すんまへんみたいに軽く頭を下げて
自分の帰りを待たずに人妻になったお絹さんへのどうしようもない気持ちは、
しろくまさんモードで あっちへこっちへうろうろ、どすんどすんと、靴の音が朝吉のココロの響きみたい
自分が書いた証文をお絹が空襲で焼けたと嘘をつき、さらに落ち込み
それでも気がおさまらない朝吉、幸せにしてるなら、もう会わへんと


<Badboyな歌とダンス>
Badboy達のケンカする円陣は、俯瞰目線でみつめた風景思い描き
まっすぐにみつめ、残念ながら真中は死角になって見えず
カズさんのかき鳴らすギターの響きで、Badboyのケンカをとめようとさっそうと
登場する八尾の朝吉、まっすぐは、前列の頭越しだから、足元は見えず残念
ステージからあおるような目が眩むほどのキラキラ照明は、前方では感じられず
照明も、会場によって多少違う?段々の後方席の方へ当たっているかな
小倉最終日みたいに
Badboyのセンターをはる朝やん、真正面だけどたつぞうさんがすぐそこ
清次もすぐそこ、広島1日目よりひとつ後ろだけど舞台は高くないので
まじかに感じて、残念なのは、肝心の朝やんが、半分だけ
あっちやそっちへ動くまで、しばしのしんぼう
エンディングのシャウトがロック好きの朝やん、ライヴのJulieになって
最後に天に向けるグーポーズは、ついついココロの中でして、
だから毎回登場する神奈川新聞のJulieの写真

今回、一番大きめの会館で、2階席もあるので、音の響きはいいみたい、今回は舞台の下にも
スピーカーがあるから、凄くJulieの歌声が近く感じて、カズさんは正面にいるし、やっぱり音楽劇を実感
足元も、微かに弾んだりしながら役者さんのまじかな表情もみつめたり

朝やんのテーマソングも 回を重ねるたびに 身体に染み込んで

♪あいつ ごっつい ええ男・・・
地上一の男やで・・・
悪名さらして 生きてけつかんねぇ・・・



<びっくりぜんざい屋>
朝やん、登場して店内を見回してから、お照に祝儀を渡す
正面向いて座って足を組む時、脚の組み方がいつもと逆になって右脚を組んで
小倉のときに遠くのはしっこでみつけられた左脚の足元のちっちゃなホクロまっすぐに
テーブルに向かうときは、着物の裾、はだけちゃったら恥ずかしみたいに
包み隠したかと思えば、真正面に向くときは、あら無造作な朝やんだから
小倉の初日みたいなパッチの風景で

広沢虎造みたいな渋い声で ぜんざい注文したあと
子分の清次に堅気になるように説経をしながら
名前が売れても、ただの悪名だから 情けないって親分だけど
ぜんざい屋から帰るお客さんに 広沢虎造バージョンの「またぞうぞ」って言ったり
女子バージョンで可愛く「またどうぞ」って、おまけもつけてふたつも言ったから
きっと有馬さん、明日も来店しそう

本日初日のひとも多いから基本形の左手で、お餅を美味しそうに食べて、
声で美味しさ表現、箸も細やかに動かして

すず子とオカマのお銀登場
お銀の手を気色悪いと冷たくはらいのける朝やんの真っ白い指先のとき
つめたい目線の表情も じっくりみつめ つれなくされるお銀さんもみつめ
 
福原一家の子分たち Badboyトリオが登場
トリオの兄貴分、すず子をリリーとして働かせていたのは
「リリーは髪の先まで金で買われた「か・だ・ら」なんやって、ついついクスって


トリオの兄貴分が、引き下がらないから、
懐の中に隠したエアーピストルでBadboyトリオを威嚇して
ドスをとりあげる朝やん、ドスを返すときのトリオそれぞれの表情が面白い
トリオが引き上げて行くときがなんとも可笑しく

すず子を因島へ送っていく朝やんのふたり旅も楽しそう


<因島の浜辺>
写真は鳴門の海だけど朝やんの思い出の浜辺のつもり
麻生イトにお願いごとする朝やんの頭をさげるお姿
真横からみつめ、そんなお姿、観るたびにカッコ良く
頭を下げるお姿が絵になるのもJulieならでは

女親分と、ざぶんと打ち寄せる波に おとっとって
朝やん、着物の裾をめくらなかった?
朝やんが持ってる琴糸の写真が見えそうで見えない

朝吉の歌
アコースティックギターの響きで歌う朝やんは優しい歌声
♪寄せては返す瀬戸内の波に問うてはみたものの・・・

幻のお絹に問う朝やん
朝やんの立ち位置が、広島とはまた違って、内側よりになったかな
下手側は、朝やんがまっすぐみつめるから、幻のお絹さんになったつもりになれるかな
お絹~って叫ぶ朝やんをまっすぐみつめた、たった一度の小倉の席を思い出しながら
そんなこんなの違いも感じ、横顔の朝やんみつめ
♪ひたすらに まっすぐに 見つめあったあの夜のこと・・・

お絹さんの歌
アコースティックギターと鉄琴(グロッケン)の音で歌うお絹さんをまっすぐ見上げ
お絹さんの髪をいじる癖があった青年の朝やんなど思い描き

<お絹とたつぞうの部屋>


場面転換の演奏

<エアータクシー>
サザン最終日に、この場面の朝やんの白魚指先にゾクってしてから、お気に入りの場面
暗闇にスタンバイする運転手さんをみつめエアー椅子に座る瞬間をみつめ
上手から登場する朝やんをまっすぐみつめ見えないカタチの窓ガラスをとんとんするJulieの指先、
段々の鑑賞を経験ないひとは、みつけられないタクシーの色とカタチ
小倉で高台と後方の段々でふたつ重ねて目に焼き付いてるタクシーの色とカタチ
想像しながら朝やんをみつめるのも面白い
そして、Badboyが遊ぶところに連れてってよと着物の袖から紙幣をとりだし
指をなめなめお金を数える朝やん、照明に照らされ新鮮な白魚指先
朝やん、これはどう乗るの?って表情して、運転手さん、このへんの事情を察してと
色白の角刈り 、短い髪の先も緑色に染まってる朝やん
緑の照明があたって車のカタチができているであろう周辺をぐるっとして
ドアを開け、よいしょと後部座席のエアー椅子に座って
「ドアは自分で閉めて」「シートベルトは大事やで」とカチっとする両手の白魚指先にゾクっとして
この時代シートベルトはないからと、
しゅるしゅるの白魚指先に緑の照明があたってイキイキして
ひとり遊びが好きなお客さんに、もうエアー椅子が限界だからマキでお願いしますって
朝やんの準備OKサイン、今日初めてのひと多い一日目だから基本形で
おいてけぼりの朝やん、エアー椅子のまま、片足でとんとん進む後ろ姿も、しっかりみつめ
暗転の中のJulieの足音、左足だけなのに、すんごく重いよな、ドンドン
舞台の端っこに設置してるマイクが音を拾うから?
スピーカーが客席近くにいたせい?まぁるいカーブの重さのいい響きだった
暗転の中、Julieの背中に周辺みんな大笑い

エアー椅子、1日1回やると、足とか腹筋とか鍛えられそう


<お照と清次&Badboyトリオ>
トリオの兄貴分のモノマネが何故だか毎回可笑しく、骨折した右足もなんだか可愛くて
お照と清次の歌、聴きたいって拍手いっぱい


<因島の賭場>
薄暗い賭場の豆電球の傘は大阪で進化、広島で深緑の傘にかわって
本物の盆茣蓙は畳に白い布を覆ったものらしいけれど、
小倉で2階席真中から俯瞰でみつめた風景が最高だった
そんな光景を思い出しながら、真正面に見える盆茣蓙に群がるBadboyをみつめて
盆茣蓙の上に置かれた紙幣もまじかに感じ、ついつい盆茣蓙の周辺にいるような気になって
いいながめなので、
河内の朝吉親分とは知らずに、朝やんに向かっていく中盆
朝やんの前では、ひよっこみたいにやられちゃう有馬さんが可愛くて可笑しくて
赤いポケットチーフで睨みを効かすひととはまるで別人のよう

<朝吉とたつぞう>
河内弁と長崎弁の会話 お絹さんの夫とわかっての朝やんの心配に
ついついJulieの喉をついつい心配したり
長崎弁で、「そぎゃんしたか」って、客席方向みつめてのたつぞうさん
そうしたいけどさって、しゃがんで客席みつめるから、そんな切ない表情まじかで拝見
半年ぼっちの残されたイノチのたつぞうさんに ほろっとし
お絹のために危険な仕事をしようとする哀れなたつぞうさんを
本気で叱る熱い思いの朝やんに、さらにほろっとし、好きな場面
たつぞうに持っているお金全部あげて、立ち去ろうとする朝やん
名前を聴かれ、モートルの貞と嘘をつく
琴糸を大事にしてとその場を去る朝やん、
朝吉のこと褒められちゃって気分がよくなってスキップして立ち去って


<シルクハットの親分と福原の元締登場>
暗転の中、Badboyトリオが虎の敷物をセッティング
小倉の2階席でみつけた虎さんの顎を置く印は見えなから、あそこらへんねって
虎さんの頭を定位置にしたら、ノシイカみたいな「か・だ・ら」の部分を
福原の元締めが足元躓かないように 平らに広げて
暗闇の客席で黒子になったつもりで舞台のセットまでマニアック鑑賞
だから、虎さんの出番が終わって舞台からはけるとき
福原一家の子分に 大切に抱きかかえられていく虎の敷物を目で追って


<朝吉と雇仲居(ヤトナ)のあけみ>
舞台袖にあるいくつもの黒いカーテン
上手の一番奥のカーテンから 舞台を斜めにすすむ朝やん
下手側で歌う朝やん、広島とは立ち位置が違うのねなんて遠くからみつめて
客席の遠くをみつめる視線で歌う朝やん
カズさんのうねるギターにからむ朝やんの力強い歌声



♪どうやら このへんが いいしおどきやで
思いきらなあかん・・・
忘れなあかん・・・


向きをかえ斜め方向に向かって歌う朝やん 
そのときだけは、ふところに大切に包み隠していた白魚な指をちらっと見せ
顎にLの字の指先添えて魅せつけてくれたり

二度と 逢われへん ふたりやさかい
瞼の裏を遠ざかる・・・
お前の背中にGoodbye・・・


そしたらぷぃっと向きをかえ舞台奥に歩を進め、
そこから斜め方向にむかってずんずん歌いながらこっち方向へ
上手方向のすみっこのひとは そんな瞬間ドキドキ?

どうにも こらえる涙をこらえて


思いきらなあかん、
思いきらなあかん
忘れなあかん・・・ah


二度と 戻らへん 旅路やさかい
眠ったふりで泣いている
ふるえる背中に Goodbye・・・



ライヴだと手をさしだす仕草で歌いそうだけど
白魚指先、やっこさんみたいに着物の懐に包み隠し、めいっぱいの気持ちで
つい腰に力が入った朝やん、
ついついココロの中で スタンディングな気分になったりしながら
Julie似の朝やんと一緒に♪ふるえる背中にGoodbye・・・
ライヴ鑑賞みたいな気分になれたのはジュリーの罠にハマったってこと?
あくまでも個人の感想・・・

ちょっと向きをかえながら「♪思いきらなあかん」の歌い方が最高で
たっぷり感動したのに 拍手が浮いちゃって ひとりぽっちじゃん。。。
向こうに帰るまで少し間があるから拍手してもOKな場面、広島はいっぱい拍手だったのに
Julie好きなひと、どうしちゃったんだろ



お金もないのに笑顔が可愛い雇い仲居のあけみと遊ぼってして
ココロの中で 嘘だよなんて舌をペロっとじゃなくあっかんべぇ~の表情
そんな子供っぽい朝やんをまっすぐみつめてると、ついついこっちも
あっかんべぇ~ってしたくなっちゃう 

お絹を忘れようとする朝やん、
そんな朝やんにまたもや神様は試練を与え いろんな思いの複雑な涙があふれる朝やん
可愛いって思ったり、切ないねって思ったり 朝やんに感情移入したところで一幕終了

フェンスにしがみつき、泣き崩れる朝やんだけど、広島でフェンスだか天井から吊ってる舞台セットが
上手くおりなかったりしたから、泣き崩れるとき、フェンスの柵をしっかり確認してた背中だったかな
いつも朝やんの重みで、揺れてるフェンスだから、力を加減したのかな

休憩15分

二幕
<福原の元締めの部屋>
シルクハットの親分、歌ってるときも、どじょう髭が気になって、まじまじみつめていたら
傘のついていない豆電球が、歌に合わせて、チカチカ点滅して
いつからだったんだろ、栃木で初めて気がついてけれど
もっと拍手をのとき、カズさんも拍手して

福原の元締めが そっと触れる手も、反応するシルクハットの親分も毎回面白い
元締めのアイラインひいた切れ長の冷たそうな瞳もみつめ、
どの場面だかで摺り足で登場するのも見どころ

  
<サンドイッチマンの歌とダンス>
広島二日目は真中ひとつ隣で、真上の赤いハートがちょっぴり左寄りだったけれど
栃木一日目は、真上真正面にハートの名刺、万年筆とか、便箋とか看板がいっぱい並ぶ
人通りの多い繁華街、真っ赤なハートの下で
サンドイッチマンの歌とダンスする朝吉親分と子分の清次

朝やんだけ、まぁるいカーブだから看板の前が、首の近くまで上がっちゃって
だからよけいに看板が斜めになって、真横からみつめるとAの文字みたい

<さんばかトリオじゃなくBadboyトリオの登場>
タクシー乗ろうよって、座ったままで移動したいなら
エアータクシーにしたらいいのに、なんて毎回言いたくなっちゃうけど


白魚指先を白い手袋で包み隠して、歌い踊るサンドイッチマンの朝やんと
清次、親分、子分の見た目が違うのも、いっぱい可笑しく
毎日食卓に登場するハマのひょうちゃんと思えば可愛くて愛くるしくて
子分に情けないお姿と言われながらも
堅気でまっとうに働く大切さを子分に教える親分なのに
街角での宣伝の方法知らないから、街角に集うお客さんに
ガンとばし睨みをきかせる朝やん
そんな怖い顔したら宣伝にならないから笑顔でなんて子分に指導され
こんな顔ならどう?なんて65歳なのにアラフォーな朝やんだから
客席にびっくりぜんざいって笑顔いっぱいふりまいて

朝やん、宣伝の方法習得したみたいで、びっくりぜんざいって言いながら
脚を後ろに蹴り上げじゃんぷしたり、そっちに横跳びじゃんぷしたり、あっちに横跳びじゃんぷしたり
そのたびに、着物の裾が肌蹴ちゃって白いパッチと白いおみ脚が目の前で弾けるものだから。。。。

自称まぁるいカーブとじゃんぷの愛好家なので、めいっぱい見上げさせていただいて
周辺も、いっぱい楽しませてもらってるようで、あちこちから笑いの渦と拍手拍手
朝やん、街角のお客さんがいっぱい集まってきちゃったから宣伝が楽しくなっちゃったようで、
われもやらんかいって 清次に指導するんだけど
言葉じゃ通じない清次だから、朝やん、こうやるんじゃいってお手本みせて
看板に手をあてるお姿、ほんと色白のハマのひょうちゃんみたいで
またもや、白いパッチもみせながら、白いおみ脚もみせながら
あっちにじゃんぷ、そっちにじゃんぷ、後ろ蹴りじゃんぷ、脚をクロスさせたり
朝やんの足技、難易度高くて、清次は 親分のお手本どうりに ひとつも上手くできなくって
「あ~」とかためいきついて
清次にはグットタイミングなお絹さんの登場
年齢以上にてんしょん上がって楽しくての時間な朝やんには 「あ~お前か」
着流しに雪駄に角刈りのサンドイッチマン
しかも色白で色男 まぁるいカーブが愛くるしくて
拍手拍手の観客は、朝やん、もう少し楽しませてよって気分
朝やんのまぁるいカーブにつけた看板、宣伝効果いっぱいで
栃木のびっくりぜんざいは 行列できちゃって
並んで店内に入ってぜんざい食べて帰るときに、色白の色男があの声で「♪またどうぞ~」

お絹さん、元夫のサンドイッチマン姿に 何思う?
あんまり朝やんが楽しそうだから、いつ登場しようかしらって思ったかも
お絹さん、ごめんなさい


<びっくりぜんざい屋>
お絹が 身の上を告白する、そんなときの朝やん、知らなかったと感情移入の表情まじかにみつめ

<岡林静香の選挙演説>


<福原の元締めの部屋>
暗転の中、虎さんがセッティングされるのを確認して
印に虎さんの顎を置くのは、この場面では黒子の裏方さん
福原一家にさぐりを入れにきた朝やん
部屋に入ってすぐに足元にいる虎さんを二度観するようなそぶりして
そのあと客席の方へ向く視線は、ほう~っていうそぶり
訪問先の豪華な敷物に目をやり、庭の手入れされた植木などにも
目を向け主を心地よくさせたところで、元締めに目的を告げる


朝やん、福原の元締めにJulie色で甘えながら
頭をなでなでしながら極道やめても末っ子だし・・・
小間物屋をやりたくても資金がないし・・・
元締めに 頭を下げるお姿 色白の横顔 手をちょっと前で合わせたり
まぁるいカーブを包む兵児帯がちょっぴり甘えん坊な朝やんなのに 
やさしい言葉で脅かす術を持つ、ごっつい ええ男には
元締めもかなわない 

<街角の朝やんと清次>
お絹さんのことを心配するあまり、はよ言わんかと、じゃんぷしながら
子分の頭をこつんとする朝やん、すぐにかっと燃えちゃう朝やん


<福原一家の歌とダンス>
ストライプのスーツに胸のぽっけに赤いチーフで 睨みを効かす有馬さん
踊ってる姿が妙に可笑しく、ときどき駅員が思い浮かんじゃったり
ホームで列車を見送りながら 手元がだんだん手拍子にいくところが可笑しくて

福原一家のBadboyダンサーたち、いろんな方向から回を重ねて研究し
Badboyダンサーたちの指先、親指と人差し指、やっぱりLの字
元締めの帯の模様を確認したのに、いろんなふうに見えて まだはっきりせず
手拍子のリズム、客席ばらばら ライヴじゃないから まぁいいか


<お絹の部屋>
女医さんが作ってくれたおかゆ、朝やんがふぅふぅしてまぜまぜするけど
いつも、力が入って納豆まぜまぜしてるみたい
朝やんがタバコすう場面
タバコの箱が 緑と白が見えたけれど 銘柄は?
禁煙派だから どうでもいいけど 明日、もういちど確認しよ

引き出しをあける後ろ姿の朝やん、左足の裏をみせて毎回 可愛い♪  
空襲で焼けたと嘘をついた朝吉が書いた『証文』を見せるお絹に
怒りがおさまらない朝やん
お絹さんのこと、可愛い顔して嘘ついて・・・
アラフォーの朝やん、すぐに沸騰しちゃうのね、やっさんがのりうつったみたいだった 
つぎに優しい歌声で歌わなくちゃだから
喉が心配だったり血圧上がっちゃいそうだったり

朝吉とお絹の歌
おかゆを食べさせるときとは違って 優しい歌声の朝やん
♪いつの間に すれちごうた・・・・ 
それが人生 きっと そうや・・・
Julieの歌声聴きながらお絹さんをまっすぐみつめて
お絹さん、朝やんの優しさに 毎回涙きらり


場面転換の演奏
熊谷さんの弾むドラムも、カズさんのリズム刻む足元にもついつい誘われて
エンディングの弦をかき鳴らす指先が 超カッコいい
この日だったか、広島だったかなぁ、
エンディングにギターのネックを持たずに弦をかき鳴らしていたっけ
Julieのライヴ、鉄人バンドの演奏がなくなって寂しい限りだから
足元弾んで、Julieがいない時間のカズさん じっくり楽しんで
暗転の中、舞台袖で、つぎの出番を待つ朝やん、ついつい足元でリズム刻んでいそう

<朝吉とたつぞう>
場面転換の演奏でたっぷり身体の中にロック魂を刻んだ朝やん
そんなノリで河内弁をまくしたて、長崎弁のたつぞうと迫力ある会話して
客席で、身体にロック魂を染み込ませたものだから、任侠の世界にどっぷり
朝やんのお絹を想う気持ちがめいっぱいで、たつぞうを死なせるわけにはいかなくて
栃木の朝やん、沸騰しちゃって
たつぞうさん なんでそんなにお絹のことを?って
清次が登場しないとらちがあかなくて、たつぞうさんに事情を説明する清次
自分が朝吉だということがバレた朝やんの表情、こどもみたいに可愛いのに
たつぞうさんには 虎造の声で すごんでみせて
たつぞうさんは 親しみをこめて 朝やんって呼ぶ
朝やんの腕の中で イノチ終えるたつぞうさん
ふたりのあれこれに 毎回ほろっと


<福原一家に殴り込み>
長崎のたつぞうを殺されたおとしまえをつける朝吉親分と清次 
兵児帯の結び目もかた結びにして背中にあれこれ思いをたっぷり滲ませてる朝やん

小倉では角刈り男子の背中越しだったり、広島と回を重ねて、
殺陣の場面の研究を積み重ねて
朝やんのグーパンチ 寸止めのひとつひとつ観察
朝やんにやられた福原一家の子分たちの倒れ方もみつめて
すっかり舞台にいるみたいな感覚


<大阪駅のホーム>
みんなが見てる前で歌うの?って表情の朝やん
お絹さんのお願い 歌って!
客席の拍手もあったけど、お絹さんの2回目のお願いで
じゃぁ 歌うよって表情の朝やん

ホームで見送りながら窓越しに河内音頭を歌う朝やん
目の前を列車の速度に合わせてホームを歩きながら歌う朝やん
横顔の朝やんを目で追って、まっすぐ見上げて、
金糸が入って細かくラメのように光った兵児帯しめてお絹さんのお見送り
横顔みつめながら、朝やんの気持ちとは違うことでほろっとして
♪聞けば 心もうきうき・・・ 
聞けばぁ~のところ どんだけリピートするの? 朝やん
もう列車が見えなくなってるのに
それほど栃木は 心もうきうきだったのかなぁ

お見送り終えた朝やん、こっちを振り向いた表情
涙している清次に、ぽつり一言、お絹自慢
懐手しながらやっこさんのように、脚を後ろに蹴り上げ
足取りも軽やかに舞台をあとにする朝やん

<Badboysのダンスと歌>
ロックな朝吉のテーマソングを歌い踊るJulieとBadboyたち
朝やん、どんだけのばすの?なエンディング


<カーテンコール>
広島の余韻も重なって、栃木のサンドイッチマンの活躍ぶりに。。。
しおどき?思いきらなあかん?タイトル知らないけど 歌に。。。
たつぞうさんとの場面に。。。
河内音頭の あ~のリピートに。。。
あれこれ いっぱいココロうきうきしたから
そんな思いだったのに。。。
ぽっちになっちゃって

朝やんから Julieに戻ったお言葉
「今日は おおきに ありがとさんでした・・・・」
緞帳が閉まる寸前まで顔見世のJulieさまだから、ジュリーコールで栃木一日目を締め

昨年は、ひとりぽっちで雨の中てくてくしてBarでマルチニの作り方見学したり
ハイボールで常連さんとジュリーを話題に激論交わしたり
今年は、待ち人くるまでドイツのレーベンブロイの生で 栃木の朝やんに乾杯して
待ち人到着して黄色い腕輪も重なって、改めて朝やんジュリーに乾杯
ジュリーの話題で宴がなかなか終わらなくて、場所をかえて夜明けの討論会もして
♪栃木の長い長いそんな夜もあるぅ~

5月6日 記


沢田研二   ・・・村上朝吉
いしのようこ ・・・お絹
野田晋市 ・・・清次
若杉宏二 ・・・長崎のたつぞう・福原一家の子分・駅弁売り
すわ親治 ・・・オカマのお銀・福原一家の子分・衆議院議員 岡林静香
有馬自由 ・・・福原一家・賭場の中盆・駅員・びっくりぜんざいの客
森下じんせい ・・・福原一家の子分トリオの兄貴分・賭場の客
木下政治 ・・・福原一家の子分トリオ・タクシーの運転手・賭場の客
細見大輔 ・・・福原一家の子分・トリオ・賭場の中盆
小椋あずき ・・・麻生イト 因島の女親分・女医さん
宴堂裕子 ・・・お照(お絹の友人・モートルの貞やんの未亡人)
千田訓子 ・・・すず子・雇い仲居(ヤトナのあけみ)
山崎イサオ ・・・シルクハットの親分・賭場の客
加納幸和 ・・・福原の元締・賭場の客

演奏:柴山和彦/ギター  熊谷太輔/パーカッション


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