<2014年7.13渋谷~8.1宇治>
<名古屋・神戸・高知・びわ湖・広島・松本・静岡>
若山・岡山・南相馬>

平成26年10月8日(水)晴れ 皆既月食        ツアー29回目 南相馬市民文化会館
19:00~21:15

3月11日発売のJulieの三年目の想いを聴く前に
映画の日に福島の立ち入り禁止区域、川内村で撮影された映画「家路」を観て
テレビやニュースでは伝えない仮設住宅に暮らしているひとの現実
福島なのに福島のお米を食べない現実など、映画を通していろんな現実を知ることになって
いろんなことを考えさせられた重いテーマの映画だった

映画を観に行こうとしたらJulieからお知らせが来て
映画を観終わって「三年想いよ」ツアーの日程表で どこに行こうと印をつけるとき
一度は印をつけたけれど、開演が19:00からなので地元のひとに一番観てもらいたい時間設定
澤會に申し込むと地元のひとの邪魔をしないように鑑賞しなくちゃとか
深く考えると、あれこれな思いになって申し込みを断念したり、その後考えがかわり
今回のツアーで、Julieの想いを一番伝えたい福島でのライヴ、Julieの想いを受け入れてもらえるか
反対派ではないひとたちは、ライヴに集うのか、いろんな想いが重なって
現場に足を運んでみなくちゃ始まらないってことで、同じくな意見の旅仲間と行くことに決め
9月になってチケットと、宿泊先をさがして
チケットは、地元のひとの邪魔をしない場所、ステージも客席も全部見渡せる席が待っていてくれて
会館のある原ノ町の宿泊先は、とれなかったので代行バスの終着駅の相馬にして
ライヴ終えて原の町の最終電車21:58に乗って相馬に22:15に着いて24:00までのお店を探して
そんな旅の行程表などつくって

福島はいつ以来?
2003年、会津若松ライヴ、2004年、須賀川ライヴ以来 10年ぶりに足を運ぶことになって
改めて、被災した場所や 被災したひとの言葉、南相馬市の震災記録を読んで
南相馬市の誕生は 平成18年1月1日と知って

地元駅から原の町までの経路を検索したら、仙台経由
震災で常磐線が運休している区間は代行バスに乗って
相馬で途中下車して、次の列車待ちなどして約6時間かけて原の町到着
会館のHPによると徒歩20分、タクシー8分
帰りのタクシーが予約できなかったので、明るいうちに徒歩で道を覚えておかなくちゃと
駅員さんに教えられた道順で ライヴ帰りのおぼつかない足取りを想定しながら ゆっくりと歩くひと
気が急いて速足のひと、そんなこんな 行きかう車は多いのに歩いているひとは誰もいない歩道
目印の市役所が見えて道路を渡ってゆめはっと到着
ホールの入口に、震災の絆のモニュメント 1.17神戸と3.11東日本の希望の灯りが灯っていた

ゆめはっとに到着したとき おさんぽ泰輝さんの後ろ姿を発見
おさんぽの邪魔しないように、ホール周辺散策はやめて ゆめはっとのカフェで一休み
開演までは、たっぷりの時間、テレビを観ながらまったりな時間
エネルギー補給もしつつ、すぐそこの市役所の会議風景などテレビでみつつ
皆既月食も気になってはいたのに、暗くなった外にでて、お月さまをながめる気持ちの余裕はなかった

福島のことを歌った「F.A.P.P」と三年目の想いを
福島で初めて歌う開演前のJulieの気持ちがどんなだろ
なんて要らぬ心配して、皆既月食どころじゃなかったけれど
多分、Julieはいつもと同じようにストレッチなどしているんだろうと その時は思っていた

南相馬市民会館 客席数1109席
1階は721席2階は388席、バルコニーは2層になって
ステージの間口が18m、入場してみたら客席もこじんまりして
1ヶ月前に ここなら地元のひとの邪魔をせずに楽しめるかなって選んだバルコニー席
1階席のひとの横顔がわかる位置、ステージも、そんなに見下ろす高さでもなく程よくて
ステージサイドにあるスピーカーもいつより少ない?
会館設置の音響設備がいい環境なのかしらなんてしながら、いつものところへ並んで
早めに席に着いてスタンバイ
そうこうしているうちに、来れなくなったひとがいるからと前方席へのお誘いあったけれど
今回は、いろんなことを見届けたいという思いで参加したので
Julieに近い席で地元のひとの邪魔をしないように気を使いながら観るよりは
遠くっても後ろを気にせずに楽しめる高台がいいかなと、せっかくのお誘いを断って

いつだったかも、自分でココで観たいと選んだ2階席のはしっこでスタンバイしていたら
1階の前方に来れなくなったひとがいるからと、わざわざ2階までお誘いに来てくれて
立ったり座ったり気を使いながら観るよりは豆粒でも、心置きなく楽しめる方を選んで
せっかくのお誘いを断ったこともあったっけ

被災地の真中の今回の南相馬ライヴ、
Julieの三年目の想いは地元のひとへ向けて歌って
他の弾む曲は、いつものようにJulieと楽しむ
ふたつのことが、今夜初めてJulieを観に来たひとに感じてもらいたいことだから
音響もよさそうだから客席の拍手や歓声もJulieに届くといいなぁ
目に潤いをあたえながらホールの天井の照明など見上げているうちに、周辺の客席もうまって


♪そのキスが欲しい♪
客電が消えたとたん、後方や2階のほうから歓声があがって、男子や女子の声も
ステージ袖でスタンバイしているJulie、初めての場所は、こんな瞬間が一番嬉しいかもね
いつだったか遠い地域で、開演前にシーンとしたとき、舞台袖でスタンバイしているときに
お客さんがいないかと思っちゃったそうだから

暗転の中、メンバーにつづいて暗闇にJulie登場
いつものように、客席方向みつめてペットボトルの水で喉を潤してるJulie
Julieのための印にスタンバイと同時に客席はスタンディング
私の後ろは壁だから心配することなくだけど、1階席は、まばらにスタンディング
前4~5列目ぐらいは地元の人達で着席鑑賞
5~6列目から澤會と一般売りの席のよう
一列おきぐらいにスタンディングだったり着席だったり
いつもと違う配券のようで
ああやっぱり今夜はいつもとは違う雰囲気のライヴなのかなと
ちょっぴり高台から あれこれ感じたけれど

Julieの右足がリズム刻みながら人差し指が天に向いてリズムに合わせて
その人差し指に照明が当たって、向こうのホールの壁に人差し指のおっきな影が映って
今まであったかなぁ、初めて気がついて
ってことは、こっちの壁、バルコニー席の上にも同じように映っているのかな
Julieの人差し指の影と繋がった?

♪あなたはいつまで彷徨うつもりなの そのキスがほしい・・・・
向きをかえながらの人差指じゃなく 五本指の手のひらは向こうの方に
♪情熱の雨だ~
って歌いながら斜めな感じに向きをかえて
手をかざすマイム Julieと一緒に


♪飾りはいらない~
♪素顔がキレイだ~

ステージに立つJulie、1階後方だか、2階をみつめながら
真っ直ぐな指差しは高台の方に向いて
今夜はまっすぐが多いようだけどいろんな方向から指差しで応える客席
バルコニー席からも斜めな感じの指差しで応えて

Julie、指先にも足元にも力が入って
松本ライヴのときみたいに1曲目から飛ばしてる感じ
あらそうなのって高台からも、
Julieの120%ぐらいのテンションに腕まくりな気分で応えなくっちゃ

歌い終わったJulieに 客席からの声援いっぱいだった
1曲目からこの雰囲気だから きっと大丈夫そう
Julieは、いつもとかわらず みっつのありがとうして

Julieの息に合わせ一瞬の間をおいて
(グレイス嬢は斜め後方からJulieの様子チェックしつつ)
グレイス嬢のたたみこむようなドラムのイントロ

気まぐれ松本ライヴがあんまり楽しかったから
翌日に チケットもないのに静岡ライヴへ行きたくなって
新幹線乗って当日券でも足を運んでしまったのは 
たぶん、このたたみこむようなドラムの響きとジャンプのせい? 


♪彼女はデリケート♪
後方を気にする心配要らない環境だから
じゃんぷのための助走ランニングはJulieと同じくにして
程よい高台で手すりもスケルトンじゃないから コワサを感じることなく
いつものとうりに、勢いつけて定番になった四つ跳んだら
Julieが三つでやめちゃって
Julieより ひとつ多めに跳んじゃったじゃない

くまさんJulie、どっちに先にくるか待ちぼうけの位置だから
あらこっちに先にきてくれた?

くまさんJulie、はしっこまできてサキソフォンの指先で
♪恋のサキソフォン ひとりじゃとてもやりきれない So come on
って歌って

だから
見届けるために5時間以上かけて来たのよってココロの中でして

Julieのマイクが客席に向いたら
元気な声でdelicate! delicate!して
delicate! delicate!のあと、ホールに響き渡るJulieのシャウト
シャウト好きにはたまらないけど、今夜のシャウトは?
まだ助走?

くまさんJulie 向こうでビブラフォンなマイムの指先で
♪恋のビブラフォン 今夜は うまく ハモれない
って歌って

ふたつめのシャウトは めいっぱい?
そのあとのランニング
高台の席からJulieの足元までみつめながらのみっつのじゃんぷ
皆既月食の今夜から三連が定番になった?
和歌山と岡山は、参加していないから、どうだったんだろ

Julieがあみだしたなんとも可愛い肘の動きなデリケイな仕草
着席鑑賞な前方席の南相馬のひとたち
手拍子しながら 今の沢田研二は こんなに元気なんだ
なんて見上げている背中だったかな 

エンディングJulieのマイクが客席に向いて
連続のJulieとデリケイな掛け合いが楽しい 

楽しく歌い終わったあと Julieとのデリケイの掛け合い
delicate!ひとつ
delicate!ふたつ
delicate!みっつ
delicate!よっつ
delicate!みっつ
delicate!よっつ
delicate!いつつ
delicate!むっつぐらいまでやって 
何言ってるんだかわかんないって
デリケイトって言ってるんだよ
Julieの人差し指つきdelicate!の掛け合いのディレイ
あっちこっちからデリケイトって声がして
今夜初めてJulieを観に来たひとも多くいるだろうに
みんな掛け合いに参加して
後方から男子の大きな声 ちょっとずれて
タイミングがずれてるひとがいると言いつつ 
なんだか遠くからの掛け合いに嬉しそうなJulieだった
そのあと何回かつづけて
ダメだ!とぼそっと嘆き
ディレイの一人遊びを諦めたJulie

南相馬のデリケの掛け合い 
2階席や後方からも参加してるひとが多くって
澤田先生 えらく長~く客席と遊んでくれて すっかり息も整って


♪鼓動♪
ステージの天井から斜めな感じでJulieを包み込む照明
斜めこっちからみつめるとJulieの頭上から照明が当たっているようにも感じられ
その照明の中に、ラメみたいなキラキラが光って素敵でした!!!
Julieの人間噴水にハートのカタチをみつけてしまう性質だから
私だけがそう思ったのかしらと、ライヴ終えたら見届けたいもうひとりも キレイだったって

そんなキラキラの光につつまれて歌うJulie
♪ココに今 ボクはいる・・・
しみじみ聴いて

神戸特別バージョンのボクを思い出して
最初に歌詞をかえて
♪ボクはココにいる~う・・・と語尾を強調して歌って
エンディングで
♪ココに今 ボクはいる・・・
ボクを二度も登場させ何かの予告編?のパープルの君だったけど
ダーリング終わったら メルシー ボク ボク ボクゥなJulieだったっけ


3曲歌い終えたJulie、みっつのありがとうしてから
では、さようならと向きをかえてステージ袖に帰ろうとしたら
遠くから何やら男子たちの声して
ダメよ帰っちゃって意味合いだった?

こんなことやってるどころじゃない
皆既月食観なくていいんですか?
って
ステージに出てくる前に お月さまの様子を観ていたような口ぶり
客席のひとはみんな皆既月食どころじゃないから
あぁ 観なくていいのかと気持ちをライヴモードに切り替えたJulie

今日のこの日を心待ちにしていただき ありがとうございます
客席の三方向に お辞儀をするJulie
この挨拶がいちばん染みたのは
今夜集った南相馬のひとたちだったのかな

私が沢田研二です
(多分最近のライヴの挨拶では初めてかな♪ココに今 ボクはいるに繋がった?) 

客席から男子の声でジュリーとか いろんな声援はあったけど
遠い地域によくある私語がなかった

だからJulieの挨拶は
途切れることなくスムーズにつづいて

間違いではありません、昔はもっと細かった
昔ジュリー、今ジジィ
66歳になり、年金をもらい、その資金を介護保険料にあてている
なんて、手回しのいい男なんだと自分でも思ったり
この年になると医者からはいろんなことを止められる
疲れることをするなと言われるが、仕事をするなということなの?
なんて客席を笑わせて

<先生のいいつけ>
高い声で歌うな
跳んだり跳ねたりするな
走ったりなんかするな
転調の曲は転調なしに
しゃべるのは15分以内に
髭を剃れ

最後の項目に拍手がパラパラあったけど
そんな医者のいいつけを全て無視して張り切ってお届けします 


♪a・b・c・...i love you♪
いつもとちょっと違うシャウト「アー!」に 
ああそんな気分なのねって、ちょっぴり高台から 同じくな気分で
足踏みみたいなリズムにのって
Julieの白魚指先も、歌詞にそってイキイキして
♪ガイドブックの矢印通りにマイム
♪公園から手をつないでマイム  同じくにして


♪君と満足できるまで
・・・
なんて歌うくまさんJulie こっちに来たんだっけ

今夜の「君」と一緒なら
高い気持ちに着くためのガイドブックなんていらないからさ
♪公園から矢印通りになんて歌ちゃって
ガイドブックは、どこかに捨てちゃったみたいな松本バージョン思いだし

一文字づつのステップなJulieの足元に合わせて
a b c d e f g h 
そして ステージと客席と i love you

前方席で Julieを見上げている地元のひとは ああ こんなふうに
後方や2階席の地元のひとは ああこんなふうにJulieのライヴは楽しむの?
って それぞれ好きな鑑賞方法で楽しんでいたかな

ココロのガイドブック1ページづつめくる指先
全部めくっても
レモンをぎゅっとして絞るのに、まだ絞りきれてない感じもして
でもいつか満足できるまで
Julieが何歳になるまで、こうして同じくなマイムしていられるのかな
なんて、思いながら、そのときそのときをめいっぱい楽しんで
エンディングは斜めな感じからi love you

歌い終わったJulieに 2階席から大歓声
やっぱり男子の大向うからの声援は頼もしいなぁ
ちょっぴり高台からも大向うな気分の声援


♪海に向けて♪
立ってるひと座ってるひと織り交ぜての1階席前方
地元のおじいちゃん見えなくってだから
視界を遮ってるひと静かな曲のときぐらい
座ってあげればいいのになんて高台で感じてたけど 
おじいちゃん 勇気をだして 伝えていたっけ
立たなくっても5列だか6列でずぅっと最前列状態なんだからさ
Julieが南相馬に足を運んだ意味合いを感じてくれたらよかったのに
なんて 個人の感想


いつのころからか この曲は 照明が暗くなって
♪舞わせてあげる・・・の指先も照明があたらず
Julieの歌声だけ感じ取ればいいのかもね
  

歌い終えたあと、すぐにマイクスタンドのセッティングして
センターにスタンバイ

みっつのありがとうで
あっちにそっちに真中に ふかぶかとお辞儀して


♪憎みきれないろくでなし♪

今夜初めてJulieを観に来たひとは さっぱりわからない曲ばかりだったかな
イントロで歓声があがった
待ってましたの意味合いだったのかもね

♪憎みきれないろくでなし・・・
って斜めな感じに指先をしたあと
「ィエ~」だか、ちっちゃなかっこいいシャウトしていたっけ
そんなJulieを待っていたひとは嬉しい限り
間奏のときのストップモーションと
歌いながらのストップモーションも織り交ぜて
ツアーをしながらマイムもあれこれ進化をとげて
間奏のカズさんのギターをまっすぐみつめて なんともステキな夜を満喫中♪

高音部はつらそうなときもあるけれど今夜は皆既月食のお月さまが
見守ってくれてるからJulieの喉の調子もJulieの気分と一緒でよかった! 

歌い終えたJulieに大歓声
みっつのありがとうと鉄人ばんどコールして
さらに ありがとうのJulie
銀の雫で濡れた髪、タオルでふきふきして
こっちからは後ろ姿のJulieだけど グレーに赤いラインのタオルは どこのライヴだったっけ
マイクスタンドだか ペットボトルの台だか
どこに待たせていたかわからないけど帽子を深めにかっこよく かぶって
印の位置にスタンバイ


♪追憶♪
斜めな感じでセンターにいるJulieを ちょっぴり見おろして
照明に浮かび上がる青白いJulie、照明の効果もあるけれど
距離に関係なく やっぱりドキ!な一瞬
あっちにこっちに向きを替えながら歌うJulie
あっちに向いたとき あっちの壁に 帽子をかぶったJulieの影が映って
きっと 自分の上の方にもJulieの影が映っているんだろうな
壁の花になってラッキーじゃん
「にーな」の囁きも、今夜のJulieの気持ちの囁きになって

白い薔薇の花びらを散らす女子みたいなマイムの指先も ライヴによって違ったり
松本ライヴのときのようなステージ後方からのパープルの水玉模様はなかったけれど

エンディング、高音がつらそうなんて感じるときもあるけれど
なんてたって今夜は皆既月食 
赤銅色のお月さまブラッドムーンが見守ってくれてるから
のびやかな素晴らしいエンディングの歌声でした

歌い終えたJulieに 客席からそれぞれの想いの大歓声
男子の指笛が聴こえたのは このときだったか曖昧だけど
ちょっぴり高台からも 気持ちの声援おくったり
ステージのひとも嬉しい瞬間だろうけど
見届けたいなひとも とにかく 嬉しい嬉しい大歓声だった
やっぱり誰もが知ってるヒット曲 今夜は誇らしげな見届けたいなひともいて


♪そっとくちづけを♪
大歓声のあとの切ないメロディーのカズさんのギターのイントロ
切ない涙じゃなく嬉しい涙がこぼれおちそうでした
ステージの天井から 歌っているJulieの頭上に、ふりそそぐぴんすぽ
斜め鑑賞のときだけ感じ取れる客席後方高台からのぴんすぽ
光の道筋が斜めになって
Julieの全身を包み込みJulieの足元は四角い照明になって

黄色い照明
高い位置からふりそそいで、黄色い円錐が ホールの大きさに比例して 細長くなって
斜め鑑賞だと黄色い光はうっすらしか感じ取れず
やっぱりセンターからの眺めは素晴らしかったと改めて

♪尖った三日月  
白魚のような右手をしっかり胸に添えてから歌いだして
斜め鑑賞からだとちょっと見えにくいのが残念だけど

心に突き刺さってるよ・・・
しっかり胸に添えた手の気持ちが感じられる歌い方にドキ!
まっすぐ見つめて歌うJulieの横顔をみつめ
スピーカーがそばだから Julieの歌声が直球で届いて
右手は人差指になってJulieのハートに
マイクを持った左腕の肘がずいぶん高い位置でとまって
両肘を高く上げる分、ジャケットの前が大きく開いて
まぁるいカーブのラインが強調されて、斜め鑑賞ならでは

♪切ない光が僕の弱さを照らす・・・
黄色い光に照らされて手をかざしながら歌うJulie

♪紫の羽をした蝶に姿をかえても君だとわかる・・・ 
蝶になったのかしら?
なんて宇治ライヴのような妄想ゲームも 思い出したりしながら
客席全体に視線を向けるJulieをみつめ

♪夜空を見上げれば丸い月がほら 君の笑顔のよう・・・
皆既月食の瞬間に聴いたJulieの歌声、やっぱり南相馬まで来てよかったとしみじみ

♪僕の命だから 君は命なんだ

エンディングでぎゅっと力強く握りしめた右手、渾身のJulieの歌声だった

歌い終えて深々と頭を下げるJulie
素晴らしい歌声に拍手が鳴りやまなかった
つぎのイントロに重なるほど


♪我が窮状♪
前曲とは違う歌声で 歌詞を噛みしめるように歌って
Julieの歌声を後押しする鉄人バンドのコーラスも素晴らしかった
松本ライヴでは、Julieの本来のライヴの楽しみ方ができたけれど
今夜は、Julieが作った歌詞がココロに染みたひとが多かったみたいで
間奏の拍手が凄かった


♪届かない花々♪

くまさんJulie、こっちへ先に歌いに来てくれた?
どうだったろう

♪feel 枯れた花にさえ 魂はあるということ・・・
って歌うJulieをまっすぐにみつめて

♪眠る神々よ 手をつないでみて・・・

って歌いながら、ぎゅっとした指先に 
いろんなひとの手と手のぬくもりが伝わるといいのになぁ
なんて思いながら ぎゅっとしているけれど
マイクを持ち替えて左腕を水平にのばしてぎゅっとした
静岡バージョンもあったけれど今夜はシンプルバージョン  

フアンだけのライヴなら 
この曲に 手拍子は似合わないって 思うけれど
今夜は会場の雰囲気を 見届けたいの気持ちで参加したから
前方席にいた地元のひとたち
手と手が 気持ちを表現しているひとも 多かった
きっとJulieが作った歌詞が通じたんだろうね 嬉しい光景だった


ありがとうと鉄人バンドコールのJulie


<南相馬ジュリーのひとりごと>
ちょっと待ってね
あちっち 汗かくんですよ
体重が減るかと思ったら、減らないんです
なんて
ぶつぶつ言いながら 脱いだジャケットをマイクスタンドにかけ
広島、松本、静岡と 白いバラが見えるようにだったのに
今夜は右袖が客席方向で、白いバラはステージの真横からしか見えないじゃん

誰かの楽しみは、それはそれとして
客席の方に向いたJulie
聞こえてましたか?失礼しました
って、ひとりごとはいつもより あっさりと短めにまとめたJulieでした


Julieが飛ばしちゃう曲は 弾けたい、盛り上げたいな気分で

次の5曲は 
Julieの気持ち、客席の気持ちを感じ取りたい、見守りたいな気分で


3月11日にだした新曲の紹介
Julieと鉄人バンドと一緒に作った震災への祈りをテーマにした作品の紹介をして
「被災地の全てに祈りを込めて歌います」

♪東京五輪ありがとう♪
着席鑑賞の前方のひとたち はしっこからはしっこまで
視線を向けながら歌っていたJulieだった
多分、反応を確かめるように歌っていたのかもしれない

♪一握り人の罪♪
「東電」「原発」「反対意見」
今夜集ったひとの中には Julieの「主張」とは真逆の福島のひともいるかもしれない
福島とひとくくりにはされたくないひとだっているかもしれない

そんな思いで斜め高台からみつめたJulie、ちょっと緊張しているようにも見えて
歌いだし、一瞬 間があいて ドキ!っとしたけど

南相馬のひとたちのひとりひとりの耳に届くように
言葉 ひとつひとつ 丁寧にハッキリと
地元のひとたちをしっかりとした目線で表情を確かめるように
歌っていたJulie

自分の主張を受け入れてもらえるかどうか
ちょっぴり緊張した表情で歌うJulieをみつめながら
着席して じっと歌詞に耳をかたむけてる地元のひとたちもみつめ
気持ちのぶんだけちょっぴり前のめりな後ろ姿のように感じた

発売当時、ストレート過ぎる歌詞に
自分の体調が思わしくない時期と重なりCDは1度聴いたきりだった
ひとそれぞれ いろんな解釈があっていいけれど
術後の傷の痛みも時間を重ねて 少しずつ癒えてきて
生のライヴで 回を重ねているうちに
Julieが紡いだ言葉ひとつひとつが耳にしっかり記憶され
ストレートな歌詞に似合わないJulieの持って生まれた優しいビロードのような歌声
だからこそ、だんだん染みるってこともあるのかなぁと個人の感想

前方席の地元の人達のそれぞれの背中ごしに、手の動きに
Julieの主張は受け入れてもらえたような、そんな気がした


♪櫻舗道♪
♪櫻舗道 青すぎる空・・・って歌うJulie
こみ上げる思いで消え入りそうな歌声だった
Julieたちはバスで会館に来る途中、原発事故の規制区域のそばを通って来たのかな?
車で現地入りしたJulie愛好家、道に迷って規制区域に迷い込んでしまって
許可証はと質問されたって、そこから、ちょっとしか離れていないのに
会館に近くなるほど風景がまるで違って別世界のように感じたそう

相馬経由で南相馬にたどりついたから立ち入り禁止区域は
実際に目にしていないけれど家路という映画を通してだったり、ニュース映像だったり
ひとが住めなくなった地域の満開の桜並木、花びらがはらはら舞っている風景が
思い出されて切なかった
Julieはライヴで歌うのは29回目だけれど
「南相馬で歌った櫻舗道」Julieの目で見た風景とともに
今夜の会場の雰囲気も一緒にJulieの心に刻まれたのかもしれない
♪いくつかの場面♪のように、私の心にも 


♪三年想いよ♪
昨年、50数年ぶりに生まれ故郷に足を運んだとき
津波で命が助かったひとが、道を案内してくれて
そばで流されて行くひとを助けられなかった無念さ、その場所で複雑な心境を聴いて
♪本当に あなたと 替わっていたなら・・・
って歌うJulieの歌声を聴くたびに思い出されて やりきれない思いが重なって
そんなときはパープル色の照明につつまれて

♪ありがとう 温もり やさしさ 好きだよ・・・
って歌うJulieに夕陽色の光りが射して、切ないのにあったかいぬくもりも感じられて

スローモーションで走るマイムのJulieはまぁるい照明に包まれて
向こうの壁に映るJulieの影、Julieの足元に映るJulieの影も、ちょっぴり高台からみつめて
まっすぐ遠い先をみつめて、ゆっくり ゆっくり走るJulieに
それぞれの想いを重ねて

映画のラストシーンみたいにしばらく余韻を感じていたいのに
そうは、させないJulie、客席の照明が明るくなって 
つぎは 福島を応援する歌

明るくなる前に暗転の中、シャツの裾をだしていたかな


♪F.A.P.P♪
福島のひとでさえ、福島の野菜やお米を口にしないひともいて
私が福島にできることとは 福島って文字がついた野菜を選んで買うことぐらい
でも、ちっちゃな孫と暮らしていたらどうだったろう
ちいさな子供がいるひとが数字に神経質になるのもわかる気がするし

Julieの「ふ・く・し・ま」の歌い方、いつも メロディーになってないじゃん
って思ったけれど、メロディーに添って歌うのではなく
Julieのココロの叫びを音にして そんな歌い方のほうが伝わるのかな
♪へこたれないで ふ~ぅ・く・し・ま
♪世界が見てる ふ~ぅ・く・し・ま

ステージにはパープルの水玉模様も応援して

いままで いろんな地域で
この曲を聴いたけれど
今夜が一番客席の反応があったような気がした

無事に5曲歌い終えたJulieをみつめ
心配する必要もなかったのかもしれないけど なんだかほっとして

南相馬の客席にJulieの想いの5曲を連れてきて
客席に集った地元のひとたちに 何かを感じてもらえたような
そんな気がしたから Julieのおしゃべりも必要ないのかなとさえ思った

でも、まだ今のJulieをもっと感じてもらわなくっちゃ

Julieはいつもとかわらずのペースで
盗まれた鉄人28号の顔マイムしていたっけ
ふたつめの目的
Julieが飛ばしちゃう曲は 弾けたい、盛り上げたいな気分で


♪世紀の片恋♪
なんだかかわったシャウトしていたっけ、シャウト好きは嬉しい限り
イントロで弾んでるJulieを斜めな感じてみつめながら一緒に弾んで

くまさんJulieが恋しい位置だから、どっちから先かなぁ
ふたつの神様 しぶとい愛たゆまぬ愛がお気に入り
たゆまぬ愛をJulieと一緒にしたんだっけ?


♪うつむいたら あきらめなくちゃならない だから・・・


♪君を見てたら それで ハッピー ハッピー ハッピー・・・

横動きのステップが お気に入り
ハッピーにつづくシャウトが なんとも
可愛いんだかカッコイイんだか どう表現していいのかわからない

エンディング、Julieも弾んで カズさんは高く弾んで シモヤンの足元も弾んで
Julieは真中、隣のカズさん 横っ飛びしながらギター弾くお姿まっすぐみつめ
横っ飛びはマネできないけど 縦にめいっぱい弾んで弾んで あぁ楽しかった♪

カズさん 還暦過ぎてるのに Julieを見習って まだまだ跳んでくれて嬉しい限り
ずぅっと前の苦い思い出の福島 須賀川ライヴ
気まぐれジュリーたびだったから澤會の固まりの席じゃなく
20列ぐらいでぽつん、弾ける曲で何度も試みるのに後方のおばさんから阻止されて
20数曲、じっと着席鑑賞になって
Julieがじゃんぷするおそばでカズさんが一緒にじゃんぷして、哀しくて切なくて嬉しい思い出

客席も どんどん温まってきて あっちからもそっちからも大歓声

♪危険なふたり♪

客席に 美し過ぎる年上のひと 探すのも 難しくなって
嘆きの歌声も 大きくって 笑わせてくれるJulie
客席も そんなJulieに 楽しそうに反応して

♪なんで 世間をあなたは気にする~
なんて指差されてもねぇ
年上じゃないし、美し過ぎないし、笑いがとまらなかったひともいて
遊んでくれるJulieだこと
カニさん走り、チョコチョコ横走りも 自分で自分の足を踏むことなく、可愛い足元

客席が大盛り上がり

ダンケシェーン
ブッタ
マレーネ・デートリッヒ(巻き舌で)
なんで女優さんがダーリングに繋がるんだろ?
なんだかわけがわからないJulieだから 笑いがとまらない
さっきまでの緊張の糸がほどけちゃったから?
何はともあれ毎回楽しみな曲へ


♪ダーリング♪

♪ここへ座ってくれ・・・ 
って歌いながら人差し指の動きが スピードあって 
斜め方向に向かっては こっちが先だったっけ
秋だから誰かの短くした髪も程よい長さになって
髪かきあげマイムもして
囁きマイムもして

♪これから言うことを聴いてくれ・・・

「これから」が重低音な声でドキ! 

♪笑わないと約束してくれ・・・

ムリ!ムリ!さっきから笑わせてばっかりじゃん

♪僕にはもう あなたしか な~い

見届けたいふたりの指先 宙で交差したかも誰かと
そんな気にさせてくれたりしつつ
髪をクシャクシャかき上げのダーリング

春夏秋冬の足の動きも それぞれに違って
朝と夜そして春夏秋冬、季節がかわるたびに違う照明
天井みつめたら、季節ごとの照明がJulieの歌声に合わせてダンスして
キレイだった!思わず見とれちゃって
ステージにJulieがいるのに違う方向見てるなんてね
ステージのJulieも観て、ホールの壁も観て、ホールの天井も観て
客席の雰囲気も感じられる、そんな席を選んだんだもの
ほんとうは座席が待っていてくれたんだけどね
全部みつめなくちゃ、照明さんのお仕事も

歌い終わったJulie
最後に 両手の人差し指 斜めな感じに、そして向こうだったかな

客席から大歓声だった
いろんな国のありがとう
ダンケシェン
サンキュー
オブリガーター
何言ってるんだかわからない言葉も
ポラ ロイドガール~ 2回繰り返して
初めてのひとのために曲紹介

♪ポラロイドGIRL♪

Julieと一緒にふら~っしゅのマイムして
今夜初めてのひとにも わかるように ひらひらマイム
Julieと一緒のフリ
最初は恥ずかしかったけれど
やってみると やらないより何倍も楽しい
苦手なフリは スルーだけど

♪モザイクの微笑 すすしげ 0.1秒で
歌詞を指先で マイムするJulieと同じくにして
♪スルリと誰の手に・・・
お魚泳ぐひらひらマイムのJulieの白魚指先と宙で交差する瞬間
端っこならではの楽しみ味わってる間に
くまさんJulie さっさと向こうへさんぽしに

間奏のシモヤンのギターにJulieと一緒に指差しして
シモヤンの指先と足元にも注目したり
ハウスにもどるときの 絶対Julieにはマネできない足元

♪君はとってもあぶない口元・・
くまさんJulie はしっこまでさんぽしに来て
なぜか まっすぐ向いて 右の人差し指を唇にあて変顔して
今夜のライヴ見守りたいひとに そんなに笑わせてくれなくてもいいのに
今夜初めての地元のひと 
沢田研二って こんなに面白いこともするんだね
って まじかで見上げていたひとは あれこれ感じてもらえたかなぁ


♪夢のポーズで純情なセリフ・・

変顔のつぎは横向きのまぁるいカーブ見せながら、唇に親指な可愛いマイム 
松本ライヴ以来の真正面Julie ちょっぴり高台からだけど
見おろすでもなく程よい距離感でみつめて 
おじさんチックな変顔したり 可愛い天使のようなポーズしたり
66歳でお髭でまぁるいカーブなのに やっぱり可愛い♪

いろんな出来事で つめたくなったココロ
歌で一緒に福島のこと主張もしてくれて 悲しみに寄り添ってもくれて
自慢の身体 いろんな部分を駆使して楽しませてもくれるJulie

いろんな面を持ち合わせている沢田研二
可愛いくまさんJulieにへんしんして 
とびだしておいでよなんて お誘いの指先だから

♪とびだしておいで 部屋 とびだしておいで ほら・・・
くまさんJulieをまっすぐみつめつつ
お誘いに応えて くまさんJulieと同じくに じゃんぷ 定番の五つ跳んだら
あら くまさんJulie4つしか跳ばないから 
松本ライヴのときと同じくにしたのに ひとつ多めに跳んじゃったじゃない

そしてセンターへ戻ったJulieを 斜めな感じでみつめて
♪とびだしておいで 部屋 ほら・・・
Julieに指差ししつつ 五つ跳んだら Julieも五つでじゃんぷを締めていたっけ 
そのあとのシャウトは、今日はこれくらいな?バージョン

人間噴水もしなくちゃだから エンディングのマイムが 
早送りの映像観たいな 超短くって
何はともあれ、そのあとに水を口に含み、大きく吹き上げた雫の粒
大きな霧になってハートのカタチして
もう一回ぷぅ~ってしたら またもやハートのカタチ
お水を再び口に含み しばし俯き加減で 大きく息を整え
ホールの天井を向いて ぷぅ~っと吹き上げ
ハートのカタチの霧が宙に浮かんで
口に残ったお水は あっちやそっちにぴゅー
噴水になって宙に弧を描いて

誰にもマネのできないJulieの人間噴水だもの
初めて観たひとが多かった南相馬の客席
みんな喜んでくれて大歓声でした 私も感動の声でちゃったけど
自分が足を運んだライヴで 今までで一番の歓声だったかも
客席が感動してくれたとき 凄いでしょって いつもココロの中で誇らしげ

ハートのカタチが観えないときもあるから
今夜は三つのハートも魅せてくれて Julieの気持ちと肺活量にありがとうして 

ブラボー
グラッシャス
グラッチェ
アモーレー
マンジャーレ・カンターレ・アモーレ
今夜初めての南相馬のひとに曲紹介


♪マンジャーレ・カンターレ・アモーレ♪
間奏のとき シモヤンがリズムに合わせた妙な足取りで 
Julieの後方を通ってカズさんに接近してきて
松本ライヴではカズさんを通過して上手の端っこまで来てくれたけど
今夜は カズさん スピーカーの近くにいるから
シモヤンそれ以上端っこまでいけず、カズさんの手前で行き止まり
今夜のJulieは ちょっと離れて
センターあたりで 両腕上げ下げ運動して 足元は足踏みみたいなステップして
シモヤンとカズさんまっすぐみつめ ツインギターの演奏 ばっちり楽しんで
でも ちょっと斜めな感じでJulieもみつめて
やっぱり赤い水玉模様につつまれて楽しんだ松本ライヴのつづきみたいだった  

♪欠けたグラスでもシャンパンはイケルさ
つぎは自分だけの楽しみ くまさんJulieとのエア乾杯
松本ライヴでは、ずいぶん待ち焦がれた嬉しいエア乾杯できたけど
今夜は くまさんJulie どっちで?
あら 遠く向こうへおさんぽに行ったくまさんJulie
さんぽの寄り道でエア乾杯して
いいの、今夜はJulieとエア乾杯できなくったって

向こうに寄り道したくまさんJulie
そろそろ向こうで待ってるひともいるから移動しなくちゃって
こっちに来たくまさんJulie 端っこにとまって
ぎゅっとした右手が 気持ちをためてためて 
そして♪女神の君の指差しの曲がる角度も決まって
くまさんJulieの表情は 感じ取れたけど
ちょっぴりの高台じゃたりなかったようで指先の行方は
頭上を通過して1階席後方?2階席?のほうへ
くまさんJulieの指先は松本ライヴのつづきみたいだったから
赤い水玉模様のシートに座らずに待ち焦がれていてなんて思いだし


歌い終わったJulie、深々と頭をさげて
拍手につつまれたJulie 下を向いたまま息を整えたり
本編の締めの曲までたどり着いて 頭の中はあれこれ?
いやいや本編の締めが終わるまでは 一息つけない?
Julieの胸の内 どんなだろうなんてついつい
ステージに立つひとの気持に寄り添いたくなっちゃう性質


♪いくつかの場面♪

今夜は最初から飛ばし気味のJulieだから大丈夫かなぁ
でも きっとブラッドムーンなお月さまがみつめていてくれるから
やっぱり歌い上げる部分は かすれ気味だったけれど
それも味わいがあっていいなぁって感じ

今夜、この曲を初めて聴いているひと
休憩もなく ちょっぴりの挨拶だけで21曲も歌うJulieに
きっと 何かを感じてくれたはず
66歳の今のJulieを
今の沢田研二という歌い手を

Julieも客席をみつめながら
何かを感じながら歌っていたのかもしれない
皆既月食の日に南相馬で歌った今夜の歌も
Julieの♪いくつかの場面♪に重なって

最後は客席の天井を見上げて、2階をまっすぐ見上げてエンディングかと思ったら
カズさんとシモヤンのツインギターに合わせて
客席の南相馬のひとたちを包み込むように両手を大きく広げて
そして自分をぎゅっと抱きしめエンディング
そして後ろを向いたJulie、さらにハグがつづいて
Julieの後ろ姿 全身がゆらゆらゆれて そんな意味合いでした
見届けたいふたりして しっかりその光景見守ることができて
誰かに後ろからみつめられているって、はたと気がつくJulie
前を向いて ちょっぴり顔を下手に向け あら見てたのねって女子みたいなマイム
自分抱きシリーズ復活?それとも南相馬だけ

聴かせて魅せて楽しませてくれるJulieに 
客席が感動したり大爆笑だったり、いっぱいの歓声でした
Julieと鉄人バンド、何度も深くお辞儀をして ステージをあとにしました
ステージを後にするJulieをコールで見送って


<Julieのお着替えタイム>
見届けたいふたりぐみ、今夜は磁石持っていないのにね
盛岡ライヴのときみたいねって
水分補給などして、スタンディングでアンコール 
手拍子の速度がはやいと、それに合わせてお着替えのJulieが慌てないように
ゆっくりな手拍子をして Julieを待つことにして
このぐらいのリズムだったら、ズボン履くときもけんけんにならないかもねって
お着替え中のJulieをスケルトンで覗き観しているような会話して

Julieのライヴも大昔は みんなでJulieを呼んだ思い出が
遠い地域では アンコールの声が けっこうあったりするけれど
南相馬の客席、アンコール! アンコール!の大合唱
力強い手拍子もそろって Julie もっと歌っての意味合いが肌で感じられて
こうじゃなくちゃね

楽屋でお着替え中のJulieも 手拍子のリズム ちょっと速いなぁ
って思ってるかしらね
2階席の男子たちのアンコールの大合唱に 引き寄せられるように

大歓声の中、登場したJulie

アンコールってマネしながら どうせでてくると思ったでしょう
って 嬉しいのに照れちゃうJulieが可愛い♪

あたたかいご声援ありがとうしたあと
皆さんも疲れたでしょう?
帰りは足もとに気をつけてね
階段とか、段があると思ったらなかったりね、あると思ったらあったりね

手拍子マイムしながら、アンコールの手拍子で慌ててしまう
脱ぐのはいいんだけど、ズボンはくときに、トントントン(片足ケンケンのマイム)
そのうち、アンコールがダンボールに聞こえてしまう

<いつまで歌えるか>
あと何年歌えるでしょう
あと何回南相馬に来れるでしょう
また呼んでくださいね

あと4年で古希、それから喜寿、傘寿、米寿
もうよぼよぼでしょうね
それでも歌えますかね(大丈夫のおっきな拍手)

50歳ぐらいから音合わせの稽古(リハーサル)はしなくなった
本番前のサウンドチェックのときも3曲しか歌わない
温存型なので本番にとっておく

<65を過ぎると、いろんな力が衰えてくる>
途端に筋力が落ちる
今夜も、いつもより一回多く跳んだ
(Julieより1回多く跳んじゃったけどなぁ)
和歌山とか岡山よりもなのかな?

皆さんには大したことなくても、自分では凄く跳んでるつもり
一回多いと凄く疲れて腿がパンパンになる
回復力が衰えてるから昔は3日ぐらいで疲れが出たのに
今はすぐ疲れる、今も疲れている

先輩の加山さんは喜寿で
ピアノ弾いて、ギター弾いて、おまけに手まで振って、ニコニコして
自分は、そんなことしたら、歌詞忘れてしまう
94歳まで現役で歌っていた田端義夫さんも、そんなに声を張る歌じゃなかった
自分もこれからバラードの曲が増えるかもしれない
バラードの方がいろんな意味で疲れる、動きがないから

僕のマリーを歌いながら、手足を太極拳のように動かし
こんなん変じゃん!
そんな動き誰もしないけど笑わせてくれるJulie


<耳のこと>
耳が遠くなり、三半規管がいいかげんになる
音程がとれなくなると、歌うのを止めてしまうひとが多い

紅白は見るもんじゃというJulie
みかん片手にこたつに陣取っているらしい
テレビの向こうで、みんなイヤホンみたいな物をしている
自分はやらない
タイガースの頃、レコーディングをするのに、ヘッドホンなんかなかった
ちっちゃいスピーカーから音を出してもらって
それを聴きながら歌うからテンポなんかいいかげん
今の若いひと、足元にコロガシを置いて
それに足を乗せて「イエ~ィ」なんてしてる

僕はテレビにでるときも要りません
って言うとテレビ局のひとに驚かれてしまう
足元から自分の声が聞こえてきたら、うるさくてしょうがない
ステージの横に置いてあるスピーカーと
客席に届く音が反響して自分に聴こえてくる

若い頃は難聴だったのに
それが高じてよく聞こえるようになった
正確に言うと、ひとが言う自分の悪口がよく聞こえる

イヤホンはよくない、するならヘッドホン
でも、ながらをしなくっても
ひとがあんなにいるのに化粧をしている
自分の世界に入って周りが見えていないんだろね
電車の中で、ひとの顔を見ているのが、どんなに面白いかだって


<目のこと>
暗いステージで歌っているとステージ境界線が見えずらいから
縁に白いテープを貼っている(今夜の真中は逆Tの字、2階席からも確認できるけど)
皆既月食、月が欠けていくのが滲んで見える
星も宇宙ステーションのように見えてくる(手を上手上方向にかざしながら)

私もメガネをかけないと お月さまもお星さまも ぼ~っと滲んで
今夜はお星さまもキレイって予告編してくれたJulie


<これから先>
だんだん衰えてくるのは仕方ない
自分の耳に負担がかからないようにやっていくしかない
ステージから大きな音をだしているけれど
ステージの中は 静か

PAシステムに助けられ
機械がどんどん進歩するので機械にのる歌い方で
自分の持ち味を失わないでやる方法を考えながらやっていく


<元気でいてね>
後何年できるかな
後何回、南相馬に来れるかな

自分だけが元気でも
次の時もみなさん駆けつけていただけますように元気でいてね

先生のいいつけ守って、おしゃべりは15分で締めたJulieでした
今夜は、たっぷり飛ばしてめいっぱい頑張って歌っていたJulieだったから
MCで 自分を伝えなくっても 南相馬のひとたちに
充分、「今のJulieを」「今の沢田研二を」感じてもらえたんじゃないのかな
今夜の南相馬ライヴを見届けたいひとは そう感じました


<メンバー紹介のあとのおまけ>

♪ス・ト・リ・ッ・パ・ー♪
イントロのときマイクを持った左手で黄色いシャツの第一ボタン外して
つぎにマイクを右に持ち替えて左手で第二ボタン外して
そして再びマイクを左に持ち替えて 歌いだしたJulie

シャツの第一ボタン外すときの表情が お気に入りなひとは
そんなことだけでも嬉しいじゃん
Julieのマイクも今夜はボタンを一緒に外しながら なにやらひとりごと

<ジュリーのマイクのひとりごと>
沢田さん、今日は、のっけから飛ばしてましたね
ボク、沢田さんの喉が大丈夫かなぁって心配してましたけど
南相馬の夜空の皆既月食なお月さまが見守ってくれていたから
最高のステージになりましたね
沢田さんの「三年想いよ」も 受け入れてもらえて ボクも嬉しいです
おまけの3曲、ボクもサポートしますから がんばりましょう

♪お前のすべてを・・・
Julieの指先と宙で交差して
いくつめのときだっけ?松本ライヴのつづきみたい

客席は大歓声 指笛も鳴っていたっけ
歌い終えたJulie、つぎのイントロまでの間に
ジャケットの前を開けてジャケットの裏生地もみせてくれて
ブラウスの前身頃も、ボタンやぽっけも見せてくれて
一番見せたいのは、自慢のまぁるいカーブ?


♪勝手にしやがれ♪
イントロで大歓声
客席も 思い思いの鑑賞法で 1階席後方もスタンディングでカベヌリ
斜めな感じでJulieと一緒にカベヌリ
2階席も カベヌリに参加して
今まで 着席鑑賞していたひとも この曲ばかりは スタンディングして
Julieと一緒に 懐かしの時間さんぽのカベヌリに参加

ふぞろいでもなんでも 腕をあげてみたら楽しいじゃん
Julieのライヴは 聴く・観る・楽しむ みっつのセットがいいけど
Julieが歌いながら見つめてる客席の風景
振り返らなくっても見えるから、見届けたいひとは 嬉しい嬉しい光景
南相馬でのカベヌリ風景も ♪いくつかの場面♪に重なって

♪鞄に荷物を詰め込むマイム
広島バージョンと同じくに鞄の口を開けるマイムも添えて

間奏のときの走り、いつもと逆?
下手から上手に走ってUターンして ターンするとこ まっすぐみつめて
最後はスタンドマイクの前で目が回りそうなターンをして
足をひっかけてコケることなく無事にグーポーズのエンディング

歌い終わったJulieに 大歓声
惜しみない拍手が止まらなかった


♪ヤマトより愛をこめて♪
本編の締めの♪いくつかの場面♪
かすれ気味で味わいのある歌声だったけれど
おしゃべりタイムで喉の疲れもとれたの?って思うほど
ホールの音の響きもよかったせい?のびやかな艶のある歌声だった

両手を交互に動かすマイム
手を開いてだったり、人差し指だったり、ぎゅっとだったり

エンディンは
ホールの天井を見上げ、そして2階席をまっすぐみつめて


歌い終えたJulie
しばし頭を下げたまま、鳴りやまない拍手を噛みしめて
そんなお姿に、足を運んでよかった!ってしみじみ

メンバー紹介のあとジジィでしたで締めて
コールに振り返り、いつもは、口を動かし何やらするだけなのに
ジュリーコールに優しく振り向いて 
生声で 「またねぇ」をみっつ重ねて
そして手をふって 
左腕のエア時計を見て おっと もうこんな時間と帰って行きました
つぎのライヴの予告編 本編に繋がるといいなぁ
そのころには交通機関だけじゃなく 
いろんなことが少しでも前に向かっていたらいいけれど

今夜のライヴ、バラードは 地元のひとに向けて歌っていたJulie
弾ける曲は 見守りたい 弾けたいと一緒に いつものように弾けたJulie
誰もが知ってるヒット曲は、地元のひとにまざって一緒に楽しんで
いつもより飛ばし気味に120%ぐらいの力で歌って走って
跳んでしていたJulieだったかな

♪へこたれないで ふ~ぅ・く・し・ま
「F.A.P.P」
客席の反応も感じて

南相馬の客席で聴いたJulieの「三年想いよ」、今夜が一番染みたような気がした

Julieに約束しなかった南相馬ライヴだけれど
見届けたいふたりで参加して 始まる前も終わったあとも同じくな気持ちで


皆既月食の日、南相馬の夜空に 欠けたお月さまがキレイでした
歩道もステージの照明の中にキラキラ舞っていたラメみたいに
キラキラ光ってキレイでした
Julieが手をこっちにかざしながらお星さまの予告編してくれたけれど
おっきなおっきなお星さまいっぱいでした
欠けたお月さまとお星さまにみまもられながら
Julieと弾んだおぼつかない足元だから段差に注意しながら
誰も歩いていない夜道てくてく、23分かけて原の町到着

Julieが先生のいいつけ守っておしゃべり短く
最終電車に余裕で間に合って
欠けていたお月さまもまんまるになって
1時間に1本の最終列車、仕事帰りのひとや呑んだくれの
おじさんもいて 地元の暮らしのひとたちにまざって相馬駅到着
夢そうま純米吟醸で キラキラ星の王子ジュリーに乾杯を締めて
南相馬の皆既日食のお月さまにみまもられた三年想いよライブ、忘れられない思い出になって
翌日、宿泊先の福島民報の皆既月食の写真、南相馬ライヴの思い出とともに永久保存

翌日は3時間の相馬さんぽで相馬野馬追祭で活躍するお馬さんにも出会えて福島をちょっぴり
感じてきました

10月17日 記


平成26年10月5日(日)台風18号        ツアー28回目 岡山シンフォニーホール
17:00~

昨年はひこ星ジュリーに会いに市民会館へ日帰りたび
今年はJulieとの約束しなかったけれど、場所がかわってシンフォニホール
アルバム曲だけの「耒タルベキ素敵」ツアー、凄いことをやってのけた2000年
19列センターでJulieがかくれんぼの環境で、あっちに見えるバルコニー席だったらよかったのに
なんて切ない思い出だけしか、あれから14年経っても 我が道をまっすぐ進んでるJulie

翌日の飛行機の変更手続きに大変なJulie愛好家から
<医者のいいつけ>
「髭を剃るようにと言われている」
ってJulieが言ったら、客席から たくさんの拍手があって
「剃らないよ」「反る」のは身体だけ(マイムつき)と剃るに繋げたJulieでした

<おさんぽジュリー>
昨日は岡山さんぽで10000歩 歩いたんだって

<サングラス>
ピンスポットをずっと当てられていて、眩しくてしょうがないそう
サングラスをしたいくらいなんだって
でも、すぐずり落ちるような歌を歌っているから(跳んだり跳ねたり)

<コンタクト>
コンタクトをしようとまでは思わないんだって
昔のカラーコンタクトはハード
目に合わせて作ったけれど、ああいうことでも目を傷めている

<耳のこと>
耳は難聴気味、人の言っている悪口は聞こえる、悪口ばかり聞こえてもねえ

<声>
PAの格段の進歩であまり不安はないよう

<回復力>
跳び上がると腿がパンパンになるって、去年はそうでもなかったのにって

<優先席>
じじぃのくせに席を譲られると、怒る人が多い
Julieはありがとう、とすぐ座るんだって
面倒くさいから髭を伸ばしているんだけど、この方が普段から人に優しくされる
優先席に座りすぐ寝た振りするんだって

*そうそう、Julieはバルコニー席を見上げていたんだって

翌日の飛行機が欠航になり1泊追加して2泊3日に予定を変更したJulie愛好家
Julieと鉄人バンドは無事に岡山をあとにしたそう

10月6日 記


平成26年10月3日(金)            ツアー27回目 和歌山県民文化会館
18:30~

いい風よ吹けツアー」のときに 行ったっけ、あれからはや15年も経って
台風でスタートした長良川と八尾と和歌山の三連ライヴ
三日目の和歌山のとき、今夜はお風呂に ゆっくりつかって足をのばして 疲れをとってね
なんてMCだったかなぁ
あのころ、まだ散歩なんてしていなかったから 移動だけでも足がぼ~
Julieの言葉に癒されたっけ
15年前のライヴの余韻は書きかけのままだけど
あのときも、♪ダーリング♪とか♪鼓動♪とか♪午前3時のエレベーター♪も歌っていたんだね

Julie愛好家情報によると
<コンサートのチケット代金のこと>
値上げをするタイミングは難しいとか、代金を下げたら、「売れなくなったから下げたのよ」
(おばさん口調で)なんて言われてしまう

25周年のジュリーマニアのときに、お祝儀ということで、5000円にした
消費税があがっても、7560円にするわけじゃなく、このキャリアにしたら、安い方だと思う
やっぱり10000円で、チケットに7000円使って、あとの3000円で
終わってから、居酒屋さんでもいこか、という感じにしたいとJulieの発想

Julieのライヴの余韻で毎回乾杯するひとは なるほど
でも、あんまり楽しいライヴだと、その地域の地酒など飲んで予算オーバーしちゃうけど
          
10月5日 記


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沢田研二 LIVE2014 三年想いよ 日程