榛名にとって外を走るのはこの日が初めて。
 入念にシステムのチェックをして、いざ出航!

 って、いきなり前後進が逆で、あわててサーボをリバースに設定するはめになりましたが、走行はわりとスムーズです。
 バランスも喫水もバッチリ。

 この日は先に重巡 妙高の初走行を非常に順調に終えたあとだったので、榛名についても自身満々です。

 榛名の推進方式は、2基搭載しているモーターの直列と並列を切り替えることで、低速モードと高速モードができるようになっています。

 ここまでは低速モードで、本当の軍艦のようなゆったりした走りを楽しませてもらいましたので、「よし、ここからは高速モードだ」って、気持ちもウキウキとスイッチオン・・・って、ほとんど速度が上がんない。
 スケール感を重視しすぎて、船体に対してスクリューが小さすぎるのと、ゆっくり走らせることに重点をおきすぎて回転速度をギアダウンし過ぎたのが原因です。

 船体が長いわりに推進力が足りないので、舵の効きは良くありません。
 なので、写真のような狭い場所の通過はかなりのテクニックと度胸が必要です。

 なにしろベースはプラスチックの板ですが、重量は4kg以上あります。そんなのが水に浮いた状態で池の縁の岩にでもぶつかったら、船体がどんなに丈夫でも舳先なんかはすぐにペキッって逝っちゃいます。

 それにしても榛名が走ると、かなりの注目を浴びます。

 重厚な戦艦のイメージも良く出ていると思いますし、細かい作り込みも、近くを走っているのを見る時はリアリティーアップに貢献してます。(離れちゃうと意味ないですけど)

 汽笛の音量も十分でしたが、汽笛を鳴らすときは探照灯と舷灯を消さなきゃいけないという仕組みはイマイチか。

 同じく、本日デビューした重巡 妙高とのツーショット.。

 妙高の動作性能は絶好調でしたが、榛名の方はもう少し最高速度を上げて後日に再チャレンジです。

 それにしても2隻並べると、かなり壮観です。

 ギア比とスクリューサイズを(少しだけ)大きくして挑んだ第2回目の公試ですが、しっかり波を切っているのが判るかと思います。
 ただし、速度が出るまでかなり時間がかかります。その辺りは今後も少しづつ改良が必要でしょうか。

 カメラマンをお願いした妻のテクニックがあんまりだったため、かなり酷い写真になってしまいましたが、かえって本物を写したみたいにも見えるかも。

 この日は穏やかかと油断していると、時折かなり強い風がふく天候でした。
 そうなってくるとトップヘビー気味のIJNの軍艦は厳しい。
 戦艦は横幅が割とあるので横倒しにはならないと思いますが、風に流されると帰ってくるのがタイヘン。
 早々に撤収することにしました。

 一通り航海を終えて、ゆっくりと帰還中。

 しかし、こうして見るとなかなか抜群のプロポーションです。左右のバランスも喫水もバッチリですし、漏水も皆無でした。

 ラジコンギミックとしては、汽笛はそれなりの音量が出ていて、かなり離れていても十分に聞こえるので成功です。
 探照灯と舷灯も昼間でも点灯しているのがハッキリ判るくらい。
 錨の上げ下ろしはもう少しスムースに動いてくれるといいのですが、そもそもこんな池で使ったら池の底に引っかかって錨を捨てないといけなくなってしまいます。あくまでもプール等での使用が前提です。

 主砲の旋回も2番、4番は旋回中にひっかかりがあるのですが、これも走らせながら旋回させても遠目じゃ全然わかんない。所詮はギャラリーを楽しませるためのギミックですから。