宇都宮ギョウザツーリング
2007.11.23
(125km)


渡良瀬遊水地にて
秋晴れが続いている昨今です。
本日は、北西の季節風が吹き荒れ前半は
厳しい行軍でした。



コース:鴻巣駅(輪行)〜見沼代用水〜利根大堰〜利根川CR(左岸)
〜渡良瀬遊水地〜古河駅〜R4〜R50〜鬼怒川CR〜田川CR〜宇都宮(輪行)



雲一片なき青空に、冬を感じさせる寒さと、北西の風が吹き荒れる環境の中、
宇都宮ぎょうざツーリングは実施されました。

空気が澄んでいましたので、遠くの山々が手に取るように見えました。
日光白根山 筑波山 妙義山 そして富士山がくっきりと望めます。
まるで、関東平野を取り囲んでいるようです。

ところで、今回のツーリングは初めて走るコースが多いので正直不安でした。

しかし、その不安を払拭してくれたのが、日光で負傷して戦線離脱していたはずのG3が何と参戦してくれたからです。


今回の参加者:隊長 G3 OBG OJ 俺たち の5名です。






本日の集合場所は、何とOJの地元の駅
である、JR高崎線の鴻巣駅です。
気温が5度くらい低いかな?




早めに起床したつもりだったのですが、準備に手間取り最寄の駅に着いたのが、予定の電車
の出発時間の15分前です。
自転車をたたむのに、一番避けなければならないのが、作業のやり直しです。
輪行袋に自転車が入らないので、パッキングをやり直す程、時間がかかることはありません。

今では十数分で輪行の準備は終わりますが、慣れない頃は、何回も作業を失敗してやり直す
為、有に1時間はかかっていました。

今回はというと、12分で作業を終了し何とか予定の電車に乗れました。

新宿からはOJお勧めの「湘南新宿ライン」のグリーン車に乗ります。

空いてて快適でした。







これぞ鴻巣の銘菓、田嶋製菓舗の「いがまんじゅう」です。
これが不思議なお菓子で、赤飯おにぎりの中に薄皮に包まれた
あんこが入っている饅頭です。
さっすが名店です。
まだ、朝の9時30分頃だというのに、この饅頭を買いに
くるお客さんが3組ほどいたのです。

この饅頭のお陰で強風の見沼代用水を乗り切る
ことができました。腹持ちがいいんじゃないでしょうか。
鴻巣方面に行ったら是非買いに行こう!





今回の上州から野州へ下るという、どでかい目標がありました。
しかも、今回の場合たくさんの県をまたぐこととなります。
東京〜埼玉〜栃木〜群馬〜茨城と関八州のうち4州を制覇しているのです。(埼玉は武蔵の国と上野の国)

それでは問題です。
残る4州は?

相模(神奈川)、下総・上総・安房(千葉県)です。









利根取水大堰です。
こんな大河を堰き止める土木技術に脱帽です。
先日ここに来た時もそうでしたが、水が
溢れんばかりにうなりを上げています。
水中の魚道を見ることができる施設がありますが、
何とサケが遡上していました。
今年で、2000匹以上遡上しているようです。




この利根取水堰の上は橋になっています。
利根川CRの右岸側はCRが随所で寸断されていて、まともに走行できないことが
前回の250km走行ツーリングで分かっていましたので、
今回は左岸を走るべく、この橋を渡ります。

ところが、強風が吹き付ける環境です。
ただでさえ、風が強い橋の上。今回の強風で、それこそ死にもの狂いで進まないと
風に流されて危ない状況でした。

OJも髪を振り乱し必死に自転車を押してました。

自転車に乗って橋を渡っている命知らずの中学生が5名ほどいましたが
通常は自転車を降りて押さないと危険な状況でした。






鬼怒川CRとそれに続く田川CRです。
第一印象として、鬼怒川CRは河川敷に木が多く、変化に富んでいて良いなと思いました。
一方、田川CRは、残念ながら川が汚く悪臭さえ漂ってきていました。
景色は良いので採点は50店でしょうか。





利根川CRは強風でしたが、追い風だったため、ほぼ無風状態ですいすい走行することができました。
この、「無風状態」がみそなのです。
通常であれば走行すると、スピードに応じた風が前から来るのが自然なのですが
追い風だと前から風はきません。

そう、あなたは風になっているのです。

向かい風で走るのも坂を登っている以上に辛いので、個人的にはそれなりに面白いのですが、
この追い風に乗って走るのも爽快ですよ。


俺たち自転車乗りは、「風になる」のは素晴らしいし、「風を描く」ことは画家にとって素晴らしいことだと思います。


「風」は素晴らしいと思います。






ついに来ました宇都宮。
有名店は行列で、すぐに食べれません。
また、お酒もゆっくり飲めそうにありませんでしたので
駅前の、居酒屋でギョウザを食べさせてくれるお店に行きました。

8っ種類くらいありましたので、全部頼んで試食しました。
結果は、俺たちとしては、荻窪の「とりこ」の方が美味いと思いました。




日没が早い昨今です。
16時を過ぎると、「釣瓶落し」のように陽が沈んでしまいます。
そんな中、どこまでも続く「田川CR」を行きます。
あたりも真っ暗になったのに、なかなかゴールの宇都宮駅に着きません。
「駅」につき、有名なギョウザ屋に行くも、どこも長蛇の列。
恐らく美味しいのでしょうが、見た所、入店してゆっくりお酒を飲む雰囲気じゃなかったよ。
そんな中、駅のロータリーの左前にギョウザを食べさせてくれる居酒屋を発見!!

そこでタップリ2時間ぐらいかけてお酒とギョウザを堪能させて頂きました。

このギョウザのうまさとCRが良かったというのが素直な感想です。

ですから、来年になり、日が伸びたら再度この宇都宮路を再訪したいと思います。