五日市深沢林道を行く 2007.6.1(116km) 本日は休暇をとり五日市探索へ行ってきました。 写真は深沢林道の終点です。 ダートのきつい登りの上のちょっとした広場がここですが この先には道がありません。 峠道で言えば後100mも登れば峠に到達できる地点です。 がっかりでした。 |
コース:多摩サイ〜秋川サイ〜五日市〜南沢林道⇔南沢あじさい山〜奥沢林道〜五日市(初後亭)〜秋川サイ 〜多摩サイ(116km) 初後亭の亭主から、自宅近くの峠を紹介されましたので、行ってみました。 ゴールとおぼしき所はすぐ着いちゃったので、ちょっと探検することとします。 今回のようなソロツーリングの場合、事前にコースをチェックして行くいつものツーリングでなく、ノーチェックで敢えて行き予想外の出来事を楽しむことを、この半年間でよくやっています。 この道の先に何が待っているか。 ワクワクしながら坂を登ります。(探検するような所は、大概山の中だし、山と言えば峠でしょう) |
気になる看板ですよね。 そろそろ、引き返して「初後亭」で酒でも飲もうと 思っている矢先に出現するものですから、ついつい 行っちゃいました。 |
まずは、「南沢あじさい山」でしょう。南沢林道に分岐すると行けるようなので、もちろん行きましたよ。 くーっと登っていくと「食べものや深沢小屋」が道横の崖の上にありましたが、ちょっと面倒だったので立ち寄らず、南沢あじさい山を目指します。 |
金比羅尾根を越えると、檜原街道方面の 十里木に出られるらしいけど、この看板の先は 急坂で、その坂をクリアすると、ダート道が待っていました。 |
南沢林道を行くと金比羅尾根に通じますが、ダート道になったし、奥沢林道の先がどうなっているか気になりますので引き返すこととしました。 おっと、「南沢あじさい山」も立ち寄りましたよ。標識によると、個人所有の山に30年もの間育て続けたアジサイ、が植わっていました。 シーズンにはオバハン軍団が3000人くらい訪れているとのこと。 こんな山の中まで来る、オバハンパワーに脱帽です。 |
深沢林道に戻り更に奥に行くと、ご覧の看板がありました。 良くあるのですが、車が行き止まりなだけで、自転車は行けるケース はあります。 なかなか、冒険心をくすぐる看板じゃないですか。 |
今回は、全く下調べをしていないのですが、そんな時は最低磁石は持つべきかと思います。 今回の道は北上していると思っていました。 もしそうなら、「つるつる温泉」への道に出られるんじゃないかと思い走っていました。 ところで、「通行止め」とか「行き止まり」とかの表示があると、まずは行くところまで行きます。 そして、大概の所は峠を越えて里に出られます。 しかし、この五日市は「どん詰まりの道」が多いのです。 今年の1月に行った「養沢」上流も散々期待しましたが、結局は「どん詰まりの道」でした。 まさか・・・、今回は大丈夫だよね? |
ご覧のようなダート道を登っていきます。森を抜け(写真左)、ヘアピンの急坂(写真右)を越えると 峠が近づいている証拠です。 高い山も回りに無くなってきて、斜面もかなりの勾配です。 今までの感からすると、あと100mも登れば峠に着くなと思われる 時に、突然道がなくなりました。 |
もちろん、辺りには誰もいませんし、すれ違う人もいません。 走っていてちょっと怖いと思うのは、熊との遭遇です。 こんな所で熊に会ったらどうしよう。 舗装されている道だったら恐らく逃げ切れると思いますが、ここはダート道なので無理でしょう。 であるなら、観念して、腹をくくり熊と戦うしかない。 工具を出してそれを武器にファイトしますよ。 以下は熊と遭遇した時の想像上のバトルです。 まずはインフレーター(携帯空気入れ)を飛び道具として熊に投げます。 そうですね、自転車は盾として防御に使いましょうか。 そうだ、フロントバッグの中に「キットカット」があった。これは使えないだろうか。 取り敢えずパッケージを取り去った「キットカット」を撒き餌として撒きます。 その隙に、工具袋から工具を全て出しポケットや腰に差します。 立ち去ろうとしない、熊です。 良く見ると、熊の野郎、牙を剥いてこっちに襲いかかろうとしています。 座して死を待つか、戦うか!? もちろん戦いますよ。 戦うなら、一気に勝負を付ける必要がある。 さて、どうしよう。 気合で負けちゃいかんよね。 「このや・ろー。バカヤロウ!!ふざけるな!!」などと大声で威嚇しながら自転車を持ち上げて熊に投げつけるそぶりを見せる。 熊が逃げないようなら、ここからが本当の勝負です。 熊の顔めがけて自転車のフレームを思い切ってぶつけます。 うまく当たったら、間髪を入れずに肉弾戦です。 熊の目にアーレンキーを差し込みます。 もう一方の目にはプラスドライバを差し入れます。 そこでとどめにペダルを取るスパナで熊の眉間を思い切って叩きます。 てな事を考えながら登ったのですが、道は行き止まりだし、熊にも会えずで本当に残念です。 |