究極峠ツーリング (副題 激坂へようこそ!ツーリング) 2007.5.27(78km) |
激の字がちょっと違う所が「体育会系」の成せる技でしょう。 実際、ここからの激坂は辛いものがあります。 |
この冬に走りこんで鍛えていたコースを皆さんに実戦で紹介できるシーズンが到来しました。 ここ五日市は昨年、隊長と鋸山林道に行って以来、随分通った場所です。 なんと今年になってからは、ほとんど毎週行っているのですよ。 その、鍛錬の地でITエンペラー隊の行軍を行いました。 精鋭を集い行ってきましたよ。 コース:(輪行)武蔵五日市 〜檜原街道〜檜原村役場先交差点を右折〜小岩〜藤原集落〜倉掛〜倉掛尾根(風張林道)〜風張峠〜奥多摩周遊道路〜数馬〜檜原村役場先交差点〜檜原街道〜五日市(初後亭)〜秋川CR〜石川酒造〜拝島(輪行)(78km) |
武蔵五日市まで本日は輪行しました。 全走したら、今回の行軍は将に 死の行軍になってしまいますから。 (何故かって?それは走行距離約150km 行程差1000mだからさ。) |
今回は「ホリデー快速あきがわ1号」で輪行しましたが、これに乗ると乗換えがなく一本で五日市へ行けますので非常に便利です。 この列車、土日のみに運行する快速電車ですが、「ホリデー快速おくたま1号」と連結されて走っています。 拝島駅で分離されるのですが、どのような車両編成なのでしょう。 Googleで検索してもまともにこの質問に答えるページがありません。 ですから、ここに記載します。 「ホリデー快速あきがわ1号」は進行方向(立川 拝島方面)を見て前4両で、後ろ6両が「ホリデー快速おくたま1号」となっています。(下りは、他の2号や3号も同じ編成です) しかし、この「ホリデー快速」は山の格好をした先輩方がいっぱい乗っています。 中高年の登山は本当に流行っているんですね。 |
本日は天気も良く、空気も乾燥しており最高でした。 但し峠での話です。 やっぱ峠は良いよね。 |
武蔵五日市から風張林道までは約25kmの道のりです。 ここまで来ると、山の風が吹いています。 冬場は寒かったけど、今の季節は本当に気持ちのよい乾燥した良い風でした。 その風で汗なんかスーッとひけちゃうんだぜ。 辛い登りが続くこの峠道ですが、その辛さがよく伝わるメールが隊長から届きましたので、参考に記載します。 以下、隊長のメールからの引用です。 ※イヤな予感は登り口スタート直後から確信に変わり、それはやがて“後悔”に変わりました。 勾配率は、悠に14%〜16%はあったでしょう。いや!それ以上か?と思います。 しかも! たいがいの峠路は、足を休める緩やかな区間がそれなりにあるもんですがこの倉掛林道は “全くもって” ありません! どこまで登っても、ひたすら走っても、勾配率:14%〜16% or それ以上の路が容赦なく襲いかかってきます。 「標高差:1,000m & 全く緩むことのない急勾配」 歩いたってキツイでしょう。 ありゃまるで登山道ですよ! どれだけ激坂か?を皆さんに解っていただくのに、さらにもう1つエピソードがありました。 昨日は真夏のような天気だったため、JR武蔵五日市駅には何台もチャリダーさんたちが集結していました。 倉掛林道に通じる檜原街道では何組も走っていましたし、すれ違うチャリダーさんご一行も たくさん出会いましたが、倉掛林道に入ったとたん、だれ〜もいません。(ハイカーさんもいません) 何かにすれ違うことすらありません。 8合目ほど登ったところで、やっと、1人のロードレーサーが下りて来ました。 普通、峠路ですれ違うと、軽く会釈をしたり、「こんちわ〜」なんて会話が交わされるのが常ですが このローディさん、我らを見るなり言った言葉が「わっ! 随分と無茶な路を登ってますねー!」 「えっ? 随分と無茶な路? 今、“無茶な路”って言いました・・ よね?」 “無茶な路”なんて言われたのは、わたしゃ初めてです! 俺たちさん! “無茶な路”なんですよここは! きっと!チャリで走る路じゃないんです! そうおっしゃるものの、一週間もすれば、また行きたくなるのが「峠」なんです。 狭い日本、走れば「峠」にぶちあたります。 ほとんど平地を走る「シティ・ライド」は逆に特異なツーリングだと思いますよ。 「ゴルフは自然との格闘」と言ったコマーシャルがちょっと前に流れていましたが、「自然との格闘」と言えば、この「峠ツーリング」でしょう。 今回も堪能できましたよね? |
やっと着きましたよ、「風張峠」(1146m)に。 (白線の所が最高点です。) ずーっと辛い登りなので、すれ違ったロードレーサーに言われちゃいました。 「わっ! 随分と無茶な道を登ってますねー!」 大きなお世話だけど、ちょっと嬉しかった俺たちです。 |
「風張峠」は俺たちが学生の頃、バイクで初めて行きました。 その頃ここを走る有料道路が「奥多摩有料道路」であり、現在は無料の「奥多摩周遊道路」になっているです。 ここまで来ると、山奥に来た感を本当に感じます。 「風張峠」は今回で3回目ですが、全て苦しい経験しかありません。 それもそのはず、全てメインルートを外して来ているのですから。 だから、次回は通常のルートを行こうと思います。 そのルートとは、 五日市〜檜原街道〜数馬〜奥多摩周遊道路〜風張峠 のコースです。 このコースは2度下りましたが、何か辛そうな道なのです。 五日市からずーっと登っているし、都民の森までの急な坂はなかなかの坂なのです。 こんど試走してご報告しますのでお楽しみに! また、新ルートとしては「ファイナルウェポン」紹介の道と組み合わせた峠の組み合わせが素晴らしいと思います。 その道は・・・。 「今回のコースを風張峠まで行き奥多摩周遊道路を奥多摩湖側に下ります。 奥多摩周遊道路の終点を右折すると塩山や奥多摩方面に行く青梅街道に出られますが、左折すると 「松姫峠(1250m)〜鶴峠(895m)〜上野原」のコースになります。 このコースを行くのです」 風張峠が1146m、松姫峠が1250mと一日に2000m登るこのコースは超一級のコースと言えましょう。 この道をクリアすれば、富士山五合目までの走行の前準備としては十分でしょう。 富士山五合目までは、まずはメインの富士スバルラインでしょう。 ここは、河口湖(約1000m)から登り始めて、富士スバルラインを登り五合目(2450m)まで行くツーリングです。 今年は挑戦しますよ!! |
まず、初後亭で反省会を開き、いつものように「石川酒造」でも「反省」しました。 帰りはもちろん最寄駅の拝島から輪行です。 |
五日市を中心としたコースはほぼクリアした今、このコースを組み合わせて、走り手のレベルに合わせたコースを提案する必要があります。 これぞ、ソリューション営業的な活動をする、「ソリューションチャリダー」といえるでしょう。 例えば次のとおりです。 ステップ1・・・多摩サイ〜秋川サイコース サイクリングコースを中心とした、ほぼフラットコース。 その自然の多さに、初心者はビックリします。 ステップ2・・・多摩サイ〜秋川サイ〜五日市トンネルコース 上記コースに五日市トンネルへのちょっと厳しい登りを加えたコース。 最後の登りは本当に辛いぞ!! ステップ3・・・多摩サイ〜浅川サイ〜高尾〜陣馬街道〜入山峠〜五日市コース 入山峠のきつい登りがポイント。 ステップ4・・・多摩サイ〜浅川サイ〜高尾〜大垂水峠〜和田峠〜醍醐峠〜入山峠〜五日市 峠4連発の超キツイコース ステップ5・・・多摩サイ〜秋川サイ〜五日市〜檜原街道〜風張林道〜風張峠〜奥多摩周遊道路〜数馬〜檜原街道〜五日市 今回のレポートコースを輪行なしに自走する超きついコース などなどです。 五日市の場合回りが山に囲まれていますので、峠道には事欠きません。 上記ルートの他に、奥多摩方面との境にある梅野木峠を中心とした峠コースもありますね。 逐次、走行ルートはご提案申し上げますので、お楽しみに!! |