金精峠及びいろは坂を登る(後半)
2006.10.27〜28(130km)


華厳の滝




2日目行程

朝:中禅寺湖(宿)〜中禅寺(立木観音)〜湖畔〜金谷ホテル前〜宿  爽やかなモーニングランでした。

宿〜華厳の滝〜第一いろは坂(下り)〜馬返し(ここで登りと合流)〜第二いろは坂(登り)
〜明智平〜中禅寺湖(昼食)〜第一いろは坂(下り)〜馬返し〜東武日光〜東照宮〜東武日光(輪行)



さて、昨日の夜は思い切り飲ませて戴きました。夜食も食べきれない程の料理で大満足です。
お陰さまで熟睡できました。

スカッと朝6時過ぎに起きると、窓の外は、青空に映える男体山が眼前にドーンと聳えています。
これは、朝飯前に走るしかありません。
恐らく10度以下の気温の中を爽やかに走りました。
中禅寺湖畔は紅葉が始まっており最盛期ではないですが良い感じで紅葉しています。
本日は土曜日ですので、行楽の車が早朝だというのに案外と走っています。
約20分走ると金谷ホテルに到着です。
朝飯前の走りとしては丁度良い走りでした。

ところで、中禅寺(立木観音)って知ってます?
中禅寺湖の名はこの中禅寺から来ているのです。

さて、2日目、出発です。
まずは、華厳の滝でしょう。
まだ朝の9時なのに、華厳の滝の駐車場は既に混んでおり、渋滞しています。
自転車は、全く渋滞の影響を受けず滝近くにスッとアプローチでき、しかも駐車料金などかからない。
やはり自転車は化石燃料も使わない自然に優しい、経済的にもお得な乗り物だなと思います。

さて、そろそろ、いろは坂を下りましょうかね。





第一いろは坂はなかなかの急坂が続いています。ノンストップで行くと寒いし、ブレーキで手が疲れてしまいます。たまには休まなくちゃね。
方等の滝(写真右)は男体山の南に流れている川の滝です。
地元のG3もこの滝の存在を知らなかったようです。 この発見も自転車の良いところですね。

馬返しで第一・第二いろは坂が分岐しますが、そこまで下ります。
しかし、馬返しまで約1km手前の下りはほとんど直線で、そこそこ傾斜があるのでスピードがでるよー。
放っておくと50km/hを越えちゃう。 転んだらエライことだよね。

馬返しには休憩所とトイレがあるけど、自販機がないのが欠点ですね。
車や、これから、いろは坂に挑むチャリの集団が休憩していますので、自販機があったら売れるよ。
コンビにがあったらもっと良いんだけどね。




馬返しで小休憩後、いざ第二いろは坂へ。
ご覧のように二車線で、一方通行ですので、チャリを抜くのはた易いはずですが、左車線を守ってギリギリで抜いていく車が案外多いのです。
カーブかなんかでも膨らんで曲がれば良いものを、左車線を守って曲がってくるバスがおるもんだから、危ないったらありゃしない。内輪差があるんだから、ちょっと気をつけて走ってくれよな。

また、バスの中には、明らかに整備不良と思われる黒鉛を吹きながら登っていく奴がいました。
ああいったバスは即刻処罰すべきだよね。

いろは坂を登った感想は・・・というと、まあ、そこそこの坂かなと言った所でしょうか。
俺たちの場合、昨日の金精峠の登りでかなり足にきていましたので、このいろは坂でなくても厳しかったでしょう。
いろは坂、後半は渋滞の中登ることとなりましたが、遅いながらも渋滞している車より断然早い自分に酔いしれながら、良い調子で登ることができました。
気がつくと、そこが明智平です。



この、明智平は押し寄せる車の数に較べて駐車スペースが少なすぎる。恐らく200台くらいしか駐車できないんじゃないかな。

第二いろは坂の右車線は、この駐車場に入る為に並んでいる車でした。それを知らずに並んでいる車、更にオーバーヒートして停まっている車が2台もいた影響で渋滞していたのです。

全く最悪ですよね。
でもチャリの俺たちは全然大丈夫でしたよ。
結果的にメンバーより早く登ってきましたが、やることがありません。コークを飲んだりして時間を潰していたら、Fさんが来ました。
これで皆に自慢できますよね。
「自転車ツーリングに行って、いろは坂を登ってきた」ってね。

「金精峠」を沼田から登ったって言っても、殆どの人が「へーそうなの」とそっけない返答をすると思われる中、「日光へ行っていろは坂を登ってきた」と言ったらきっと皆「ヒィエー、いろは坂を登ってきたの!!! すっげー!!!!」と言うこと間違いないですよ。

そして、皆無事にいろは坂を制覇したのでした。


中禅寺湖畔に再び立ち、昼食を摂り、再度、第一いろは坂を下ります。
2回目ですのですーっと気持ちよく下り、馬返しも通過します。

そこから、東武日光までずーーーーっと下りなのですが、道が整備されているだけあって、ほとんど直線でずーっと下りなのです。常時35km/hを越えるスピードで下り、あっと言う間に東武日光駅です。
途中、東照宮を過ぎますが、取り急ぎ帰りのスペーシアの予約を取ってから観光をすることとしたのです。


※ここで、有益情報を一つ。

スペーシアは今年から新宿行きがありますが、この電車はめちゃめちゃ人気があり当日の予約はどうも難しいようです。
東武の場合、その他のスペーシアは東武浅草行きですので、そこから乗り換えて帰るのが面倒ですよね。
日光へ行って、スペーシアに乗るなら、事前に指定席を予約しておこう!!



東武日光駅で、新宿行きは取れず浅草行きを取り、いざ東照宮へ。
写真は「陽明門」です。
この白い門が別名「日暮の門」と言われる程、一日見ても飽きない彫刻が施されている門なのです。
「見ざる・言わざる・聞かざる」や「眠り猫」などを見、隊長はどうも満足したようですね。
通の俺たちとしては、「大猷院廟」を見たかったのです。
「大猷院」とは、3代将軍家光のことですが、この東照宮隣に祀られています。
これは、東照宮の造営を家光が行ったから、そうなったのでしょう。

因みに、他の徳川家の将軍は上野の「寛永寺」か芝の「増上寺」に祀られています。





さて、東照宮の拝観も終了し東武日光駅前で輪行準備です。
約15分くらい駅前でご覧のような、あまり見ない作業をするものですから、皆さん興味があるのでしょう。
滅茶苦茶、声をかけられる確立が高い瞬間です。
前半にも書きましたが、手前のサドルが見えているのが俺たちの自転車なのですが、この5分前にヨーロッパ系の外人さんに声をかけられました。(ちょっとビックリ)

自転車は、冒険を体験できたり、人との出会いを提供してくれるツールでもある、素晴らしい友人だと思います。

さて、次回はどこへ行こうかな。
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