春の三浦半島ツーリング
2009.5.16





この写真は先週に行った江ノ島ですが、
晴天のこの辺りは気持ちが良い。
何が気持ちが良いって?
それは、風なんですね。
でも、写真ではなかなか表現できない。
いつか話したかも知れませんがもう一つ
写真で表現しずらいものが坂の厳しさです。





GWも終わり、渋滞で疲れてるし、お金も無いしと家でお過ごしの方が
沢山いらっしゃるんじゃないでしょうか。
そんな時に自転車が趣味の方は最高ですね。
お金はかからないし、渋滞もない。
そこそこの観光地に行ける。

さあ、若干高いけど、5万円くらいのスポーツ自転車を買って
観光地へ自分の足でいってみようよ。
ほんの、30kmも走れば目的地ですよ。
ゆっくり走っても2時間くらいでしょう。

良い汗をかいて、全身で風を感じる最高の一時を送ることができますよ。



コース:矢野口(JR南武線)輪行しようとするも、フォークが抜けず断念、自走で且つ皆とは逆ルートで行く。
〜尾根幹線〜戦車道路〜境川CR〜江ノ島〜葉山〜三崎口駅(京急)〜R134と県道26号の分岐点
(ここで、合流)〜折り返し〜森戸海岸(トンカツ後楽)昼食〜稲村ヶ崎〜江ノ島〜片瀬江の島(輪行)






境川CRにて。
あと4kmくらいで藤沢に到着です。
ここまで来るのに、尾根幹線を越え、戦車道路
を登り、境川CRをひた走ってくる必要があります。
まだ朝ですので人が少ないけど
後、1時間もすれば犬の散歩の人やランニングする人
自転車に乗る人と混雑することでしょう。





今回は地元の駅でなく、多摩川を越えた所にある南武線の矢野口駅まで行くこととしました。
何でかって?  たまには違う経路で行くのも面白いじゃん。

早朝の6時過ぎでしたが、尾根幹線を目指すロードに抜かれ、闘士が湧きましたが、
今回は、尾根幹線の手前の矢野口駅から輪行ですのでぐっと堪えます。

矢野口駅は予定よりちょっと早く着きましたので余裕を持って輪行作業を
開始しました。
まだ6時40分です。7時7分発の電車に乗れば、汐入に8時30分頃に着きますので
全く余裕の行動でしょ。

ところが・・・。
前輪のフォークが抜けません。
タオルを重ねたり、諸々試みますがどうしても抜けません。
30分以上頑張りましたがダメでした。
とうに予定の電車は行ってしまいました。

さて、どうしよう。
不参加の連絡をするのは簡単ですが、今回のツーリングは何と俺たちが主催なのです。
そんなに簡単にギブアップできませんよ。

ここから、横浜を抜けて横須賀に行ったらとても時間に間に合いません。
そこで、今回のルートを逆走して途中で皆と合流する作戦をとることとしました。

そそくさと、自転車を組み上げスタートです。

先週も先々週も行った尾根幹線です。
3週連続だと、さすがに体が慣れており苦しいながらも最初の一番苦しい登りを
クリアすることができました。
途中、生意気な白いジャージのロードレーサーに抜かれたけど、そんなに差は開きませんでした。
今回の長いルートを無視すれば抜けたと思います。

そうです、今回はアクシデントで輪行できませんでしたので、ルートを逆走し
何とか早く皆と合流しなければならないのです。
その為に、江の島までの62km及びそこから約30kmを走るのです。
三浦半島は結構アップダウンがありますので決して楽な走りはできません。

だから、白い奴の挑発に乗っている余力などなかったのです。
次に会ったら只じゃおかないからね。覚悟しときー。

結構疲れながら走っていると、尾根幹線沿いにある大妻女子大学前に着きます。

正門前にある信号には、信号待ちの制服を着た女子高生が100人くらいいました。
ふと門の中を見ると300人くらいの制服を着た女子高生が坂を登って校舎に向かっています。
その400人の女子高生の内、信号待ちの100人は俺たちに注目していたことでしょう。

100人の女子高生の視線の中、ちょっときつめの坂をダンシングを混ぜながら颯爽と
走りぬけた俺たちでした。
(いやいやー、めでたい性格でしょ。来週は行けないけど、さ来週にまた行っちゃおう。)
(バカだねー。)









長者ヶ崎にて。
ここは、三浦道寸と北条早雲とが激戦を交わした古戦場
なのですよ。
眺めは最高で、潮風もさわやかですよ。
でもねー。料金所のお姉さんがいただけません。
自転車の入場を阻害するような発言があり
且つ、恩着せがましく入場を許してくれました。
何の権利があってあんな偉そうな発言をするんでしょうね。




結局、京急三崎口駅の先の坂の頂上で皆と合流できました。
予想の合流地点よりかなり手前でしたので、正直驚いていましたら、
それもそのはず、野比海岸を三浦海岸まで行き、剣崎の方面へそのまま
海岸沿いの道を行かず、R134をそのまま進みショートカットしたらしいのです。

海岸沿いに行けば確かちょっと厳しい登りが2つあった筈ですので、
今回初参加のYamakanは楽だったでしょうね。

本当は2つの坂の内、2つ目の宮川公園(風力発電がある丘の公園)までの坂で
勝負の走りをするつもりでしたので残念ですね。
次回は是非行きましょう!





昼食は、葉山近くにある森戸海岸の「魚佐」にしようかと
思っていましたが25人待ちでしたので断念!
代わりに近くのトンカツの美味しいお店に行きました。





さて、元来た道を引き返します。
一般に、同じ道を引き返す事は嫌われる傾向にありますが、それはお前!甘いゾ!!
行きと帰りは風景が逆になるので、同じ道を走っている気はほとんどしません。

行きに苦しかった登りは下りだし、たまにあった下りは登りなのです。
ついさっき走った光景も逆から見ると新鮮ですよ。

この3年くらい武蔵五日市方面の峠には随分行っていますが、最初の頃は
峠に行ったら必ず峠の向こうに降りる行動をしていました。
しかし、同じ武蔵五日市のうどん屋さんである初後亭に行く必要が
ある為、峠まで行き引き返す行動をしだしてから、この往復の動きが
全く悪くない事に気がついたのです。

皆さんも一度試されたらいかがでしょう。
同じ道を引き返す。
その道を往復することにより、行きに気付かなかった事が見えたり
その道を深く知ることができますよ。







稲村ケ崎にて。
yamakanがいませんが、ここに初めて来た
らしく、あっちこち探索してました。





鎌倉のことを「古都鎌倉」なーんてTVで言っていますが、鎌倉は都でもなんでもないよね。
鎌倉と言えば、源頼朝が鎌倉幕府を開いた地であり、その時の都はもちろん京都です。

東京でさえ、東京都と言われ且つ天皇もいますが、厳密に言えば京都から
東京に遷都したわけではありませんので、都は依然京都であると言えなくもないと思います。


少なくとも鎌倉は古都ではないので、勘違いされてる方は認識を改めて下さい。

ここ鎌倉は武家政権が初めて作られた地として、歴史的価値がある地だと思います。
且つ、神社、仏閣もあまた建てられており、建造物の価値もかなり高いと思います。

荒くれの東夷(あずまえびす)と言われていた関東の地です。
鎌倉幕府と言うものの、かなり粗い組織だったことでしょう。

室町幕府になり京都に幕府が移った後でも、この鎌倉は重要な要衝として
鎌倉府が置かれていますので、それなりの文化が熟成されたのでしょうね。






江ノ島と言えば「しらす」でしょう。
大根おろしに「しらす」かと思っていましたが
生姜もなかなか合いました。
「生しらす」は漁の状況もありますので
タイミングが良くなければ食べられません。





この世の食べ物の中で、必須の食べ物や、美味い食べ物がある一方で、そんなに美味くない食べ物とか、
くせがあるので万人向けでない食べ物とか、食べなくても困らない食べ物、言わば嗜好品がありますよね。

この「しらす」はどちらかと言えば食べなくても困らない食べ物といえるんじゃないでしょうか。


でもねー。世の中、この嗜好品こそ大事じゃないかと俺たちは思うのです。
例えば、「くさや」とか「コンニャク」とか「ガンモドキ」とか「冬瓜(とうがん)」
とか変な話、食べなくても良いんじゃないかと思われる食べ物ってありますよね。

ところが、「食」というものは、楽しみであり、趣味でありと必要性云々を越えた
存在なんですね。
この世界になると、その必要性に関しては、その効用とか汎用的な嗜好は関係なくなります。

食べたいから食べるという世界ですので、「しらす」も食べたいから食べるのです。

そういった、必須でない(と思われている)食べ物特集をしたいと思いますので
皆さんご協力の程お願いします。






江ノ島にて。
おっさん5人組でしたが、潮風に吹かれながらの
環境は最高でした。





江ノ島って良いよね。
遠くから見ても格好良いし、島に渡っても良い雰囲気があるんですよ。
太古の昔から存在する島らしく、縄文時代の遺跡が発掘されているらしいんです。
今回も、その江ノ島で堪能させて戴きました。

最初に来た時は、その寂しさに黄昏ましたが、今回は何とおやじ5名の軍団ですよ!
黄昏るひまはありませんでしたよ。

ツーリングは、全身で自然を感じる事ができますので、海も山も最高なのですよ。
メタボリックシンドロームが流行っている昨今です。
俺たちと一緒に自転車ツーリングでストレス解消及びメタボ退散をしましょう。