クリエィティブな仕事とは

一般的に「クリエィティブな仕事」と言えば、作詞・作曲家、小説家、漫画家、映画監督、プロデューサー、CF製作、弁護士など一般に知名度や社会的地位が高いような職業を想像しがちですが、実はそうではありません。
もちろんその手の仕事もクリエィティブですが、俺たちが携わっている営業も何とクリエィティブな仕事なんです。

俺たちが今申し上げている「クリエィティブ」という言葉は一般的で表面的な事を言っているのではありません。
方針には従うものの、目標を達成する為の具体的施策が上司であったり他人の指示ではなく自ら行う事は十二分にクリエイティブといえます。自分が動かなければ何も起こらない。はっきりいって自らの発想で仕事を進めることは苦しいです。
独立したら当たり前な事でしょうけれども、独立する前の準備としては非常に有効かと思います。

ビジネスを行うにあたってやはり企業の「看板」は大きいと思います。売れている営業マンよ。今売れているのは君の実力と企業の看板がプラスされた結果の相乗効果なので独立してうまくいくとは限らないのだよ。

クリエィティブな仕事に話を戻そう。上記により営業はクリエィティブな仕事と言えますし、それ以外の仕事でも自ら企画、実施する事によりクリエィティブな仕事となります。
逆を言えば、上記一般的に「クリエィティブな仕事」でもやらされている限りはクリエィティブといえません。
言ってみれば、個人の心持ち次第で仕事はクリエィティブにもなるし非クリエィティブにもなるんですね。さらに言えば、この心の持ちようによってその結果に本当に大きな差がでます。
だから、どんな仕事に就いても積極的にクリエィティブにやるべきなんです。
新人の君たち これから社会人になる君たちに

会社の仕事で営業をやると色々ためになると俺たちは思っています。人間の「悲しみ」「喜び」「怒り」「楽しみ」をつぶさに目の当たりに見ることができる。人間を深く理解できるようになる。
しゃべる事がうまい奴が良い営業ともいえません。なんだかんだいって人は自分の自慢話を人に聞いて欲しいんです。
でもやたらめったら、自慢話をする人はいません。そこで、営業の仕事としては相手が自慢話をし易い環境を作ることが重要なんです。
「営業はしゃべり上手、より聞き上手がよい」といいますが、その心は、「相手が自慢話をし易い環境を作」り終えたあとは如何に聞くかということなんです。
本当、ビックリするよ。つぼにはまると、普段は無口な人がべらべらしゃべるから。
そんな時俺たちはいつも思っています。お客さんのガス抜きに協力できてよかったなって。
この結果として「物」が売れたら最高じゃないですか。

仕事について考える


〜忙しいという言葉について〜

「ちょっと忙しいから 後にしてくれる」とか「忙しいから日報をまだ書いていません」とか「忙しい」というフレーズは断り文句とか言い訳をするときに、実に便利です。
一方、忙しいと感じるときはどんな時かと言えば、お客さんや上司などから自分に対しやらなければならない事を要求された時は、「あれもこれもやらなければならない」という被害者意識になり分量に関わらず「忙しい」という意識が先行するようです。
つまり、「忙しい」状況にプラスの意味合いはないと言えます。

この世の中、絶対評価ができることは本当に少ないのが実態で、一般的には相対評価です。競合に対して優れているとか、A店の方がB店より美味いなどが一般的なのです。 
ですから絶対的に忙しいということは殆どなく、通常、忙しいと断られてしまう時は、あなたの注文した仕事よりも優先してやる仕事が彼にあったり、単に受けたくない仕事だから「忙しいという」事を理由として断られている場合が多いのです。

この事は実は非常に重要な事です。
なぜなら、これから社会に出る君たちが、この先「忙しいという」事を理由として断られる事が何回もあるだろうし、「忙しいという」事を理由として断ることが何回もあるからです。

「言っても言われても嫌な言葉である「忙しい」という言葉」はもっと慎重に使おうよ。
俺たちが思うのは、会社の味方のメンツであったり、お客さんであったりと自分に関わる人に対しては極力使うべきでない言葉の一つがこの「「忙しい」という言葉」だと思うのです。