2012年富士登山(2012.8.26〜27)
〜28回目の富士登山〜
2013.1.6




今回は6名で登りましたが、その内4名が
初登山と言う超不安な富士登山でしたが
kumi姫が喜んでいる通り無事全員
登頂に成功しました!



さてさて、富士山に登ってかれこれ半年経ちます。
申し訳ございません。
以前も同様な状況になりましたが、文章は書けなくなると全く書けなくなってしまいます。
しかし、内なるエネルギーがフツフツと湧いてくるのが分かる昨今です。
今年はテーマを決めながら、様々な提案をさせて戴きますので宜しくお願いします。

但し、SNSは基本的には使用しません。
何故かって? それは、ここが「俺たちのページ」だからさ!
好きな時に好きな事を発信させて戴く。
「いいね」など不要である!
日々発生している事柄を日記のように綴るだけでは、私は満足できない。
偏った、狭い範囲の考え方かもしれないが、日々の事柄を抽象化し
考察を加え新たな思想に昇華できたら素敵だなと思っている次第です。






今回はご覧の通り快晴でした。
しかも2日間ともです。


さて、2012年も富士登山を実施しました。

コース:須走口登山道新五合目〜本七合目 見晴館(宿泊)〜頂上〜下山
    〜砂走り〜須走口登山道新五合目

※マイカー規制について

 8月の富士登山シーズンは、五合目までマイカーでは行けません。
麓のどでかい有料駐車場に駐車し、有料のリムジンバスで五合目まで行きます。

このマイカー規制、静岡県の公式HPによると次の大義名分をもって実施しているようです。
「静岡県にある3つの登山口(富士宮口、御殿場口、須走口)のうち、五合目駐車場付近で
夏期の登山シーズンに登山客や観光客が集中し、交通渋滞が発生している富士宮口(富士山スカイライン)
と須走口(ふじあざみライン)において、渋滞を緩和して、富士山への来訪者の安全と快適性の確保、富士山の
自然環境を保全するために、マイカー規制を実施しました。」

上高地や尾瀬なども同様のマイカー規制を実施していますが、規制する法的根拠が示されていないので
はなはだ不親切な案内だと思いますね。条例でも良いのでその根拠を示して戴きたい!!








こんなメンバーで登りました。



今回は初めて登るメンバーが案外いましたので、一番成功率が高く且つ、登って面白い登山道である
須走口登山道を選択しました。

今まで、この登山道が登りやすいく面白いと力説してきましたが、その理由をまとめてみましょうか。

1.五合目の標高が比較的低いので高度順化し易い。(高山病になりにくい)
2.岩が少ないので、鎖やロープにつかまって登るような大変な登りが無い。
3.比較的空いているので自分のペースで登れる。
4.登山道と下山道が分かれているので登りやすい。
5.これは多分に個人的な理由だが、馴染みの山小屋があるので安心して登れる。
6.他の登山道に無い特徴で、登り始めが樹林帯で自然を満喫できる。
7.東側の登山道なので、夕方、影富士を見る事ができる。また、ご来光をどのポジション
 からも拝むことができる。
8.下山時に砂走りを楽しむ事ができる。

皆さん!頑張って登りましょうね!!





日の丸小僧も実は我々のメンバーです。



日の丸を持参して登る奴って、今まで登ってきて初めて遭遇しました。
しかも我々のメンバーですよ!
金剛杖には日の丸とか旭日旗を付けたものがありますが、旗日かなんかに
使用する日の丸を持ってくるとは・・・。
あんたは偉い!! 
これぞ「大和魂」を見せる絶好の環境だ。
へこたれずに、毅然と登れ!!!!







ご来光はいつ見ても素晴らしい!
ご覧のような赤い世界が広がっています。



ご来光は素晴らしい。
ご来光前の、黒い世界と赤い世界のせめぎ合い。
その後の赤い世界の始まり。真っ赤な世界。
そう言えば、昨晩は晴れていたので、天空のこぼれんばかりの星は
堪能できたでしょうか?
ミルキーウェイが天空に横たわり、まるで薄い雲のよう。
輝く星たちは、その多さに驚きます。今までそんなにそこにあったんですか?
その死への旅立ちを誘うような夜の世界がそこに静かに支配しています。

そんな中、東の空に現れるメシアがご覧の太陽です!
明けない夜はないんです。 さあ、前に進もう!!






陽が昇ると、一転ご覧のような
青い世界が広がります。




ふと気付くと、今までの赤い世界が青い世界に変化します。
太陽のエネルギーで温められた大気も動き出します。
つまり、風が吹きます。
でもご安心ください。
今回は天候が安定していますので、ガスに巻かれる事はありません。

空気が薄い、気圧も低い、寝不足、疲労も溜まっている。
しかし、あと500m登れば頂上だ!
休まず、一歩一歩、確実に登れ!








頂上直下の鳥居での記念写真と頂上の火口を望む場所ですね。
鳥居の写真はバックの青空を除けばいつでも撮影可能ですが
火口の写真はガスっていたら全く撮影できません。
且つ、ガスっている確率が高い!ラッキーでした。



登ってしまえば大した事無いよね!?
時間があったら本当はお鉢廻りを実施したかったね。
東西南北 違った風景が望まれるお鉢廻りは、富士山に登った
方々へのご褒美と言ってよいでしょう。
しかも、真の富士山頂は、今回登った山頂の火口をはさんだ正面に見えた
峰なんです。
富士山測候所跡があるのですが、「剣が峰」(けんがみね)と呼ばれています。

まあ、次回は是非お鉢廻りを実施しましょうね。
でもその時は、今日のように晴れてないかも知れない。
晴れてなかったら晴れるまで何回でも登りましょう!






富士山の下りは本当に辛い。
晴れていると、火山灰が巻き上がり
マスクがないとかなり辛い思いをします。
マスクとできればゴーグルが欲しい。




富士登山、実は下山が辛い。
この下山があるから、底の固い靴が必要だし、砂が靴に入らない
ように「山用のスパッツ」を装着する必要があるんです。
ちゃんとした装備をしていないと、足を痛めます。

下りはついついスピードを上げがちですが、鍛えていない方々が
そんな事をしたら、足が悲鳴を上げます。
膝が笑ったり、あちこち痛みだすんですね。
だって、日頃そんなに筋肉を使ってないのに、山にきて突然酷使
するんだから、しょうがないよね。

努めてゆっくり下りましょうね。






下ってしまえば、辛かった登山の事などは
昔の事!
本当は、民宿かなんかで反省会を
開くと盛り上がっていいかも?!


何とか、今回も無事全員で富士登山に成功しました。
Jakeが撮影し、ユッキーナが作った富士登山記念ビデオ
は最高の出来です。
改めて御礼申し上げます!
それでは、今年も登るかい?
私は必ず年1回は富士登山は実施しますので、気が向いたら
また行きましょ!
今年は、2008年のように登山は日帰り、麓の宿で反省会を開く
パターンも良いかなと思っています。
皆さんも今年こそ富士山に登りませんか?




※富士山の世界文化遺産登録について


富士山は、世界文化遺産登録候補として様々な方々が頑張っていらっしゃいますよね。
バイオトイレの設置 ゴミ問題の解決 マイカーによるCO2排出等の問題などなどに
取り組まれ、何とか文化遺産登録に尽くされています。 頭が下がります。

ここで皆さん、不思議に思いませんか?
富士山は自然なんだから文化遺産じゃなくて自然遺産じゃないかって。

俺たち的には自然遺産でも良いと思うんですが、富士山が文化として日本人に対し
多大な影響を与えている事を考えると、むしろ文化遺産の方が富士山はふさわしい
し、より奥が深くて良いかなと思い返しました。

それでは、富士山の文化的な価値を簡単にまとめますと次の通りでしょう。
1.富士山をご神体とした浅間神社
2.富士講による信仰(富士登山詣出、富士塚等々)
3.絵画(富嶽三十六景等)
4.物語(竹取り物語等にも登場)
5.カレンダー(1月の写真は富士山が定番)
6.銭湯の絵
7.日本人の心(富士山を見ると、「あ、富士山だ」と感動する)
8.世界に誇れるそのコニーデ型の美しい山容

やはり富士山は日本の文化なんですね!!