'09年12月の横浜市民プール以来、まさに1年ぶりの試験航走です。

 当日は、前日の台風の影響が残っていて、時々小雨が降る中での航走でした。
(もともと水物ラジコンですが・・・)
 早速、試験航走のために水上へ。

 昨年の状態からバルジを追加したおかげで、とりあえず重量はOKの様子です。

 しかし、台風の名残で時折、強風が吹き付ける中での航走です。このサイズの船体には少しキツイかも。

 止まっている状態では、重巡のような細身の船体は特に、風と波で翻弄されてしまいます。
 前進微速を開始。
 しかし、この時点でいきなりトラブルが発生してしまいました。

 なんと、持参してきたバッテリーが充電不足。
 どうやら、今回の準備で充電した時に起こした過充電が原因で、極端に容量が不足していた様です。
 更に予備で持参していたバッテリーも性能が低いため、ほんの少ししか走れない。

 しかたなく急遽、交換用バッテリーと充電機を取りに帰るはめに・・・。

 また、舵のセッティングがなぜか逆になってしまっていたため、それも修正することになりました。
 この場に及んでジタバタすること数時間を要して、やっとまともに走り始めました。(この機を逃すと、次はいつ水上に出れるかわからないため、何とかして実証試験を進めたい・・・)

 いったん走り出すと、かなり速度が出ます。
 高速で走っているうちは、あまり波の影響を受けないので、わりと安心して操作できます。

 こうなると昨年の横浜の時と同様、舵の効きも良好だし、操作性も万全。
 しかし今日の荒波は相変わらずで、排水ポンプ無しでは怖くて走れなかったでしょう。
 調子が出てきたぞー、と調子にのっていたら舳先から大波を被ってしまいました。
 今回はこんな調子で、前部甲板は絶えず波に洗われる状態でした。

 なにせ制作中ですから、甲板上はあちこち穴だらけ。
 ちょこちょこ水からあげて浸水の程度を確認しましたが、思ったより少なかったです。

 また、途中で一度、頼みの綱の排水ポンプにトラブルが発生した時は流石にビビりましたが、こちらも大急処置で、なんとか事無くをえました。
 今回の試験航走は出鼻をくじかれましたが、終わってみればそれなりの成果はありました。
(って、思いっきり周りに迷惑かけといて、よー言うわ・・・)
 右上の写真は、凪のタイミングで微速前進中のものですが、主だった重量物は設置済みの状態でも、喫水ラインは丁度良いところでしょうか。もう少し静かな波の状態であれば、きっと綺麗なウェーキを引いたことと思います。
 左右のバランスも今のところ良好でした。

 バッテリーの失敗は置いといて、後は排水ポンプの改善が必要かなー。

 なお、下の写真は今回の航走から取り入れた新アイデアの浮き袋方式。艦首の空きスペースにビニール袋に空気を入れた物を詰め込みました。
 発泡スチール等も考えたのですが、定常ではどうしても重量になってしまいます。
 いろいろ考えた挙句、結局は空気だけが一番軽かった・・・。
(しかし、余りにもみっともないと妻に言われ、その後はジプロックの袋に改善しました。)
 平成24年の5月、遂に就役に辿りつきました。

 重量との戦い、防水対策等ほぼ完璧に完了。この写真のように遠景で見ると実艦のプロポーションがかなり忠実に再現されています。
 走行性能も申し分ありませんし、舵の効きも良好です。
 ただしスケールからすると、最高速だとスピードが出すぎるため、速度は抑え目に走らせた方が感じが出ます。
 まるでエメラルドグリーンの海を航海中の実艦を撮影したみたい。
 プールの水は近くで見るとかなり汚れていましたが、それでも池の水に比べればとても綺麗なもので、船底のスクリューまで見えます。
 この日は、いつも写真撮影のアシスタントをしている妻が出席できなかったため、同じクラブの人に写真を頂きました。けど、妻が撮ると前半分しか写ってなかったり、軌跡だけだったりと、使えない写真が多く、結局のところ妻にお願いするより良かったりして・・・
 この日の天気は良好で、ラジコン走航会としては絶好の日和でしたが、午後になると風が強くなってきてしまいました

 私の船はマンションサイズ。
 家の中では大きく感じますが、外ではやや小ぶりな部類のラジコンになります。
 そのため、風には脆弱です。

 それでなくても、戦艦と違って巡洋艦などの船体は高速が出せるように非常に細長くなっているため横から風を受けると影響が大きいのに、更に高尾型の艦橋は異常なほど大きくなっています。
 そのため頻繁に横波をくらったり、波に突っ込むことになり、艦内は大量に浸水することになってしまいました。最後は頼みの綱の排水ポンプも電池切れになったので、この日の走航は終了となりました。