上の2枚の写真は主舵ですが、左が改造前、右が改造後です。
 今回の改造では、ラジコンとして操舵性を向上させるために、外観を壊さない程度に大型化しました。
 よくものの本等でも舵を大型化する例が載っていますが、この程度の大きさでも、効きは十分過ぎるくらいです。

 また、大和の特徴である主舵と副舵は、左の写真のように連動して動くように改造しました。
 実艦でも小さな副舵の効きはいま一つだったようですが、ラジコンとして走航させる場合でも副舵に期待はできそうにありません。
 けど、模型としてのギミックとしては是非とも連動で動作させたいところですので、皆さんも頑張って改造してみては如何?


 写真右側の青いBOXは排水ポンプです。
 主砲と並んで、今回のラジコンギミックの目玉の一つが揚錨機構です。
 苦心惨憺、何度も試作を繰り返して辿り着いた結論がこれ。

 錨鎖は太鼓を寝かせたような形のドラムで巻き取って、その下にあるチェーンハウスに落とされる仕組みになっています。
 また、巻き取りドラムと連動して、実艦でいうところの巻き取り機が回転するようになっています。
 錨自体は、重量を掛けるために鋳物にゴルフクラブに使う鉛を付けています。(この機構は実在する船の仕組みとほぼ同じ)

 錨鎖は写真撮影のために、金色の物を使っていますが、普通はこげ茶色の錨鎖を使っています。
 排水ポンプ本体は、操舵機構の写真に映っているので改めて載せませんが、エンジンラジコンで使う、燃料移送用電動ポンプを使用しています。

 左の写真はポンプの排水口です。
 デザインをできるだけ壊さないように、こんなところに仕掛けました。