JR五日市線沿線を行く
2009.8.17
やっと暑い夏がきましたね。
ヒマワリも暑さでうつむいてますね。
「スンマセン」って感じがかわいいです。
|
庭の草刈りと買い物を土日で終え、やっとチャリに乗れましたので、近場の
五日市線の各駅を取材しがてらツーリングを実施して参りました。
五日市線は、拝島駅を起点としまして武蔵五日市までの7駅、11.1kmの長さの路線です。
たった7駅にして距離も11kmしかないので楽かなと思っていましたが、
そう簡単にはいきませんでした。
何故なら、線路沿いに道が続いてないからです。
コース:多摩湖自転道〜野山北自転車道〜羽村〜
拝島駅〜熊川駅〜東秋留駅〜秋川駅〜武蔵引田駅〜武蔵増戸駅〜武蔵五日市駅
〜初後亭〜睦橋通〜多摩サイ
|
昨年までは、駅前を含めてボロボロだった記憶があります。
ちょっと汚い飲み屋かなんかがあった筈ですが
すっきりさっぱり、何もなくなってました。
近代的な駅になってましたね。
|
拝島と言えば「石川酒造」でしょう。
昨年はITエンペラー隊の皆とよく行ったもんです。
恐らく、今年も秋になったら行くと思います。
その節は宜しくお願いします。
ところで、この拝島駅は青梅線、八高線、西武拝島線、そして五日市線が集中する
要衝の駅です。
その割には今まで放置されていた感があります。
しかしながら、やっと拝島の時代がきましたね。
この駅は素晴らしいですよ。
皆さんも訪れてみよう。
|
この熊川駅に行くまでが大変でした。
地図を持っていませんでしたので、場所がまず分かりません。
大体のあたりを付けて行きましたが
多摩川が横たわっていますので、どうも
多摩川の先が熊川駅であると分かった時は、
橋を渡るのに大きく迂回しなければならず
一苦労しました。
静けさが漂っている駅でした。
|
この五日市線には急行も快速もなく各駅停車の世界です。
つまり、もし首都圏に通勤するなら、拝島に近い駅の方が地理的に
有利で発展しても良いんじゃないかという仮説が成り立ちます。
しかし、結果からして発展している駅は秋川駅と武蔵五日市駅となっており
この仮説は間違っている事がわかります。
そう、この地は首都圏のベッドタウン的な存在ではなく
別の文化圏・経済圏に属する所だったのです。
何かおもしろそうな地域ですね。
|
東秋留(ひがしあきる)があるからには、秋留、西秋留
があっても良いんじゃない。
駅前は発展しそうで、そうでもなく。
|
ウイキペデイアによると、この東秋留に対し秋川駅は当初、西秋留だったそうな。
納得です。
それが、秋川市役所の最寄駅という理由により秋川駅に改名。
俺たち的には気に入らない行為です。
でも、あきる野市になったのだから、再度改名して、あきる野駅としてはいかがでしょう。
すんません、ここは東秋留駅の場でした。
この駅の近くには「二宮神社」があり、例大祭の通称「生姜祭り」は有名です。
今年は無理だけど、来年は行きたいと思います。
|
秋留でなく秋川です。
いきなり駅前に大きいロータリーがあり
ちょっとした開発された地方の主要駅
といった感じです。
|
ここ秋川駅の近くには、天下の「サマーランド」があります。
あきる野市役所もありますので、あきる野市の中心地なのです。
だから、異様に発展しているんですね。
|
いきなり田舎の駅に逆戻りですね。
この駅の近くは、ザ・ファーマーズエリアです。
初後亭の畑もこの駅の近くにあるみたいですよ。
|
実はこの駅の北東側には、天下の富士通の工場があります。
ですから、この地はファーマーズ&ファクトリーエリアなのです。
天下の富士通は問題ないけど、ファーマーズの方がどちらかというと問題です。
農産物は、一部の産物を除けば比較的付加価値が低いので、あんまり儲かりません。
そこで初後亭のオヤジは考えました。
自分で栽培した農産物に付加価値を付ける為にうどん屋を作ろうと。
以下、初後亭のHPでの初後亭亭主の主張を引用させて戴きます。
「どうしても初後亭を開店しなくてはならない。
現在、都市部に限らず農業の危機が叫ばれています。それは、後継者に恵まれずに来た結果、
土地を耕す人が居なくなってしまうと言う危機感です。
では、なぜ後継者がいないのでしょうか?少子化が原因かもしれませんが、それ以前に農業が
機械化されても変わらない体質というものがあるのからではないでしょうか。
一生懸命生産し出荷しても、全国一律的な市場価格に左右され、出荷までどんな手間や材料
費、機械設備費がかかっても、どんなに新鮮で美味しくても、全国で決められる市場価格それ
以下の値段なのです。ひどい場合、耕作面積の広大な外国とも価格で競わされることになりま
す。
そういった状況では、一般の農家に「がんばろう」という気持ちが失せてしまい、後継者が少
なくなるのも頷けます。
では、どうしたらいいのでしょうか。
その答えのひとつは農業に付加価値がつけられないかということです。
布はそこにあっただけでは、メーターあたり何円という、ただの素材でしょう。でもそれを
切ったり縫ったりすることでメーター当たりの値段では考えられない値段の着物や洋服になる
のです。
また、一方、消費者としての私たちは農家で生産したてのものを食べられないかと考えていま
す。例えば、農家直営の「お握り屋さん」や「お弁当屋さん」「手焼き煎餅屋さん」などが
あったら美味しそうです。なぜなら使用している食材が新鮮だったり、銘柄が「信頼がおけそ
う」だからです。
ひるがえって、わが街あきる野を考えるとき、あきる野の農産物をそのまま食べさせてくれる
施設や料理店は1軒もありません。
農産物に「料理するという付加価値」を付ける場として、消費者が望む食材を使った料理店と
して、私たちは初後亭を開店しなければならないと思います。」
いかがでしょう。
こういった方々が沢山いたら、この地も盛り上がると思いませんか?
もちろん、俺たちもこの地の発展の為に微力ながらもお手伝いしますよ。
|
増戸まで来ると畑が無くなってしまい
住宅が多くなります。
因みに増戸って地名は「戸」いわゆる住戸が
増すことを願って付けられた地名だとか。
狙い通りに人口が増えてるんじゃない。
|
「武蔵増戸」 微妙な立地ですよね。
終着駅の一つ手前の駅で、特に産業はない。
それでは、ファーマーズ&ファクトリーで働く方の住まう地
として一つのベッドタウンとなってもいいんじゃないでしょうか。
|
そして、武蔵五日市に到着です。
やはり、おシャレな駅ですね。
自然がいっぱいだし、
おいしいお店や、おいしい酒など
沢山ありますので、もっと人が来ていい
地だと思います。
|
ここ、五日市は今を去ること10数年前、道に迷って来た事があります。
その時は、田舎なのに鉄道が高架になっていた事にビックリしました。
家に帰り、地図を調べてそこが武蔵五日市だと認識しました。
でもねー。まさか、ほぼ毎週この地へ来る事になるとはね。
想像だにしてませんでした。
駅前では、よく何かの合宿帰りの学生らしき団体に遭遇しますが
君たちも、もしかしたら毎週この地へ来る事になるかもしれないよ。
そして、いつか俺たちと初後亭で語り合う日が来ることを願っています。
|
そして、駅前を左右に走っている檜原街道を左折すると
ご覧の陸橋があり、そこの細い道を右に曲がると
初後亭があります。
今回は、「引きずり出しうどんの温野菜のせ」を
戴きました。うーん。うまい!
|
俺たちが小学生の頃、確か「小さな家」という童話を先生が
話してくれた記憶があります。
その小さな家のイメージが初後亭と大きく重なります。
何と、40年前にタイムスリップですよ。
|
東秋留駅近くに「二宮神社」があります。
その例大祭が通称「生姜祭り」と言われて
いるみたいです。
生姜も売られているみたいよ。
しかし、9月8日 9日とも平日なので
行けないかなー。
|
いつも言っていますが「人事は人が中心」「神事は神が中心」なのです。
ですから、神事である神社の祭りは何月何日という日にちで開催されます。
人事であれば、人間に都合のよい土日かなんかに開催されるんでしょうね。
この生姜祭りも毎年9月9日に開催されているようなので、さすがと思います。
来年は、計画有休を取り、参加したいと思います。
皆さんも行きませんか?
|
武蔵五日市駅近くの橋桁はご覧のように
アーチになってます。
オシャレな誰かが提案したのかなと
思っていたら、何と初後亭のオヤジが
提案してできたらしい。さすが・・・。
|
以前にも掲載しましたが、この五日市線の橋桁をコンクリートでなくレンガで化粧
をしたいと思っています。
何の変哲もない橋桁でなく、アーチ状の橋桁であるここは評価できますが、
レンガだったら、京都の南禅寺の琵琶湖疎水の橋のようで全くもって素晴らしい
光景が具現化されると思います。
是非、実現したいと思います。いかがでしょう、初後亭のご亭主?
|
五日市には醤油屋もあります。
キッコーゴ醤油と言いますが、
その醤油を使って焼いたせんべいが美味い。
一袋、約300円ですのでお土産に買って帰ろう。
|
米、酒、味噌、醤油を産出できてこそ、その土地は自立しているんじゃないかと俺たちは考えます。
もし、その仮説が正しいとするなら、ここ五日市はほぼOKじゃないかと思います。
味噌がないんですが、実はあるんでしょうか?
|