「富士登山は最高!」が完成しました。

2008.6.25



サイズはA4版でクリアファイルに入っています。
27ページものの大作です。


さて今年も富士登山の季節がやってきました。
早いもので、来週の火曜日が7月1日で、富士山の山開きです。

日本人なら、富士山に登ろうよ!
「でも初めてなので不安」というあなたに。
「風景はどんな風景なんだろう」と興味津々なあなた。
「全く興味がない」あなた。

今回の冊子は、富士山の素晴らしい風景を中心に富士山を紹介していますので
27ページありますが、すらすら読めちゃうと思います。

皆さん、武蔵五日市駅近くの「初後亭」に行って、この冊子を読もう。
もちろん、自家栽培の小麦を使用した美味しい手打ちうどんも食べられます。



以下、冒頭の部分を転載します。

はじめに
この度は、初後亭へご来店頂きまして誠に有難うございます。
私は、このお店の常連の「俺たち」と申します。(以降、俺たちと称す)

言ってみれば、うどんが茹であがる15分〜30分の間、手持無沙汰なのがこのお店の欠点です。

逆に、この待ち時間を克服すれば、自家栽培の小麦にして手打ちの絶品の美味しいうどんにありつけます。
そこで俺たちとしては、時間潰しのツールの一つとして、この冊子を皆様にご提供したいと思います。
日本人として、一生に一回は富士山に登ってみたいものです。
第一回の今回は、富士山を23回登頂している俺たちお勧めの富士山の素晴らしい所を中心にご紹介したいと思います。

2008.6.28 俺たち




初後亭の前でパンク修理の訓練を行う
OJおよびアキ
亭主が、励ましの意味で蕎麦を差し入れてくれました。
ごちそうさま。美味しかったです。



臨時に購入した折り畳み自転車に乗り、初後亭に行きました。
目的は「富士登山は最高」をお店に置いてもらうことですが、副次的な目的が
OJとアキにパンク修理方法を伝授することでした。


三鷹駅に集合し、いざ出発しようと思ったら、OJが自転車の不調を訴えています。
タイヤの空気が少ないという。
あれほど整備は十分にするよう指導しているにも関わらず、ちーっとも言う事を聞かない
二等兵のあんたら!! タイヤの空気圧は初歩も初歩。しかも超簡単な整備だよ。
「エエ加減にせいヤ!」
と思いながら、手動ポンプで空気を入れていると、突然「プッシュー」っと空気が抜けました。
ビックリして暫く状況が把握できませんでしたが、その原因が分かって再びビックリですよ。
バルブの付け根がポッキリ折れているじゃないですか。
手動で空気を入れたくらいでバルブが折れる筈がない。OJ恐らく酷使して空気を入れてたんじゃないの?!

そして、ちょっと早いけど、いきなりチューブ交換講習会となったのでした。





CT'Sから修理を終えランドナーが帰ってきました。
銀色の部分を切断し、違うフレームから切り取った
ものを溶接したとのことです。



自転車の造りって、何かの本に書いてあったけど、直列の造りなのだそうです。
どういう事かと言えば、一直線につながっている構造だから、一つのパーツが壊れると
そのパーツに絡む一連のパーツが使用不能になってしまうのです。
例えば、前ブレーキの片方のブレーキパッドがすり減ってしまったら、前ブレーキは使用不能になりますし、
ワイヤーが切れたらもちろんアウトでしょう。
今回のようにフレームが壊れると、通常はその影響度合いは大で、そのフレームに絡む
機能は全て使用不能になります。
今回の場合たまたま、フレームの先端だったのでそれに直接絡むパーツ等はリアディレーラーとチェーンだった
ので、それらの機能は停止しました。
しかしリアディレーラーとチェーンが使用不能になったら、自転車の駆動機構が損なわれたわけですから
もはや自転車でなくなってしまったわけです。

だから、俺たちはいつも言っているのです。「整備は十分にしろ!」と。(これは、主に自分に対する戒めです)
清掃をしていれば、その異変に通常気が付きます。

それでは、何で自転車は「直列の造りに」なっているんでしょう。
それは、無駄や重複を排除して、軽くスムーズに走れる構造とする為です。

安全を重視するなら、ブレーキのワイヤーは1本が切れても良いようにサブとしてもう一本
張っとくべきだし、チェーンもそうすべきでしょう。
そうすると、単純計算で現在の自転車の重量が2倍になってしまいます。
言ってみれば自転車は安全を犠牲にして軽く走れる構造にしているのです。

それでは、その危険を担保する為にどうすべきかと言えば、日頃から整備を十分にするしかないのです。

そして、整備の基本は何かと言えば、自転車を手入れ(掃除)することなのです。







上手いこと溶接したものですね。





近の自転車のフレーム素材は軽さを追求するために、アルミやチタンなどの軽い金属を使ったり
カーボンなどの炭素繊維を使ったりしていますよね。
(自転車にとって軽さ=速く走れる ので非常に大切な価値なのです )

でも、ちょっと待って下さい。俺たちや皆さんはプロのレーサーでしたっけ。
「軽さ=速さ=勝負に勝つ」は一つの価値判断ですが、それだけが自転車の価値じゃないと思うのですが。

長い距離を比較的楽に走れる。
故障が少ない、荒れた道でもガンガン走れる。ウエットな環境でもこなせる。
今回のようにフレーム故障でも修復できる。
この条件を満たせる自転車は鉄(クロームモリブデン鋼)のフレームを持った自転車で
ランドナーと称する種類の自転車が良いのではないかとつくづく思っているのです。

今回の故障により、この思いがより強くなった俺たちなのです。






これで、パーツを組みつければランドナー復帰です。
しかし、本日は日没の為、来週のお楽しみ!




団塊の世代が定年を迎え、その方々が退職後の趣味として自転車を選んで戴いているケースが多いとのこと。
登山も良いけど、健康+活動範囲の広さなどを考慮すると、自転車は心に体に良い趣味だと思います。

そう言った方々が購入している自転車NO1が「ロードレーサー」という種類の自転車だそうです。
価格帯は20万円〜30万円くらいの奴が売れ筋とのこと。
普通の方々にとって、自転車に20万円というのは信じられない価格だと思います。
でも、「ロードレーサー」はその軽い車体により、ものすごく速く走行できるスーパーマシーンなのです。

※ロードレーサーの重さ=9kgくらい  ママチャリの重さ=15kgくらい
 ロードレーサーの走行速度=30km/hくらい ママチャリの走行速度=15km/hくらい

その価値を俺たちは決して否定するものではありませんが、ランドナーみたいな自転車に乗るのも
一つの選択じゃないかなと思うのです。
だってさ、団塊の世代の方々は今まで高度経済成長を支える為に十分速く走って来たのではないですか?

退職されても、また、大量生産された高速マシンに乗って馬車馬のように走るのですか?
ランドナーにすれば、フレームからオーダーできますので、あなただけの世界に1台の自転車を作ることが
できます。
そんな自転車に乗って、多摩サイを優雅に走るのも良いんじゃないでしょうか。
先輩方に対しちょっと生意気な発言をしてしまいましたがお許しください。