印旛沼・霞ヶ浦ツーリング
2008.6.1




霞ヶ浦湖畔にて
ここ霞ケ浦は日本第二位の大きさの湖
らしいけど、第一位の琵琶湖と較べると
やはり小さい。
自転車で走行して実感できました。




6月2日、今年は例年より早く梅雨入りしました。
雨が多い今年です。今思えば6月1日は入梅前の貴重な快晴だったんですね。
さて、その快晴の下、爽快な霞ヶ浦ツーリングを楽しんできました。


コース:JR幕張(輪行)〜花見川CR〜新川CR〜印旛沼CR〜安食(昼食)
    〜利根川CR〜若草大橋(茨城県側へ)〜長豊橋〜常総大橋〜神崎大橋
    〜水郷大橋〜横利根川〜(道に迷い)与田浦〜常陸利根川〜霞ヶ浦
    〜霞ヶ浦大橋〜JR常磐線 高浜駅(輪行)(140km)


今までの走行を思い出してみると、川沿いのサイクリングロードは圧倒的に
向かい風が多いんじゃないだろうか。
多摩サイでも荒サイでも江戸川CRでも、この利根川CRでも、いっつも向かい風!
今回の利根川CRも向かい風でした。

なーんて言うのは、気のせいでしょう。
川風は朝と夕方は風向きが変わるケースが多いので、多摩サイでは行きも帰りも
向かい風というケースはあるが、全部じゃない。
せいぜい、6:4で向い風が多いくらいでしょう。
荒サイも、江戸川CRも利根川CRもしかりでしょう。

川べりを自転車で走ると良く分かりますが、
無風の場合は走ると風の抵抗がありますが、向かい風の場合は更に風の抵抗が
増加するのです。
逆に追い風の場合は、風の抵抗を全く感じません。感覚的には無風の中を走っている感じです。

ですから、向かい風の時の走りと追い風の時の走りでの疲労度は2倍以上違います。
数学が得意な人に証明して戴きたいのですが、追い風と向かい風の疲労度は、
俺たちの感覚では、風速の2乗に比例すると言えます。

だから、向かい風の記憶は追い風の記憶に比して強烈な印象を受け、記憶に残るのだと思います。







利根川CRの光景は広大です。
雨の時も風の時も、もちろん晴れの時も
素敵な走りができる場です。




新川は昔から変わらない田園風景が周りに広がっている好ましい所です。
印旛沼になると、サイクリングロードがバッチリ整備されていますので、高速ツーリング
が楽しめます。
印旛沼が終了し、利根川からの導水路沿いに利根川方面に暫く行くと、食事処の「八郎冶」があります。
乙女隊の頑張りで、正午を過ぎた頃で、お腹が空いた頃に到着することができました。

このお店は、言ってみれば内陸なのに、刺身や海の魚料理がふんだんにメニューニありました。
お店は地元の人で込み合っていましたので、美味しい店なんでしょうね。
事実、美味い。









このように初夏の今頃は麦が実り、刈入れ時です。
「麦秋」(バクシュウ)と言われていますが
茶色い麦畑と青々とした田が対照的です。




東北新幹線や上越新幹線に乗ると車窓から麦畑が望めます。
案外と広い範囲で栽培されていますが、この麦は何に使われているんでしょう。








長豊橋の風景。
「八千代・印旛沼サイクリングコース案内」では
この橋が「非常に危険なので初心者にはお勧めできない」
と注意を喚起している橋です。
確かに歩道もなく路側帯も狭い、危険なコースでした。
ただ、橋の両端に信号がありますので、信号が赤になった
瞬間にダッシュすれば、そんなに車に迷惑をかけずに
渡りきることができるんじゃないかと思いました。



利根川CRは強い向かい風です。
霞ヶ浦への分岐点まで、あと30kmはあります。
OJが遅れ気味だが、そのペースに合わせていたら日没になってしまう。
OJには申し訳ないがペースを落とす訳にはいかない。
ここは、OJの根性に賭けました。









長豊橋と常総大橋の間の河原(利根川左岸)は
御覧のように牛が放牧されていました。
近くにはグライダーの滑降場もあり、非日常的な
光景がひろがっていました。




苦しい向かい風の時こそ、諸々の雑念が脳裏をよぎります。
体も脳も疲れちゃいます。
そんな時に、ご覧のようなのんびりした光景が出現しました。
フッと肩の力が抜けて、精神的に楽になったのは俺たちだけだったのでしょうか。

利根川は、水量が多いよね。
先日行った、大利根取水堰で随分水が取られているのに、びくともせず、この水の多さですよ。

大都市には、水が必要なので必ず大きな川が流れているよね。

札幌は、石狩川
仙台は、名取川
新潟は、信濃川
東京は、利根川 荒川 多摩川
静岡は、安倍川
浜松は、天竜川
名古屋は、木曽川 長良川 揖斐川
大阪は、淀川
等々
水源が少ない都市は、発展できないのではないでしょうか。
(この考察は、別途)






赤のサイクルジャージに黒のレーパンと
ちょっと派手めな俺たちです。
これは、まだまだ、おとなしい方で黄色地に派手な
プリント柄のジャージを着ている60過ぎの先輩
をサイクリングロードでは良く見かけます。
歳をとると、派手なやつを着たくなるんですな。





3年前からツーリングを始めて、先日通算17,000km走行しました。峠も気がつけば100本以上登っており、我ながら
十二分走っているなと思います。
そんな充実したサイクル生活を送れているのは、一重に相棒のランドナーのおかげだと思います。

先日の280km走行では、俺たちの膝が壊れ、しばらく医者に通いましたが、ランドナーはびくともしません。
と、思っていましたが、昨日、青梅の梅野木峠を登っている時、突然ランドナーが動かなくなりました。
後ろの変速機を支えるフレームが変形し且つネジ山が潰れていました。
(ランドナーが壊れた!? 毎週一緒に時を過ごしていた相棒が動かなくなった!)
事の重大さにはその時点では気付いておらず、ただ走れる状況に持っていく努力をしました。

結論は、自転車を押すことができる状況に持っていくことです。
どうしたかと言えば、チェーンを切り、変速機を取り外しました。こうする以外、押すこともできなかったのです。
そして、峠までは押して登り、五日市まで基本的には下りの道を下り無事帰ることができました。

今はランドナーに乗れない寂しさに心を痛めながら、修復の方法を隊長に相談し
何とか解決策が見つかり、少しは気が楽になりました。

暫くはツーリング生活から離れることとなりますが、必ず復帰する所存です。








こんな田舎に百貨店が!
百貨店=デパートと考えちゃいけないよ。
百貨店=万屋(よろずや)が原型でしょう。
進化の過程で
百貨店⇒百貨店
百貨店⇒デパート
と2極分化したんでしょうね。




6月20日頃が一番日が長い夏至です。
この日が長い時期は、本来であれば思いっきり長時間ツーリングできるはずです。
しかし、日本はそうはいきません。
そうです、この時期は梅雨なのです。

残念です!

と、言っても今に始まった訳ではない自然現象なので、文句は言えないな。

そうですね、今の時期なら隊長と嘗て話題になっていた北海道を走るのが良いかもね。
アップダウンがあっても、恐らく1日、100kmは走れると思うので、1週間あればかなり楽しめそうです。







水郷、十二橋めぐりの起点にて。(与田浦近く)
写真の船で水郷の十二橋をめぐるみたいです。
1800円くらいで乗せてくれるらしいので
時間があったら是非乗りたいものです。





水郷(すいごう)。 美しい言葉ですね。
この辺りは、地図で見ると水だらけの地です。
今回の目的地である霞ヶ浦を始めとして、北浦、利根川等々。
陸地より水の方がその占める割合が多いのではないでしょうか。
日本の中でも、こんなに水が多い地は、数える程しかないでしょう。
例えば、木曾三川に囲まれた、濃尾平野の輪中(わじゅう)の地域。琵琶湖畔の近江八幡の辺りです。

この水郷地域は別途、車で来てゆっくり観光したいと思いました。







霞ヶ浦をバックにした田園風景です。
今の時期だけでしょうか、涼しい湖の風が吹いているのは。
走行距離を短くして、まったりした霞ヶ浦一周を
してみたいと思いました。





ちょっと道を間違えましたが、目的地の霞ヶ浦に着きました。
本来であれば、横利根川を遡れば霞ヶ浦に着くはずだったのです。
途中、工事箇所で迂回する必要があり、そこで道を間違えた模様です。

しっかし、霞ヶ浦は気持ちが良かった。
広々とした光景が眼前に広がっており、爽やかな風が吹いています。(やっと、ここでは追い風)
約100kmの道のりを越えて来た甲斐がありました。







茨城県といえば、霞ヶ浦に筑波山でしょう。
夕陽を背にした筑波山は初めて見ましたが
美しい風景ですね。
今回は5人できていますので、寂しさは感じません
でしたが、彼女と2人できたら急接近してしまう
光景かなと思いました。




今回のコースは、ロングライドの記録を作るのには最適なコースだと思います。

@ほぼ完全にフラットなコース
A整備された走りやすい路面
Bほぼ、車が通らないコースなので安全に走れる
C補給する為のお店がある

ランドナーの修理が終了したら、今一度ぷらっと来てみたいコースです。