新春2大河を走る行軍
2008.1.14(87km)





柴又帝釈天参道にて
団子屋あり佃煮の店ありウナギの店ありと
さすがに趣のある参道でした。




新春第一回目のITエンペラー隊行軍は、関東の近場の大河である、荒川と江戸川のサイクリングロード
で実施しました。
本当は、峠に行きたかったのですが、この3連休の雨で凍結が予想されましたので、峠は中止
としました。残念です!!
しかし、新春行軍にふさわしく、一年のツーリングの無事を祈るお参りを「柴又帝釈天」で実施しましたよ。
「柴又帝釈天」は初めて行ったけど、建物は立派な造りだし、参道は良い雰囲気を醸し出しています。

なかなか良い所だったので、次回は家族を連れて行こうと思います。


コース:戸田公園駅集合〜荒川CR〜葛西臨海公園〜江戸川CR
〜柴又帝釈天(参拝 および 昼食)〜野田橋〜東武野田駅(輪行)(87km)








葛西臨海公園にて
曇っていましたが、海の光景が素敵な日でした。





このコースは、俺たちが250kmツーリングを実施した時のコースの一部ですので、
走行距離に関しては何も心配はありません。
ただ、冬の北西の季節風が吹くシーズンです。
この風で、荒川CRは追い風、江戸川CRは向かい風と対照的な走行が「楽しめる」
と思われ期待していました。
結果としては、適度な北風で辛さが堪能できたと思います。

今回のサプライズは、前回の入隊試験になんと落ちたことで名を馳せた「さお.S氏」(以下 「さお.S」と称す)
が参加したことです。
さお.S。何と、前回の落第の原因だった「ヘルメット」を新調し且つ、新車のロードレーサーを購入、今回が
筆おろしとの事。
なかなか、気合いが入っとるワイ。
走りは? ふむふむ、OBGに匹敵するくらいのレベルまで達しておる。

CRでは、ちょっと無駄と思われますが、通りすがりのロードレーサーとの軽い勝負に参加する
「余力」を持ってましたね。

輪行袋を持っていない為、途中離脱となりましたが、さお.S !!次回は輪行袋を購入し全走してください。






柴又帝釈天で一年のツーリングの
無事を祈ります。
おみくじは・・・。混んでいましたので引きませんでした。




今回の行軍はほぼフラットな走行ですので、敵は風でした。
その風が昼食後、若干強くなり、その時に江戸川CRを走行しました。

今回は、もちろん勝負好きのサカヤンやFさんが参加しています。
この2人が追い抜いていくロードレーサーを見過ごす訳がありません。
すかさず勝負を仕掛けますが、何とその勝負軍団にOBGやさお.Sが加わっています。
さっすがです。

その彼らの動きを見ていると、売られた勝負を買い、暫く勝負をし決着がつくと後続の我々を
待っています。
勝負は疲れるんで休憩も兼ねているんでしょう。

できるなら休憩はゼロにしたいと思っている俺たちですので、あの手の走りには賛同できません。
今回は90km弱の走行距離ですが、この長距離の走行で「通常は」勝負走りが続くとは
思えませんでしたので、勝負所を虎視眈々と狙っていました。

そして、その勝負所が来ましたよ。

そう、柏を過ぎたあたりで、ロードレーサーが抜いて行った時、サカヤンやFさんOBGが
反応して勝負を仕掛けました。
今までの走行距離と強風で足にきているはずなので、「この先で必ず休んでいる」と確信し、
ここが勝負所と思いながら走行していました。

彼らが休憩するであろう場所も、ある程度予想がついていました。
そこは、江戸川運河が江戸川と合流する地点です。
あそこは、眺めもそこそこ良いし、休憩するスペースがたっぷりある為、休みたくなるポイントなのです。

そして、案の定休んでいた!!

休憩したてと見受けられましたので、「ここが勝負!」とばかりに、敬礼をしながら通りすぎます。
この時点でこの勝負は「もらった!」と思いました。

なぜか!!


俺たちの走行速度は26km/h、彼らの走行速度は33km/hです。その差7km/h。
それぞれ分速に直します。

26km/h÷60=0.433km/分
33km/h÷60=0.55km/分
7km/h÷60=0.12km/分

仮に、彼らが3分休憩しスタートした場合、X分後に俺たちに追いつくとしたら下記の方程式となります。

0.433(X+3)=0.55X
0.117X=1.299
X=11.1
つまり11.1分後に追いつかれる計算になります。

11.1分、俺たちが走ると4.8km走行することとなり、利根運河から野田橋の距離(4km)を
考慮すると、俺たちが800mの差をつけてゴールすることとなる。

0.8÷0.55=1.45分=1分45秒

時間に直すと1分45秒早く俺たちがゴールすることとなります。

ほんの3分休んだだけで、30km台で走る早い奴が20km/h台で走る遅い奴に追いつけないんだよ。

だから俺たちは主張します。

自転車ツーリングで早く走る最上の方法は、休憩を少なくすることだと。





江戸川CRの野田橋近くにて。
今回のツーリングは冬にしては風が
弱かったものの、時たま吹く強風と
男同志のスピード競争でくたくたです。


今回の新春ツーリングは程よい強風と低い気温で結果的にはバテずに走り切ることができました。
まあ、最近は多少バテても走り切れる実力がつきましたが、今回の走りを総括しますと、
「多少の根性をだすことによって風を切って早く走ることができたツーリング」と言えるでしょう。

さあ、今年もバリバリ走りますよ。