今回はソロで五日市
2007.7.22(113km)



なかなか明けない梅雨の中、蒸し暑い気候でしたが
五日市へ行くべく、いつものように「入山峠」を越えました。




コース:多摩サイ〜浅川サイ〜陣馬街道〜恩田〜盆堀林道〜入山峠
〜五日市(初後亭)〜秋川CR〜多摩サイ(113km)

久々のソロツーリングです。
調子良かったら4発、峠を越えてやろうと意を決してスタートしました。
多摩サイに入ると、勝負師がいっぱいいますので、のんびりとは走っていられません。
28km/hくらいで流していると、後続車はおらず、逆にロードレーサーに追いつきそうになっちゃった。

ちょっとまった。ここで抜いたら競争になるのは目に見えていますので、敢えて25km/h程度に速度を落とします。(2台で競っていましたが、あまり力がある2人でなかったようですな。2人とも暑さと湿気にやられて全くペースがあがらない状況のようでした)
風の日と暑い日は体力差が顕著にでるね。

浅川サイはゆっくりマイペースで走れるのですが、体調が思わしくありません。
いわゆる下痢気味というやつで、力が入りません。
独特の倦怠感に襲われましたが、この倦怠感の原因が、下痢による脱水症状からくるものであることが分っていますので、対症療法としては、体液に近く吸収されやすいアイソトニック飲料(アクエリアス、ゲータレード等)
を飲んで回復に努めます。

※ちょっと一服

今、全英オープンゴルフを見ながら、書いていますが
アーニー・エルスと大相撲で大関昇進を決めた琴光喜って似てません?
いやー、似てるよ。



さて何とか対症療法も効き、正常に走れる状況になった頃、高尾に到着です。
さすがに、4つの峠(大垂水峠 和田峠 醍醐峠 入山峠)を越える気力がありません。

高尾街道を行くことにしますが、こっちも陣馬街道へ出るのにちょっとした疲れる登りがあるのです。









今回も何とか入山峠に到着できました。
湿度が高い環境での峠登りは、滴る汗の量が違います。
ところで、今回から「新調したオーストリッチのフロントバッグ」を装備してます。
得意げに走っていて、入山峠の麓近くで、なんと5〜6人のランドナー部隊に
遭遇してビックリですよ。
年齢層も皆さん50〜60代で、ソローニュのバッグを装備している人も
いたから、恐らく自転車も凝ってるんじゃないの?(一瞬のすれ違いなので良く確認できず)



入山峠の登りは、結構辛いのですよ。

平均斜度は大体10%くらいですが、実際はきつい登りと、急な降りが待っています。

しかし、麓から峠までの距離は5kmしかありませんので、根性を出して頑張ればクリアできると思います。


アプローチ:陣馬街道をダラダラと登っていきます。

高尾街道の交差点から、入山峠の登り口まで約10kmあり、多摩サイでのロードレーサーとの競争等の後ですので足に少々きています。
夕焼け小焼けふれあいの里を過ぎると、もうすぐです。
和田峠への道は左折ですが直進し、多少きつい坂を過ぎた所が入山峠の登り口です。(林道の名前は盆堀林道といいます)
盆堀林道に行かず、そのまま直進すると醍醐林道となり和田峠へと通じています。
(どちらかと言えば、醍醐林道の方が標高差がありますので、より辛いかな)

麓〜入山トンネル:いきなりの急坂に驚かされます。

暫く我慢して登り、4回折り返すと、傾斜が緩くなりホットしますね。
またまた、2〜3回折り返すと風景が広がってきます。ふと左手に聳える山にガードレールが見られたら本格的な登りの始まりです。
そのガードレールはもちろん、これから登っていく道なのですが、その標高差に愕然とします。
(冒頭の写真は、そのガードレールから今登っている道を撮影したものです。ちょっと見にくいですが、真ん中の木々が切れているあたりが、現在地です)

この急坂を抜けると、若干、広く傾斜が緩い地点に到着します。この先も入山トンネルまで急坂がありますので、一息つきたくなるポイントでもあります。

しかし何を隠そう、この地点こそ、坂ヤンとの初勝負でのターニングポイントなのです。

先行逃げ切りを計ろうと、飛ばしていた坂ヤンが、ここで力尽き休憩しており、俺たちが抜き去った所がここです。
根性を出して、この先にある入山トンネルまで登りきっちゃいましょう。

入山トンネル〜入山峠:入山トンネルは長さ100mくらいのトンネルですが、風が抜けて近くで休憩していると涼しいのです。




もちろんトンネル内は照明などはありませんので、真っ暗です。


入山トンネル〜入山峠

トンネルを抜けると、緩いアップダウンが暫く続き、暫く行きますと100mくらい下ります。
ありゃりゃ峠を越えちゃったかな、と思いますがそうではなく、すぐに登りが始まります。

ここからの登りが最後の頑張り所なのです。
恐らく150mくらい登るでしょうか、ここが峠の手前でなくして、どこが峠なんだと思わせるちょっと急な登りを登ると、やっと着きましたよ、「入山峠」に。





入山峠〜五日市:入山峠は例によって眺めは全く良くありません。
峠で風景が良い所も沢山ありますが、風景なんか良くなくても「峠」というものの意義やら、達成感で大変満足ですよ。
眼前にある山波のどこに峠が付けられてるんだろう?
随分、登ってきたけど、そろそろ峠じゃない?
でも、なかなか着かないのが峠なんです。

入山峠〜五日市: 峠の下りは確かに気持ちが良いものです。
登りが時速6km〜10kmで登っているのに、下りは時速30km〜40kmなのです。

冬は寒さで凍えますが、夏は気持ちよいの一言です。
しかし、この入山峠の下りは、崩壊した石がごろごろ道に転がっていますので、そんなにスピードを出すと転倒しかねません。
本格的な峠地帯は慎重に、麓の下りは大胆に下れる面白さがここにはあります。






俺たちのページでは、有名なうどん屋さんである「初後亭」(しょうごてい)です。
お店の前の林は広葉樹の林ですので、今は深い緑ですが、
秋になると紅葉し、はらはらと葉が落ちます。
その静寂さに、しゅっぽりと浸れる秋が楽しみです。




五日市に行った時は必ず、ここ「初後亭」に行っています。
何故かって。
それは、美味い「うどん」に美味い「蕎麦」があるからさ。
(蕎麦は夏季、風味が損なわれるとのことでメニューにありません)

毎週、食べに行っても飽きないのは何故でしょう。
その要因は、小麦粉や、野菜が自家栽培であること。
うどんや蕎麦が手打ちであること。
水が美味しい事。
店の雰囲気及び周りの環境が良いこと。
そして、何より亭主・奥さんの人柄が良いことだと思います。

まあ、今度俺たちと「峠」を越えて、ここ「初後亭」に行きましょう。