和田峠 ITエンペラー隊 行軍  2005.12.10(快晴)


輪行〜高尾〜大垂水峠〜相模湖〜陣馬街道〜和田峠
〜陣馬高原下バス停〜北浅川〜浅川CR〜多摩川CR(Total 75km)




和田峠直下から望む富士山
いつ見ても富士山はいいねー。
来年も登りますよ。



昨日、夜いつものように飲んでいると、隊長から行軍の連絡がきました。留守電に「明日9時に高尾駅 集合!!」との指令が。
あ・明日の行軍は中止のはずでは???
し・しかし。もう夜の11時過ぎで、かなり飲んでいます。
とにかく、即飲み会は切り上げ帰ったのですが、寝たのは1時30分頃。
朝、起きると酒臭ー。
まだ、全く酔っていましたが、さっと起床し駅まで行きます。
いつものようにチャリ置き場の近くで輪行の為にチャリを分解していると、チャリ置き場の管理人みたいなオッサンが声をかけてきます。
「故障かなんかしたの?」
どうも、チャリ置き場のチャリをいたずらしている怪しい奴だと思って声をかけてきたような風があります。
酔っているんで、面倒と思いながらも丁重に説明しましたよ。
「そこの袋にこのチャリを入れて電車に乗る為に分解してるんですよ。
このことを、輪行って言うんですが、私の場合しばしばここで輪行の為の分解作業をしてますので、宜しく。」
オッサン、物珍らしそうに近づいてきて、なにやら感心していました。

高尾駅に着くと、修理済みのエンペラー改と元気そうな隊長がいて安心しましたよ。
そう、今日の行軍の目的は隊長の復帰祝い+フロントギアを改造した試走の2つなのです。




峠は無風で心地良かった。
登ってくる途中、日陰の所に雪が残っていたりしたので
この冬はこれで和田峠行きはお終いとします。
また、来年春になったら来ます。



まずは大垂水峠です。酒がまだ抜けていませんが軽快に走行し始めます。
が、途中から大垂水峠も長い登りがあります。
汗から酒を噴きだしながら歯を食いしばって漕ぎ、なんとか峠に到着。
今の時期、峠の気温は6度くらいです。
登りは汗を振り搾って登りますので暑いくらいですが、下りは本当に寒い。
前回がそうだっただけに本日は、冬用の自転車用グローブを持ってきていましたので、手は全く問題なし。
体は、汗が冷え切り寒かったねー。

和田峠の登りは何時登っても何回登っても急な坂が苦しい。
まだ人家があるのに、短いけど恐らく13%くらいある激坂があるんだよ。
集落も終わりの方にあるお店で今回も「ゆずアイス」を食べましたが、恐らくその店の爺さんが突然近づいてきて、何やらシベリア行軍の話をしています。
行軍と言われれば聞き捨てなりません。
しかし、80歳を過ぎた爺さんでボソボソ話すものですから、半分くらいしか聞き取れません。(しかし、よぼよぼでなく、足腰はしっかりしているのはさすがです)


その話の中で記憶に残っているのは次の話です。
昔はこの和田峠を越えて八王子に炭を売りに行っていた話。(和田峠はメインの道だったんだ)
茶畑が散見されるが、今は採算に合わない話。(細々と栽培してるけど、何か他にない特長があればいいのにね)
不便な場所なので、若いものは出て行ってしまい戻ってこないので困っている話。(田舎暮らし希望の人に開放したら?)
爺さん、また来るので今度ゆっくり話を聞かせてくださいな。いつまでも達者でいてね。





深大寺界隈の俺たちお気に入りの道です。
ここは、夏はセミ時雨が良い。
今の時期は色付く樹木の中を走るのが良い。
冬は、朝日にきらきら輝く霜の中を走ってみたい。

醍醐林道に行くつもりでしたが、時間が思いの他かかってしまいましたので、取りやめそのまま陣馬街道を下ります。東京側の坂は本当に急坂です。
訓練の為にまた来ようかとは思いますが、来年まずは醍醐林道から登るべきでしょうね。
帰りは、北浅川まで陣馬街道を下るのですが案外と距離があります。
街中に出ると交通量も増えて、快適とはいえない走りが続きます。
浅川CRは開けた風景も良いし、水も綺麗で、大きい道がある場合はその道を潜る道ができていて走り易いのですが、半分くらい自転車専用になっておらず、狭い道を車が通っているので、ちょっと残念です。

今回の走りではエンペラー改の実力を見せてもらいました。
(俺たちもフロントギアの改造をしようと思います。宜しくお願いします。)
そしてI隊長が復帰し、ますますチャリにのめり込んでいる姿を見るにつけ、チャリの魅力の奥深さを感じている昨今です。