箱根の旧道を行く
2007.3.3(87km)
本日で通算9,000km走行


箱根旧街道の石畳
箱根関所がある元箱根までここから40分と書いてあります。
登山ブームですので、ハイカーもちらほら歩いてました。





本日3月4日は新車の納車があり、車のドライブの一日となりました。
「松姫峠 (1250m)」を車でクリアしましたが自転車だったら素敵な峠かなと思われました。
やっぱり、車で峠を登るのは楽ですね。 自転車でここを登ったら、恐らくかなり辛いと思います。

隊長はと言うと、秩父の奥武蔵グリーンラインにツーリングに行き、春を満喫されたようです。
昼間の時間もめっきり長くなってきた昨今です。
ガンガン走りましょう!!

ところで、今回のコースは下記のとおりです。

(輪行)箱根湯本〜R1旧道〜芦ノ湖〜千石原〜長尾峠〜御殿場〜R246
〜松田〜小田原(輪行) 87km走行

本来は、御殿場から籠坂峠を越えて山中湖〜富士吉田〜大月と足を伸ばそうと思っていましたが、時間が足りなかったので、止めました。





箱根「寄木細工工房の集落」の畑宿です。

ここまで登ってくるのにも一苦労でした。
地図を見る限りだと、ここからが厳しい九十九折となっていますが、大丈夫かな。

本日は、籠坂峠を越える決意できましたが、ここで断念しそうです。











さすが箱根です。こんな旧道でも車が案外通っています。
そのせいで、空気が悪い。
旅館街なので、何やらを配送するトラックが案外多い。急坂ですから、排気ガスの量も多いのです。
喘ぎながら登っていると容赦なく排気ガスを胸に飛び込んできます。
こりゃ体に悪い。

今日は汗ばむほどの気温ですので、ちょっと漕いだだけでも汗びっしょりです。
旅館街を抜けたくらいで既にグロッキーですよ。
何か最近負け癖がついて、すぐ休んじゃいますね。心臓が飛び出しそうなので、もう若くない俺たちです、休みながらゆっくり登るのがいいかもしれません。
なーんて思いながらゆっくり登っていると、根性のあるロードレーサーにシュッと抜かれました。
追いつこうにも、足が動きません。
残念です。

が・・・。それ以来、自転車には一台も抜かれないし、すれ違いもしません。
やっぱり、あんなに苦しい所は避けられているかもね。






ついにきました九十九折。「七曲り」と呼ばれているらしいですね。
10.1%の登りが1.2kmも続いているらしい。
右の看板「橿の木の さかをこゆれば くるしくて
どんぐりほどの 涙こぼる」と書いてあります。

なんか俗っぽい短歌だけど、気持ちは分るね。





「寄木細工工房の集落」の畑宿を越えると、そこから本格的な登りになります。(しかし、今までの登りも辛かったんですけど)
ここからは、人里から離れた峠道になるのです。

この箱根の旧道。 坂という坂には名前が付いています。京都や大阪では通りの名前が事細かについています。
これは、歴史がある土地に共通していることですね。
そう言えば、坂の名前に関したら東京はかなりありますね。「夏目坂・紀尾井坂・富士見坂・暗闇坂 等」

そんな場面に遭遇すると、その歴史の重さに圧倒されてしまいます。




何の変哲も無い坂にも名前が付いちゃうのが歴史を感じますよね。
お玉ヶ池も何の変哲も無い池ですが、いわれが掲示されています。
「入鉄砲に出女」は箱根の関所では厳しく取り締まったらしいですが、
幕府の役人が関所に居るわけではなく、小田原藩の役人が関所を
管理していたのです。
関所破りは、何か磔に獄門の刑みたいなイメージがあるけど実は違うらしい。
殆どが穏便に済まされ、せいぜい追放するくらいだったらしいよ。





冒頭の写真の石畳を過ぎるとこの箱根の坂の頂上は近い。
いやいや、本日は春真っ盛りのような暖かな日だった為、防寒対策を強化した服装がダブルパンチとなり汗びっしょりですよ。既に時間も13時少し前なので、腹も空いてきています。
ヘロヘロになってやっと芦ノ湖に到着です。
箱根神社を越え、湖沿いの道を行くと、サイクリングロードが出現しました。
湖尻まで続くこの道は、車の排気ガスや騒音から隔絶された静かな箱根を楽しめます。






仙石原のすすきの原ですが、近くからみると、あっと驚く場面でした。
また、長尾峠に登っている最中に見えた仙石原ですが、箱根の大きさ
に較べてあまりにも小さすぎる。
恐らく嘗ては仙石原のようにすすきが箱根中広がっていたんでしょう。
開発に伴って大部分がゴルフ場となっています。
でも、これって間違っているよね。




箱根は外輪山に囲まれたカルデラですが、今回気付いたのですが、芦ノ湖は約半分でもう半分は原っぱとなっているんですね。(現在は、この原っぱに相当する場所はゴルフ場になっていますが)
丁度、尾瀬の尾瀬沼と尾瀬ヶ原と似た地形ですね。



長尾峠です。
手前には、何と峠の茶店がありました。
本日は、先を急いでいるので立ち寄りませんでした。




長尾峠を下ると、ご覧の茶店があります。
ここは、御殿場の街並みが一望に望める絶景の場所でした。
雲が無ければ富士山もでっかく望めるでしょう。




結局今回は御殿場から先の「籠坂峠」は断念しました。
帰りはというと、恒例のロマンスカーに乗る為に新松田の駅を
通り越し小田原まで行きました。
最新の50000系のロマンスカーに乗って感激しちゃいました
ので、ご覧の「ロマンスカークッキー」を土産に買いました。
もちろん、ワンカップの「天下の険」もね。