初冬の陣馬山 (やっと冬らしくなった昨今、Fさんと和田峠を メイクしてきました。2006.12.10) 峠より東京方面を観る。 |
昨日の雨とは打って変わって本日は晴れです。 前回の三浦半島ツーリングの時は「さざんか梅雨」の時期でしたので天気予報は当てにならないと思って決行しましたが、天候がそう激しく変化しない今の時期です。 今回は天気予報を信じ土曜日のツーリング予定を日曜日にずらしました。(天気予報は土曜雨 日曜晴れ) 天気予報はケースバイケースで採用しましょう。 さて今回のコースは次のとおりです。 (輪行) 高尾〜R20〜大垂水峠〜相模湖〜陣馬街道〜 和田峠〜陣馬山山頂〜和田峠〜夕焼け小焼けふれあいの里〜高尾(輪行) (50km) 通常は自宅から自走しているコースですが、今回は「峠」デビューのFさんと一緒に走りますので、万全を期し高尾まで輪行することとしました。 AM8時30分 集合ですので行程としては全く余裕があります。 組み立てや、朝食などを摂りましたので、高尾出発が9時10分です。(自走する時は11時くらい高尾なので、約2時間も早い) Fさん高尾に着いて早々、八王子城等に詳しい先輩にナンパされてました。 すぐ終わるかと思って暫く様子を見ていましたが、10分待っても一向に終わらないので、たまらず声をかけました。 陣馬高原下行きのバスは登山客で一杯です。 今日は天気がいいぞ!! 頑張るでー。 |
約30分で大垂水峠に到着です。 さすがFさんです。 俺たちなんて始めて登った時は目眩に襲われ吐きそうだったのですが、疲れは見られるものの大丈夫なようです。 この日の大垂水峠は車も少なく、自転車も少なかった。 やっぱ寒いから人出も少ないんですかね。 |
まだ10時過ぎですので、相模湖畔にちょっと立ち寄ります。 コンクリの柱もご覧のようにクリスマス仕様に飾られていました。 何かクリスマスのイベントをやるんでしょうか。 と思って「google」で検索したら、イベントをやっているようです。相模湖だけでなく、宮ケ瀬湖や丹沢湖かなんかでもやってるみたいよ。 しかし今の時間、時間が早いからなんでしょうか、観光客はほとんどいませんでした。 さて、本日のメインイベント和田峠に向いますよ。 ITエンペラーの隊員の方はご存知ですが、今回の行軍は日米開戦の緒戦「真珠湾攻撃」に使用された暗号を使用しました。 そうです「ニイタカヤマ ノボレ 1208」宜しく「ジンバヤマ ノボレ 1210」と。 そして、「我 奇襲に 成功せり」宜しく「我 行軍に 成功せり」の暗号はもちろん「トラ トラ トラ」です。 でもねー。今年の夏、富士山頂で米兵に会ったけど、奴らでかくて強そうだよ。 杉山隊員でさえ小さく見えるくらいです。まともに正面から戦ったら負けるよ。その点、奇襲攻撃は正しい選択だったかなと思います。 なーんて言っても、俺たちは軍国主義者じゃないからね。まあ「紺碧の艦隊」ファンの俺たちの趣味と笑ってください。 |
そして峠へ。 これで12回目の和田峠です。圧倒的に今回登る藤野側から登る回数が多いけど、やっぱり何回登ってもその激坂に苦しみます。さすがに、「もう登れない」なーんていう弱音は吐きませんがね。 Fさんの場合、前輪ギアが2枚なので激坂を登るにはギア比が高すぎて、かなり苦戦されていた模様です。 帰りの電車でも話しましたが、ギアを改造するのも一手ですが、ランドナー等を買っちゃうのも手ですよ!!Fさん。 写真は富士山で言えば9合目。13%のキツイ坂が続いている所です。 そこに清水が湧いていたり(冷たい水が湧いています)、振り返ると展望が開けています。(快晴だったら正面に富士山が見えます) ここから、ちょっと厳しい登りをクリアし折り返した所が最後の登りで程なく和田峠です。 |
和田峠は木々に囲まれていますので、風景は望めません。峠をすこし降りると冒頭の写真のような光景が望めます。 もしくは、陣馬山に登って風景を見ましょう。 陣馬山頂は和田峠から20分もあれば登れます。陣馬山に登れば360度のパノラマ風景が望めます。 ご覧の「白馬像」が待っていますよ。 ちょっと、耳寄りな話を一つ。 〜陣馬山頂の茶店のお話〜 写真の白馬像の右側に屋根が写っていますが、ここが今回ご紹介する茶店です。 この陣馬山は自転車に乗る前は来たことがありません。 俺たちの場合、毎年登る富士山の訓練に高尾山に登っていますが、この陣馬山までは遠くて行けなかったのです。 と言うのも、訓練ですから、いつも昼頃から登り始めていた事も陣馬山に行けなかった原因です。 「いつかは行きたい」と思っていました。自転車を始めて和田峠に登り始めて、すぐ行けちゃう事に気付いたのですが、最初の頃は行きたくても行く体力がありませんでした。(Fさんは和田峠 初登頂にして陣馬山にも登ったということで実はスゴイのです) 今年になってやっと行ける体力がつき今回で3回目です。 そして3回ともこの茶店に寄っています。 前回寄った時は一人でしたので、外の席の片隅で静かに飲んでました。 その時、婆さんの指示で「切干大根の煮付け」がツマミで出てきました。その素朴な味は忘れられません。 で、今回も折角ですから登りたかったのです。 Fさん、疲れているようでしたが、根性を見せ登りました。(さっすがです) 頂上は風も吹いており寒かったので、今回は店の中に入ります。 そこで、ノンアルコールビールを注文し飲んでいると、バイトのにいちゃんが漬物をつまみに出してくれます。 この漬物も美味いよ。 なんだかんだと婆さんと話していると、親戚からもらった山芋ということで、山芋の短冊をつまみに出してくれます。 婆さん曰く、「最近はスーパーへ行けば、泥なんか付いていない、きれいな野菜が100円も出せば買えるよね。今はそんな時代なんだよ。 この山芋はねー。親戚の畑で採れたんだけど今年のは悪くて、山芋に一杯足が生えていて売り物にならないから、一杯もらったんだ。それを食べられるように調理するのは大変で、こんな暇な婆さんくらいしかやらないんだ。」 俺たち「いやいやー。美味いですねー」 婆さん「そうかい。どんどん食べて。」と大盛で出してくれます。 一方爺さんも負けてません。「今日はさ、お客も少なくて暇だからさ、ゆっくりしてってよ」 「お姉さん達はどこから来たの。へー数馬から。それじゃあ、温泉入ってカラオケかなんかやったでしょ。 何で分るかって。そりゃ姉さん達のつるつるの肌を見れば良い温泉に入った事が分るし、昨日は山伝いに綺麗な歌声がかすかに聞こえてきたよ」 そんな、爺さんの口上を聞いてオバハン達も大喜びですよ。 爺さん86歳とか言ってたけど、長生きして法螺をどんどん吹いてね!! まあ、こんな感じの茶店ですので、かなり癒されると思います。是非今度行ってみよう。 おっと忘れていました。 今回の和田峠行軍は 「トラ トラ トラ 」です。 これに懲りずにまた行きましょうね、Fさん。 |