魚沼スカイラインを走る(2006.7.2)

7月1日〜2日の一泊二日で六日町に行ってきました。



魚沼スカイラインは地図で見る限りでは大したことはなさそうな道です。
しかしながら、かなりの激坂でした。我等が峠の聖地「和田峠」の登りの2倍時間がかかりました。
気候のせいもありましたが、かなりの汗をかかせて戴きましたよ。
でもねー。この尾根道の優れている所は、左の魚沼丘陵と右の光景が同時に見られるところです。
且つここはスキー場の最上段に位置する所を走っている道で、その光景から想像するに
冬のスキーの素晴らしさがわかりました。
残雪も所どころにご覧のように残っておりビックリです。



7月1日〜2日の一泊二日で新潟は六日町に行ってきました。
越後湯沢まで輪行し、そこから魚沼丘陵を4名でポタリングし六日町に行きました。
そして、4名のアイデンティティを深める為に、「寺ちゃん」の発案で「八海山Tシャツ」を買い、それを着てポタリングすることとなりました。
「オメー等よー、女の言う事を鼻の下を伸ばして聞いてるんじゃないよ!!」
その通りかも知れないけど、まあ、そんな硬い事を言うなよー。せっかく遊びに来てるんだから「姫」の前向きな意見を実行することも一興ですよ。

梅雨時期でにわか雨に遭遇しましたが、なんとか小雨で一日目は乗り切れました。
この走行での「寺ちゃん」の一言が、このポタリングを表現していると思いますのでご紹介します。
そこは、一面「魚沼産コシヒカリ」の苗が伸び始めている田園風景です。
そこに苗の若々しい臭いが漂い、湿気が少々あるものの爽やかな風が吹き渡っています。
そんな光景の中、ポタリングしている「寺ちゃん」はこう言いました。
「もう、こんな素晴らしい風景なんで帰りたくなくなっちゃうよねー」って。
おっさん連中は皆、同意したのは言うまでもない。
なんたってここは、あなたが「姫」ですから。
しかし、この後の宿で「女王」が出現しエライ事になるとは、誰も想像できませんでした。





魚沼の田園地帯をポタリングする「寺ちゃん」
緑の稲にちょっと湿っているけど爽やかな風が吹いていました。
越後湯沢から六日町は基本的に下り坂ですので、ママチャリでも
気持ちよいポタリングが楽しめました。


女王の登場の前に、辛い出来事をご紹介しましょう。
越後湯沢から六日町のポタリングは越後湯沢駅でレンタルサイクルを借りたので返しに行かなければなりません。
「姫」が返しに行くはずはありませんよね。当然、B田と俺たちで返しに行きましたとさ。

越後湯沢までは行きとは逆に基本的に登りの道が続きます。
久しぶりにママチャリに乗りましたが、あの構造は安全だけど全く足に力が入りません。当然スピードも出ないし上り坂もメチャメチャ辛い。膝にも負荷がかかり良くないね、ママチャリは。
それでも何とか20kmの道のりを走破しました。
あー。疲れた!!

さて、その夜の出来事ですが、「女王」の物語です。

嫁と姑の争いみたいな事があったんだけど、とばっちりを受ける恐れがありますので、やっぱり書けません。

2日目


さて、やっと待ちに待ったツーリングの開始です。
本日のコースは、まず北上し浦佐駅前の田中角栄の銅像を見物、六日町に戻り
八箇(ハッカ)峠上り〜魚沼スカイライン〜十二峠のコースを行き越後湯沢に戻る約70kmのコースです。
まあ、軽くポタリング程度に楽しんで来ようと思っていましたので、ご覧のように「八海山」をバック
に余裕の表情です。



R17を右折し八箇(ハッカ)峠に向います。関越道の六日町インターの近くに「雪国もやし」で有名な
雪国まいたけの本社がありました。そこを過ぎると登り坂が始まります。
「ちょっと疲れたな」と思う頃、六日町ミナミスキー場を通りすぎました。
このスキー場、学生の頃に一度スキーに来たことがあります。まさかバイクでここに来るとは・・・。
(何と俺たちは生涯で3回スキーに行ったことがあります。ここはその中の一つです。)
ここから先、ちょっと坂がきつくなり、目の前に現れたのが地図にない雪除けシェルターです。
このシェルターは、ご覧のようにトンネルより明るいのですが、車の騒音・排煙はトンネルと同じ
傾斜は10%くらいありカーブもきつい。地獄のようなシェルターは約1kmも続きます。
シェルターをパスすると、写真右のように光景が開けてきます。
でも八箇(ハッカ)峠はまだまだ先です。




峠道を走っていると良く出くわします水場です。
今日は蒸し暑いし、雲が多い天気ですが日差しが強い。
ここまで頑張って登ってきましたが、この清水で顔を洗ったり
体を濡らして冷やしました。メチャメチャ気持ちいー。
恐らくここはこの峠の九合目くらいでしょう。
頂上らしき電波塔も近いし、あと一踏ん張りと心を励ましペダルを漕ぎます。





いくつかヘアピンカーブを抜けると、何やら車止めのバリアがあり、それを越えると何やら峠らしい石碑やら看板がありました。そこが八箇(ハッカ)峠だったのです。
いやー、やっと着いたよ。

もやが多い天候でしたので、景色はそれ程良いとはいえませんでした。従って、ここでは峠の掲示板の写真を掲載し、クリアな天候の時の情景を楽しむこととしましょう。










八箇(ハッカ)峠を越えると、電波塔があるピークまでちょっと登ります。
写真左は電波塔があるピーク直下に敷かれている道です。舗装状態も良いし、高さを感じられる
素晴らしい道です。ここから先は暫く急な下り坂となります。

ところでG3登場です。(写真右)
日頃のジョギングの成果が出たようです。この厳しい登りを難なく登ってきます。
この強さは皆様に披露する必要がありますね。
その場(ステージ)はどこにしましょうか。
我が隊の聖地である「和田峠」 「嶺方峠」「富士スバルライン」「箱根の坂」「いろは坂」
「奥武蔵グリーンライン」「天目指峠」「山伏峠」「正丸峠」
と候補はいっぱいありますね。
是非、色々行きましょう!!




この道(魚沼スカイライン)が上越国際スキー場の上を通るあたりです。
毎年来ている寺ちゃんによると、「どこまでも続いている大きいスキー場」という
かなりアバウトな紹介がありましたが、ここに来て良く分かりました。
尾根沿いの道であるこの道を通り越して、反対側の斜面も滑れる構造になっています。
何と言うデカイゲレンデなんでしょう。更に、赤い屋根の建物がホテルなのですが
ホテルからゲレンデに出られるという、苗場スキー場みたいな造りになっています。



後半戦はガスに覆われた白い世界での走りとなりました。
雨が心配でしたが、ポツポツと来ましたよ。
最後の登りとなる十二峠への登りはかなり長く辛いものがありました。
この写真はその時の写真ですが、G3、なんと右側を走っています。
血迷ったかG3!!
あの程度の坂はジグザグ走行などせず、グイグイ直進して下さい。
この道はたまたま崖崩れの影響で車の走行はほとんどありませんでしたが
通常の峠は車が通りますので、自由なジグザグ走行はできないのです。

十二峠からは下り一方の道ですが、雨が激しく降ってきました。
かなりの雨で参りました。あんなにバイクを濡らしたのは初めてです。(ーー;)






総括 



参加人数が減ったり、天候不順が心配だったりと様々なマイナス要因があったけど、結果として面白い旅となって良かったと思います。

今回の旅で美味いと感じたものが、写真の2品です。
「生かんずり」は越後湯沢で「うどんすき」が名物の「森瀧」で食しました。うどんのダシに少量溶かして使用しますが、一口目は辛いのですが、癖になる辛さです。
「「うどんすき」はこれなしでは食べられません」と言うくらいのファンになりました。

「八海山」は有名な新潟の銘酒ですが、魚沼スカイラインにある「観音会館」でひよんな事で飲ませて戴いたのが、「八海山」の中でもランクが一番下のこの酒です。
今までは、せっかくの「八海山」なのですから「吟醸」や「純米吟醸」クラスしか買わなかったし、飲んだこともなかったのですが、見直しましたよ。