2006年度ITエンペラー隊第二回・第三回行軍
〜尾根幹線 戦車道 境川サイ 江の島を行く〜(4/30)
〜秩父 激坂行軍〜(5/4)

ITエンペラー隊への呼びかけもむなしく、写真投稿はゼロでした。したがって、GW中に走行したもう一つの行軍と合わせた形とします。



戦車道にて。(江の島行軍)
桜の季節も素晴らしいけど
新緑の季節もまた良いね。
何か、気分が昂ぶる雰囲気があります
刈場坂峠にて。(秩父 激坂行軍)
ここの桜は気になっていたけど今の時期に咲くとは。
本日一本目の峠、刈場坂峠(879m)を制覇。



まずは、江の島行軍です。

1.隊長 戸田公園〜武蔵境駅北口(25km)  トータル105km
2.俺たち 武蔵境〜唐木田            トータル80km
3.他のメンバー 唐木田〜            トータル60km

今回は、初参加の「ませさん」がおりますので、「楽しいサイクリング」をテーマとしました。
その為のコースとして、丘あり並木道ありで安全なサイクリングロードを中心としたコース選択をし、江の島に渡る橋のたもとにある屋台での「さざえのつぼ焼き」及び走行後のお酒の美味さを楽しみとし、輪行の面白さをも味わってもらう事としました。

コース概略


小田急唐木田駅集合〜大妻女子大〜尾根幹線〜戦車道路〜桜美林大〜境川サイクリングロード〜藤沢〜引地川サイクリングロード〜江の島〜片瀬江の島駅(輪行)




境川サイクリングロード
東京都と神奈川県の境を流れている川です。
こんな細い川が県境なんてビックリですよね。
しかし、俺たちの嫁の実家なんか家の塀が県境に
なってます。これは超驚きです。


唐木田駅までは約20kmあり桜ヶ丘CC入り口までの登り、及び尾根幹線のアップダウンでチョット疲れます。その疲れる頃に大妻女子大に到着するのです。(大妻女子大近くに唐木田駅はあります)
いつもは彼女らの声援を受けながら坂を登っていくのですが、今日はあいにくのGW中です。誰ーれもいません。

(本当に声援を受けてるかって? 気は心、心眼ならぬ心の耳で聞いてるんですよ。)

尾根幹線を暫く行きますと、戦車道路に到着します。今の戦車道路は冒頭の写真のような桜並木が続く尾根道なのですが、当初は、太平洋戦争末期に相模陸軍造兵廠で製造された戦車の走行テスト用の道だったのです。
この道は「組長」のホームコースですので、かなり走り慣れていました。
追いつくのがやっとです。気がつくと桜美林大学の前を通り過ぎ、坂を下っていました。町田街道を過ぎると境川サイクリングロードはすぐです。




江の島付近の海岸線です。
10mを越す強風でハンドルを取られるは、飛砂が多くサングラスをしていなかった俺たちは一発で目に砂が入り、なみだ目で走っていました。
一方浜では、この強風のお陰で波が荒く、サーファーやウインドサーファーがいっぱい海におりました。






境川サイクリングロードは町田駅近辺を除けば、安全に快適に走れます。
大和の辺りにくるとかなり開け、田園風景の中を走るのですが、この辺りから南西風が強くなり、苦しい走行を強いられます。
しかし、こんな風は冬の多摩サイをいつも走っていた俺たちとしては気になりませんが、初めての長距離走行をしている「ませさん」はきつかったでしょうね。そんな厳しい状況を跳ね除けて走りきった「ませさん」。天晴れです。

さてさて、お楽しみの江の島の屋台はというと・・・。
生憎のGW中で満員です。 あー。さざえのつぼ焼きがー。 夕日をバックにして飲む冷酒がー。
まあ、外で飲むには風も強くて肌寒いので逆に混んでいて良かったかもしれないね。
次回の楽しみということで。
富士登山もそうだけど、一度で全ての満足を得られないのが普通ですから。
また行くよ!!



次は、秩父 激坂行軍です。

隊長より下記のような指令がきました。

MISSION 1 : 秩父 激坂行軍!


ルート詳細

正丸駅(標高:276m)からR299を北上

正丸トンネル口(297m)より、 虚空蔵峠604m)〜 刈場坂峠879m)を制覇。
せっかく登った刈場坂峠を、な・なんと!Uターンしてロング・ダウンヒルを堪能!

正丸トンネル口 R299を下る 畑井から右折 天目指峠490m)を制覇。

森河原 県道73号を北上 名郷(330m)
名郷 山伏峠603m)〜 正丸峠632m)を制覇。
正丸峠を下り、西武正丸駅から輪行にて帰宅。

■ 総括
今回のルートはあえて「ちょ〜〜! 激坂!!」に挑むコースとしましたが迂回ルート、もしくは中断ルートに柔軟に変更できるため、そ〜んなに ビビることはないかと思います。山里の静かな路
山路の澄んだ空気を堪能しながら、いい汗かくコース。いかがでしょ?

PSでも、、、このルートは“過酷な訓練”以外、何物でもないかも、、、(笑)


こんな、いかにも体育会系のお誘いがきました。
隊員は皆どん引きです。本当に辛そうな行程ですもんね。
実は、俺たちはこの逆コースを走っていますので、このコースを一目みただけでその辛さが分かったのですよ。

当然俺たちも欠席だと思うでしょ。
もしかしたら誰も参加しないかもしれないという隊長の大ピンチです。
ですので、いの一番に参加表明をしましたよ。




正丸駅前にて
結局、隊長と俺たちだけの行軍となりました。




AM9時正丸駅に着くべく、AM7時に家を出発。花小金井駅から輪行しました。
ところが、所沢駅で西武秩父行きの快速に乗り換える折、場内アナウンスが流れてきました。
「ただ今入線します特急は満員でございます。芝桜をご覧になるお客様は、次の快速にご乗車下さい」

何と「芝桜ー」。秩父の芝桜は羊山公園の広範囲な一角に植えられたものですが、年々訪れる人が増えています。今年は、満開の時期がちょっと遅いらしい。
周りを見ると、芝桜を観に行く「おばはん」で一杯じゃないですか。
朝の満員電車を少し緩くしたような混み具合の電車に乗ります。
飯能の次の駅は東飯能ですが、この駅はJR八高線との乗り換え駅でJRからの乗車客がいっぱい乗ってきてますます車内は混みます。
周りの「おばはん」からは輪行袋に入っている自転車が邪魔だと思われているのが良く分かります。
軽くキックされたりザックを自転車に下ろしかねない仕草をしています。
様々なプレッシャーに耐え、やっと到着しましたよ「正丸駅」に。

田舎の駅なので改札は自動改札じゃありません。
その為に、切符のお客さんを先に改札から出し、パスネットのお客さんは(俺たち含む)後からゆっくり、読み取り機械で一人づつ改札しています。おかげさまで改札は渋滞ですよ。参りますね。


さて本日一本目の峠は刈場坂峠です。
ここの峠は、景色が素晴らしいので何回行ってもいい場所だと思います。(冒頭の写真参照)
体が慣れていないせいもあり、苦しい登りが続きます。
この登りは580mくらいありますが、車が登れるような坂となっていますので、キツいのですが何とか登れる傾斜です。2〜3回の休憩で着いちゃう高度ですね。
そうであるなら、1000m登るのには多く見積もって10回休憩すれば到着できるじゃないですか。
1合目ごとに2回休憩をとれば楽に登れるのではないでしょうか?
今年の夏には5合目までチャリで行きますよー。隊長!!



天目先峠です。(490m)
本日2本目の峠をクリア!!
峠にはちょっとしたスペースとアズマヤがあり休憩できます。

樹木に囲まれており風景は見えませんが、登山者も沢山通過する、ある意味では要所の峠な所が面白いと思います。










しかし、今日は天気が良く暖かい上に、爽やかな風が吹いており、汗を掻いてもすぐ乾いてしまいます。
爽快を絵に描いたようなツーリングでした。
樹木の緑は、若葉なので黄緑色なのです。若い息吹を感じる中、爽やかな風に吹かれる今の季節は今しかない素晴らしい環境だと思います。
夏も良いけど、今の時期もいいねー。


ところで、「天目先峠」への登りは、およそ300mの登りですが、メインの車道ではないせいか坂の傾斜が厳しい。「もうだめだ」と思う頃には峠に到着できちゃいました。




山伏峠をちょっと下ったスペースです。山伏峠(603m)、本日3本目の峠クリア!!



3本目の山伏峠は、前回・前々回とも下りに使用したのですが、その長いダウンの最中に思ったこととして、「この登りは来たくないルートだな」と。
でも今回は来ちゃいましたよ。ここの登りは270mくらいですので、思っていたより大変な登りではありませんでした。
さーて。 ここまで来れば正丸峠はすぐそこです。



今回のツーリング最後の峠、正丸峠です。(632m)
茶屋がありますが、大混みです。
ついつい祝杯のビールを飲んじゃいました。
バックの鯉のぼりが良い感じで泳いでますね。



山伏峠〜正丸峠へは一度100mくらい下ってから登ります。従って130mくらいの登りで正丸峠に着いちゃいます。
嘗ても書きましたが、正丸トンネルができるまでは、皆この峠を越えて秩父へ行っていました。R299ももっと狭い道で、車の免許取立てだった当時の俺たちはメチャメチャ緊張して走った覚えがあります。
その頃から、峠の茶屋はあったと思いますが、GW中の今など一部シーズンを除いては全く交通量が少ないこの峠なので基本的には空いています。でも今日は満員でしたよ。
半年分くらいの売り上げをこの1週間で上げているんじゃないでしょうか。




R299です。
正丸駅で輪行すると、行きと同じように今度は芝桜見物の帰りのお客の
混雑に巻き込まれる為、飯能から輪行することとしました。
写真はその途中ですが、もう4時を過ぎているのに何と上下線とも混んでいます。
チャリは歩道を走れるのでバイクよりも早く進めました。
飯能まで恐らく3000台以上車を抜いたと思います。
隊長曰く「あーチャリで良かった」


今回のコースは、今の時期だから実行できる、又実行して楽しいコースだと思います。
だってねー。峠を目指して登っている最中に、たまに見える空は抜けるような紺碧の空ですよ。
山は、黄緑色をぶちまけた様な新緑です。辛い登りにたまらず休憩を取るとそこには爽やかな風が吹き、汗をスーッと引かせてくれます。
今回のパスハンティングは辛かったけど、こんなに気持ちよい走りは今までになかったですね。
恐らく夏の信州は同じような爽快感があると思いますが、今の時期はこんな近場で爽快感を味わえます。
来年は皆さんも秩父ツーリングに行きましょう。 
もちろん、コースはもっと軽いのを選択します。