久しぶりの峠
2009.7.12







おじぎ草は先日肥料を蒔いたら、ぐんぐん大きくなりました。
ちょっと前まで「カタバミ」と競合していたのですが
圧勝してしまいましたね。
一方、今の時期、山では「ホタル袋」の花が咲いています。
淡い紫が素敵です。





最近はちょっと野暮用がありお休みの日もちょっと忙しいのです。
今日は久しぶりに朝からフリーでしたので「峠」に久しぶりに挑む事としました。

せっかく行くのだから、ちょっと遠征しようかと思いながら走っていました。
でも、ルートに関してはなかなか決断できません。

大垂水峠を行くか、それとも和田峠を越えるか?

高尾に着く頃にやっと結論をつけましたよ。
陣馬街道を行き、更に醍醐林道を越え、醍醐峠、和田峠を抜け甲武トンネルを行く!

しかし、結果は下記の通りでした。
その原因は本文をご参照ください。

コース:多摩サイ〜浅川CR〜高尾〜陣馬街道〜醍醐林道
〜醍醐峠〜和田峠〜陣馬街道〜恩方〜盆堀林道〜入山峠
〜五日市(初後亭)〜睦橋通〜玉川上水沿いの道(112km)






浅川にかかる八高線の橋です。
滅多につかまりませんが、今回は
ラッキーにも踏切につかまりました。




何か蒸し暑い気候で、熱中症になりかねません。
そう言えば昨年の夏、暑い時にこのコースを走ったら熱中症になったので、
慎重に走らねば。
高尾にもうすぐ着いちゃうけど、大垂水峠を越えるか、醍醐林道を越えるか
ずっと迷っています。
最後まで結論が付きませんでしたが、暑いので標高が低い大垂水峠は
やめにして、醍醐林道を登り、和田峠を越え甲武トンネルを抜けるコースを
行くことにしました。







醍醐林道にて。
この林道は激坂で有名ですが、その激坂にやられ
腿がツリました。
一回ツルとなかなか治りません。
心肺機能は大丈夫なのですが、足がツルと
もちろん、ペダルが漕げません。
心はGO! 足はStop!と
うまくできています。




醍醐林道は、今回で6回目くらいの登りですのでそのキツさは分かっていました。

自覚していませんでしたが、かなりここに来るまでに暑さで疲労していたようです。
急坂の登りが始まって暫くすると、かなりの疲労感に襲われ危うく転倒しそうに
なりました。
休憩をとって気がついたのですが、心臓は飛び出しそうだし、めまいもします。

焦りましたが、落ち着きを取り戻し冷静に対処します。
水分を摂り、屈伸などをします。

そして、再スタートです。
暫く行きますと、腿に違和感を感じだします。
これは、腿がツル前兆ですので、慎重に登りますが
キューっときましたよ。
慌ててビンディングを外し下車します。
そのままツッてしまうとビンディングを外す事ができずに立ちゴケしてしまうのです。








Vの所が醍醐峠です。
このように、見える状況だと通常なら
すぐ着いちゃいます。
でも今回は違います。
ちょっと踏み込むと、腿が痙攣するのですよ。
だまし、だまし登りました。




足がツリだすと、しばしば休憩せざるを得ない状況になりますので、心肺の方がかなり楽になります。
心肺が楽になると心も楽になり、苦しいのは「足」お前だけか、という状況になります。

しかし、今回は参りました。
何回ツッたか分かりませんよ。

静かな山の中で、一人内腿かなんかがツッて苦しんでいました。
しかし誰にも抜かれませんでしたし、誰ともすれ違いませんでした。

と言う事は、この林道は、何かあってもその日に発見されないかも知れませんね。

そんな危険を差し引いても、この峠道は空気は良いし、静かだしで心が洗われるので
素晴らしい場所だと思います。







醍醐峠直下からの光景です。
山の中腹にちょっとずつ白いのがガードレールでしょう。



峠道では、登山者とも良く出くわします。
彼らは歩き、こちらは自転車ですので平地でしたら絶対にこちらが早い
のですが、峠道ではちょっと状況が違います。

急坂になると時速5kmくらいになっちゃうので、ともすると登山者に抜かれる
ケースが嘗てはありました。

最近は、立ち漕ぎを併用してますので、そんな事は取り敢えずありませんが
もし、そんな事がこれからあったら、もう特訓ですよ。

そして苦しかった峠も頂上に近づくと、何やらハッピーな気分になってきます。









そして、やっと着きましたよ醍醐峠に。
今回も誰ともすれ違いませんでした。
皆さん、この道は荒れてるけど車が通らない
ので逆に安全ですよ。
また、激坂も楽しめますよ!





いいよねー峠は。
何回登っても苦しいけど、毎回違った満足感に満たされます。

さて、ここから和田峠まで下って、そこからどうしよう。

和田峠から藤野側に下って、甲武トンネルを越えて五日市へ行くか
八王子側に下って、入山峠を越えて五日市へ行くか
思案のしどころと思っていましたが、すんなり、距離も短く、標高差も
ない、入山峠越えを選択しました。









和田峠にて。
車も沢山駐車されていたし、自転車の方々も
沢山いました。
和田峠は、何回来ても何か良い感じがします。
皆さんも行きませんか?ちょっと辛いけどね。




和田峠は何回来ても良いねー。
今回もロードレーサーの方々も沢山きてましたが、醍醐林道経由で
ここに来たツワモノは俺たちだけでした。

峠の満足感は人に教える事は困難だ!
あなた自身が体験するしかありません。










6月20日に来た時は崖崩れで車が通行止めでしたが
本日行ったらきれいに土砂が片付けられてました。
丹沢もそうだけど、ここら辺も地盤がもろいですね。






最近の林道はほとんど舗装されていますが、ちょっと無理に造られている
道ですので、がけ崩れが多い。

この盆堀林道も例外でなく、しょっちゅう色々な所で崩れています。

ここら辺は、暫くするとセミの「ヒグラシ」がカナカナ鳴く所です。
寂しい気持ちになりますよね。

かつて千葉県の船橋に住んでいましたが、裏山で「カナカナ・・」鳴く場面があり
その状況を思い出すにつけ、夏休みの終わりの切なさが思い出されるのです。








かなり疲れたけど、今回も無事「入山峠」に到着です。
今年もがんがん来ますので宜しくお願いしますね。





かなり苦しい思いをして、やっと入山峠に到着です。
今まで30回くらい登っていますが、何回登っても苦しいですね。
苦しいんだけど、また来てしまう。
最近は、ダンシングを混ぜながら早く登ることを目指している自分が怖いです。

しかし、今回は足がつってしまったので距離を短縮しましたが、いつまでも
こんな負けた状況じゃないですよ。

次回からはちゃんと鍛えて、150kmくらい峠を交えて走りたいと思っています
ので皆さん宜しくお願いします。