奥多摩周遊道路で特訓
〜ツールド草津に向けて〜
2009.2.21





奥多摩周遊道路旧料金所跡
近くにあるロープウェイの鉄塔跡。

700°Cに言われるまでこの存在を
知りませんでした。




先週のツーリングで峠がOKであることが確認できましたので、今回は
ツールド草津の練習行軍を企画しました。
しかし、木曜日の夜の山は雪で、積雪は30cmくらいあったとの情報もあり
万が一の時は引き返すつもりで行きました。

コース:武蔵五日市駅前集合〜檜原街道〜数馬〜奥多摩周遊道路
〜都民の森〜風張峠〜奥多摩湖〜奥多摩駅(輪行)(60km)







大岳山の上に雲が。
冬の景色とは違うちょっと
霞がかかった快晴が春の雰囲気
を匂わせていました。





今日は久しぶりの峠行軍ですよ!
すぐ出発できるように前日より準備をし、いつもよりも早く起きて、いつも
走り慣れている道をちょっと急ぎ気味に走ります。
良いよねー。
ソロで走る時と異なる緊張感がそこにはあります。

走りながら考えました。スポーツジムでのエアロバイクの事を。
エアロバイクはこの2回、40分づつ漕ぎました。
汗ダクで疲労困憊になりましたが、今回も含めて五日市までは
約2時間15分もかかるのですよ。
そうです、毎週のツーリングの方が体力を使っているんです。

更に言えば、今回の場合、五日市から標高約1000mの風張峠を
登って奥多摩駅まで走るんだよ!(距離60km)

そう考えますと、スポーツジムの存在価値を考えざるを得ません。
自転車に関して言えば、実践がトレーニングかな。
スポーツジムは、筋力アップのトレーニングの場かなと思います。









都民の森駐車場にて。
ここまでの登りは辛かった。
もっと走りこんで、今年はやったるでー。




今日は昼食に中野新橋のお店に行き、さしみ定食を食しました。うーん、相変わらずうまい。
お店のマスターと雑談していたら、何とマスターはバイク乗りのライダーでした。
必然的に峠の話になり盛り上がりました。

そうなんです、自転車乗りもバイク乗りも行く所は同じという傾向があります。
この都民の森もそうで、自転車とバイクがいっぱい集合しています。
奥多摩周遊道路の最高地点は風張峠なのになんでここに皆集合するんでしょうね。







都民の森までの登りで足を使い果たし
て疲労困憊のドラゴンです。
本当だったら、もう一本峠を
登るんだけどね。





峠は何回登っても苦しいです。
でも、その苦しさゆえに良いのかも知れません。
今回の峠道もそうですが、よくあるパターンがあります。
それは、本格的なヘアピンカーブが出現するまでの登りが実はきつく
一見ヘアピンカーブがきつそうですが、実はメリハリがある登りですので
精神的には実はあまりきつくない。

峠の登りは実は、肉体的な辛さよりも精神的な辛さの方がきついのではないでしょうか。
坂でキツイナーと思う時は、山の中の急坂よりも、人家がある急坂を登っている時です。
おばあちゃんかなんかが歩いていて、大変ですねとか言われちゃうと、ついつい元気を
装ってペダルを漕いじゃいます。
人に出会わなくても、人が住んでいるこんな所で負けていられませんので
ついつい気負ってしまい疲労が大きくなります。







風張峠はご覧のように雪でした。
さすがに標高1000mを越えているだけあります。





自転車で街を走る。
自転車でサイクリングロードを走る。
自転車で里山を走る。
自転車で湖を回る。
自転車で川沿いを走る。
自転車で海岸を走る。
自転車で山道を走る。
そして、自転車で峠を越える。

様々な走りがありますね。
どの走りが優れているとかいないとか、は無いと思いますが
好みは分かれるかと思います。
街乗りが好きな人がいるかと思えば、俺たちのように
峠命みたいな奴もいます。

自転車は、目的別に作られている乗り物ですので、
自転車に凝っている人は何台も自転車を持っているんでしょうね。






今日のe-部長はさすがに不調でした。
今年は、なかなかの峠を行くつもり
ですので、体調を整えてご参加ください。






ここ、奥多摩周遊道路は嘗て有料道路で奥多摩有料道路と言われていました。
俺たちが学生だった頃は有料道路で、バイクで良く走っていた道なのです。

まさかここに、自転車で来るとは思っていませんでした。

そう言えば、学生の時の俺たちは貧乏でした。

持っている物といえば、全てがワンランク以上落ちていました。
住まいは、マンションでなく木造の4畳半。
便所は備え付けでなく共同の水洗。
風呂は銭湯。
最寄の駅は中央線でなく西武線。
そして駅は池袋でなく沼袋。
テレビはカラーでなく白黒。
バイクは自動2輪でなく原付バイク(ヤマハDT50という速い原付きでした)。
電話はプッシュホンでなくダイヤル式のカラー電話(若草色でした)。
ステレオはミニコンポを何と持っていたな。
レストランは近くの中華屋と喫茶店。
それでも都の西北の暮らしは楽しいものでした。








ロープウェイ駅の廃墟に潜入!
バリケードがありましたが、そんなもの関係ねー。
しかし、向こう側は15mくらいの崖で
下には墓場が待っていました。
気をつけましょうね。




ここで、TVドラマ「俺たちの旅」のエンディングに流される詩をご紹介しましょう。

2.男はどこか馬鹿なのです

男とは
馬鹿な生きものである
だから
美しい

6.男の人生には色んなことがあるのです

馬鹿げたことを
一緒にやった友ほど
いつまでも忘れられないものだ
なぜなのだろうか?


何か良い世界ですよね。
こんな世界が俺たちの「ITエンペラー隊」だと思っています。