春の陽気に誘われた
4つの峠越え
2009.2.15





小田原近くの曽我梅林は満開でした。





昨日、今日と春本番の気候ですよね。
本来なら、今は、明治や中央や法政やらの受験の時です。
例年であれば、寒さ本番の時ですがこの暖かさは何?

俺たちが、約30年前に中央大学に受験に行った時の名文句が忘れられません。
中央大学は、多摩ニュータウン近くの山の中にありますので、最寄り駅の
多摩動物公園からは坂を登らなければなりません。
折しも雪が降った翌日です。
「皆さん、雪に滑らないように気を付けてください!」
「滑らないように気を付けてください!」
分かってますよ、お兄さんのご指導通り、滑りませんでしたとさ。

コース:多摩サイ〜浅川CR〜高尾〜R20〜大垂水峠〜相模湖〜吉野〜陣馬街道
〜和田峠〜醍醐峠〜醍醐林道〜盆堀林道〜入山峠〜五日市(初後亭)〜睦橋通り
〜多摩サイ〜羽村〜野山北自転車道〜多摩湖自転車道(130km)
ひさびさの100km越えの走行です。(峠を交えてですので充実の一時)









左から、大垂水峠 和田峠 醍醐峠 入山峠
全く雪も無く、暖かい気候の中、快適な峠を
満喫できました。





1月11日に行った時の雪のイメージがありましたので、少なくとも3月までは
峠に行くまいと思っていました。
しかし、昨今の暖かい気候ですよ。
もしかしたら、峠もOKなのではと思っていました。

そこで、本日、斥候行軍をソロで実施しました。
万が一、雪が残っていたら無理せずにさっさと帰る事を意に決して出発です。

大垂水峠・・・・ここは、メジャーな道であるR20ですのでよっぽどの事がない限り
OKでしょう。もちろん、何も問題無く走行できました。
ビンディングペダルに変えましたので、ちょっと無理をしつつ登りましたので、
今回は誰に抜かれることなく無事峠に到着できました。 でもやはり辛かった。


和田峠・・・・この峠は、人家がある道なのに既に急坂でやられてしまいます。
人家が途切れるあたりで休憩していた2人連れと結局は峠までの競争となってしまいましたよ。
結果は。2人の内、1人には抜かれましたが、もう一人には勝ちました。
おまけに、違う方も水場を過ぎたあたりの超厳しい所で抜きました。
イヤイヤー。何回登っても、この峠は辛い。


醍醐峠・・・・この峠は、和田峠から200mくらい登った所にある峠ですので、疲れた体に
ちょっとムチを打てば到着できます。
何もない峠で、且つ人もいませんので、十二分にくつろぐことができます。


入山峠・・・・4つ目の峠ですので、体力は限界状況です。
でも、いつも登っている峠ですので負けるわけにはいきませんよ!
歯をくいしばって登ります。
しかし、ここを登って分かりましたよ。
ビンディングペダルのなんたるかを。







和田峠へ向かう途中にて。
杉は花粉の噴出、スタンバイOKのようです。




杉や檜などの針葉樹は常緑樹と言われていますよね。
冬にも葉を落とさないので常緑と言われていますが、ちょうど今のシーズンに
古い葉が枯れて落葉しているのが良く分かります。
林道を走っていると、枯れて落葉した杉の葉が沢山落ちています。
そんな時期に、花粉を出すのですね。
花粉症の人には本当に辛い時期だと思います。
しばらく辛抱してください。
そう言う俺たちはというと、嘗て花粉症でしたが、今はどうも治まっているようです。
でも眼にはきてまして、涙が止まらない時はあります。
鼻水やくしゃみは出ませんね。
恐らくヨーグルトが効いているんじゃないでしょうか?


そうそう、ビンディングペダルの話題に戻しましょう。

入山峠に登りながら、今回の峠での登りを回想していました。
久しぶりの峠なので登っていて疲労が激しい。
大垂水峠の時は、まだ疲労がたまっていませんでしたので、
恐らくいつもより早く登れたんじゃないかと思います。

そうです、押しだけでなくひき足でより早くペダルが漕げたように思います。

しかし、和田峠の登りでは既にかなり疲労しており、勝負所の最後の2.5km
ではへろへろでした。
あの時は、押しも引きもほとんど思うようにできなくて、ただただ根性だけで
止まりそうになりながら登っていました。
時速は、6kmくらいでしょうか。

ビンディングペダルの怖い所がここに出ます。
低速で走ると立ちゴケする恐れがあるのですよ。

こんな遅い状況で疲れていて押せない状況だと、引き足も使えません。
全くビンディングペダルの効用が発揮されない状況でしょう。

今回の入山峠は35分で登りましたが、いつもより5分遅いペースです。
疲労が蓄積していた割には早いと言えば早いかもしれませんが、
ビンディングペダルの効果が発揮されたとは言えないと思います。

今の所、仮説にすぎませんが、今回の峠ツーリングで分かったビンディングペダルの
効用は次の通りです。

ビンディングペダルは元気な時、強い人には抜群の効果を発揮しますが
疲労している時、弱い人にはほとんど効果を発揮しないと。

つまり、「ビンディングペダルは強いものの味方」であると言えます。







入山峠にて。
杉の雄しべが、御覧のように
たわわに実っていますね。





今年の冬は、雪ももう降ること無く終わりそうです。
関東平野の強みは、この雪が少ないことなのですが、まあ2回くらいは降っても
いいんじゃないでしょうか。
でも、今年はもういいですよ。
峠に雪が無いことが確認できた今、ガンガン峠を攻めますよ。
何か、一皮剥けた感じの俺たちです。









初後亭前の梅の木です。
バックの陸橋は五日市線ですが
レンガを貼ってほしいと願っている
俺たちです。
茶色の陸橋をバックにした梅だったら
更に素敵ですよね。




峠を登って何が楽しいかって?
前々から考えていますので、このページを参考にしてください。
今回の4つの峠越えで体力、筋力が不足していることが痛感されました。
そこで、明日から何と、スポーツジムに行く事とします。
科学的なトレーニングを実施し、草津に勝つ!己に克つ!
ツールド草津に参加される皆さんも精進してね。




本日新宿のスポーツジムに初めて行ってきました。
今まではスポーツジム=サウナ代わりでした。

現在の体の状況をチェックしメニューを考えてくれましたが、
何かご希望はありますかとの、待っていた言葉がトレーナーから来ました。
そこで、ツールド草津で良いタイムを出したい旨の相談をしました。
「とにかく、標高差800mの丘を早く登りたいので、その為のメニューを考えて下さい」
と懇願すると、トレーナー困ってました。
帰ってきた回答は。
「本日の所は、体脂肪率を落としたり、筋力をつける為の基本的な機器の
使用方法を説明します」とのことです。

脚力や引っ張り力をつける器械を駆使し、途中がフリーとなりましたので
初めてエアロバイクなるものに乗りました。
基本的な使用方法しか教えてくれなかった為、最初はレベル15くらいにしてがーっと
ペダルを漕いでました。
目標の13kmを120rpmくらいでカッ飛ばしていたら、風が吹いていないので汗まみれです。
ボタボタ出血するように汗が出てました。
心拍数なども出てましたが、160くらいに上がってました。血管が切れると違いますのん。
その後は、クールダウンの為にタッチパネルをいじっていたら何とヒルクライムモードがあるじゃないですか。

よしってなもんで、あと7kmをヒルクライムモードで走りましたよ。
疲れてましたが、必至こいて漕ぎました。あんなに一生懸命ペダルを漕いでるアホは俺たちしかいませんでしたね。
そして、40分かけて20kmを完走しましたとさ。