一足早い春の房総半島
2009.2.8






南房総 鋸南町はスイセンの咲く町
で有名です。



立春も過ぎ、暦の上では春ですね。
しかし、2月は1年の中で一番寒い時です。
俺たちの住んでいる武蔵野台地は冬一色です。
皆さんの所はどうですか?
そんな冬景色に見飽きた昨今ですが、ちょっと早い春を感じに
南房総ツーリングをソロで実施しました。

コース:多摩サイ〜京急川崎(輪行)〜京急久里浜〜久里浜港
〜東京湾フェリー〜金谷港〜鋸南町(江月水仙ロード))
〜館山(輪行)


「きょなん水仙まつり」
は12月13日〜2月1日まで開催されていたらしい。
まつりは終了しているものの、まだ花は残っていると思いましたので
ITエンペラー隊の斥候として2月8日に行って参りました。
良かったら、来年行きましょうね!
何せ、冬は自己鍛練のみで峠には行けないし、行事も少ないので
ちょうど良いんじゃないでしょうか?








東京湾フェリーに乗りましたが
船の旅は最高ですね。





冬はどうもいけません。
南房総で十分活動するには、10時のフェリーに乗らないとだめなことは
昨日のコース検討で認識していたはずです。
その為には、6時40分頃の電車に乗らないといけません。

ところが、起きたのが6時30分ですよ。
寒いのでぐずぐずしていると7時30分です。
意を決して出発の準備をするものの、何だかんだで出発は8時30分。

最寄りの駅から輪行する手もありますが、ここは一発川崎あたりまで
自走してその到着時間で判断することとしました。

しかし、京急川崎駅前で輪行しましたが、怪しげな人がおり、ちょっと緊張気味の
輪行作業でした。






フェリーは自転車でもお金がかかります。
輪行すればただなのですが、そうもできません。





今回フェリーに乗る目的の一つが「イルカ」を見ることです。
カモメは毎回もれなく見ることができますが、イルカが見れたら何か
得した気分になりますよね。

残念ながらイルカを見ることはできませんでしたが、キラキラ光る海を眺め
ながらの航海は素敵でした。
男の一人旅ですが、何か良い感じでした。








田んぼの畦に沢山スイセンが植わっていました。





鋸南町と言えば、嘗ては「見返り美人」で有名な菱川師宣の生誕の地で有名でしたが
いつの間にか、水仙でも有名になっていました。
房州は館山が俺たちの実家がある所なので、この地は子供の頃から知っていましたが
通過点に過ぎませんでした。

「江月水仙ロード」は何の変哲もない田舎なのですが、水仙が沢山咲いている。
更に言えば、丘陵地なのでなかなかの急坂が待っています。
行ってみて分かったのですが、この地は狭いので、水仙まつりを実施している時は車で
行くのは無理なのでは。
その点、自転車なら問題ありませんよ。










空気がクリアならここから富士山が望めるらしいです。
富士山が見れたら素晴らしいでしょうね。




歩いている人もそこそこいる中、荒い息でゼーゼー言いながら坂を登った所が上の写真です。
この先を200mくらい登ると峠に着くのですが、これがまたきつい。
そろそろ、峠などに行きたくなってるんじゃないですか?e部長。
ここは、お弁当かなんかを持って行って日向ぼっこしながら昼食を摂ったら
かなり良いと思います。
来年は1月の東京が寒い時期にここへ来て、水仙を堪能しながら酒でも飲みつつ
ぼーっとするのも良いと思います。







ご覧のような菜の花も
そこかしこに咲いていました。
やはり南房総は暖かい。



南房総と言えば「菜の花」でしょう。
フラワーラインも恐らく沢山の菜の花が咲いている事でしょう。
花の中を走るのはかなり良いですよ。

今年は梅が咲くのが少々早いようですので、来週くらいに越生梅林行軍をした方が
良いかもしれませんね。隊長!







道もビシィっと整備されており気持の
良いアップダウンが楽しめます。




保田から鴨川へ抜ける道があります。
長狭街道(ながさかいどう)と言いますが、峠もあるのですが、道が整備されており
走っていて気持ちいいと思いますよ。
更に、鴨川から勝浦に出れば、美味しい魚が食べられます。
先日、車で行ってきましたが、アジのたたき定食は最高でした。








帰りの特急「さざなみ」です。
空いていましたので、前の席を回転させ
ご覧のようにくつろぎながら帰りました。




今回は70kmくらい走りましたが、走るだけ走って輪行して帰るのは最高です。
夕日かなんかを見ながら、ワンカップを飲み、一日の反省かなんかをしちゃうわけですよ。
そんな状況にもっていく為には、特急じゃなきゃだめなんです。
ある程度プライバシーが守られた、静かな雰囲気がそこにはあります。
そう、黄昏(たそがれ)時の輪行は最高です。