2009年新春峠ツーリング
〜入山峠〜

2009.1.11





入山トンネルにて
このトンネルの直下あたりから
雪が積もっておりました。
因みにトンネル内の白い人影は
Fさんです。心霊写真じゃありませんから。




新春一発目の峠は、昨年末に締めくくりに登りました入山峠です。
思えば入山峠は2006年9月24日に「4つの峠越え」の一環で登ったのが最初で
今回で通算29回目となります。
因みに2位は、和田峠の19回です。本当に良く登りますよね。

今回の峠ツーリングでの結論としましては、春になるまでは峠ツーリングは
封印せざるを得ないということです。
残念ですが、無謀な事はやめます。
そして、3月中旬くらいになって暖かくなったら、草津のレースに
向けて色々走ります。その節は皆さん一緒に走りましょう!


コース:三鷹〜南多摩駅〜多摩サイ〜関戸橋〜浅川CR
〜多摩霊園〜陣馬街道〜恩田(盆堀林道取りつき)〜
入山峠〜五日市(初後亭)〜武蔵五日市(輪行)









橋の手前は西武多摩川線の是政駅、橋の向こうはJR南武線の南多摩駅
の言わば交通の要衝です。
富士山も望まれお勧めの地と言えるでしょう。





本日は昨日とは打って変わり、風も穏やかで快晴というサイクリングをして気持のよい気候でした。
1月11日は鏡開きですので、河原のそこかしこでどんと焼きをやっていたり、消防団の出初式
をやっていたりで、多摩サイは冬にも関わらず人出がかなり多い。

しかし、これから2月いっぱいくらいまでは俺たちの世界になると思うよ。
何たって、冷たい北西の風が吹きすさぶ厳しい環境になるんだから、
もの好きしか来ないからね。

いつも言っていますが、この厳しい環境で走っているロードレーサーには
まず勝てないんだよね。
走っている迫力が違いますよ。 でも、俺たちもそうそう負けてはいないけどね。

また、今の時期の多摩サイは富士山や丹沢山塊等が手に取るように良く見え、
景色としても最高です。
そこのあなた! 部屋に閉じこもっていないで俺たちと多摩サイへ走りに行こうぜ!!







盆堀林道取りつきの橋です。
日影にして橋なので雪が残っていますが
これから始まる峠道はどうでしょう?




今回の峠ツーリングの心配の種が一昨日に降った雨です。
東京の都心部はミゾレ程度でしたが、恐らく峠はまず間違いなく雪でしょう。
その雪の程度がずっと気になっていました。

八王子側の恩田についても、まだ雪の気配がしませんので、もしかしたら
大丈夫かなと淡い期待をしながら走っていましたが、入山峠の登り口に
近づくに従って雪が降った形跡ががちらほらでてきました。

「アイスバーンで危険だったら引き返す」という方針で峠を登り始めます。







冒頭写真の入山トンネルを過ぎると、道に雪が
ご覧のように積もっていました。
すれ違った登山者の話だと、この先ますます
雪が増えるとのこと。

アイスバーンになっていないので、GO!ですよ。





この盆堀林道の登りは、入山トンネルまでの登りがきついのです。
そこを過ぎると緩やかなアップダウンがあり、峠の直前のおよそ300m
厳しい登りがあってゴールとなります。
今回は、入山トンネルまではほとんど雪がなかったのでクリアできたのだと
思います。
俺たちの実力だとこの峠は約30分でクリアできますので、その旨を宣言
したらN谷さん燃えて先行しました。
でもねー。今回は凍結が心配されているのです。
途中、雪で危ない箇所もあったので心配しながら登っていたのですよ。
しかし、入山トンネル先の一旦下る所の積雪が残った地点で引き返そうとしている
姿を見て安心しました。

しかーし、雪は積もっていますが凍っていなかったのでGO!ですよ。








峠直下から見える大パノラマです。
新宿方面のビル群ですよね?

冬なればこその光景です。





峠を登っていていつも思っている事があります。
特に車がほとんど通っていない峠道は、本当に静かだし、空気が澄んでいます。
山の霊気を感じますし、何やら大自然の力を吸収している感じがしますよ。

夏場の峠は滝のように汗を流しながら登ります。
出血しているみたいに汗が出ますので、ちょっと怖いくらいです。
そして、散々汗をかくと、ある時点でふっと汗が出なくなります。
そうです、その時に大自然の力が吸収されている瞬間なのでしょう。


一方、冬場の峠は汗は出ているもののすぐ乾いてしまいます。
峠は標高が高いのでやはり寒いのです。
峠を登っている時は大変なエネルギーを消費しているので、暑いのですが
山の冷気を感じる時があります。
将にその時に大自然の力がきています。








入山峠は、御覧のように雪ですよ。
「俺たち」と久しぶりに参戦したN谷さんです。
この手の雪の峠は久しぶりで感動しました。





こんなに雪が積もっているなんてショックですよ。
だって、雪が融ける春まで峠に行けなくなってしまうのです。
暖かいシーズンはほとんど毎週峠に行っている人にとって
ストレスが溜まるシーズンですね。








Fさんと隊長です。(以上 到着順です)
ランドナーはともかく、ロードレーサーが
こんな雪の峠に来ちゃいかんよね。





それでは、雪がある時期の冬の間はどこに行ったらいいんでしょう?
秩父や奥多摩や五日市や丹沢方面の山は雪で行けません。
平地を走るしかないのでしょうか?

例えば次の案があります。

@荒サイ 多摩サイなどを季節風をものともせず走破する。
A鬼怒川CRを遡って宇都宮にギョウザを食べに行く。
B印旛沼 利根川CRを下り銚子に行き魚を食べて輪行して帰ってくる。
C印旛沼 利根川CRを下り霞ヶ浦に出、半周して高浜駅から輪行して帰る。
D南房総ツーリングを実施する。(様々なコースあり)
E三浦半島ツーリングを実施する。
F境川を下り江ノ島に出、小田原まで行きロマンスカーで輪行して帰る。
Gおおるりグループの宿である、熱川のホテルに一泊(何と5500円)がてら
 伊豆を走る。
H伊豆大島ツーリングを実施する。
I東京23区内の名所を回る。


考えると色々ありますね。
皆さん、色々行きましょう!






入山峠の五日市側の道です。
北斜面ですので、ずっと雪が積もっていました。
ご覧のように押して下るしかありません。




この雪の多さにはビックリですよ。
北側の斜面は日が当たりませんので、全く雪が溶けていませんでした。
雪が溶けて再度固まるとアイスバーンになりますが、その意味からして
全く雪が溶けていない分ラッキーでした。

しかし雪の中を歩くのも良いかもね。






ずっと雪道が続いています。
峠の下り道を歩いて下ったのは初めて
ですが疲れました。



思えば今回の峠ツーリングは出たとこ勝負の典型でしょう。
一昨日の雪で雪が積もっている事は予想できています。
問題は、その雪の程度と状況です。

ですから、峠に登る前に今回のメンバーには宣言しました。
もし雪が積もっていて登れないようだったら、その場で引き返しますと。

それでは、どうだったら引き返すか?

少なくとも、入山峠の南側の登りの道の状況はGOです。

逆に北側斜面の、下の写真のように低い地点でアイスバーンになっている
状況だったら引き返します。


北斜面を下っている時に、何と自転車を押して登って来る人がいました。
「何でこんな状況で登って来るの?」
道の状況を聞くと麓まで雪道とのこと。

あいつは判断がおかしいね。
アイスバーンから始まる、雪道をずっと登って来るんだからね。








盆堀林道の五日市側の取りつき付近ですが、
雪は溶けていますが逆に再度凍結して
アイスバーン状況になっており危険な状況でした。
おまけに落石まで転がっていました。







地球温暖化などなんのその、今年は寒いので、雪もおそらく多いことでしょう。
厳しい寒さの中、しっかり走りましょうね。
そうすれば、シーズンに強い走りができますよ。
そして、
暖かくなって、峠に雪がなくなったら皆さん、また峠に行きましょう!