ちょっと散歩のコーナー           〜奈良 東大寺二月堂 お水取り〜(2002年3月10日)


春の行事として有名な東大寺二月堂 お水取りを観に行きました。一般的に知られているお水取りは、でかい松明(たいまつ)を燃やして火の粉を舞台造りの境内から撒き散らし、無病息災を祈る行事であると思われていますが実は違うみたいね。
「火の行事なのに「お水取り」とは良く言う。」と思っていたら本命は3月13日の早朝に行われる、二月堂下の閼伽井屋(若狭井戸)から本尊にお供えする香水を汲み上げるための行法なのだそうです。
だからお水取りなんですね。
「お水取り」の本番は3月13日、その前夜祭である大松明は3月12日に燃やされますが、3月1日〜14日までの毎日7時から松明は燃やされています。

本日10日に俺たちは行ってきたわけですが、感動しました。燃え盛る松明の炎、飛び散る火の粉。約20分間、10本の松明が燃えましたが周りの人々も感嘆の声をあげっぱなしで、最後は観客の皆様から感動の拍手があがりました。


人出はといえば、ざっと1万人くらい来ていたと思います。例によって、オバハンがいっぱいおり、その傍若無人ぶりにまたまたあきれる俺たちなのでした。
だってさー、やたら大騒ぎしながら、人を押しのけて割り込んでくるんだぜ。

観光地に来る観光バスを今回も見ましたが、ちょっと語弊があるかもしれませんが、オバハンと生き残りの少数の爺さんしか乗ってないのです。
そんなバスがいっぱい来ているのです。商社の例えじゃないけど、ひとりでもオバハンは怖い、いわんや団体のオバハンをやです。
しかーし、そんなオバハンにいつまでも負けている俺たちじゃありません。オバハンの行動をよくよく冷静に分析すると、彼女らは、「利」で動いていることが良くわかります。
バス旅行は「安い」ので参加する。
見やすい場所に行く為に人を押しのける。(男に体を押し付けるとまづ引く事がわかっているので割り込みは容易)

団体で我が儘を言うとまず通るので、ますます団体行動をとる。

「名誉よりも実利」のオバハンなのですが、世界遺産であったり、名所・旧跡に行くオバハン。
俺たちが考えるに「意外と知的な向上心があるんじゃない」と思い、談山神社でオバハンに歴史的な解説を判りやすくしたら、かなり感謝されました。
そーなんです。以外にもオバハンの知的欲求を満たす事ができれば、先生になってしまいかなり優遇されてしまうのです。

ここで、一つの仮説を述べれば「オバハンを傍若無人にしているのは、アホな旅行社のせいなのではないでしょうか」。
オバハンをちゃんと教育できる添乗員だったら、ツアー参加のオバハンの行動はもっと違ったものになるんじゃないでしょうか。

これは、ちょっと検証してみる価値はあると思います。「オバハンのページ」にご期待ください。