扇子と言えば京都が有名です。 俺たちも清水寺の茶碗坂にある扇子屋に立ち寄って扇子に興味を覚えたくらいですから、普通扇子と言えば京都ですよね。 しかし、「ぶらり途中下車」という番組をとある土曜日に何気なしに見ていると「江戸扇子」なるものが紹介されていました。 それが、今回ご紹介する江戸扇子工房 雲井堂の松井宏さんです。 番組では「森末慎二」さんが案内役で登場し、都営新宿線沿いの名物を訪ね歩いており、その中の一つが松井さんの工房でした。 江戸扇子は、扇子を閉じる時、パチッと軽快な音がする特徴を持っています。 これに俺たちは惚れました。 また、江戸扇子はその製作を絵を除けば全て一人で行っているそうで、大量生産できない希少価値があります。 工房で販売もしているとの紹介もありましたので、とある夏の日曜日に軽い気持ちで松井さんの工房を訪問に行きました。 しかし、いくら探しても全く見つかりません。しかたなく酒屋で聞いたら、町内会の地図を出してくれてやっと場所がわかりました。 しかし込み入った住宅街なので聞かなければ見つからないでしょう。 更に行ってビックリです。工房と扇子のお店が一つになったような処であるとずっと想像していただけに、入るのをためらってしまいました。普通のお宅なのです。 お店に行くつもりでしたので、何のアポイントもせず訪問したのですが、これはちょっとまずいですよね。 しかし、前営業マンの俺たちです。飛び込み営業のつもりでベルを鳴らしました。 恐らく奥さんと思しき人が出てきましたので「武蔵野から来ました俺たちと言います。(もちろん本名を言ったよ) 扇子を購入しにお邪魔させて戴きました。」と来意をはっきり告げると、工房に案内してくれました。 そこには、TVに写っていた松井さんがいました。 先程と同じ内容の来意を告げると、先客がいましたが、快く同席させて戴きました。本当に突然おじゃましてすみませんでした。 工房兼お店に行き、製作工程の説明を受けつつ気に入った扇子を購入しようかと軽く思っていただけに扇子に関する予備知識がなかったので、さすがの俺たちも思う所を主張したり「〜のような扇子をお願いしたい」みたいな注文はできませんでした。 しかし、「パチッと軽快な音がする」扇子が欲しくてたまりませんでしたので、2本注文しました。 一本は、ぐっと渋い「白地に墨絵の竹」の扇子、いま一本は「表が金、裏が銀」の扇子で何れも持ち扇です。 夏の暑い時に、団扇でバタバタ扇ぐのでなく優雅に扇子を扇ぐと心の中から涼しくなるような気がしますよ。 次回は、今回の訪問記を掲載します。お楽しみに。 |
雲井堂 松井さん宅訪問報告2 今回、再度、雲井堂松井さんの工房を訪問しました。今回はちゃんとアポイントメントは取りましたよ。 しかも、扇子に関する下調べをバッチリ行いコンセプトも確立しました。 俺たちが望む扇子はどんな扇子か。 1.白地に力強い文字で「気合」「OP必達」 2.俺たちのページのバナー入り扇子 3.富士山の扇子 4.季節の花入り扇子 5.友人の出産祝いの為の干支と名前入りの扇子 このような扇子をこれから逐次注文しようと思っています。 訪問の当日はPCを持参して各HPを見ながら色々お話をさせて戴きましたが、結論としては、俺たちが望む扇子を100%意向通りに製作してもらうことはちょっと難しいと思いました。 逆に「江戸扇子の世界」にこちらから入った方が、すばらしい世界に入れると思います。 取り合えず今回は1.の「気合」「OP必達」扇子を注文していますが、出来栄えが楽しみです。 |