〜東寺編 その1〜
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今回は、JRの「京の冬の旅」で紹介してありました「東寺」に行って参りました。
東寺といえば、新幹線の車窓からも見える五重塔で有名ですね。あの塔を見ると京都にきたなという気がします。
弘法大師空海といえば、高野山金剛峰寺を創建して真言宗を広めたことで有名ですが、東寺が真言宗の根本道場であったとはつい最近まで知りませんでした。
空海のライバル伝教大師最澄は今で言う京都市内の比叡山に延暦寺を建て天台宗を広めたことで有名ですが立地条件があまりにも違うのでおかしいと思ってたんだよな。だって、高野山なんて和歌山県の山の中にあるんだぜ。今でも遠いのに当時だったら行くだけで3日くらいかかったんじゃないかな。
それでは、国宝の宝庫東寺をご案内いたしましょう。 |
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東寺の南大門です。東大寺みたく金剛力士像が左右にあるかと期待してましたが見事に何もありませんでした。
東寺というからには西寺がかつての平安京にはありました。googleで西寺を検索しますとさすがにヒットしました。そのHPによると、嵯峨天皇が東寺を空海に西寺は守敏法師に賜れたそうです。 |
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今回は五重塔の内部に入ることができました。
創建以来3度の落雷で焼失したこの五重塔です。その為落雷を防ぐ意味から東西南北の壁には各2枚づつ計8枚の龍神絵が描かれています。(ボランティアの学生の説明より)
現存の塔は徳川家光によって再建されたものです。この塔は国宝です。 |
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手前が金堂(国宝)で奥が講堂(重文)です。
これらの建物の中はお宝で一杯です。
特に奥の講堂は国宝のオンパレードでした。 |
それでは明日は、建物内部の状況をご説明申し上げましょう。お楽しみに。 |
〜東寺編 その2〜
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講堂内にはごらんの様に仏様がたくさんいらっしゃいます。
ご本尊の大日如来像とそれにまつわる像は重要文化財であり菩薩像、明王、天は国宝です。何と国宝が15体、重文が5体というすごさです。まるで仏の世界のオールスター戦ですね。
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持国天像(国宝) |
千手観音立像(重文) |
帝釈天像(国宝) |
持国天像(国宝)
多聞天(毘沙門天) 増長天 広目天と並んで四天王の一人です。四天王は帝釈天に仕えているらしいですよ。知ってました。
表情は怖いけど、整った顔立ちをしてるよね。 |
千手観音立像(重文)
昭和5年の火事でかなり焼けてしまったらしいです。5mくらいある木像なので搬出ができなかったんでしょうね。
現在は修復を終え宝物館に展示されています。
ここで重要なのは、本来居るべき所にあってこそ仏だということです。そうじゃない所に居る時は美術品になってしまい、展示になっちゃうんだよな。 |
帝釈天像(国宝)
帝釈天は梵天とともに釈迦を守る役割となっています。
しかしこの帝釈天さんは色男でしょ。
他の仏像と比べてみて、現代の女性好みの容姿をしています。
俺たちとしては、東寺の仏像の中で一番気になる存在でした。
そこの女子高生さん。京都へ修学旅行へ行ったら絶対見に行ってね。惚れちゃうぜ。 |
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観光バスがいっぱいきてました。
さすがJRの宣伝が効いています。 |
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ご覧のように、団体さんが大勢拝観におしかけていました。 |
「JR東海」のキャッチフレーズ「そうだ京都いこう」の現在のポスターはこの東寺がとりあげられています。
五重塔の内部を紹介したもので、それはそれは魅力的なポスターです。
「京の冬の旅」でも東寺やそれ以外の特別拝観を紹介しており、そこを回る定期観光バスも紹介しているので上記写真のように人がいっぱいきてるんですね。俺たちみたいな気ままな奴にとって、団体さんにあたると悲劇です。まあガイドの説明がただで聞ける点だけはラッキーだけどね。
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