〜京都今年最後の桜シリーズ第一回 常照皇寺(じょうしょうこうじ)〜
4月15日(日)に今年最後の桜を求めて京都北部へ行きました。まづ第一回目は京都府北桑田郡京北町にある常照皇寺です。第2回目は京都大原の宝泉院、第三回目は京都大原の寂光院と連載します。お楽しみに。
お詫びとしましては、京都で遅咲きの桜と言えば仁和寺の御室の桜ですが、行こうと思い実際行ったのですが、道も駐車場も大混雑で断念しました。
京都府の北部に位置する常照皇寺は、今桜が真っ盛りです。この寺は、南北朝の時期、北朝の初代上皇光厳院が開創した臨済宗京都嵯峨天龍寺派に属する禅寺です。
しかし、ここは京都市内からむちゃくちゃ離れています。高雄・栂尾からさらに20kmくらい北上した所にあります。(もう福井も近い)
今でも遠い山の中だと思うのに、当時(室町時代)は地の果てでしょう。そんな所に寺をなんで創ったんでしょうね。政争を避ける為なんでしょうかねー。(時は南北朝時代で皇室も2つに割れ大変な状況だったもんね)
そういえば、岐阜の根尾谷にある千数百年の古木「淡墨桜」(うすずみざくら)は、後の継体天皇が政争を避けるためにそこに避難し、京都に帰る際に植樹した桜と言い伝えられています。それに較べたら」まだ近いか。
九重桜方面の景色(左)です。有名な左近の桜もこの中に混じっています。写真右は九重桜近景です。 御車返の桜です。向かって右は枯れてます。 寺の麓のしだれ桜です。