2006年富士登山パートU(2006.8.11〜12)
〜22回目の富士登山〜(須走口)


富士登山記の前に大切なご報告があります。
H本氏に「富士山メープルクッキー」を土産にしてもらおうと、行きに「足柄SA」に立ち寄りました。
しかし、「富士山メープルクッキー」がない。
半分あきらめていたら、写真の「富士八景」を発見。
かねてより、パッケージが今一との評価であった「富士山メープルクッキー」です。
土井製菓にその声が届いたのか、ご覧のような新製品がでていました。
取り急ぎご報告します。




今回のコース:前回と同じ須走口登山道です。
登山の目的:始めて富士登山をするS藤隊員及びH本氏を無事頂上に登らせる事。及び無事下山させること。

12時に新五合目菊屋前集合の予定ですが、道が空いており11時に到着してしまいました。
食事も菊屋前で摂ったのですが、まだ時間がありましたので、高度順化を兼ねて「小富士」に行くこととしました。
往復しても30分くらいですので、丁度良い時間になります。
ここは、ほぼ平行に移動すれば行けますので、家族連れで行かれると良いと思います。
静かだし、山の雰囲気も十分味わえます。

S藤隊員とも無事合流し、出発です。
新五合目ではガスっていて天候が心配されましたが、六合目を越える頃はご覧のような快晴でした。
これらのアングルで撮ると、富士山の高さが分りますよね。
あと、1300mくらい登らなければならないのですから、高いのは当たり前ですよね。
しかし、この岩と火山灰の山は何回登っても苦しいんだよな。
富士山みたいな山は、変化が少ないので今自分がどこにいるか分らないのです。
そうすると、あとどれくらい歩けば目的地につくかも分りません。
この状況は苦しいよ。
ゴールが分らないまま走る事を強要されるのは、はっきり言って拷問です。
だから、何回も登っている俺たちみたいな「先達」の案内で昔から富士山は登っていたんですね。(江戸時代に流行った富士講)
今回登った「須走口」は俺たちの一番得意とする登山道だから、皆さんを不安に陥れるようなことはありません。




やっと着きました、本七合目の「見晴館」に。
ここの標高は3250mですので、日本では富士山を除けば一番高いところです。
ここからの風景はいつ見ても良いよね。雲海はきれいだし、頂上方面も青い世界で良い感じなのです。
この後、晴れていれば一面の星空となるのですが、今回は残念ながら曇ってみれませんでした。
来年こそお願いしたいところです。



ご来光はご覧のようにちょっと見えました。
この日は太陽はこの後、一日見ることができませんでしたから貴重な一瞬です。

今回のご来光はこれですが、俺たちのページのバナーのように(一番下にバナーがあります)
山中湖も見えるような、雲一つないご来光もあります。
こんなこと一つ取っても毎回違うんだよな。



はい、今回もお鉢廻りを実施しました。
当然ご覧のように真の頂上である剣が峰(測候所のあるピーク)にも行きました。
お鉢廻りも一周90分くらいかかりますので、やる気がある人しか行けません。
「お鉢廻りなんてばからしい」と思うかもしれませんが、そうでもないでしょ。だって、富士山に登ること自体、ばからしいと言えばばからしいのに、あなたは今その頂上の一角にいるんですよ。
バカになったなら徹底的にバカになろうよ。

俺たちが思うお鉢廻りの意義は次のとおりです。
@お鉢廻りは富士山に登った人ができるウイニングランだ。
A富士山に、せっかく登ったなら真のピーク(3776m)である剣が峰に登ろう。日本一の場所に行こうよ。
B一周することにより、どの方向から富士山を見ても、あそこに登ってやったという自覚ができる。

そういうことで、今年はこれで富士登山は終了します。
来年は、新五合目までチャリで登り、その後登山及び御殿場口登山道登山を実施する予定です。
是非皆さんご参加くださいね。