2003.8.23〜24 富士登山



今年は、須走口を2回登ったこととなります。今回はH情報様ご一行様と登りました。
そして通算14回登頂に成功しました。

徳川家康の言葉に「人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし。急ぐべからず。」というのがありますが、まさに富士登山の極意を一言で表しているのがこの言葉です。

富士登山は、あせらず、休まず、ゆっくりと登れば成功します。
人生もそうなんですかね?


本5合目を過ぎると森林限界を超え、火山灰と火山礫が混じった富士山らしい登山道となります。まだ300mくらいしか登っていませんので、本日のゴールである本7合目はまだまだ遥か先です。








須走口のお楽しみの一つが、ご覧の「影富士」です。
大渋滞、パンク等のトラブルで3時間遅れのスタートとなった為に、本来は7合目の小屋から見るはずだった影富士を登山中に見ることとなりました。

しかし、影富士が見えるということは、もはや夕方で日没近しということです。
登りながら、ちょっと焦っていたかもね。




ご来光
やっぱ、ご来光は何回見ても良いね。
今回は、目の前に山中湖がちゃんと見えますね。
珍しく風もなく、本当に穏やかな朝でした。
小屋ではあまり熟睡できませんでしたが、夜中に天の川や大接近中の火星が見ることができて幸せでした。

頂上風景
今回は、初日、2日目とも快晴でガスもほとんどかからず最高の登山日和でした。
ご覧のように、富士山の火口もクリアに見えました。

(今回ご参加の方々は想像だにできないと思いますが、富士山に登って、この火口も含めて全く視界ゼロということはよくあることなのです。ですから、今回の富士登山は本当にラッキーと言えます)
お鉢廻りをしました。
ご覧の火口は宝永山火口です。この火口の底へは富士宮口の6合目から簡単に行くことができます。
一見に値する風景ですので、皆さん機会があったら行きましょう。
これが有名な「大沢崩れ」です。
西側の富士山の特異な光景です。
富士山西側に広がる朝霧高原から見る富士山は、この大沢崩れの影響で、他の方角から見るコニーデ型の美しい富士山とは違った侵食されつつある荒々しい富士山です。
しかし、上からは登った人でなけりゃみえないんだよ。
しかも、今回のようにガスがかかっていない状況でなきゃ見えません。
14回登った俺たちでさえ、こんなにクリアに見えたのは、今回を含めて3回しかありません。
この夏は、冷夏の影響で晴れの日が本当に少なかったと思います。
そんな中、1ヶ月以上前から今回の登山を計画して実行し、2日とも晴れとは、本当についていました。
(本当は、8月末の土日に登山予定だったのですが、お客さんの都合で1週間早めたのです。
結果として2日とも晴れでよかった。
因みに、8月末の天気は土曜日は良かったのですが日曜日は強風で殆どの人が登れなかったとのことです。(立田氏(仮名)が8月末に富士登山実施))