春夏秋冬



ハルの風の温もりよりも優しく
ナツの日差しの暑さよりも強く
アキの空の青さよりも澄み渡り
フユの氷の厚みよりも底深く

あなたの、その心は
何にも変えがたいほど
たくさんの想いに溢れていて

何度も支えられ、
何度も助けられ、
何度も守られていました。

この想いの呼び名は知らないけれど
それは喜びに似ていて
こころが あたたかくなるような
ひどく心地よい気持ち。

たくさんありがとうって伝えたいから
あなたの側に届くように
言葉にならないほどの気持ちへ
そっと想いを込めて。

ハルの風に吹かれていかないように
ナツの日差しに負けないように
アキの空にのまれないように
フユの氷に閉ざされないように

あなたの心よりも、強く。

呼び名も知らない想いを
こころの奥で、声をあげて叫ぶから。